多汗症治療が必要な理由とは?具体例や改善方法をご紹介

運動をしたり入浴で体を温めたりすると、体温を調節する目的で発汗します。そして、このような発汗は物理的発汗と呼ばれ、体温上昇の際に自然に起こる生理現象です。
一方、運動や入浴などを行っていないのにもかかわらず、体のいたるところから滝のような汗が流れるのであれば、多汗症を疑う必要があるでしょう。
こちらのコラムでは、多汗症に見られる数々の症状や、今すぐの多汗症対策をすることが望ましい理由、多汗症の改善方法についてご紹介しています。
また、名医「円戸望」先生についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

▶▶わきが多汗症治療

なりたい自分に
アップデート」しませんか?

eクリニックの公式LINEは最新情報が盛り沢山!
今なら友達追加でクーポンGETできちゃいます!

多汗症の症状について。わきがとの違いをご紹介

わきがと多汗症の違いを説明している看護師

多汗症は数種類に分類され、現れる症状が異なります。また、「汗をかく」という点だけを見ると、わきがとよく似ているように感じるかもしれません。
しかし、両者には大きな違いがあるのです。

多汗症の症状

多汗症に悩む女性

多汗症とは、体温調節目的ではなく、体温調節を超えた量の汗が噴き出てくる病気で、全身に起こることがあれば、部分的に起こることもあります。
以下では、特に患者数が多いとされる多汗症についてご紹介しています。

掌蹠 (しょうせき)多汗症

掌は手のひら、蹠は足の裏を意味していますので、掌蹠多汗症は手のひらと足の裏に集中して起こる多汗症ということになります。
いずれの場合でも、に日常生活に支障をきたすレベルの発汗が起こりますので、物理的発汗とは見分けやすいでしょう。
なお、手のひらのみの発汗では手掌(しゅしょう)多汗症、足裏のみの発汗では足蹠(そくせき)多汗症と呼びます。

腋窩多汗症

液窩多汗症は脇の下に大量の汗をかく病気で、平常時でも衣類に汗染みができます。また、このタイプの多汗症は、精神的な緊張が作用して起こることがあります。
なお、このように精神状態の影響を受けて起こる発汗は精神性発汗と呼びますが、原因不明の発汗が6ヶ月以上続く場合では、液窩多汗症の可能性が高いでしょう。

頭部顔面多汗症

頭部顔面多汗症とは、頭や顔面に大量の汗をかく病気で、温熱性発汗や精神性発汗のほか、更年期障害がきっかけとなって発症することもあります。
また、赤面症を併発することもありますが、いずれの場合でも軽度ではしばらくの様子を見ることがあります。
一方、激しい発汗が6ヶ月以上続いたり、精神的な苦痛を感じたりするようであれば、多汗症治療を検討する必要があるでしょう。

液窩多汗症とわきがの違いについて

液窩多汗症もわきがも脇の下に大量の汗をかくという点で似ているため、混同されてしまうことがあります。
しかし、液窩多汗症の原因がエクリン線から分泌されてくる汗なのに対し、わきがの原因はアポクリン線から分泌されててくる汗という違いがあるのです。
また、エクリン線からの汗は99%が水分のため無臭ですが、アポクリン線からの汗にはタンパク質や糖質、脂質、アンモニアなどの成分が混じっているため、わきが特有の臭いがあります。
なお、液窩多汗症とわきがは併発することもあり、ともに中等度~重度の場合では多汗症治療やわきが治療での改善が必要になるでしょう。

重度の多汗症は今すぐの対策が必要!その理由とは

多汗症で悩んでいる女性

重度の多汗症は、できる限り早急に治療を開始して完治を目指すことが大切です。
というのは、重度の多汗症は日常生活や仕事、学業、皮膚の健康などにおいて支障をきたす原因になることがあるからです。

日常生活や仕事における支障

日常生活や仕事では、多汗症のせいで不自由
さを感じたり、業務に支障をきたしたりすることがあります。

衣類の汗染みが目立つ

多汗症は季節を問わず症状が現れる病気ですので、外気温が下がる冬の時期でも、背中や脇、手足、顔などから大量の汗が流れ出てくることがあります。
しかし、これが夏場になると、薄着の関係で衣類の汗染みが目立ちます。
特に薄いグレーやベージュ、カーキなどは汗が目立ちますので、衣類の色を慎重に選ばなくてはならないという不自由さを感じることがあります。

フタを開けられない

手のひらからの汗が止まらない状態では、フタを思うように開けられないというトラブルが起こりやすくなります。
たとえば、ジャムの瓶のフタならキャップオープナーなどを使用すれば難なく開けられますので、多汗症でも特に不自由さを感じないかもしれません。
一方ペットボトルのキャップなど、外出先でも開けなければならないフタの場合では、多汗症のせいで開けられないことがあります。

名刺交換できない、書類に触れられない

最近では電子名刺やパソコン上のファイルなどで書類のやり取りをする企業が増えてきてはいますが、特に営業職の場合では、現在でも紙の名刺交換や書類の受け渡しが行われることが多いようです。
そこで不自由さを感じるのは、名刺交換できない、書類に触れられないといった不自由さです。

