眼瞼下垂は直ちに治療を行わなくても健康面で大きな問題をまねくリスクは低いです。
しかし眼瞼下垂の影響でものが見えにくいなどのお悩みが生じると、日常生活での問題につながりかねません。
そのため症状の程度によっては何らかの治療が必要と判断される場合があります。
眼瞼下垂の治療では開きにくくなってしまったまぶたを開きやすくするための処置が行われます。
二重手術のようにまぶたにアプローチする手術が行われることから、手術のクオリティーがその後の生活の質や目元の印象を左右します。
そのためスキルの高い医師に眼瞼下垂の手術をしてもらうのが望ましいのですが、良い医師を見つけるためには名医の特徴を把握しておく必要があります。
そこで今回は、眼瞼下垂の名医にみられる特徴について解説します。
眼瞼下垂の名医にみられる特徴
ほとんどの手術には何らかのリスクがともない、眼瞼下垂の手術においてもある程度のリスクがあります。
そんな中、術後に満足のいく仕上がりに至るためには知識や経験が豊富な医師の手術を受けるのが理想的です。
それでは眼瞼下垂の名医にみられる特徴をピックアップしていきます。
実績がある
眼瞼下垂の手術の実績を積んでいる医師であれば、過去に何通りもの症例を経験していることからお客様のまぶた状態に合った手術を行うことが可能です。
そして手術そのもののクオリティーも高い傾向にあります。
また二重術の実績も積んでいる医師であればより安心です。
眼瞼下垂だけでなく二重術の経験も多い医師であれば、まぶたの構造を細かく理解していることからお客様の希望に沿った仕上がりにしてくれる可能性がとても高いです。当院では眼瞼下垂の実績をインスタグラムやホームページで公開しています。
カウンセリングをじっくり行う
丁寧で質の高い手術をしてくれる医師はカウンセリングに時間をかける傾向が強いです。
カウンセリングを短時間で済ませてしまう場合はお客様の抱える悩みや手術に関する希望を医師がしっかり把握しないまま手術が実施されてしまう傾向にあるので、お客様にとって理想的な仕上がりになりにくいです。
一方的に手術の説明をお客様に行うだけでなく、お客様の要望や不安に思っている点をじっくり聞き取ってくれる医師であればハイクオリティーな手術をしてくれることが期待できます。
またカウンセリングを医師以外のスタッフが行うクリニックがありますが、お客様と医師の間に人を挟んでしまうとお客様のお悩みや手術に関する希望が医師に細かく伝達されない可能性があります。
この場合医師がお客様の情報を十分に把握できないまま手術が行われてしまうので、希望通りの仕上がりになる可能性が低くなります。
こうしたことを避けるためには医師がカウンセリングを行うクリニックで手術を受けましょう。
眼瞼下垂に関する研究成果がある
医療の世界では無数の学会が存在しており、自分の専門分野の知識をより増やすなどの目的で学会に入る医師も少なくありません。
美容外科の医師の中には美容外科や形成外科などに関連する学会に所属し、日々知識を蓄えたり論文を書いたりしている医師もいます。
そして学会に所属している医師の中でも眼瞼下垂に関する研究に励み、かつ成果を出している医師であれば知識もスキルも優れている可能性が高く、お客様が満足できる手術をしてくれることが期待できます。
また当院の円戸統括院長は韓国の美容外科に足を運び定期的に眼瞼下垂の手術などの二重整形の意見交換をしています。
複数の治療方法を提案してくれる
眼瞼下垂においてどのようなやり方の手術がベストかはまぶたの状態によります。
一方で眼瞼下垂の手術経験が豊富な医師は1つの治療方法にこだわらず、何通りかの治療方法を提案してくれることが多いです。
お客様の希望やまぶたの状態を把握した上でいくつかの手術方法を提案してくれる医師であればその医師は経験やスキルを積んでいる可能性が高いです。
またいくつかの治療方法の中から選択できれば、お客様自身が納得して手術に臨むことができます。
また、一つの術式だけではなく複数の術式を組み合わせた方が仕上がりが綺麗になる場合もあります。ただ治すだけでなく、治す先にあるお客様の「綺麗になりたい」や「美しくなりたい」といったお客様の本来の目的を達成することを努める医師が名医の一つの条件になります。
名医が在籍するクリニックの特徴
質の高い医師を探すためには医師の対応をチェックすることも大切ですが、クリニックそのものにも注目してみましょう。
名医が在籍するクリニックにはお客様に安心して治療を受けられるような特徴がみられます。
他院修正ができる
他院で行った手術の修正をすることが可能です。当院では眼瞼下垂の他院修正の手術を承っています。またセカンドオピニオンも行っています。
プライバシーに配慮されている
名医の在籍するクリニックでは、お客様が快適に過ごせるような環境が作られている傾向にあります。
具体例としては待合室でお客様同士が顔を合わせにくいようにソファーが配置されていたり、診察室が個室になっていたりといった工夫が挙げられます。
また数あるクリニックの中には「お客様が入りやすいように」といった配慮から外からクリニックの内部が広く見渡せるような構造になっている所もあります。
一方でプライバシーに配慮しているクリニックでは、外からクリニックの内部が見えにくい作りになっている場合もあります。
アフターフォローの体制が整っている
手術のクオリティーが高い医師がいるクリニックではアフターフォロー制度が整っている傾向にあります。
アフターフォローの体制が充実しているクリニックであれば医師が術後に至るまで責任を持って対応してくれるので安心して手術を受けることができます。
なおアフターフォローの詳細は「術後半年以内に異常が起きた場合無料で再手術が受けられる」「術後に患部に炎症が起きた場合無料で薬を処方してもらえる」などクリニックによってさまざまです。
術後に後悔しないためには、ご自分が安心できるフォロー内容であるかどうかを確認した上で手術に臨むことをおすすめします。
医師以外のスタッフの対応が丁寧
名医が在籍するクリニックでは受付スタッフ、看護師など医師以外のスタッフへの教育が充実している可能性が高く、丁寧な応対が受けられる傾向にあります。
そのため質の高い医師を探す手段として、カウンセリングの予約の電話などで院内のスタッフの応対をチェックしてみましょう。
眼瞼下垂ではどんな手術が行われる?
