埋没法の幅が広すぎる!事前に回避するためには?

20代の正面から見た埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

ナチュラルでバレにくい二重が形成できる埋没法。ダウンタイムや手術時間が短く気軽に手術に臨めることから幅広い世代の方に人気の手術ですが、「二重幅が広くなりすぎて最悪」「幅が広くなりすぎてやり直した」といった声を耳にしたことがある方も多いかもしれません。手術をおこなう医師の技術力によっては、埋没法の幅が不自然に広くなってしまうことがあります。
そこで今回は、埋没法の二重幅が広くなりすぎることによるリスクや原因、最悪の事態を避けるための対策についてまとめました。埋没法が向いている人の特徴についてもご紹介しておりますので、これから埋没法を受けようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

▶▶二重埋没法

埋没法の手術後に二重幅の広さが変わることはある?

埋没法ではメスではなく極細の針を使用するため侵襲性は極めて少ないですが、まぶたを傷つけていることに変わりはないため、ダウンタイム期間中には腫れや内出血の症状が出ます。まぶたの細胞が受けたダメージを回復する過程で目元に炎症が生じると「腫れ」としてあらわれます。つまり、細胞を傷つけている以上、術後にまったく腫れないような手術をおこなうことは困難なのです。症状の程度には個人差がありますが、事前にどの程度腫れるかを予測することも極めて難しいでしょう。
そして、まぶたが腫れると、二重幅が狭くなったり広くなったりします。形成した二重ラインよりも上側が腫れてしまうと、まぶたが二重に覆い被さる形になって二重幅が狭く見えます。このケースでは、腫れが強ければ強いほど二重のラインがぼやけてしまいやすいです。
また、目元全体や二重のラインよりも下側が腫れてしまうと、まぶたが膨らんで目を開けた際の二重幅が拡大し、いわゆる「ハム目」のような状態になります。腫れがひどいと二重ラインの食い込みも強くなり、不自然な印象を与えてしまうこともあるでしょう。
しかし、これらはダウンタイムの症状によるもので、手術の成功・失敗とは無関係です。ダウンタイム期間が過ぎれば自然と落ち着いていくため、過剰に心配する必要はありません。二重幅が広すぎる、あるいは狭すぎると感じた場合でも、とりあえずダウンタイムの症状が引くまでは様子を見ましょう。

埋没法の幅が広すぎることによるリスク

鏡を見て埋没法をした目を気にしている女性

埋没法のためにカウンセリングにいらっしゃるお客様のなかには、「平行型で幅の広い欧米人のような二重」を希望される方も多いです。たしかにぱっちりと大きく美しい目元は魅力的ですが、日本人の骨格や皮膚には合わない可能性があります。まぶたの上に厚みがあったり蒙古ひだのハリが強かったりといった状態で無理に二重幅を広げると、「思っていた目元と違う」と後悔するような結果を招いてしまうかもしれません。
ここからは、二重の幅が広すぎることによるリスクやトラブルについて見ていきましょう。

まぶたが開きにくくなる

二重の幅を広げすぎることでもっとも起きやすいトラブルは、まぶたが開きにくくなってしまうことです。上まぶたが開きにくくなると目を開いても黒目の上部が隠れた状態になり、眠たそうに見えたり目つきが悪く見えたりしてしまいます。
加齢によって多く見られるようになる症状の一つに、まぶたが垂れ下がって眠そうな印象の目元になる「眼瞼下垂」というものがありますが、二重の幅を広げすぎた人の目は眼瞼下垂の人の目元と似ていると言われることも多いです。その結果、「何となく老けた印象になった」と悩まれる方も少なくありません。埋没法の術式は大きく分けて挙筋法(きょきんほう)と瞼板法(けんばんほう)の2つあります。挙筋法の場合、強く縛りすぎると稀に挙筋の動きを阻害し、眼瞼下垂の症状が出る場合があります。一方、瞼板法の場合では一部、瞼板が変形することはあるのですが、眼瞼下垂はあまり起きません。いずれの場合もそこまで深く考えなくても大丈夫だと思います。

違和感のあるハム目になる

埋没法はまぶたに糸を埋めることによって二重ラインを形成する手術です。もともとまぶたに脂肪の多い方が無理に二重の幅を広げると、まぶたがぷっくりと腫れて食い込みが目立ってしまうことがあります。このような目元は「ハム目」と呼ばれ、二重整形を受けて失敗した方に多く見られる症状です。
また、まぶたに脂肪やたるみが多い方が無理に二重の幅を広げてしまうと、予想よりも短い期間で後戻りしてしまうとも言われます。そのため、一般的には埋没法より全切開を適用する場合が多いです。どうしても埋没法で二重にしたいのであれば、高い技術力を持つ医師と相談しながら、より慎重に二重の幅を決めるようにしましょう。

二重整形がバレやすくなる

上記のようなトラブルが発生した状態では、二重整形をしたことに気づかれるリスクも高まります。ハム目は二重整形をした人に見られる特有の目元であり、これまではしっかりと開いていたまぶたが突然開きにくくなるという状況も、二重整形を疑われるきっかけには充分なり得るでしょう。
二重整形を受けたことを周囲に隠したいのであれば、無理のない幅の二重を形成することをおすすめします。

埋没法の幅が広すぎるトラブルが起こる原因

埋没法による二重幅が広くなりすぎてしまう原因としては、以下のようなものが考えられます。

  • 希望とするデザインが正しく伝わっていなかった
  • 埋没法が適したまぶたではなかった
  • 医師の技術不足や経験不足
  • メイクをした状態の目元を基準にした

