「裏ハムラで後悔!?」ブログで見つけた失敗事例を医師が検証!

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目の下の膨らみや凹みを改善するのに最適な施術である「裏ハムラ」。クマを除去してフラットに整えることで、明るく若々しい印象を目指すことができます。
しかし、施術についてネットで調べていると、「裏ハムラをやって後悔した」「裏ハムラはやらないほうがいい」といったブログ記事や掲示板の書き込みなどを目にすることがあるかと思います。そのような情報をどこまで信用すれば良いのか分からず、「裏ハムラは気になるけど何となく施術に踏み込めない」といった方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、実際のブログ記事にあった裏ハムラの失敗事例を7つピックアップし、原因や対策について詳しく解説していきます。裏ハムラの概要や表ハムラとの違いなどについてもまとめておりますので、クマ治療を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

▶▶目の下のたるみ取り

目次

裏ハムラとは

裏ハムラと脂肪注入の5日後と1か月後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目の下の膨らみは眼窩脂肪の突出によって起こります。先天的に眼窩脂肪の量が多い方もいらっしゃいますが、年齢を重ねるごとに気になってくる方がほとんどです。加齢とともに眼輪筋が衰えると、眼輪筋によって支えられていた眼球が下垂して眼窩脂肪を押し出してしまいます。そのため、若い世代の方よりも中高年以降の世代の方に多く見られるのです。

裏ハムラで眼窩脂肪を出しているところ

裏ハムラは、目の結膜側から切開して突出した眼窩脂肪を剥離し、凹んでいる部分に移動させるという施術です。目の下の膨らみと凹みの両方を同時に改善することでフラットな仕上がりを実現するとともに、若々しく明るい印象を目指すことができます。また、眼窩脂肪による膨らみが解消されることで、隠れていた涙袋が出てくるといった効果も期待できるでしょう。

表ハムラと裏ハムラの違い

表ハムラと裏ハムラの違いの図解

表ハムラと裏ハムラは「眼窩脂肪を膨らんでいる部分から凹んでいる部分に移動させる」という目的は共通していますが、施術の方法には違いがあります。
表ハムラでは下まつげの生え際に沿って、つまり皮膚の表面側を切開していきますが、裏ハムラは結膜側から切開するため、「あっかんべー」の状態にならない限り傷跡が見えません。また、表ハムラでは目の下のたるんだ皮膚や余分な眼輪筋を同時に切除するため大幅なたるみの解消が期待できますが、裏ハムラでは皮膚や眼輪筋の切除は基本的におこないません。
そのため、重度のたるみがある黒クマ・赤クマの方には表ハムラが、たるみの少ない軽度の黒クマや赤クマには裏ハムラが適していると言えるでしょう。
ご自身では見分けられない方も多いかと思いますので、一度カウンセリングを受けてクマの種類と適切な治療法を医師に見極めてもらうことをおすすめします。

裏ハムラを受けると後悔する?

裏ハムラをすると公開するか解説する看護師

クマ治療で裏ハムラを受けると後悔するというのは本当なのでしょうか。ここからは、実際のブログ記事で見つけた失敗事例について原因と解決策を解説します。

ブログで見かける後悔事例① 仕上がりがデコボコしている

裏ハムラを受けて目の下の皮膚がデコボコしてしまって後悔した、という事例です。
凹みの強さに対して突出している眼窩脂肪の量が少なかった場合、眼窩脂肪を移動させてもしっかりと凹みを埋めることができずにデコボコしてしまうことがあります。また、裏ハムラでは脱脂をおこなわないため、逆に凹みが少なく眼窩脂肪の量が多い場合にも同じくデコボコしてしまう可能性が高いです。
医師の技術力や経験値が活かされる部分でもあります。さまざまな症例を見てきた医師は、お客様の目元の状態を見て裏ハムラが適しているかどうかを適切に見分けることが可能です。一見難しそうなケースでも、医師の技術力によってはフラットに仕上げることもできるので、技術力や経験値の多い信頼できる医師に施術を任せることが大切です。

ブログで見かける後悔事例② ダウンタイムが長引いた

想像していたよりもダウンタイムが長引いて後悔した事例です。裏ハムラは習得が難しく、経結膜脱脂と比較しても剥離範囲が広くなることから、クマ治療の中では比較的大掛かりな施術だと言えます。皮膚側は切開しませんが、眼窩脂肪の再配置をおこなう際にはどうしても組織を傷つけてしまうことがあるのです。その結果、お客様が思っていたよりもダウンタイムが長引いてしまうケースがあります。
しかし、腕の良い医師であれば施術中の出血や組織の損傷を最小限に抑え、必要最低限の手順と時間で施術を終えることが可能です。医師を選ぶ際には施術直後の症例写真を確認し、内出血がどのくらい生じているかをチェックしておきましょう。
また、ダウンタイム中は下まぶたに腫れや内出血が生じますが、皮膚の表面に傷がないためメイクで隠すことができます。症状が落ち着くまでの期間には個人差がありますが、術後約1週間〜10日で目立たなくなることが多いです。腫れや内出血のピークは術後2〜3日頃になります。この期間は患部が炎症を起こしている状態なので、熱冷ましシートや保冷剤を使ってクーリングをおこなうことで治りを早めることが可能です。

