経結膜脱脂(切らないクマ取り)でへこみができる?原因と対策方法をご紹介

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

経結膜脱脂は目の下のふくらみを取り除ける手術で、術後の腫れが少なくダウンタイムも短いことから、人気の手術となっています。しかし、経結膜脱脂をお考えなら、手術にはリスクを伴うということも知っておかなくてはなりません。こちらのコラムでは、経結膜脱脂で起こる可能性があるへこみの原因や、へこみが生じやすい人の特徴、トラブルを避けるための対策方法をご紹介しています。

▶▶目の下のたるみ取り

経結膜脱脂でへこみができる?その原因とは

経結膜脱脂で眼窩脂肪を出しているところ

経結膜脱脂は、眼窩脂肪によって形成された目の下のふくらみを取り除く手術です。
目の下のふくらみがあると、何となく疲れているような印象になったり、実年齢以上の年齢に見えてしまったりすることがあります。
そして、これらの悩みを解消できるのが経結膜脱脂です。
しかし、経結膜脱脂後には患部にへこみができてしまうことがあり、それがあらたな悩みの元になってしまうこともあるのです。
では、経結膜脱脂後にへこみができる原因は、どのような点にあるのでしょうか。

眼窩脂肪の取りムラによるへこみ

経結膜脱脂では眼窩脂肪を取り除きますが、取りムラがあると、眼窩脂肪を取り除いた部部分がへこんで見えてしまうことがあります。
また、取りムラが起こると、左右非対称の仕上がりになってしまうこともあります。

眼窩脂肪の取りすぎによるへこみ

眼窩脂肪はすべて取り除けば良いというものではなく、適量を取り除くことでフラットな目の下を実現できます。
ところが、知識不足や技術不足の医師が手術を担当してしまうと、取り覗く眼窩脂肪の適量がわからず、取りすぎによるへこみができてしまうことがあるのです。ただ、医師が適切に処置をしたとしても体質やその日の体調により仕上がりがことなります。
眼窩脂肪のとりすぎによるへこみは修正できますが、まずは修正の必要がないよう、適量の眼窩脂肪を取り除くことが大切です。

皮膚のたるみによるへこみ

皮膚にたるみが生じていた場合、眼窩脂肪を取り除くことでたるみが強調され、へこみが目立つことがあります。

経結膜脱脂でへこみができやすい人の特徴

経結膜脱脂でへこみができやすい人の特徴を説明している看護師

経結膜脱脂では、術後にへこみができやすい人とそうでない人がいます。
以下でご紹介するのはへこみができやすい人ですので、ご自身がいずれかに該当する場合では、別の方法による目の下のたるみ取りを検討したほうが良いかもしれません。

眼窩脂肪の量が多い人

眼窩脂肪の量が多い人が眼窩脂肪を取り除くと、眼窩脂肪があった場所の皮膚がたるみ、へこみが目立つ仕上がりなることがあります。
この場合では、たるみを形成している皮膚を切除するなどの処置をしない限り、術後のへこみの改善は難しいでしょう。

下まぶたと頬の境目に溝がある人

下まぶたと頬の境目に溝がある人の経結膜脱脂は難しいといわれていますが、それは眼窩脂肪の除去量が少なければ溝が残り、多ければへこみが目立つ仕上がりになることがあるからです。
この場合では、経結膜脱脂だけでなく、溝を目立たなくさせるための施術も必要になるでしょう。

頬の脂肪が下垂している人

頬の脂肪は年々下垂する傾向にあり、目の下に下にあった脂肪が下垂した状態で経結膜脱脂を受けると、目の下のへこみが目立つ仕上がりになることがあります。

経結膜脱脂でできたへこみの改善方法について

経結膜脱脂でできてしまったへこみは、修正で改善を目指すことができます。
以下でご紹介する方法はその一部ですが、これらのいずれかの方法で対応しても、完全に修正しきれない可能性もあります。
それでは、経結膜脱脂でできたへこみの改善方法と注意点についてご紹介しましょう。

再度、経結膜脱脂を受ける

経結膜脱脂で眼窩脂肪を取りだしている図解

経結膜脱脂直後からしばらくの間は、腫れや内出血、むくみなどが出やすい状態ですので、この時点ではへこみができるかどうかは判断できません。
しかし、約2週間後のダウンタイム終了時に凸凹した感じが目立つなら、眼窩脂肪の取りムラを疑う必要があります。
この場合では、再度経結膜脱脂を受けることで改善できる可能性がありますが、まぶたのたるみが進行しているなどの場合では逆効果になることがありますので、慎重な判断が求められます。

脂肪注入で対応する

目の下の脂肪注入の図解

経結膜脱脂で明らかに眼窩脂肪を取りすぎた場合では、脂肪注入で改善を目指せる可能性があります。
脂肪注入とは、お客様から採取した脂肪を定着しやすい形に加工して、へこみが目立つ部分に注入することで修正を行う方法です。
脂肪注入は、お客様から採取した脂肪を使用するため、安全性が高いというメリットがあります。
しかしその一方で、脂肪吸引で脂肪を採取しなければならないため、そのための手術が必要になるというデメリットがあるのです。
また、注入した脂肪は100%定着するものではないため、定着率が極端に悪かった場合では、再度脂肪注入をしなければならなくなることもあります。
脂肪注入は簡単に行えるものではありませんので、この方法での修正をお考えなら、慎重に検討を進める必要があるでしょう。

