鼻尖形成


腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【標準価格】
■鼻尖形成
¥132,000(税込)~¥264,000(税込)
鼻尖形成は鼻先を尖らせたり、高さを出す手術です。
読み方は「びせんけいせい」と読みます。
鼻尖縮小手術とも呼ばれます。
この症例のように主に軟骨移植や鼻中隔延長手術と併用して行われます。
日本人は鼻翼が横に広がり団子鼻で悩まれている方が多いので近年需要が増加傾向にある手術の一つです。
顔の中心にある鼻先をスッとさせることで顔全体のバランスを整えることができます。
鼻先を尖らせる方法

軟骨を移植せずに鼻先を尖らせる方法にはトランスドーマルスチャーとインタードーマルスチャーの2種類あります。
ドーマルはドーム(丸屋根)という意味で、スチャーは縫合という意味です。
つまり、どちらも鼻翼を寄せて縫合して固定して鼻先を高くする方法です。
トランスドーマルスチャー法

トランスドーマルスチャー法は片方の鼻翼軟骨を寄せた後に縫合して凸の型を作る手術方法です。
インタードーマルスチャー法

一方、インタードーマルスチャーは左右の鼻翼軟骨を寄せた後に縫合して鼻先を凸の形に作る手術方法です。
コルメラストラット法

コルメラストラット法は、鼻尖を安定させるために鼻翼軟骨の内側脚の間に耳軟骨や肋軟骨を移植して固定する手術方法です。
鼻中隔延長とは異なり、移植した軟骨を鼻中隔に縫い付けることはしません。
大鼻翼軟骨の切除方法

一般的に、鼻尖そのものを細くするためにはトランスドーマルスチャーやインタードーマルスチャーを行いますが、鼻尖の頭側の部分を細くしたり、鼻尖を上に向く事を防ぐ場合、鼻翼の一部を切除して大鼻翼軟骨を幅寄せする場合があります。
大鼻翼軟骨を切除する方法には、頭側部分を切除するセファリックトリム法や、中間脚部分を切除するターディ法、そしてそれらをミックスしたターディ+セファリックトリム法があります。
お客様の理想に合わせて選択して適応しています。
ターディ法はゴールドマン法とも呼ばれています。
ターディ法

STEP1
大鼻翼軟骨は、鼻柱部分を内側脚、小鼻部分を外側脚、その間の鼻先の両側の部分を中間脚と呼びます。
ターディ法ではまず中間脚部分の軟骨を一部切り離します。

STEP2
余分な軟骨を除去したら、鼻先の高さを出すために内側脚の軟骨を中央に寄せて糸で縫合して固定します。

STEP3
外側脚も中央に寄せて内側脚に糸で縫合して固定します。
コルメラストラット法とターディ法の組み合わせ

日本人の鼻翼軟骨は柔らかいため、ターディ法で鼻先の高さを出す場合、強度が弱くなってしまう場合が多々あります。
鼻尖の強度を出すために、内側脚の間に挟み込むように、耳軟骨や肋軟骨を移植し、支柱として役割を持たせます。
鼻中隔延長を併用しない場合、当院ではほぼ全例コルメラストラット法を適用しています。
鼻尖軟骨移植とターディ法の組み合わせ

鼻先を高くしたり、鼻先の向きを整えるために、鼻先に軟骨を移植します。
通常鼻先に軟骨を移植する場合、複数枚重ねて移植します。コルメラストラット法で手術を行えば、鼻先に移植した軟骨の重さで鼻尖がつぶれることはほぼありません。
術後、綺麗な形を長期的に保つことが可能です。
鼻尖軟骨移植のパターン

鼻先に移植する軟骨は、お客様が求める鼻の形によってピラミッド型に重ねたり、位置を少しづらしたり、形を微妙に変えて移植しています。
大きく下記の5パターンに分類して手術を行っています。
1. 鼻先を尖らせつつ鼻柱上部にもふくらみを持たせたい場合
2.鼻先をやや上寄りにしたい場合
3.鼻先を尖らせたい場合
4.鼻先から鼻柱上部に膨らみを持たせたい場合
5.鼻先に丸みを持たせつつ高くする場合
上記以外にも、逆ピラミッドの形で移植する場合もあります。
余分な脂肪の除去

団子鼻の原因が鼻翼が広がっているだけでなく、鼻先に乗っている脂肪が原因の場合もあります。
その場合は、軟骨上の軟部組織や脂肪組織を丁寧に除去してから鼻尖形成の手術を行います。
美鼻の科学
五角形の鼻

