二重整形の方法は複数あり、その中には安い料金で受けられる種類もあります。しかし、安い二重整形を受けるなら、少々注意しなければならない点もあります。こちらのコラムでは、二重整形の安い順ランキングとそれぞれの特徴、安い二重整形を受ける際の注意点をご紹介しています。また、安い二重整形がおすすめな方についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
▶▶二重埋没法
▶▶全切開
二重整形安い順ランキング
ご存じの通り、二重整形には埋没法と切開法があり、皮膚を切開しない分気軽に受けられるのは埋没法です。
また、埋没法は簡易的な二重整形で、切開法よりも安い料金で施術を受けられそうなイメージがあるかもしれません。
しかし、埋没法にもあらゆる種類があり、必ずしも安い料金で受けられるとは限らないのです。
それでは早速、二重整形安い順ランキングをご紹介していきましょう。
1位・2点留め(埋没法)
埋没法の2点留めは、元祖埋没法とも呼べる二重整形で、まぶたの表面からアプローチし、まぶたの内部で2点留めして二重を形成します。
2点留めは処理範囲が狭い上に1本の糸を使用する方法ですので、ご紹介する二重整形の中では最も安い料金で施術を受けられます。
また、施術時間やダウンタイムも短いため、時間の余裕がない方や、ダウンタイムにお休みを取れない方でも施術を受けやすいでしょう。
2位・3点留め(埋没法)
2点留めと同様の手法で、留める点を3点に増やした方法です。
3点留めは、2点よりも点の数がひとつ増える分、しっかりとした二重のラインを形成できます。
また、2点留めと同様に安い料金で施術を受けれ、なおかつダウンタイムの腫れが少ないというメリットがありますので、二重整形の費用を抑えたい、腫れが少ない二重整形を受けたいという方には特におすすめです。
3位・4点留め(埋没法)
2点留め、3点留めの手法で、留める点を4点に増やしたのが4点留めです。
4点留めでは、3点留めよりも強固な二重を形成できるというメリットがあります。
しかしその一方で、2点留めや3点留めよりも施術料金が高くなる上、留める点が増えることでダウンタイムには強く腫れが見られることがあります。
なお、たいていの場合は2点留めまたは3点留めで綺麗な二重ラインを形成できますが、4点留めではより目尻のラインをコントロールしやすくなるというメリットがあります。
つまり、目尻寄りのラインにもこだわりたいという方におすすめできるのが、4点留めだということです。
4位・全切開二重術(切開法)
全切開二重術とは、まぶたの表面の皮膚を切開して二重を形成する方法で、皮膚を切開して組織を癒着させるため、半永久的な効果を期待できます。
また、切開法というと高額なイメージがあるかもしれませんが、切開法にも複数の種類があり、脂肪除去や皮膚切除などを伴わない全切開二重術であれば、複雑な術式の埋没法よりも安い料金で施術を受けられます。
なお、切開法の二重整形には切開範囲が狭い部分切開法(小切開法)もありますが、この方法では処理範囲が狭いため、しっかりとした二重ラインを形成しにくいというデメリットがあります。
5位・フォーエバークロス法特殊5点留め(埋没法)
フォーエバークロス法特殊5点留めは、2本の糸を絡ませるようにしながら埋没させるため、ただ糸を埋め込んで点で留めるだけの方法よりも、強固な二重を形成できます。
その分、安い料金で受けられる二重整形よりも料金は高くなりますが、好みの二重をデザインしやすい、二重が取れにくいといったメリットがあります。
なお、術後にはやや腫れや内出血が見られますが、目立つ症状は1週間程度で回復し、2週間後にはほぼ目立たない状態に落ち着きます。
この方法もまた、表面からアプローチして糸を埋め込むことになります。
6位・クイックループ法2点裏留め(埋没法)
クイックループ法2点裏留めは、まぶたの裏側部分にある結膜から糸を埋め込む方法です。
この方法では、1本の糸を用いて2点留めすることで二重を形成しますが、まぶたの裏側から糸を埋めこむため、より自然な仕上がりを期待できます。
また、術後の腫れや内出血も少ないため、ダウンタイムにお休みを取りにくいという方にもおすすめできるでしょう。
なお、この方法は埋没法中でも高度な技術を必要とするため、その分施術費用がやや高めに設定されています。
7位・クイッククループダブル法4点裏留め(埋没法)
クイッククループダブル法4点裏留めは、クイックループ法2点裏留めと同様の手法で行われる二重整形で、2本の糸を用いて4点留めすることで二重ラインを形成します。
つまり、クイックループ法の強化版とでもいうべき方法だということです。
8位・自然癒着法(埋没法)
通常の埋没法では、まぶたの内部を点で留めて二重のラインを形成します。
一方自然癒着法では、まぶたの内部に小さな穴を開け、さらに糸を線で留めることで癒着を促進させる方法です。
この方法では、従来の埋没法よりも、より切開法で形成できる二重に近いラインを形成でき、末広型や平行型など、思い通りの二重を形成しやすいという特徴があります。
そのため、施術料金についてはやや高めに設定されています。
9位・ 特殊6点裏留め(埋没法)
特殊6点裏留めは、クイックルーダブル法と同様の手法で行われる二重整形で、点を6点に増やすことで、より強固な二重を形成できるという特徴があります。
この方法は埋没法の中では最も複雑な処理が必要なため、施術料金は高めに設定されています。
10位・睫毛上皮膚全切開(切開法)
睫毛上皮膚全切開とは、まつ毛の上不文のたるんだ皮膚を絶所して二重を形成する二重整形です。