キーボードを触れない

キーボートなどのパソコン周辺機器は全般的に水分に弱く、多汗症の汗で故障することも珍しくありません。
つまり、多汗症を改善しておかないと、やがてキーボードに触れられなくなるリスクが高まるということです。

学業における支障

多汗症に悩んでいる中学生

多汗症は学業においても支障をきたす原因つくり出すことがあります。

筆記用具を上手く扱えない

シャープペンシルなどの筆記用具は摩擦の力で指に固定されますが、手のひらに大量の汗をかくと摩擦が起こらず、筆記用具を上手く扱えなくなることがあります。

テストの解答用紙やノートが破れる

手汗がテストの解答用紙やノートに移ると、それによって紙が破れてしまうことがあります。
このような状態は集中力の低下による学業不振につながりかねませんので、いち早く改善しておくことが大切です。

皮膚への支障

多汗症は皮膚に悪影響を及ぼす可能性もあります。

感染症のリスクが高まる

手足や脇などが常に水分で濡れている、または湿った状態になると、雑菌の繁殖による皮膚トラブルや感染症のリスクが高まります。
特にひび割れや水疱は手掌多汗症で起こりやすいトラブルだといわれていますので、このようなトラブルを避けるためにも、すぐにでも多汗症治療を開始して、改善を目指すことが重要です。

爪や指先の変色

指先が濡れたままの状態が続くと、濡れた部分が冷えて青紫色や赤紫色に変色することがあります。

多汗症治療の種類について

おすすめ!吸引シェービング法

脇からアポクリン汗腺を吸引しているところ

吸引シェービング法とは、専用のカニューレ(吸引機)で汗腺を吸引・除去する方法で、特に液窩多汗症やわきがの改善に有効とされています。
また、吸引シェービング法では皮膚を切開して、切開口からカニューレを挿入することになりますが、切開範囲が狭いため、傷跡が残りにくいというメリットがあります。
また、手術時間が短く体への負担が軽いため、ダウンタイムが短いというメリットもあります。

多汗症治療の種類について説明している看護師

重度の多汗症ではほぼ自覚症状がありますので、単なる汗かきとは違うと感じたのなら、速やかに医療機関を訪れて多汗症治療を開始しましょう。
多汗症治療には以下の種類があります。

内服薬

全身に多汗症の症状が見られる場合では、内服抗コリン薬や抗不安薬などの内服薬で改善を目指すことがあります。
ただし、内服薬による多汗症治療では、夏の熱中症リスクを高める原因になることがありますので、医師の指示に従って正しく服用することが重要です。

外用薬

手のひらや足の裏、脇などの部分的な多汗症は、塩化アルミニウム製剤や抗コリン外用薬などでの対応になることがあります。
この治療は汗をかいている部分に対してピンポイントに作用しますので、副作用の心配がなく続けやすいというメリットがあります。
ただし、重度の多汗症には対応不可となる可能性がありますので、この点については医師に相談することをおすすめします。

交感神経遮断術

交感神経遮断術とは、胸部にある交感神経を手術で切除または焼灼することで、多汗症の改善を図る方法です。
ただし、手足や脇、顔、頭部の汗は止まっても、背中や胸、お尻、膝裏など、別の部位からの発汗量が増える「代償発汗」が起こるリスクが否定できません。
代償発汗、交感神経遮断術で必ず起こるとは限りませんが、そのリスクは少なからずありますので、医師への確認が必要です。

ボトックス注射

並べられているボトックス

ボトックス注射では、発汗する場所に対して部分的にボトックスを注入し、発汗量を減らす方法です。
ボトックスが持つ筋弛緩作用は、通常では筋肉に対して有効とされ、額のシワ改善やエラ改善、肩こり改善などに用いられることが多いですが、アポクリン線の活性化を防ぐ目的で用いられることもあります。
ボトックス注射には注射のみで治療を受けられるというメリットがありますが、効果の持続期間は数ヶ月と短いため、とりあえずの応急処置や、夏季限定と考えておくと良いでしょう。

多汗症治療は名医「円戸望」医師に相談を!

金沢の美容外科医の円戸望

重度の多汗症はいち早く改善を目指すことが望ましいのですが、問題は「どの病院を選ぶのか」という点でしょう。
多汗症治療においては、何を重視するのかで選ぶべき病院が異なりますが、症状の改善だけでなく見た目の美しさにもこだわりたいのなら、美容外科での治療がおすすめです。
なお、多汗症治療は医師の技術力ひとつで、効果の現れ方や仕上がりの美しさに差が出るため、できれば名医による治療を受けておきたいものです。
そこでおすすめなのが、eクリニックの統括院長・円戸望先生です。
円戸望先生は多汗症に関する知識や経験が豊富で、なおかつ高い技術力を持つ先生ですので、満足できる結果を得られるでしょう。
なお、円戸望先生は人気が高い先生で、時期によっては予約を取りづらくなる可能性があります。
円戸望先生によるカウンセリングや多汗症治療をなるべく早く受けたいとお考えの方は、LINEからの予約がおすすめです。

eクリニックをはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

なりたい自分に
アップデート」しませんか?

eクリニックの公式LINEは最新情報が盛り沢山!
今なら友達追加でクーポンGETできちゃいます!

このコラムに関連する手術&料金

▶▶わきが多汗症治療

このページの監修医師

eクリニックグループ統括院長
円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

◇プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

◇資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

◇所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!