鼻を美しくするためには、鼻中隔延長手術だけとか鼻尖形成だけとかではなく複数の術式を併用して行う必要があります。
美しい鼻を形成するためには5つのポイントがあり、それらを考慮して手術を行います。各ポイントの名前は医学的に決まっており、生まれつきその様な鼻の方もいらっしゃいます。
1.おでこと差がある鼻根
2.僅かに凹む鼻尖と鼻背の境界
3.前を向いた鼻先
4.真ん中に角がある鼻柱
5.90度から100度の鼻唇角
これらのポイントを再現する事で、万人に綺麗と思われる鼻を作ることができます。
四角形のストレートの鼻

当院は五角形の鼻だけでなく四角形のストレートな鼻を作る事も得意としています。
鼻先の形や高さ、鼻先の細さ、鼻筋のストレート感(四角形)、半ラウンド感(五角形)を一人一人のご要望に合わせて丁寧に作りあげています。
トレンドやニーズに合わせて、どちらの鼻の形にするか、お客様にお選びいただいております。
流行りや影響力を待った有名人などにより世の中の鼻の好みは1〜2年で変動します。
デザイン変更も考慮して、もしもの時も修正しやすいよう心がけて手術を行っています。
ストレートで四角形の鼻ならこの症例のように滑らかに仕上げることが可能です。
同時に行うことが多い施術
- 鼻尖形成
- 鼻柱降下
- 小鼻縮小
- 隆鼻(プロテーゼ)
- 人中短縮
症例写真
軟骨移植、鼻中隔延長手術と併用

術後2か月の症例写真です。
鼻尖形成と併用して、軟骨移植、鼻中隔延長手術、額と法令線への脂肪注入を行いました。
また、口元を綺麗に見せる目的として、鼻先ごと人中を持ち上げて口を引っ込めるように手術を行いました。
鼻とのバランスが良くなったので、口元がとても垢抜けて見えるようになりました。
プロテーゼ、軟骨移植、鼻中隔延長手術と併用

術後4か月の症例写真です。
鼻尖形成と併用して、軟骨移植、鼻中隔延長手術、そして鼻背をシュッとさせるために、プロテーゼも挿入しました。
鼻だけを見ずに全体バランスとして向きや長さ、形を整えています。鼻が変化する事での輪郭や法令線、口元の印象の変化も考慮してして手術を行っています。
人中短縮手術、軟骨移植、鼻中隔延長手術と併用

鼻尖形成、軟骨移植、鼻中隔延長手術と併用して、人中短縮術を行った症例です。
鼻と口元の絶妙なバランス感覚で手術を行いました。
手術前は、鼻唇角が80度から85度の鋭角でしたが、人中短縮と鼻先の向きを変えることで、90度から100度の鈍角にしています。鼻唇角の角度によって横顔の印象がだいぶ異なります。横顔を美しく見せる場合は、人中短縮術も併用して行うことをお勧めしています。
鼻尖形成はこんな人におすすめ

- 鼻先を尖らせたい
- 団子鼻を治したい
- スッとした印象の鼻にしたい
- 鼻先の長さを変えたい
- 鼻先の向きを変えたい
- 鼻の修正手術をしたい
施術説明
鼻先を整える為にどの術式が適しているかはその方の鼻の状態に大きく左右されます。
団子鼻解消や鼻先をすっきりさせる効果を得る為に必要な主な術式にはいつくかパターンがあります。
① 鼻尖形成術のみ
② 鼻尖形成術+軟骨移植
③ 鼻尖形成術+軟骨移植+鼻中隔延長

鼻先について

① 鼻尖形成術のみ
元々の鼻翼軟骨を加工する手術です。
皮膚が薄く軟骨がしっかりしている鼻はこの手術だけで十分な鼻尖縮小の効果が得られます。
逆に皮膚が厚かったり軟骨が柔らかい方はいくら中の軟骨を加工しても厚い皮がかぶさってくるので
軟骨を加工した効果が現れにくいです。
また、鼻尖形成術では高さを出す事はできません。
では鼻尖形成術単独の手術はどんな方に向いているかというと、鼻の皮が薄く軟骨がしっかりしている西洋人のような鼻に向いており、ゴツゴツとした鼻をスッキリさせる為の手術です。
日本人の団子鼻というのはほとんどの場合鼻の皮が厚くボテっとした鼻です。
この場合は中の軟骨の構造を強化して、厚い皮が上から乗っても変化が出るような手術をしなくてはいけません。

