美容外科
美容皮膚科
smile lines
症例動画
小鼻の両側の付け根(鼻翼基部・ほうれい線基部)がへこんでいると皮膚に谷間ができてしまうため、
ほうれい線が小鼻の横からくっきりと目立ってしまいます。
たるみが原因で表れるほうれい線ではないため、若い方でも悩まれている方が多くいらっしゃいます。
鼻翼基部がへこんでいると、ほうれい線が目立つだけでなく上口唇が前に出ているように見えたり、
顔に立体感がなくなってしまいます。
顔の中心の中顔面に影ができるので暗い印象の顔になってしまい、疲れている印象や老けた印象を与えてしまいます。
ゴルゴラインの原因になる場合もあります。
このようなお悩みを解消したい方には鼻翼基部を持ち上げる「貴族手術」がお勧めです。
貴族手術は鼻翼基部にプロテーゼや人工真皮を挿入することで、
鼻翼基部のへこみを数ミリ持ち上げ、ほうれい線を目立たなくすることができます。
そうすると中顔面がメリハリがつき立体的になるので、へこみによる影が無くなるので華やかな印象にすることができます。
手術後、上品な顔立ちになることから美容整形の先進国の韓国では貴族手術と呼ばれています。
この画像は貴族手術(鼻翼基部プロテーゼ)と併用して鼻中隔延長と軟骨移植、
鼻尖形成を行った手術前と術後3ヶ月の症例写真です。
手術前は鼻先と上唇を結んだラインが垂直に近くのっぺりしていましたが、
手術後は角度ができたので華やかな横顔になりました。
また鼻尖形成をしているため鼻先も上に向かずに整っています。
この症例のように鼻翼基部が盛り上がったため、陥没による影やほうれい線がなくなりました。
プロテーゼは体内に吸収されないため基本的に効果は半永久的です。
プロテーゼを適切な位置と層に挿入しているため、手術後でも小鼻が横に広がっておらず、
鼻中隔延長手術と鼻尖形成手術をしたおかげで、正面から見ても鼻の穴が見えていません。
存在感のない忘れ鼻とスッキリとした口元を絶妙なバランスで形成しています。
使用するプロテーゼはお客様に合わせて形や高さを調整しています。
プロテーゼの素材にはゴアテックスとシリコンがあります。
ゴアテックスはズレにくいですが、やや感染しやすく体内で組織に癒着してしま修正が困難になるリスクがあります。
そのため当院では感染に強く取り出しやすいシリコン素材のプロテーゼを使用しています。
鼻翼基部は若く見えるようにするために重要な部位です。
鼻翼基部が陥没していると、口元がくどく見えたり老けて見えたりしてしまいます。
綺麗な見た目にすることを考えると、鼻だけとか口だけとかではなく、
鼻と口と輪郭を総合的に考えて美容整形を行うことが重要です。
この症例動画のように貴族手術をすると術直後でもほうれい線を消すことが可能です。
鼻翼基部にプロテーゼを挿入しました。ほうれい線や陥没が自然な雰囲気で目立たなくなっています。
また、鼻柱を鼻整形で作り鼻の高さと鼻先の向きを整えました。鼻先を前に引っ張ることで口元のCカールを形成しています。
正面から見ても鼻の横の陥没が目立たず、鼻も横に広がっていません。
顔の脂肪吸引も同時に行っているので、輪郭と鼻と口周りをバランスよくきれいに整えることができました。
貴族手術では、鼻翼基部やほうれい線に人工真皮を挿入する場合もあります。
人工真皮はコラーゲンのスポンジと表面が薄いシリコンシートの二層構造の医療材料です。
人工真皮はプロテーゼなどに比べてズレるリスクがありません。
また組織に癒着するスピードが早いのでダウンタイムも短い事が特徴です。
人工真皮は固形タイプと、注入して体中で固まるタイプの2種類あります。
注入タイプは国内ではまだ珍しいですが、当院ではお客様の状態に合わせて使い分けて使用しています。
また固形のタイプは鼻翼基部の形に合うようにするために三角形に整えてからプロテーゼのように挿入します。
人工真皮の貴族手術の症例です。
この方は20代女性で鼻翼基部の陥没と、ほうれい線を気にされていました。
ダウンタイムが短いので1週間後には自然な仕上がりになり、ほうれい線がめだたなくなります。
人工真皮は体内に挿入後1~3ヶ月して自家組織に置き換わり、その間に2〜3割吸収体内に吸収されます。
吸収されない分は自身の真皮と結合して残るので、ヒアルロン酸と違ってなくなりません。
人工真皮は安全性の高い素材なので火傷治療などの保険診療の分野でも使用され、台湾や韓国ではポピュラーな施術です。
国内でも認可が降りています。