ブログで見かける後悔事例③ 皮膚のたるみが残った

裏ハムラを受けたのに皮膚のたるみが解消されないまま残ったという事例です。
裏ハムラは表ハムラとは異なり、たるんだ皮膚や余分な眼輪筋の切除が施術に含まれません。そのため、目の下に重度のたるみやしわがある場合に裏ハムラを受けると、たるみやしわが悪化してしまうことがあります。 
目の下の膨らみや凹みだけでなくたるみもなくしたい方は、表ハムラと裏ハムラの違いをしっかりと理解した上で、ご自身の症状にもっとも適した施術方法を選ぶようにしましょう。

ブログで見かける後悔事例④ しこりができた

裏ハムラの施術を受けた後に、眼窩脂肪を移動させた部分がしこりのように硬くなって後悔した事例です。
このしこりは移動させた眼窩脂肪が組織に固定され定着する過程で生じるものであり、通常は数ヶ月程度で自然に目立たなくなるため気にしすぎることはありません。
しかし、半年以上経ってもしこりが消えない場合、触れたときだけでなく見た目でもデコボコしているのが分かる場合には他の原因も考えられるため、美容外科に相談してみましょう。
とは言え、裏ハムラはしこりが発生するリスクを最小限に抑えるために工夫された施術方法なので、このような失敗が起こることはごく稀です。

ブログで見かける後悔事例⑤ クマが解消されていない

裏ハムラを受けたのにクマが解消されず後悔した事例です。
クマにはさまざまな種類があり、眼窩脂肪が突出することで目の下に影ができる「黒クマ」、突出した眼窩脂肪に眼輪筋が押し出されて赤く透ける「赤クマ」、血行不良や睡眠不足により目の下の血管が青く透ける「青クマ」、紫外線や刺激によって生じる色素沈着の「茶クマ」に分けられます。原因ごとに治療法が異なるため、適切な方法を選択できなければクマの解消は見込めません。
眼窩脂肪を移動させる裏ハムラが効果的なのは、軽度の赤クマと黒クマです。たとえば、青クマに悩んでいる方が裏ハムラをおこなっても効果は期待できません。また、黒クマと青クマの両方の症状が現れている場合、黒クマを解消しても青クマが残ってしまいます。
クマ取りの効果を最大限に得るためには、ご自身のクマの種類を見極め、適切な施術方法を選択することが重要です。

ブログで見かける後悔事例⑥ 目の下が凹んだ

裏ハムラを受けて逆に目が凹んでしまって後悔するケースもあります。
裏ハムラでは膨らんでいる部分の眼窩脂肪を剥離し、凹んでいる部分に移動していきますが、移動箇所を間違えてしまうと逆に凹んでしまう可能性が高いです。このような失敗はほとんどないですが、万が一起こってしまうと非常に修正が難しいため注意しましょう。
対策としては、やはり技術の高い医師に施術をしてもらうことが一番です。当院では、裏ハムラに脂肪注入を併用して凹みをフラットにし、自然な仕上がりを目指しています。

ブログで見かける後悔事例⑦ 合併症が起こった

裏ハムラを受けて、合併症が起こるケースもあります。裏ハムラは下眼瞼外反のリスクが低いと言われていますが、眼窩脂肪を剥離して移動させるという比較的大掛かりな外科手術になるため、その他の美容整形と同じく合併症が起こるリスクはゼロではありません。裏ハムラで起こる可能性のある合併症には、以下のようなものが存在します。

  • 血腫
  • 感染症
  • 下眼瞼内反
  • 粘膜の肥厚
  • 神経障害
  • 皮膚の損傷
  • 創傷治癒遅延

血腫やアレルギー反応による出血は、ダウンタイム期間中の正常な反応として出現することがあります。大きすぎる血腫があったり痛みをともなったりする場合には、合併症が起こっている可能性があるため美容外科を受診するようにしてください。
対策としては、万が一の場合に備えて保証制度やアフターフォローの充実した美容外科を選ぶこと、持病やアレルギーがある場合には申告しておくことなどが有効です。

裏ハムラの症例写真

裏ハムラ法でクマを改善した症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
表ハムラの他院修正と脂肪注入と埋没法の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
裏ハムラと脂肪注入の1か月後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

後悔しない裏ハムラならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

今回は、実際のブログ記事にあった裏ハムラの失敗事例を7つピックアップし、原因や対策について詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。裏ハムラは表ハムラと異なり結膜側からアプローチするため、皮膚の表面に傷が残るリスクがない点がメリットです。一方、施術中は皮膚側には触れないため、同時にたるみの除去をおこなえない点がデメリットになります。カウンセリングで医師に目の状態を見てもらい、適応がそうでないかを確認してもらうようにしましょう。
eクリニックに在籍する医師は、世に存在するありとあらゆるクマ治療に習熟しております。国内でも習得している医師が数少ないと言われる裏ハムラをはじめ、経結膜脱脂や脂肪注入などお客様に合わせてさまざまな施術方法を使い分けることが可能です。常に最高の結果を出せるように日々研鑽に努めておりますので、クマ取りを検討している方はぜひお近くのeクリニックへご相談ください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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