埋没法に限らず、美容整形を受ける前には医師によるカウンセリングやブジーなどを使用したシミュレーションがおこなわれます。その際に希望のイメージが正しく伝わっていなかった場合、予想より二重幅が広くなってしまうことがあります。失敗を防ぐためには、カウンセリングでしっかりとコミュニケーションをとるようにしましょう。
また、せっかく正しいイメージを伝えることができても、医師の技術や経験が足りなければ理想通りの仕上がりにはなりません。埋没法は美容外科医としての経験が浅い医師が担当することも多いため、医師の経歴や実績は事前に確認しておくと安心です。ただ、埋没法は医療行為のため、医師が適切に処置をしたとしてもお客様の体質やその日の体調により仕上がりが変わってきます。
二重のりで二重を作っている方で、「メイクが完成した状態では自然でも、メイクをしてない状態だと眠たそうな目元に見える」といった方がいらっしゃいます。そのような方が普段、二重のりで作っているのと同じ二重幅で埋没法をおこなってしまうと、二重幅が広くなりすぎてしまう可能性が高いです。埋没法でナチュラルな二重を作りたいなら、癖づいているラインよりも狭めの幅を選択するのが望ましいと言えます。

埋没法で幅を広げすぎないために事前にできること

埋没法で幅を広げすぎないためにできることを案内する看護師

「埋没法の幅が広すぎる」という最悪の事態を避けるためには、お客様がご自身でできる限りの対策をすることが効果的です。ここからは、最悪の事態を避けるための対策についてご紹介します。

二重の幅が広ければ良いわけではないと知る

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

まずは、「二重の幅が広ければ広いほど美しい目元になる」という間違った認識を改めましょう。二重幅を広げたから大きな目元になる、魅力的な目元になる、ということはありません。もちろん目元によっては幅広の二重が似合う方もいらっしゃいますが、末広型の自然な二重のほうが魅力的な目元になる方も多いです。
埋没法をおこなうに当たっては、お客様のまぶたの状態、骨格、脂肪や筋肉のつき方を細かくチェックして見極めることがもっとも重要になります。自分の意思を貫くことも大切ですが、医師のアドバイスや意見にも耳を傾けるようにしましょう。

似合うデザインを提案できる医師を選ぶ

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

美容外科医のなかには、ただ単にお客様からの要望通りに手術をおこなうだけの医師もいます。お客様の希望通りの二重を作っても、顔全体で目元だけが浮いたような印象になったり、不自然な目元になってしまったりするのであれば、医師として正しい対応とは言えません。
本当に埋没法が向いているまぶたかどうか、適切な二重の幅やデザインはどれなのか、他の手術を組み合わせる必要があるかなどを判断した上で最適な提案をする必要があります。お客様の希望に沿ったデザインを叶えることも、専門家として正しいアドバイスをすることも、同じくらい重要なことなのです。

シミュレーションで仕上がりを確認する

最終的な幅の広さは、シミュレーションで確認してから決定するようにしましょう。幅の広い二重を希望していても、実際にシミュレーションをしてみたらイメージと違ったということもよくあります。
仕上がりのイメージを掴む意味でも、入念なシミュレーションをおこなってくれる医師のもとで手術を受けることは重要です。

そもそも埋没法とは

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

二重埋没法は、メスの代わりに医療用の針を用いてまぶたの内側に糸を通し、皮膚に折り目をつけた状態で固定するという二重整形です。皮膚を切開しないことから「切らない埋没法」とも呼ばれ、プチ整形として多くのお客様に選ばれています。
まぶたを切開・縫合して二重のラインを形成する全切開と比較してリスクが少なく大きなトラブルに発展するケースも少ないため、気軽に受けられる点が魅力です。

こんな人におすすめ

埋没法は以下のような人におすすめです。

  • メスを使う切開手術には抵抗がある
  • ダウンタイム期間を最小限にしたい
  • 体への負担を少なくしたい
  • 抜糸のために再度来院するのが難しい
  • まぶたの脂肪やたるみがほとんどない
  • 美容整形を受けるのが初めて

eクリニック金沢の埋没法の症例写真

大きい目になった埋没法の症例
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可愛くなった埋没法の症例
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埋没法の手術直後と30日後の症例
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1ヶ月後の平行型の埋没法の症例
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埋没法のクイックループ法の術直後と1週間後の症例
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自然なインアウトラインを意識した埋没法の症例
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日本人に合った平行二重を埋没法で手に入れた女性
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20代の埋没法の症例
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埋没法の修正はeクリニックがおすすめ

eクリニック金沢本院の外観

今回は、埋没法の二重幅が広くなりすぎることによるリスクや原因、最悪の事態を避けるための対策について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
埋没法はダウンタイムも短く比較的リスクの少ない手術ですが、場合によっては二重幅が広く不自然な印象になってしまうことがあります。高い技術力と豊富な経験を持った医師を指名し、入念なカウンセリングで理想のイメージを的確に伝えるようにしましょう。どうしても仕上がりに納得がいかなければ、再手術も検討してみるのもひとつの手です。
eクリニックでは、通常の二重埋没法だけでなく、他院の修正や再手術のご相談も多くいただいております。大手美容外科で経験を積み、目元の整形をもっとも得意とする医師が多数在籍しております。お客様一人一人のまぶたの状態を見極め、もっとも似合うと考えられるデザインをご提案いたしますので、二重整形をご希望の方はぜひ一度当院へお越しください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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▶▶二重埋没法

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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