人工真皮を使用した貴族手術の症例写真です。手術前は鼻翼基部の陥没が目立ち、ほうれい線もくっきり出ています。
人工真皮をへこんでいる部分に注入すると、この症例のようにへこみが自然な形で膨らみます。
軟骨の歪みで鼻が曲がっている事がお悩みでしたので、軟骨移植をして鼻先をシャープに整えました。
貴族手術により鼻が横に広がらないように小鼻縮小手術を併用して行い鼻の横幅を小さくしました。
この症例は自然な変化を追求したために、鼻先の高さをあまり出しませんでした。
そして人工真皮のおかげでほうれい線や凹みによる影が目立たなくなり中顔面が上品な印象になりました。
STEP1
プロテーゼを使用した貴族手術の流れを解説します。
まずなるべく手術後に違和感が出ないように、鼻翼基部のへこみを持ち上げられるように、プロテーゼの大きさに合わせてデザインします。
仕上がりを大きく左右する工程のため慎重に行います。
STEP2
局所麻酔を鼻翼基部に注射します。
また不安を和らげるために笑気麻酔や、静脈麻酔を使用する場合もあります。
STEP3
傷跡が表面に表れないようにするために、口の中から鼻翼基部になるべく最短距離になるように歯茎と上唇の一番奥の部分を切開します。
STEP4
なるべく組織を傷つけないように最小限の範囲で剥離し、骨膜下にプロテーゼを挿入します。
当院では向きをより正確に挿入するために溶けない糸でプロテーゼを縫って、その糸を皮膚から出してガイドとして使用します(プルアウトという糸のかけ方)。
口腔内をライトでしっかりと明るくして直視ししながら鼻翼基部が持ち上がる適切な位置と層に、プロテーゼを挿入します。
STEP5
プロテーゼがぐらつかないように、高さを出したい位置の骨膜にプロテーゼを糸で縫合固定します。
歯茎の切開部分は溶ける糸で縫合します。
また、歯茎は粘膜なので切開口の治りが早いです。
STEP6
手術時間は15分から20分程度で終わります。
プルアウトで使用した糸を術後1週間で抜糸します。
抜糸がどうしても嫌な場合はプルアウトは省略可能です。
貴族手術は鼻中隔延長手術や鼻尖形成手術などの鼻の美容整形と併用して行われることが多いです。
そのため鼻の手術を併用する場合で付随的に鼻翼基部にプロテーゼや軟骨を挿入する場合は、外から見えない鼻腔内の奥の方を1cm程度切開してプロテーゼを鼻翼基部に挿入することも可能です。
ただ鼻の中から挿入するより、口の中からプロテーゼを挿入した方がしっかり鼻翼基部に下に入れることができ仕上がりが綺麗なため、ほうれい線がお悩みの場合は基本的には口の中からプロテーゼを挿入します。
そもそも鼻から入れる場合は小さいプロテーゼしか入らないため、大きいプロテーゼをいれるなら口の中からになります。
プロテーゼを適切な位置に挿入せずに鼻翼基部の外側に挿入してしまうと、
表情を変えるたびにプロテーゼの形がうっすら見ええてしまう場合があります。
また位置がズレると陥没が盛り上がらず、ほうれい線が消えない場合があります。
ほうれい線を無くすには
鼻翼基部の少し内側からしっかりと鼻翼基部の陥没を持ち上げるようにプロテーゼを挿入しなければなりません。
鼻翼基部のプロテーゼは小さいため、適切な層にいれるためには医師の経験が必要です。
鼻翼基部 | ほうれい線 | |
---|---|---|
プロテーゼ | 〇 | × |
人口真皮 | 〇 | 〇 |
ヒアルロン酸 | △ | 〇 |
脂肪注入 | △ | 〇 |
耳介軟骨 | 〇 | × |
助軟骨 | 〇 | × |
鼻翼基部にはプロテーゼだけでなく人工真皮や脂肪注入、耳介軟骨、肋軟骨、ヒアルロン酸で持ち上げることも可能です。
それぞれ、下記のような特徴があります。
一番変化を出すことができるので、
大きな変化を望まれる方にお勧めです。
ただ、ごく稀にズレる場合があります。
ズレても修正は容易なのでプロテーゼに抵抗がない方にはぴったりな方法です。
メリット
効果が基本的に永久。抜去が簡単。
デメリット
異物。たまにズレるリスクがある。
人工真皮は異物に抵抗があり、ナチュラルな変化を半永久的に望む方にお勧めです。
ズレるリスクもありません。ただ鼻翼基部のヘコミが強い場合は改善しにくいケースもあるので、そのような場合はプロテーゼを使用します。
メリット
ズレない。1ヶ月で自家組織に置き換わる
(実質異物ではなくなる)。
無くしたい場合はステロイドを1〜3回注射すれば適度に減らすことができる。
鼻翼基部のへこみが軽度の場合、プロテーゼと同様の効果を出せる。
デメリット