ヒアルロン酸注入で対応する

目の下のヒアルロン酸の図解

脂肪注入では、脂肪吸引で採取した脂肪を使用するため、脂肪吸引時とダウンタイム時には体に大きな負担がかかります。
しかし、ヒアルロン酸注入なら、体への負担がほとんどなく、経結膜脱脂後のへこみをその場で埋められます。
また、ヒアルロン酸注入では、注入直後から数日間は内出血が見られることがありますが、症状は軽いため、ダウンタイムもないと考えておいて問題はないでしょう。
ただし、ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に吸収される性質を持っているため、長期的な効果は期待できません。
つまり、効果が消失した時点で再度注入しなければならないということです。
ヒアルロン酸注入によるへこみ改善をお考えなら、定期的に施術を受ける必要があるということを頭に入れておく必要があります。

目の下のたるみ取りでへこみを作らないための対策

経結膜脱脂でできてしまったへこみは修正で改善を目指せますが、まずはそうならないための対策をしておくことが大切です。

眼窩脂肪の除去量を調節する

経結膜脱脂でできるへこみは、眼窩脂肪の除去量を調節することで避けて通ることができます。
しかし、経結膜脱脂で最も困難なのは「いかに適量の眼窩脂肪を除去するか」という点であり、この部分での判断を誤ると、へこみが目立つ仕上がりになってしまうことがあるのです。
そして、このような事態を避けるためには、経結膜脱脂の実績がある医師が在籍している美容外科で手術を受けることが大切です。
美容外科の選び方については、以下でご紹介しています。

裏ハムラなどの脂肪の再配置で対応する

ハムラ法の脂肪を再配置している図解

経結膜脱脂でへこみができてしまうということは、経結膜脱脂自体が、そもそもお客様に合わない方法だった可能性があります。
美容整形にはそれぞれに向き・不向きがあり、不向きな方法を選んで受けてしまうと、思うような結果を得られないばかりか、逆効果だと感じる仕上がりになるリスクもあります。

たとえば、眼窩脂肪を除去することでへこみができるリスクがあるのなら、眼窩脂肪を除去しない方法で目の下のふくらみを改善するという方法がおすすめです。
この方法はハムラ法と呼ばれ、眼窩脂肪を目の下の凹み部分に移動させることで、ふくらみを解消できる方法です。
つまり、眼窩脂肪を体内に残したまま、ふくらみだけを改善できる方法だということです。ただ、ハムラ法でも左右差が出る場合などは脂肪を除去する場合があります。

なお、ハムラ法には皮膚を切開したり組織を切除したりできる表ハムラ法と、内側の粘膜部分に穴を開けて行う裏ハムラ法があります。
このうち裏ハムラ法には傷跡が残らないというメリットがありますが、この方法では処理範囲が限られているため、目の下のふくらみが大きい方や、たるみがある方の場合では適応されないことがあります。
一方表ハムラ法では、皮膚を切開したり組織を切除したりするため、体が受けるダメージは大きく、傷跡が残りやすいというデメリットはあります。
しかし、表ハムラ法では広い範囲を処理できるため、眼窩脂肪の量が多い方やまぶたのたるみがある方でも対応可能というメリットがあるのです。
経結膜脱脂でのへこみが心配な方は、ハムラ法も視野に入れてカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

美容外科選びのポイント

美容整形の手術をしている名医

経結膜脱脂は簡単そうに思える手術ですが、実は医師の知識や技術が反映されやすい高難易度の手術です。
それだけに、手術を受ける美容外科選びを間違えてしまうと大変なことになる可能性が広がります。
それでは、経結膜脱脂を受ける際の美容外科選びのポイントをご紹介します。

経結膜脱脂をはじめとしたクマ取りの症例写真や動画を確認する

目の下の脂肪取り(脱脂)とヒアルロン酸注入の3日後と1週間後の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
裏ハムラ法でクマを改善した症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
表ハムラの他院修正と脂肪注入と埋没法の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
裏ハムラと脂肪注入の1か月後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

美容外科を選ぶ際には、公式WEBサイトを訪問することになりますが、その際には、経結膜脱脂の症例写真や動画を確認しておいてください。
それは、症例写真や動画ではビフォーアフターを確認でき、どの程度の改善効果を得られるのかを知ることができるからです。
また、別の手術や施術との併用の有無や、かかった総費用についても大まかに知ることができます。
そしてもうひとつ、ダウンタイムの経過や仕上がりまでの経過について紹介されていれば、こちらもあわせて確認しておきましょう。
それにより、術後に現れやすい症状や回復過程を知ることができ、術後の不安も軽減できるでしょう。

カウンセリングを受ける

気になる美容外科を見つけたら、実際にカウンセリングを受けてみましょう。
カウンセリングでは、以下の点に意識を向けてみてください。

  • お客様のご要望を細かくヒアリングすること
  • 経結膜脱脂以外の方法にも触れること
  • リスクの説明もあること
  • 料金の提示が明確であること

これらが、信頼できる美容外科を選ぶ上での基準となります。
経結膜脱脂は決して簡単な手術ではありませんので、術後のへこみで悩みたくないのなら、美容外科選びは慎重に行うことが大切です。

円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

経結膜脱脂ならeクリニックがおすすめ

eクリニック金沢本院の外観

今回は、経結膜脱脂でへこみができる原因と対策方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。経結膜脱脂は、決して高難易度の手術ではありません。しかし、医師の知識や技術が反映されやすい施術であるため、技術不足や経験不足の医師に施術を任せれば失敗のリスクも高まります。
eクリニックは、経結膜脱脂を始めとしたクマ取り治療を積極的に行っているため症例も豊富です。目の下のクマやたるみが気になる方はぜひ一度カウンセリングにお越しください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する手術&料金

▶▶目の下のたるみ取り

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!