鼻尖形成の詳細はこちら
② 鼻尖形成+軟骨移植
元々の鼻の構造の上に軟骨を移植する手術です。鼻尖形成では出来なかった高さを出す事が可能になります。
鼻先にシャープな形の軟骨を移植する事により鼻の先端がはっきりわかるようになりスッキリとした鼻先になります。
ただし、軟骨を乗せる鼻翼軟骨は多くのアジア人の場合は柔らかい軟骨であり、
軟骨を乗せすぎると沈んでしまい逆に鼻先が太く見えます。
その為、この手術で結果を得る為にはある程度鼻翼軟骨がしっかりしている事が前提となり、
大きな変化を出す事はできません。
鼻翼軟骨がしっかりしていて、上に乗ってくる皮膚が薄い場合は軟骨を乗せても沈まず変化が出ます。
軟骨が沈まないように鼻柱という左右の鼻翼軟骨の間に軟骨を移植して構造を強化する事もできますが、あまり大きな軟骨を移植すると鼻が曲がったりするので安全な範囲で高さを調節する必要があります。
鼻先を軽く押した時にペチャっとつぶれる方は軟骨が弱く、逆に押しても潰れない鼻であれば軟骨が強く、軟骨移植により変化が望めます。
アジア人のほとんどは欧米人と比べこの軟骨の構造が弱い為はなが低く団子鼻である方が多いです。
そのアジア人の鼻の弱点を解消する手術が鼻中隔延長となります。

③ 鼻尖形成+軟骨移植+鼻中隔延長
鼻中隔延長とは鼻の土台となる鼻中隔軟骨に軟骨を移植して、軟骨を鼻先に乗せても沈まないような鼻にする手術です。
また高さを出すだけでなく、鼻先の向きを下向きや上向きに変える事も可能です。
鼻の土台を作る事により長期的に見ても鼻先が沈まない様にする事ができます。
アジア人は鼻中隔軟骨が発達していなく、軟骨移植だけでは満足な結果が得られない事が多く、鼻中隔延長を必要とする事が多いです。
鼻先を軽く押してみて鼻先がペチャっと沈むような鼻は鼻中隔延長が必要になります。
鼻手術を家の建築に例えるなら鼻中隔延長をしない鼻手術は土の土台に木造の家を建てるようなものです。
土台が強いなら一階建て、二階建ての家は建ちますが、高くしすぎると土台が沈み家が傾いてしまいます。
鼻中隔延長をする鼻整形はコンクリート舗装された土台に鉄骨の家を建てるようなものです。
土台から工事するので無理なく高さを出す事ができます。
これだけ言うと鼻中隔延長は必須のように感じますが、鼻中隔延長をすると言う事は手術の操作範囲が広くなり、軟骨移植と比較するとやや術後の合併症のリスクが高くなるので、鼻中隔延長をしなくても十分な結果が得られる方は必要ありません。
ただ、土台が弱い鼻に大きな変化を軟骨移植だけで挑戦して鼻先が沈むリスクを考えると、土台が弱い方や向きを変えたい方、大きい変化を望む方は鼻中隔延長をお勧めしております。

軟骨移植、鼻中隔延長の最も大きなリスク
鼻整形のリスクは鼻先が固くなる、微妙な形態の変化、術後の後戻りなどいくつかありますが、
大きなリスクとしては感染が挙げられます。
頻度は全体の0.5%と稀ではありますが、感染を起こすと移植した軟骨を除去しなくてはいけなくなる時があり、
感染後の皮膚の拘縮により鼻がやや低く短くなる可能性がございます。
軟骨を除去しても元に戻るだけの方もいますが、
もし低くなってしまった場合、患者様にとっては重篤な変化であり、精神的な負担がかかります。
このような場合は術後6ヶ月~12ヶ月後に再手術での修正が必要になります。
当院では患者様の過失なく、万が一術後感染が起きた場合の手術は全て保証で行なっております。
鼻の手術について
ダウンタイムや注意事項
副作用 | だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱などを生じることがあります。 治療部位に熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。 感染が起きた場合は、内服薬の服用や抗生剤点滴投与を行い、必要に応じて傷を再度開ける、 もしくは、新たに切開し膿を出すなどの処置を行います。 放置すると傷跡が残りますので、そうなる前に治療が必要です。 |
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腫れ・痛み等 | 施術後は腫れやむくみがあります。 目立つ腫れは1週間程度で生じますが、2~3週間ほどで落ち着きます。 内出血は1〜2週間程度消失します。 腫れや浮腫みにより、一時的に小鼻の厚みや大きさに左右差が生じることがあます。術後1ヶ月は効果が実感できないことがあります。 傷口が粘膜の傷の場合、治りが良く傷跡もきれいになります。 皮膚切開の場合、創部の傷の赤みは数ヶ月かけて白っぽい線へと変化し改善していきます。術後3ヶ月程は装備が硬くなりますが、徐々に柔らかくなってきます。 |
注意事項 | 飲酒・喫煙は手術後1週間は中止してください。 その後もむくみや腫れ、傷の治りの遅れとなる為1ヶ月はなるべくお控えください。 |
術後の注意事項と過ごし方