また、この方法では目元を腫れぼったく見せている眼窩脂肪も取り除けますので、年齢による瞼のたるみや眼窩脂肪の量が多い方におすすめの方法です。
睫毛上皮膚全切開は、ご紹介してきた二重税煙いの中で最も高度な技術を要するため、施術料金は高いです。
しかし、その代わりといっては何ですが、理想通りの二重を形成しやすく、しかも半永久的な効果を期待できるというメリットがあるのです。
つまり、料金が少々高額になったとしても、より理想に近い二重を半永久的に維持したいなら、この方法での二重整形がおすすめだということです。
安い二重整形の注意点
二重整形では、料金が安いほど施術の難易度が低く、施術時間も短いという特徴があります。
また、安い二重整形でも綺麗な二重は形成できますが、特に2点留めや3点留めの場合では、少々注意しなければならない点もあるのです。
二重が取れやすい可能性
2点または3点で留める方法であっても、しっかりと止まっていて、なおかつその術式がお客様に合っていれば、二重のラインがすぐに浅くなったり取れたりするようなことはありません。
しかし、1本の糸で2点留めまたは3点留めする方法では、他の方法よりも二重が取れやすいという弱点があるのです。
特に経年で糸が緩むと二重のラインが取れやすくなりますので、2点留めもしくは3点留めで二重整形を受けるなら、半永久的な効果を期待しないよう注意しましょう。
まぶたの脂肪が厚い方には不向き
まぶたの脂肪が多い方の場合では、留め部分に脂肪の圧がかかり、外れやすくなることがあります。
また、まぶたの脂肪が多い方がむりに幅広の二重を形成しようとすると、二重ラインの食い込みがきつくなって、いわほゆる”ハム目”のような状態になってしまうこともあります。
まぶたの脂肪が多い方の場合では、少々料金は高くなりますが、まぶたの脂肪を除去できる切開法のほうがおすすめできるでしょう。
デザインの自由度が低めの傾向
料金が安い二重整形では、自然な末広型二重の形成は容易に行えますが、幅広二重や平行二重になると、理想通りのデザインでは形成できない可能性があります。
つまり、より理想に近い二重になりたいとお考えなら、いちばん安い方法ではなく、多少料金が高くなったとしても、デザインの自由度が高い方法がおすすめだということです。
糸が浮き上がって見えるリスクがある場合がある
表面から糸を埋め込んで点で留める方法では、糸を止める糸によっては糸の結び目が表面に浮き上がってしまうことがあります。
このようなトラブルは必ず起こるものではありませんが、糸を止める位置がずれてしまうと、目を閉じた際にポッコリ結び目が浮き出でしまうことがあります。
このようなトラブルを避けたいなら、まぶたの内側から糸を埋め込む方法や、切開法による二重整形のほうがおすすめできる場合があります。
やるなら高い二重整形のほうがいい?
安い二重整形にはいろいろと弱点がありますし、向き・不向きもあるため、慎重に検討する必要があります。
とはいえ、安い料金で受けられる二重整形であってもメリットはあります。
つまり、安い二重整形はダメ、やるなら高い二重整形のほうがいいということは一概にいえないということです。
では、安い料金で受けられる二重整形は、どのような方におすすめできるのでしょうか。
試しに二重整形を受けてみたい方
安い二重整形は、学生でも受けられるほどリーズナブルな料金で受けられますが、半永久的な効果は期待できません。
つまり、試しに二重整形を受けてみたいという方におすすめだということです。
修正可能な二重整形を受けたい方
安い二重整形では、複雑な術式ではなく、どちらかというと簡易的な術式で施術を行いますので、万が一デザインが気に入らないなどの際の修正を容易に行えます。
なお、料金がリーズナブルであったとしても、切開法で二重整形を受けた場合では修正が困難になるケースがあります。
そのような理由から、修正可能な二重整形を受けたい場合では、料金が安い、高いということよりも、修正可能な施術か否かを確認しておくことが大切です。
eクリニックの二重整形の症例
二重整形ならeクリニック
eクリニックでは、二重整形の症例数の豊富で、高い技術を持った医師が施術を担当します。また、お客様のご希望をできる限り叶えるため、カウンセリングにも力を入れています。少しでも分からないことや疑問に感じることがあれば丁寧に回答させていただきますので、二重整形で後悔したくない方はぜひeクリニックにお越しください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
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このページの監修医師
医師
円戸 望
経歴
・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院
医師(eクリニック統括技術指導医)
飯田 秀夫
経歴
・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
以降、同大学医学部付属病院、
国立がんセンターなどで頭頸部外科、
形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院
プロフィール
のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。
資格
日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)