豊胸手術の失敗例は?原因や対策もあわせてご紹介!

「胸を大きくしたい」「左右差をなくしたい」といったバストに関するコンプレックスを解決してくれるのが、豊胸手術です。違和感のない理想のバストを実現するのはもちろんのこと、できれば失敗やトラブルのない安全な施術を受けたいと考える方がほとんどではないでしょうか。
バストは女性にとって非常にデリケートなパーツですので、手術を受けた後に後悔することのないように、原因や対策を事前に調べておきましょう。
この記事では、豊胸手術の失敗例と原因、対策について徹底解説していきます。
失敗を防ぐためのポイントもお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

豊胸とは

豊胸について詳しく解説している看護師

豊胸手術とは、ヒアルロン酸やシリコンを注入して胸を大きくしたり、形を整えたりする手術のことです。ただ胸を大きくするというだけでなく、「形やサイズに左右差がある」「胸が垂れている」などお客様が抱えるさまざまな悩みを解消する必要があります。
また、豊胸手術は他の多くの美容整形と異なり、形だけでなく手触りや見た目の質感なども大切です。そのため、手術を担当する医師には高度な技術と経験が必要になります。特にシリコンタイプの施術ですと、異物として半永久的に体内に残り続けることになるため、将来のことも考えて品質の高い安全なバッグを選ぶことも重要です。

豊胸手術の種類

豊胸手術の種類にはヒアルロン酸注射、シリコンバッグ注入、脂肪注入といった大きく分けて3つの方法があります。ここからは、手術の内容とあわせて、メリットとデメリットどちらもご紹介します。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注入による豊胸手術は、注射を使ってヒアルロン酸を胸に注入する施術です。
豊胸手術の中でもダウンタイムがほとんどなく、気軽に安心して受けることができます。ヒアルロン酸は元々体内でも作られている成分でリスクが低いです。徐々に吸収され効果は1年程でなくなります。
費用を抑えたい方、メスを使う手術やシリコンバックを入れるのは抵抗がある、という方にもおすすめです。形の微調整は得意ですが、大量に注入するとしこりなどのリスクも高くなるため、大幅なバストアップは難しいでしょう。
一度は豊胸手術を体験してみたいという方や、イベントのために一時的に豊胸したいという方にもぴったりです。

シリコンバッグ豊胸

シリコンバッグを使った豊胸手術では半永久的に効果が持続します。一度の施術で理想のバストを長期間キープしたい方におすすめです。また、バストアップだけでなく、年齢によって垂れてしまったバストの位置を高く戻すことができます。手術の効果をすぐに実感し、長く継続させることができるのが魅力です。
しかし、シリコンバッグ手術は痩せたり年を重ねたりするごとに、シリコンバッグの周囲が目立つことがあります。それを見据えた上で挿入するシリコンの大きさや形を調整する必要があるでしょう。また、脇の下から数cm切開しシリコンを挿入していくため、医師の技術力や体質によっては傷跡が目立ってしまう可能性もあります。ただ、医師が適切に処置をしたとしても体質やその日の体調により仕上がりがことなります。

コンデンス豊胸

コンデンス豊胸 (5)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

コンデンス豊胸とは、自身のお腹や太ももの脂肪を吸引しバストに注入するという脂肪注入豊胸の一つです。バストアップすると同時に気になる部分をスッキリさせることができます。
コンデンス豊胸の特徴は、ご自身の体から採取した脂肪を遠心分離器にかけ、上質な脂肪のみをバストに注入するという点にあります。それにより脂肪の質が高まり、定着しやすくなります。もともと体に付いていた脂肪を使うので、より自然な手触りと形がキープできる点も魅力です。デメリットとしては、脂肪を吸引した部位にダウンタイムが生じることが挙げられます。

ピュアグラフト豊胸

ピュアグラフト豊胸 (1)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ピュアグラフト豊胸は、コンデンス豊胸と同じく自身の体から吸引した脂肪を胸に注入する施術です。
採取した脂肪から不純物を除去し純度を高め、短時間で注入していくので体への負担を軽減できます。
とても自然な仕上がりなので豊胸したことが分かりにくく、パートナーに知らせずに施術したい方にもおすすめです。
同じく脂肪を注入するタイプのコンデンス豊胸と比べると比較的リーズナブルな価格になります。
デメリットとしては、痩せ型の人は吸引する脂肪が少ないため、十分な量の脂肪が確保できない可能性があることです。美容外科によっては断られることもあるため事前に調べておきましょう。

ハイブリッド豊胸

ハイブリッド豊胸とは、シリコンを挿入する方法と脂肪を注入する豊胸が合わさった施術で、シリコン豊胸だけでは得られないメリットがあります。
先に挿入したシリコンバッグを覆うような形で脂肪を注入するため、より自然な見た目と手触りを得ることができます。また、本来脂肪を注入する豊胸では、痩せ型の方は吸引できる脂肪が少なく大きなサイズアップができないですが、シリコンも使用するので2カップ程度の大幅なサイズアップが可能です。

豊胸手術でよくある失敗と思われてしまう例

近年の豊胸手術では一昔前に比べて技術も医師のテクニックも上がり、リスクは少なくなりました。しかし、あくまで医療施術ですので失敗してしまうケースもゼロではありません。
以下、どの豊胸術でどのような失敗と思われてしまう例があるのか、詳しく説明していきます。

