豊尻手術でヒアルロン酸注入を選ぶメリット・デメリットは?脂肪注入による豊尻手術との違いも解説

美しいヒップライン

豊尻手術は、理想のヒップとボディラインを目指す方から今高い注目を集めている美容整形手術です。丸くボリュームのあるお尻はメリハリのある体作りに欠かせません。欧米では以前から人気がありますが、最近は日本でも受ける方が増えてきた話題の美容整形です。

今回はそんな豊尻手術の中の一つの手法である「ヒアルロン酸注入」について詳しくご紹介していきます。ヒアルロン酸注入による豊尻手術のメリットとデメリット、脂肪注入との違いなどを分かりやすくまとめました。ヒアルロン酸注入による豊尻手術を検討している方、豊尻手術の手術方法について詳しく知りたいという方は是非参考にしてみてください。

目次

豊尻手術とは

豊尻をした女性のお尻

豊尻手術はヒップアップ手術とも呼ばれる理想的なヒップを作り出すための美容整形です。お尻のサイズや形を調節することでヒップラインを整える手術です。

お尻の形は身体全体のバランスを大きく左右する部位です。豊尻手術では、単にヒップのボリュームを増やすだけでなく、左右差の調整、くびれや腰とのバランスの調整を行い、お尻の凹みや垂れを修正することで、身体全体が引き締まって見せることができます。

豊尻という概念は欧米では以前から注目されていましたが、日本では昔から「痩せ型」にばかり注目され”豊尻”を意識する女性があまり多くありませんでした。しかし、近年日本でも女性たちの美意識が変化し、ただガリガリなのではなく健康的でメリハリのある体型を目指す方が増えてきています。豊尻手術は現代のトレンドにあわせたヘルシーなボディ作りにも役立つ美容整形で、その注目度は徐々に高まっています。

豊尻手術の効果

豊尻手術を受けることで期待できる効果は以下の通りです。

  • 丸くボリュームのあるお尻
  • お尻の左右差の改善
  • お尻のたるみ改善
  • お尻の凹み改善
  • 脚長・脚痩せ効果

豊尻手術を受けることで得られる効果は、単にお尻のサイズを大きくすることだけではありません。特に日本人をはじめ、多くのアジア人は年齢とともにお尻が垂れやすく、四角いフォルムになってしまうことが多いです。豊尻手術はそういったお悩みの解消にも効果的で、左右差やたるみ、凹みを改善することができます。

豊尻手術はまた、脚のラインをキレイに見せてくれる効果もあります。これは、ヒップのサイズや形状が変わることで、脚のラインがより細く、長く見えるようになるためです。直接的に脚が細くなるわけではありませんが、視覚的な錯覚を利用して、お尻から脚にかけてのラインを美しく整えることができます。

豊尻手術の種類

豊尻手術の手術方法は大きく分けて、「ヒアルロン酸注入」と「脂肪注入」の2種類があります。

ヒアルロン酸注入は、ヒアルロン酸をメインとした専用の製剤を注入する方法です。脂肪注入はお腹や太ももなど、自身から採取した脂肪を加工した後、お尻に注入する方法です。

これら2つの方法は、それぞれメリットとデメリットがあり、求める効果や体質によって最適な選択が異なります。下記ではヒアルロン酸注入による豊尻手術を中心にその特徴を詳しくご紹介します。

豊尻手術はこんな方におすすめ

豊尻手術は特に以下のような方におすすめな美容整形手術です。

  • お尻に丸みとボリュームが欲しい方
  • 自然にボディラインを改善したい方
  • 加齢によるお尻のたるみにお悩みの方
  • ヘルシーでメリハリのある体型を目指す方
  • タイトなボトムを着こなしたい方

お尻にボリュームを加えることで、腰やウエストとのコントラストを強調し、自然なくびれを作り出すことができます。また、豊尻手術によって下半身のバランスを整えることもできます。ボディラインを整え、美しいプロポーションを目指す方にぴったりな整形手術です。

お尻は年齢が出やすい部位でもあります。豊尻手術を受けることによって、お尻のお悩みを改善し、若々しいヒップラインを作ることができます。

ヒアルロン酸注入による豊尻手術

ヒアルロン酸のイメージ

ここからはヒアルロン酸注入による豊尻手術に焦点をあてて詳しくご紹介していきます。

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は、私たちの体内に自然に存在する物質です。高い保水力が特徴で1グラムのヒアルロン酸が最大で6リットルもの水分を保持することができると言われています。ヒアルロン酸は、その保湿効果を活かして、顔のしわやたるみの治療、リップのボリュームアップ、そしてもちろん、ヒップアップなど、様々な美容整形手術で利用されています。この性質を利用し豊尻手術ではヒアルロン酸をメインとした製剤を注入することで、お尻にボリュームをプラスしていきます。

