二重整形でよくある失敗とは?対策と美容外科の選び方も解説!

埋没法を受けた20代女性
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

二重整形は、一重まぶたから二重まぶたにすることで目元の印象を大きく変えることができる美容手術の一つです。簡単な工程でできる手術であることから気軽に受けられる整形手術としても人気があります。

しかし、その一方で多くの美容整形手術と同じく、二重整形にも失敗のリスクがあります。この記事では、二重整形で起こりがちな失敗例を手術方法別にご紹介します。さらに後半では、二重整形で失敗しないための対策や、信頼できる美容外科の選び方についても詳しく解説します。二重整形に興味があるけれど失敗が怖い方、二重整形を検討しており手術のリスクについて知っておきたいという方は是非この記事を参考にしてみてください。

目次

二重整形の種類

二重整形は大きく分けて「埋没法」と「切開法」という2つの手術方法があります。まずはそれぞれどんな手術方法なのか詳しくみていきましょう。

埋没法

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法は、医療用の糸を使用し、皮膚を縫合し二重のラインを作り出す二重整形手術です。切開を伴わないため体への負担が少ないことが大きな魅力で、手術の時間も約15分と非常に短いです。ダウンタイムも短く、数日で日常生活に戻ることができます。また、メスを使用しないため、手術に対して抵抗感がある方でも安心して受けることが可能です。

デメリットは、糸が解けたりずれたりすることで元の状態に戻る可能性があることです。永続的な効果は期待が難しいのですが、言い換えれば、糸を除去するだけで元の状態に戻せるというメリットにもなります。トレンドにあわせて二重のデザインを変えたいという方にも適した手術方法といえます。

▶▶二重埋没法

全切開

全切開と眼瞼下垂を同時に行った症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

全切開は、より確実で長持ちする効果を望む方に適した二重整形です。目頭から目尻までのまぶた全体を切開し、希望に応じた幅で縫合することでクリアで持続的な二重のラインを形成します。一部分だけを切開する方法もあります。

全切開ではまぶたの余分な脂肪や皮膚のたるみを除去することも可能で、元のまぶたの状態に影響を受けることなく幅広い二重デザインを叶えることができるのも大きな魅力です。

デメリットは、切開を伴うため埋没法と比べると完全な回復には数週間を要することもあります。腫れや痛みが長く続くこともあるので、お仕事や学校を調節しなければなりません。

▶▶切開法

埋没法による二重整形の失敗例

埋没法による二重整形でよくある失敗は下記の通りです。

  • 糸が飛び出していたり結び目が目立つ
  • 二重ラインがガタガタ
  • すぐに元に戻ってしまった

それぞれの失敗例について詳しくみてみましょう。

糸が飛び出していたり結び目が目立つ

埋没法では専用の糸を使用してまぶたに小さな穴を開け、糸で皮膚を縫合し二重のラインを形成します。その糸が稀に外に出てしまったり、結び目が明確に見えてしまうことがあります。

特に糸が露出することでその部分に細菌が付着しやすくなり、結果として腫れや痛みを引き起こすことがあります。これは不快なだけでなく、時には重大な感染症へと発展するリスクも伴うので、糸が飛び出てしまった場合は早めに美容外科で見てもらうようにしましょう。

二重ラインがガタガタ

二重のラインがガタガタになると不自然な仕上がりになってしまいます。このガタつきは、通常、糸を留める位置のズレが原因で発生します。手術時に糸が正確な位置に固定されない場合、二重のラインが不均一になり、望んでいた美しい仕上がりと異なる結果になってしまうことがあります。

このような失敗は、再度糸の位置を調整することで治すことができます。二重のラインが不自然な場合は一度、美容外科で修正が可能か問い合わせましょう。

すぐに元に戻ってしまった

埋没法では糸で留めるだけの施術のため、糸が緩んだり、切れることで元のまぶたに戻ってしまいます。

時間が経過するにつれて糸が劣化するので、徐々に二重幅が狭くなっていきます。埋没法ではもともと永続的な効果が期待できない手術ですが、どれくらい二重が持つかについては手術方法やまぶたの状態によって異なります。少しでも長く二重をキープしたい場合は、糸を留める数の多い手術方法を選んだり、目をあまりこすらないように注意するなど工夫が必要です。

