クマ取りの脂肪注入は安い?

美容外科で受けられるクマ取りのひとつ、脂肪注入は、脂肪を目の下に注入して理想の目元を目指せる目元整形です。では、脂肪注入にはどのようなクマ取り効果を期待できるのでしょうか。こちらのコラムでは、クマ取りに脂肪注入が必要な理由と脂肪注入に期待できる効果、メリット・デメリット、脂肪注入を安く受ける方法をご紹介しています。

▶▶目の下のたるみ取り

脂肪注入を安い費用で受ける方法はある?

脂肪注入は必ず受けなければならないというものではありませんが、窪みが目立つ、シワの予防や改善をしたいなどの際には、行われる可能性があると考えておきましょう。
そして、ここで気になるのが脂肪注入にかかる費用なのではないでしょうか。
脂肪注入を受ける際には、なるべく安い費用で受けたいと考えますが、脂肪注入は安い費用で受けることが可能なのでしょうか。

安い方法を選ぶ

脂肪注入とナノリッチの違いの図解

結論からお話ししますと、脂肪注入は安い費用では受けられません。
それは、脂肪注入をするためには、1.脂肪吸引、2.脂肪の加工、3.脂肪注入という3工程が必要だからです。
それでは、それぞれについて簡単に説明しましょう。

1.脂肪吸引

脂肪吸引とは、カニューレという脂肪吸引器を使用して、皮下脂肪が多い部分を選んで吸引する手術をいいます。
また、脂肪吸引は痩身に用いられることが多い手術で、この場合では大量の皮下脂肪を吸引することがありますが、目の下の脂肪注入用として吸引する皮下脂肪の量は少量です。
そのため、脂肪吸引部分の組織が負うダメージはそれほど大きくはありません。

2.脂肪の加工

吸引した皮下脂肪はそのまま脂肪注入には使用せず、ナノリッチなどに処理したものを注入します。
ナノリッチでは、吸引した皮下脂肪から不純物を取り除きます。ナノリッチには幹細胞が豊富に含まれており、ナノレベルの脂肪細胞と幹細胞により色味や小じわの改善効果も期待できます。

3.脂肪注入

脂肪注入では、ナノリッチに処理した脂肪を患部に注入し、形状をフラットに整えます。

クマ取りには脂肪注入が必要?

目の下の脂肪注入の図解

クマ取りにはさまざまな種類があり、クマの状態に応じた方法を選択して施術を受けることで、理想の目元を目指せます。
では、クマ取りでは本当に脂肪注入が必要なのでしょうか。
それでは、脂肪注入との併用が可能なクマ取りや脂肪注入の必要性、脂肪注入に期待できる効果から見ていきましょう。

脂肪注入とは

クマ取りと脂肪注入を同時に行った症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

脂肪注入とは、お客様ご自身から採取した脂肪を特殊加工し、目の下に注入する施術です。
脂肪注入はクマ取りに用いられるほか、額のシワや窪んだこめかみやほうれい線改善で用いられることもあります。

脂肪注入と併用できるクマ取りの種類は?

脂肪注入は凹み部分を埋める目的で注入しますので、クマ取りの場合では経結膜脱脂殿併用になることが多いです。
経結膜脱脂とは、まぶたの内側にある粘膜に傷を付け、目の下のふくらみを形成している眼窩脂肪を引っ張り出して取り除くクマ取りです。
眼窩脂肪は誰にでもあるものですが、量には個人差があり、量が多い方ほど加齢で目の下のふくらみが目立ちやすいといわれています。
というのは、加齢で目を支える筋肉の働きが衰えると、眼球が少しずつ下垂し、眼球の下にもともとあった眼窩脂肪が行き場を失い、前方にせり出してくるからです。
このように、前方にせり出してきた眼窩脂肪は目の下にふくらみを形成して、必要以上の老け顔をつくり出す原因になります。
しかし、経結膜脱脂で眼窩脂肪を取り除いてしまえば、そのような悩みを解消できるのです。

ではなぜ、経結膜脱脂と脂肪注入が同時に行われるのでしょうか。
実は、経結膜脱脂を受けたからといって、必ずしも脂肪注入が必要になるわけではありません。
しかし、経結膜脱脂で眼窩脂肪を取り除くと、その部分には空洞ができ、フラットに整えるために脂肪注入が必要になることがあるのです。

脂肪注入をしないとどうなる?

経結膜脱脂と同時に脂肪注入を行ういちばんの目的は、眼窩脂肪を取り除いた部分をよりフラットに美しく整えるという点にあります。
しかし、脂肪注入の目的はそれだけに留まりません。
それは、経結膜脱脂後には、眼窩脂肪が形成したふくらみによって伸びた皮膚がたるみをつくり出し、経結膜脱脂後に目立つ状態になって残ることがあるからです。
なお、軽度のたるみであれば脂肪注入だけで対応できますが、重度のたるみの場合では、余った皮膚を切除しなければならないこともあります。

脂肪注入だけでクマ取りはできるのか?