ヒアルロン酸は、体内で自然に分解されるため、アレルギー反応や副作用のリスクが非常に低く、安全性が高いという利点も持ち合わせています。

ヒアルロン酸注入のメリット

豊尻手術でヒアルロン酸注入を選択するメリットは以下の3点です。

  • 手術時間が短い
  • ダウンタイムがほとんどない
  • 即時性が高い

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

手術時間が短い

脂肪注入による豊尻手術は、脂肪の採取、脂肪の加工、脂肪の注入と3つのステップを経なければなりませんが、ヒアルロン酸注入による豊尻手術はヒアルロン酸を直接お尻に注入するのみの比較的簡単な手術で済むのが大きな魅力です。手術にかかるのは30分ほどで、お仕事や学校帰り、ショッピングの途中など気軽に受けることができます。

ダウンタイムがほとんどない

ヒアルロン酸注入による豊尻手術ではダウンタイムがほとんど必要ありません。そのため手術後もいつもと変わりなく過ごせるのが魅力です。ヒアルロン酸による豊尻手術の回復期間が短い理由の一つは、この手法が非侵襲的であることにあります。大規模な切開や複雑な手術プロセスを必要としないため、身体への負担が少なく、回復も迅速です。ダウンタイムがほとんどないことは体への負担を減らせるだけでなく精神的なストレス軽減にも繋がります。より気軽に豊尻手術をしたいという方にとって大きなメリットとなります。

即時性が高い

ヒアルロン酸がお尻に注入されると、すぐにボリュームアップや形状の改善が実現します。効果をすぐに実感できるのもヒアルロン酸注入による豊尻手術の魅力の一つです。特別なイベントや大切な日の直前などすぐに効果が欲しいという方にぴったりです。

また、脂肪注入の場合は採取できる脂肪の量に個人差がありますが、ヒアルロン酸注入であれば量調節が自在に可能です。細かなデザインに適応でき、理想のイメージに近いヒップを作り出すことができます。

ヒアルロン酸注入のデメリット

一方で、ヒアルロン酸注入による豊尻手術のデメリットとして挙げられるのは以下の2点です。

  • 半永久的な効果は得られない
  • 異物を注入することに抵抗感がある方には向かない

それぞれについて詳しくご紹介します。

半永久的な効果は得られない

ヒアルロン酸は体内で自然に分解される性質を持っています。このためヒアルロン酸を用いたヒップアップの効果は、時間とともに減少していきます。多くの場合、その持続期間は1〜2年程度とされており、注入量や注入部位によって異なります。この期間が経過するとお尻のボリュームや形状は徐々に元の状態に戻り始めます。

理想的なヒップラインを維持するためには、定期的なヒアルロン酸の追加注入が必要となります。

脂肪注入による豊尻手術との違い

脂肪注入による豊尻手術では、腹部や太ももなど自身の脂肪を採取し、精製したあとお尻に注入します。脂肪細胞はお尻の組織として定着するので、長期的な効果が見込めるのが大きなメリットで仕上がりもとても自然です。

また、脂肪注入は脂肪吸引とヒップアップを同時に行えることができる点も大きな魅力です。太ももや腹部の脂肪を減らしながらヒップにボリュームを加えることで、メリハリのある理想的なプロポーションを目指すことができます。

一方、脂肪注入による豊尻手術のデメリットとして挙げられるのは以下のような点です。

  • 手術時間が長い
  • ダウンタイムがある
  • 痩せ型の人は向かない

脂肪を採取し、精製、そしてお尻への注入というプロセスを経るため、ヒアルロン酸注入による豊尻手術と比べると手術時間が長くなります。また、脂肪細胞はしっかりと定着するまで時間がかかります。ダウンタイム中は激しい運動は控え、できるだけ手術部位に刺激を与えないように安静に過ごす必要があります。

脂肪注入による豊尻手術は拒絶反応やアレルギーのリスクを抑えることができ、幅広い方に適応した手術ですが、採取できる脂肪は少なすぎると手術ができない場合があります。

ヒアルロン酸注入による豊尻手術はこんな方におすすめ

上記をまとめると、ヒアルロン酸注入による豊尻手術は特に以下のような方におすすめな手術方法といえます。

  • 手軽にヒップアップしたい方
  • 即効性を求める方
  • トレンドや好みにあわせたヒップにしたい方
  • 大規模な手術は避けたい方

ヒアルロン酸注入による豊尻手術はその手軽さが大きな魅力です。手術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないため比較的気軽に手術を受けることができます。

また、注入してすぐに効果が実感できるため、イベントや大事な予定の前にボディメンテナンスとして取り入れる方もいらっしゃいます。量や注入部位を変えることで形やボリュームも細かく調節できるので、デザインにこだわりたい場合は医師とじっくり相談すると良いでしょう。ヒアルロン酸注入は限定的な効果であるのがデメリットですが、これはその時々でトレンドや好みにあわせたデザインにできるというメリットにもなります。

豊尻で効果を得たいならeクリニックへ

eクリニック金沢本院の外観

今回の記事では、ヒアルロン酸による豊尻について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ヒアルロン酸による豊尻は気軽にできる美容整形である一方、非常に繊細かつ正確な技術を必要とする施術です。医師やクリニック選びを間違えると、十分な効果が得られなかったり、思わぬ失敗に繋がってしまったりすることも少なくありません。
eクリニックには、豊尻手術を丁寧なカウンセリングを経て、お客さん一人一人に合った最適な施術をおこなってきました。
豊尻手術が気になる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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