症例写真

腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【標準価格】
■鼻尖形成
¥132,000(税込)~¥264,000(税込)

腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【標準価格】
■鼻中隔延長
¥329,780(税込)~¥539,000(税込)
施術までの流れ

1. ご予約
*LINEのお友達申請をしていただきこちらからご予約をお願いします。

2. カウンセリング
施術の内容について担当医師より詳しくご説明があります。
ご不明点などがありましたらお気軽にご相談ください。

3. 施術の準備
麻酔を行っていきます。

4. 施術・治療
麻酔が効き始めた段階で施術を行っていきます。

5. アフターケア
何か気になることがありましたらすぐにご連絡ください。
価格について
鼻尖形成オープン法 | 価格 170,000円(税込187,000円) |
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部分モニター価格 120,000円(税込132,000円) | |
鼻尖形成クローズ法 | 価格 240,000円(税込264,000円) |
部分モニター価格 170,000円(税込187,000円) | |
鼻尖形成3D法 | 価格 240,000円(税込264,000円) |
部分モニター価格 170,000円(税込187,000円) | |
鼻尖部軟骨移植または軟骨膜移植 | 価格 220,000円(税込242,000円) |
部分モニター価格 180,000円(税込198,000円) |
Q&A
術後は何回通院が必要ですか?
施術の内容により異なりますが、最大でも3日目(2日目)(4日目)、
1週間目のご来院が必要となります。経過によってはもう少しご来院が必要になる場合がございます。
固定は付けますか?
鼻尖形成、軟骨移植、鼻中隔延長の施術をお受けいただいた場合は鼻先に固定が付きます。
また、3日目の来院まで綿球が鼻の中に入ります。
固定自体はマスクで隠れますがテープが鼻根付近まで伸びるため見えてしまう可能性がございます。 固定は1週間装着となります。
遠方なので当日鼻の手術をしたいです。
お鼻のお施術はご希望によりおひとり様ずつ内容が異なり、
複雑且つお手術時間も長くなるため、当日のご案内が難しくなっております。
基本的には別日でのご案内となる事が多いです。
お手術のご希望日がございましたら事前カウンセリングをお勧めいたします。
鼻の施術の予算を教えてください。
お鼻の施術はその方のお鼻の状態と、希望されるお鼻のデザインによりおひとり様ずつご提案している内容が異なります。
診察後にお見積りを提示させていただきますので予約の時点ではご料金のお伝えが致しかねております。
Doctor このページの監修医について

島田 良浩 Yoshihiro Shimada
e clinic 金沢本院院長
経歴
略歴
- 2012年 金沢大学医学部 卒業
- 2012年 厚生連高岡病院 臨床研修医
- 2013年 金沢大学附属病院 臨床研修医
- 2014年 金沢医科大学 形成外科 入局
- 2017年 公立能登総合病院 形成外科・美容外科
- 2018年 厚生連高岡病院 形成外科 医長
- 2020年 金沢医科大学 形成外科 助教
- 2021年 公立能登総合病院 形成外科・美容外科 診療科長
- 2023年 eクリニック
- 2023年 まぶたのクリニック開院
資格・専門医
- 日本形成外科学会認定専門医
- 乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
所属学会
- 日本形成外科学会正会員
- 日本創傷外科学会正会員
ドクターのSNS

円戸 望 Nozomi Endo
e clinic 統括院長
経歴
略歴
- 富山大学医学部医学科卒
- 高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
- Fort Wayne Parkview 病院
- 厚生連高岡病院
- 金沢医科大学付属病院
- 湘南美容クリニック新宿本院
- 湘南美容クリニック新宿南口院
- 湘南美容クリニック新潟院 院長就任
- 湘南美容クリニック金沢院 院長就任
- 2020年eクリニック金沢院開院
- 大手美容クリニック修正手術技術指導医
- 2021年eスキンクリニック開院
- 2022年富山院開院
- 2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
- 2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院