眼瞼下垂の治療方法には複数のパターンがあり、メスを入れずに治療する方法もあります。
お客様のまぶたの状態に合わせて医師が適切な治療法を提案します。
全切開
瞼を切開して二重を作る術式です。二重を作る過程で目を開ける筋肉の力を調整して眼瞼下垂を治療します。見た目も美しくすることができる手術なので、人気の術式です。
挙筋短縮法
まぶたを切開し、挙筋腱膜とミュラー筋を瞼板に固定して短く縫い縮める手術です。
挙筋腱膜とミュラー筋を縫い縮めることでまぶたを開きやすくなる効果が期待できます。
挙筋腱膜前転法
挙筋を引っ張り、挙筋や腱膜を短縮するように固い瞼板に糸で縫い付けて固定する手術方法です。
挙筋や腱膜が短くなる分、目が開きやすくなります。
タッキング法
まぶたの中にある筋肉を瞼板に縫い合わせて固定する方法です。
このタッキング法は医療用の糸を用いる方法で、皮膚を切開することなくまぶたを上げる機能の改善を図ります。
そもそも眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂はまぶたが垂れ下がってしまう疾患です。
重度になると垂れ下がったまぶたが視界を塞いでしまい日常生活に支障が生じることもあります。
人によっては周囲が見えにくくなることから眼精疲労に陥る可能性もあるのです。
また眼瞼下垂のきっかけは1つだけではありません。
例えばまぶたを持ち上げるための筋肉や腱膜の機能が弱まることで発症する場合もあれば、まぶたの皮膚が伸びることで発症するケースもあります。
そして眼瞼下垂の細かな原因としては、加齢によるまぶたの筋力の低下やコンタクトレンズの長期使用によるまぶたの組織へのダメージなどが挙げられます。
ちなみに筋肉などのまぶた内部の組織に異常がみられず皮膚がたるんでいることだけが原因でまぶたが垂れ下がるケースは「偽眼瞼下垂」(にせがんけんかすい)と呼ばれます。
偽眼瞼下垂だからといってまったく治療が必要ないというわけではなく、まぶたの状態によっては皮膚の一部を切除するなどの手術が必要と判断される場合があります。
高齢でも眼瞼下垂の手術を受けられる?
多くのクリニックでは70代、80代といった高齢の方にも眼瞼下垂の手術を実施しています。
一方でお客様の健康状態やまぶたの状態によっては手術ができないケースもあります。
また年齢によっては手術に関する医師の説明が十分に把握しきれない可能性もあります。
手術を行うには手術を受けるご本人が医師の説明を理解し手術の実施を望んでいることが必要なので、認知機能の低下がみられるお客様についてはご家族のサポートが不可欠です。
眼瞼下垂の治療に健康保険は使える?
眼瞼下垂の治療を受ける場合、症状の程度によって治療に健康保険が適用されるか保険適用外となるかが分かれてきます。
例えば垂れ下がったまぶたによって視界が狭まるなど、明らかに日常生活に支障をきたしている状態であれば治療に健康保険が適用される場合があります。
しかし眼瞼下垂によって日常生活に問題がおよんでいない場合であれば自費診療となるケースが多いです。
生活に支障がない軽度の眼瞼下垂においてもまぶたの見た目が気になるという場合は治療を受けることを選択できますが、その場合も自費診療となる可能性が高いです。
眼瞼下垂の相談は何科がいい?
眼瞼下垂の診察、治療を受けられる科は美容外科や形成外科など複数あり、眼科でも診察してもらえる場合があります。
しかし眼瞼下垂は目の外側に生じる不調であり、また手術を受けることが見た目の変化に関わってきます。
そのため当院のような美容外科で相談することがおすすめです。
美容外科の医師であればまぶたの機能を改善させることに加え、美しい見た目に仕上げることも意識して手術を行うことが可能です。
眼瞼下垂手術の後に後遺症はある?
手術時の環境によっては術後感染症を引き起こすリスクがあります。
しかし衛生管理がきちんとなされたクリニックで眼瞼下垂の手術を受ければそうした後遺症のリスクについてはほとんど心配いりません。
眼瞼下垂の治療ならeクリニックへ
眼瞼下垂の症状でお悩みならeクリニックにお越しください。美容整形の先進国である韓国にも院長自ら足を運び手術の手技の情報交換を行っています。二重のラインが定まらなかったり、目が開きづらかったりする場合など、様々なお悩みにお答えすることが可能です。目の開きづらさだけでなく見た目の美しさも重視して治療を行います。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
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このページの監修医師
医師
円戸 望
経歴
・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院
医師
山崎 俊
経歴
2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長
資格
日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医
所属学会
日本形成外科学会