挿入後1ヶ月以内は異物。
鼻翼基部のへこみが強い場合プロテーゼほど強い改善感をだせない。
鼻翼基部やほうれい線の深い層には硬いヒアルロン酸のボリューマを使用します。
ただ鼻翼基部にヒアルロン酸を注入すると、手技が正しくても稀に血栓塞栓のリスクがあるため、あまりお勧めはしていません。
ほうれい線の浅い層にはボリフトというやわらかいヒアルロン酸を使用します。
メリット
注射なので施術が簡単。溶かすことができる。
デメリット
異物。鼻翼基部に注入するとごく稀に血管塞栓
(鼻が壊死する)リスクがある。
鼻翼基部は皮膚のプレッシャーが強く脂肪が定着しにくいので、鼻翼基部単独に注入することはあまり行いません。
また、ほうれい線に対しても単独で注入するなら人工真皮やヒアルロン酸の方がお勧めです。
メリット
自家組織
デメリット
ほうれい線は表情筋が活発なため、筋肉の動きの圧力の影響で脂肪が定着しにくい。
鼻翼基部に耳介軟骨を挿入することができますが、耳介軟骨は量がすくないため、人工真皮で事足りるため、あまり行いません。
メリット
自家組織。
デメリット
耳を切開しないといけない。
採取できる量が少なく効果が薄い。
鼻の耳介軟骨移植で使用すると、鼻翼基部に挿入できる量がなくなってしまう。
肋軟骨は量はありますが、貴族手術のためだけに胸に傷をつけることはお勧めしていないため単独ではあまりしようしません。
また硬いため大きいものを入れると表情に違和感が出る可能性があります。
同じ大きさならプロテーゼの方がやや弾力があるため、表情の違和感が少なくすみます。
肋軟骨移植の鼻中隔延長術と併用で行う場合に付随的に貴族手術でも使用する場合はあります。
メリット
自家組織。
デメリット
たまにズレる。表情に違和感がでる。
硬いので変化をしっかり出す為に大きいものを入れるとプロテーゼよりも硬く振れる。
貴族手術は単独で行うと、鼻の穴が左右に広がってしまうデメリットがあります。
この画像のように上唇の上の人中という部分が前にこんもりと出ていると口元が重たい印象になります。
また鼻翼基部がへこみ頬が出ているように見える場合、中顔面に影ができるため暗い印象になってしまいます。
もともと鼻が低い方が貴族手術を単独で行うと、鼻翼基部が盛り上がり
土台が前に出た分、実際には気にならない程度ですが鼻先が相対的に低くみえる場合があります。
少しでも低くなる事が嫌な場合は「鼻尖形成と軟骨移植」または手術前より高くするなら「鼻尖を前に出す軟骨移植と鼻中隔延長」の併用手術をお勧めしています。
鼻尖形成手術をすることで鼻先を適正な位置にして中顔面のバランスを整えます。
そして、鼻中隔延長をすると鼻先が前に引っ張られる分、鼻の中央の付け根の鼻柱基部が前に引っ張られるので、人中をCカーブに近づけることができます。
また鼻筋が気になる場合は隆鼻プロテーゼを併せて行うこともお勧めしています。
鼻翼基部にプロテーゼを挿入すると、皮膚が外側に引っ張られて鼻翼と鼻の穴が横に広がってしまうリスクがあります。
そのため貴族手術と併用して小鼻(鼻翼)縮小手術を行うことで鼻の印象を小さくして、自然な雰囲気に仕上げます。
2023/05/14
価格について
法令線(鼻翼基部) 基部プロテーゼ/(挿入/入替) | 価格 240,000円(税込264,000円) |
---|---|
部分モニター価格 198,000円(税込217,800円) | |
法令線(鼻翼) 基部プロテーゼ/抜去 | 価格 150,909円(税込166,000円) |
鼻翼基部(法令線) 人工真皮 | 価格 240,000円(税込264,000円) |
部分モニター価格 198,000円(税込217,800円) | |
鼻翼基部(法令線) 人工真皮(2回目) | 価格 120,000円(税込132,000円) |
部分モニター価格 99,000円(税込108,900円) | |
法令線基部 (鼻翼基部) 軟骨移植 | 価格 350,000円(税込385,000円) |
部分モニター価格 280,000円(税込308,000円) |
※上記は標準的な価格です。
※助軟骨を使用する場合、別途助軟骨用麻酔管理費として¥110,000(税込)がかかります。
医学知識が豊富なeクリニックが予約が殺到する理由が載っています。
美容医療の情報を分かり易く医師が解説しています。
ぜひご覧ください。
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