全切開による二重整形の失敗例

全切開による二重整形でよくある失敗は下記の通りです。

  • 二重幅が広すぎる
  • 傷跡が目立つ
  • ハム目になる

それぞれの失敗例について詳しくみてみましょう。

二重幅が広すぎる

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

全切開は幅の広いぱっちりとした二重まぶたを作れるのが大きな魅力ですが、幅が広すぎると不自然な目元になってしまいます。自然な目元を作るためには顔の構造や比例を考慮した上で、適切な二重幅を設定していきます。実績があり、技術力の高い医師であれば理想的な二重幅を正しく提案することができますが、実績の少ない未熟な医師の場合、適切な二重幅を設定できないこともあります。信頼できる医師と現実的な二重幅をカウンセリングで決めていきましょう。

当院ではこの症例のように他院で全切開を行い二重のラインの食い込みが強くハム目になってしまい幅が広くなってしまった状態でもあらゆる工夫を凝らすことで自然な二重幅にすることが可能です。

傷跡が目立つ

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

全切開はまぶたを直接切開して施術を行うため、傷跡が残りやすいです。手術後に傷跡が顕著に残ってしまうと、それが「整形がバレてしまう」という不安につながり、結果として手術を失敗したと感じる原因になります。

傷跡が目立つかどうかは、いくつかの要因に依存します。まず、手術中の医師の技術が非常に重要です。また、手術後のアフターケアの質も大きく影響します。適切なケアを怠ると、傷跡の癒合がうまくいかず結果として目立つ傷が残ってしまうことがあります。

この症例は他院で行った全切開の傷跡を修正した症例です。傷跡の修正は、かなり高難度の技術を必要としますが、丁寧に組織に処理を加えることで、術後4ヶ月にはノーメイクでも瞼の傷跡が分からない状態にすることが可能です。

ハム目になる

ハム目の全切開の他院修正の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

ハム目とは二重ラインから下の皮膚がまつげに乗り、ぽてっと膨らんでふっくらとした状態になってしまうことを指します。ハム目は無理に広い二重を作ろうとした際に、目元の皮膚に過度の圧力がかかることで発生しやすいです。

個人の目の形や皮膚の弾力によっては、広い二重のラインが自然に収まらず、代わりに皮膚がたるみとして現れ、不自然な見た目の原因となってしまいます。

この症例は他院で全切開をしてハム目になってしまった状態を修正した症例です。筋肉や脂肪組織の処理が不足しているためハムのような二重になってしまっていました。拘縮によって開きが悪くなってしまった眼瞼下垂も修正しました。強すぎる食い込みを自然な食い込みにするような引き算の修正は難しいですが、あらゆる工夫を凝らすことで可能にしています。

二重整形で失敗しないための対策

二重整形で失敗しないための対策を解説する看護師

せっかく整形手術を受けるなら理想の目元にしたいものです。二重整形で上記のような失敗しないためにできる手術前後の対策を3つご紹介します。

  • 自分にあった手術方法を選ぶ
  • 適切な二重幅に設定する
  • ダウンタイムを安静に過ごす

それぞれについて詳しくみていきましょう。

自分にあった手術方法を選ぶ

二重整形手術を成功させるためには、まぶたの状態や希望の仕上がりに合った手術方法を選ぶことが非常に重要です。例えば、痛みに敏感な方やアレルギー反応が起きやすい体質の方には、切開を伴わない埋没法が推奨されることが多いです。埋没法は比較的短時間で施術が完了し、回復も早いため、手術に対する抵抗感が少ない方にも適しています。一方で、まぶたが厚い方や目のたるみが気になる方は、全切開の方が理想的な二重ラインを作り出しやすいです。全切開によって余分な皮膚や脂肪を取り除くことができるため、よりクリアで長持ちする効果が期待できます。

適切な二重幅に設定する

自然な目元を作るためには広すぎない適切な二重幅に設定しましょう。二重幅は6~8mm程度が一般的ですが、この幅は顔の造形や眼の形によって最適な位置が異なります。カウンセリングでは二重幅のシミュレーションを行いながら、専門的な視点から、自分の顔のバランスや目の形状に最適な二重幅を決めていきましょう。