脂肪注入は単独でクマ取りをすることも可能です。
ただし、脂肪注入で改善効果を期待できるクマの種類は限定されます。

青クマの改善

青クマのイメージ

青クマは血行不良が原因で起こるもので、毛細血管が表面に透けて見えることで、目の下が青白く見えたり青黒く見えたりすることがあります。
このような毛細血管の色によるクマは脂肪注入での軽減が可能です。
ただし、目の下のふくらみが目立つ場合では、経結膜脱脂が必要になることもあります。

年齢による目の下の窪み改善

眼窩脂肪の量が多い方が年齢を重ねると、目の下のふくらみが目立ってくることがあります。
しかし、眼窩脂肪の量がもともと少ない方や、頬の皮下脂肪が少ない方の場合では、年齢を重ねることで目の下の窪みが目立つことがあるのです。
そして、このような窪みを改善できるのが脂肪注入です。
ただし、皮膚のたるみが進行してしまっている場合では、皮膚切除が必要になる可能性があります。

ゴルゴラインの改善

ゴルゴラインとは、目頭の下部から斜め下に向けて現れるラインで、年齢によって眼輪筋が衰えると現れやすくなるといわれています。
ゴルゴラインは、薄い状態であればそれほど目立ちませんが、期間を経て溝が深くなると、かなり主張が強くなり、目立つようになります。
また、一度できてしまったゴルゴラインはセルフケアでの改善が難しいと考えられており、手術やヒアルロン酸注入、脂肪注入のいずれかで改善を目指す必要性が高まります。
どの方法での改善になるのかについては、ゴルゴラインのレベルや美容外科の方針などによって異なりますので、詳細はカウンセリングで確認してみると良いでしょう。

脂肪注入のメリット・デメリット

脂肪注入は安い費用で受けられませんが、受けておくことで得られるメリットがあることは確かです。
しかしその反面、デメリットもあります。
それでは、脂肪注入のメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

脂肪注入には以下のメリットがあります。なお、ご紹介するメリットについては、脂肪注入が必要だと医師が判断している場合に限るもので、必要ない方が受けて得られるメリットではありません。

自家組織のため異物反応の心配がない

自家組織とは、お客様から採取した皮下脂肪や軟骨を意味し、これらを加工して使用する美容整形には、異物反応が起こりにくいというメリットがあります。

シワを改善できる

脂肪注入では、適量を目の下に注入することで、自然でフラットな仕上がりを目指せます。
また、皮膚を切除した後には窪みが目立ち、目元が老けた印象になる可能性がありますが、脂肪注入をすることで、そのようなトラブルを避けて通ることができます。

長期的な効果を期待できる

目の下の窪みやシワ改善では、ヒアルロン酸注入で対応することもあります。
しかし、ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうため、長期的な効果は期待できないのです。
一方脂肪注入では、一度定着してしまえば長期的な効果を期待できます。

デメリット

脂肪注入にはデメリットもあり、あらかじめ知っておかないと、術後に後悔することになりかねません。
脂肪注入を受ける際には、デメリットについての理解も深めた上で、実際に受けるか否かを検討してください。

脂肪吸引手術が必要

脂肪注入を受ける谷は脂肪吸引が必要です。
クマ取りの脂肪注入では大量の脂肪を使用しませんので、皮下脂肪の吸引量は少量です。しかし、体内にある皮下脂肪を器具で吸引する以上、体が受けるダメージはゼロではありませんし、ダウンタイムもあります。
つまり、脂肪注入を受けようとお考えなら、脂肪吸引で体が受けるダメージやダウンタイムも計算に入れて、スケジュールを立てておく必要があるということです。

すべての脂肪が定着するわけではない

注入した脂肪はすべてが定着するわけではなく、定着する脂肪は注入したうちの約50〜60%前後といわれています。
それは、体内に送り込まれた脂肪は、血液から酸素や栄養素を供給されて定着することになるのですが、酸素や栄養を供給されなかった、あるいはこれらが不足した脂肪は、壊死してしまうからです。
脂肪注入を受ける際には、すべての脂肪が定着するわけではないということを理解しておきましょう。

費用が高い

脂肪注入では、脂肪吸引と吸引した脂肪の加工、脂肪注入という3段階を踏まなくてはなりませんので、どうしても安い費用では受けられません。
脂肪注入の費用は美容外科によってまちまちですが、安い費用で受けられる美容外科はまずないと考えておくのが妥当でしょう。

eクリニックのクマ取りの症例写真

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
裏ハムラと脂肪注入の5日後と1か月後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
裏ハムラ法でクマを改善した症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
目の下のクマの症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
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安い目の下の脂肪注入ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

クマ取りは医師のスキルに大きく左右されるため、効果を最大限に発揮するには経験豊富で症例数の多い医師が在籍しているクリニックを選ぶことが大切です。
当院では脂肪注入の他に経結膜脱脂・ハムラ法・裏ハムラ法といったクマ取り治療を積極的に行っております。

目元のクマを改善してより美しい表情を手に入れたいという方は、是非eクリニックまでお気軽にご相談下さい。

当院は低価格高品質のクマ取り治療を目指しています。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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