豊胸手術の症例は個人差があります。失敗ではないけど失敗と思われてしまう症例があります。ここではそれらの症例をご紹介します。

シリコンバッグの破損

バッグを用いた豊胸手術は1960年代に始まり、かつては破裂や破損することもありました。しかし近年のバッグは耐久性が高くなったので、簡単に破損することはありません。
シリコンバッグは、破損してジェルが流れ出てしまうと炎症を引き起こす可能性があります。そのためシリコンを用いた豊胸をする際にはより安全性の高いシリコンを使っている美容外科で施術を受けることが予防につながります。

しこり・石灰化・瘢痕化

しこりは、ヒアルロン酸や脂肪を注入する豊胸手術で生じることが多いです。
ヒアルロン酸や脂肪がバストに注入された後うまく体内で定着しないと壊死してしまい、稀にしこりになります。
石灰化はしこりがさらに硬くなった状態です。石灰化を長い間放置してしまうと瘢痕化し、摘出手術が必要になる場合があります。
ヒアルロン酸を1ヵ所に大量に注入することや、脂肪の中に不純物が混ざっていることで栄養が行き渡らなくなり硬くなってしまう場合があります。
対策としては、バランスよく注入すること、不純物を取り除いて注入することです。無理に大量な注入をしていないか、どうやって不純物を取り除いているのか、カウンセリングの際にチェックしておきましょう。

カプセル拘縮が起こる

カプセル拘縮とは、シリコンバッグ豊胸で起きる合併症です。
シリコンを挿入した後、体内で異物として認識されると膜ができてしまいます。その膜が厚く変形し胸が硬くなることをカプセル拘縮と言います。
手術の際に出血が多いとカプセル拘縮が起きる可能性が高まるため、そういった意味でも医師の技術力は非常に重要です。シリコンバッグ豊胸の経験豊富な医師がいる美容外科を選ぶことが予防につながります。

リップリングやダブルバブルが生じる

リップリングとは、挿入したシリコンが原因で胸の表面に不自然な凹凸ができることを指します。ダブルバブルはアンダーバストが二段になってしわが生じてしまう症状のことです。
挿入したシリコンバッグが胸の中で動いてしまうとリップリングやダブルバブルが起こります。どちらもシリコンバッグ豊胸特有の症状で、原因はシリコンバッグの大きさが胸に合っていないことや、シリコンバッグの経年劣化などです。
体の大きさにあったシリコンバッグを入れることや、シリコン以外の豊胸手術を検討することでリップリングを予防できます。カウンセリングを丁寧におこなうことがとても重要です。

バストサイズに変化がない

豊胸手術をしたにもかかわらず、バストサイズに変化がないという失敗例もあります。特に脂肪注入の施術に多いです。
原因には、予定より脂肪が採取できずバストアップにつながらなかったというケースがあります。 
予防としては専門知識をもった医師と納得がいくまでカウンセリングを受けることです。アフターフォローや保証制度がしっかりしている美容外科を選ぶと安心できます。また、注入した脂肪がすべて定着するとは限らないと理解しておきましょう。

バストの形や大きさの左右差が気になる

バストの左右差が生じる原因として考えられるのは、しこりやシリコンバッグの位置がずれていることです。そのためヒアルロン注入、シリコンバッグ、脂肪注入などの豊胸手術でも起こる可能性はあります。
実績の多い美容外科で施術を受けることや、信頼できる医師を見つけることで予防できます。

豊胸手術での失敗を防ぐためには

ここまで、豊胸手術の種類と、失敗例についてご説明してきました。
もともと体型や希望するバストのイメージによっても最適な施術方法は異なり、選択する施術方法によって起こる失敗の種類も違います。
しかし、どの方法で豊胸をおこなうにしても、まず確かな手腕をもつ医師を見つけることが最重要です。知名度のある大きな美容外科でも、医師個人の技術が伴っているかどうかは分かりません。「有名な美容外科だから大丈夫だろう」と考えるのは実は危険なことです。どのような医師が施術を担当するのか、実績や経歴などを事前に調べておくと安心です。

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ピュアグラフト豊胸 (2)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
ピュアグラフト豊胸 (3)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
コンデンス豊胸 (11)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
コンデンス豊胸 (8)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
コンデンス豊胸 (7)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
コンデンス豊胸 (5)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
コンデンス脂肪豊胸 (18)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
コンデンス脂肪豊胸 (25)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
コンデンス脂肪豊胸 (4)

【リスク・副作用】腫れ・内出血・浮腫・痛み等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
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失敗しない豊胸手術ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

今回は豊胸手術の失敗例や原因と対策例について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。バストに関する悩みは人それぞれであり、女性にとってはとてもデリケートな問題です。勇気を出して手術したものの失敗してしまい、相談できずにいるという方もいらっしゃいます。
どの手術法が自分に合っているのかを判断するのは難しいですが、安心して理想のバストを手に入れるためには、信頼できる美容外科を見つけることが何よりも大切です。
eクリニックでは、丁寧なカウンセリングと確かな技術により多くのお客様が満足いただけるように努めています。少しでも興味のある方は、一度カウンセリング相談を受けてみてください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶脂肪豊胸(コンデンス法)
▶▶ヒアルロン酸豊胸

このページの監修医師

張田 修平医師

医師

張田 修平

経歴

・富山大学医学部医学科卒業
・国立国際医療研究センター病院
・昭和大学病院
・虎の門病院
・都内美容クリニック勤務

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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