また広すぎない二重幅に設定することは、埋没法の場合二重まぶたを長く保つのにも役立ちます。長期間二重まぶたをキープしたい方も自然な二重幅に抑えるのがおすすめです。

ダウンタイムを安静に過ごす

埋没法でも全切開でも手術直後は必ず腫れなどの症状が出ます。適切なケアを怠ると、ダウンタイムが予想以上に長引くだけでなく、痛みや後遺症などの失敗リスクも高まります。手術後は、医師の指示に従うことが何よりも重要です。医師から処方された薬は、指示された通りに正しく飲みきることが求められます。

また、術後2日目は腫れを抑えるため患部を冷やし、3日目以降はむくみの改善のために軽く温めるのがおすすめです。ダウンタイム中は激しい運動や入浴、サウナなどは血流を促進する行動は控え、できるだけ安静に過ごすようにしましょう。

二重整形で失敗しないための美容外科の選び方

埋没法の手術をしている医師

二重整形の成功には美容外科選びが鍵となります。自分にぴったりな美容外科を見つけるためにチェックしておきたいポイントは以下の通りです。

  • 二重整形を得意とする医師が在籍しているか
  • カウンセリングは丁寧か
  • 口コミや評判は良いか

それぞれについて詳しくご紹介します。

二重整形を得意とする医師が在籍しているか

二重整形は、その技術や経験によって仕上がりが大きく左右されるため、この分野で豊富な経験を持つ医師に手術を依頼することが望ましいです。専門的な知識と経験を持つ医師は、一人ひとりの顔の特徴や目の形状を考慮した上で、最も適した手術計画を提案してくれます。

医師の得意分野については美容外科のサイトや医師のSNSを見ることで確認できます。症例写真も掲載しているサイトもあるので、自分が理想とする二重に近い医師を探してみましょう。

カウンセリングは丁寧か

カウンセリングは手術方法や決定し、期待される結果について理解するための重要なプロセスです。二重整形では医師との仕上がりのイメージをしっかり共有し、理想の二重まぶたを一緒に作っていきます。カウンセリングでは手術全体の説明はもちろん、潜在的なリスクや合併症についてわかりやすい解説があるべきです。

また、カウンセリングは医師やスタッフの人柄を知ることができる大切な機会です。カウンセリングでは美容外科全体の雰囲気もあわせてチェックしましょう。

口コミや評判は良いか

美容外科選びで見逃せないのが、その口コミや評判です。実際に手術を受けた人々の声は、美容外科や医師の信頼性、技術レベル、そして患者満足度を反映しており、二重整形手術を成功させるための重要な判断材料となります。

口コミの投稿では手術結果の満足度、医師やスタッフの対応などについて情報収集をすることができます。

良い意見だけや悪い意見だけに左右されずに、広範囲にわたる意見を参考にすることが大切です。できるだけ多くの投稿に目を通し、全体的な評価をみていきましょう。

円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

二重整形なら「eクリニック」

eクリニック金沢本院の外観

「eクリニック」は信頼と実績のある日本トップレベルの技術力で整形手術を提供している美容クリニックです。日々数多くの二重整形手術を行っており、単に二重にするだけでなく、それぞれの目の特性、たるみ、左右差、まぶたの厚みを総合的に考慮し、カスタマイズされた術式とデザインを提案しています。
また、「eクリニック」では修正が必要と認められる場合は、保証期間内であれば無料で修正が可能です。保証制度があるため、万が一のことを心配せず安心して二重整形手術を受けることができます。
「eクリニック」では最先端の技術と豊富な経験を持つ名医たちが一人一人の目元のポテンシャルを最大限に引き出し、理想の目元を作るサポートを行っています。二重整形を検討されている方は、ぜひ一度お近くの「eクリニック」にお越しください。専門のカウンセラーが希望や不安に耳を傾け、一人一人に合った最適な手術プランをご提案いたします。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する手術&料金

▶▶二重埋没法

▶▶切開法

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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