
皮膚を切開せずに行う経結膜脱脂はですが、目の下の組織に手を加えることから、「涙袋がどうなるのか不安」という声をちらほら耳にします。こちらのコラムでは、経結膜脱脂後の目元の変化や、経結膜脱脂が涙袋に与える影響についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
間違いやすい涙袋と目袋。違いは何?

経結膜脱脂では、目の下のふくらみを形成している眼窩脂肪を取り除き、目の下をフラットな状態に整えることができます。
また、眼窩脂肪は目袋と呼ばれることもあり、目のすぐ下にある涙袋と混同されることがありますが、これらは同じものではなく、構成している組織にも違いがあります。
それではまず、涙袋と目袋の違いをご紹介しましょう。
涙袋は「眼輪筋」

涙袋が消えたらどうしよう…



「経結膜脱脂で涙袋が消える」というのは基本ありません。
この施術では涙袋を触ることがないので、影響はありません。目の下の脂肪が減ることで、涙袋がよりくっきり見えることがあります。
しかし元々ボリュームが少ない場合、影の影響で逆に涙袋が減ったように見えることもあります。


涙袋とは、下まつ毛生え際のすぐ下にあるふくらみで、目の形に沿うようにして存在しています。
また、涙袋の組織は眼輪筋で、この筋肉が発達している方ほど涙袋が目立つという特徴がありますが、眼輪筋という特徴から、目の下全体にふくらみが広がるようなことはありません。
むしろ、涙袋があることで目が大きく見えるなどの効果を期待できるのです。
このように、眼輪筋によって構成されている涙袋は、あって困るものではないということがわかります。
なお、涙袋の有無や大小については、普段から眼輪筋をどれほど動かすかによって差が生じ、眼輪筋をよく動かす方ほど涙袋ができやすく、発達しやすいという特徴があります。
目袋は「眼窩脂肪」


目袋も目の下にあるふくらみですが、目袋の構成組織は眼窩脂肪という脂肪、涙袋のように目形に沿って存在するものではなく、目の下全体にふくらみが広がるという特徴があります。
また、涙袋があると目全体が大きく見えたり華やかな印象が生まれたりすることがありますが、目袋にはこれらの効果は期待できません。
それどころか、目袋があるだけで、不健康そうな印象に見えてしまったり、実年齢よりも年上に見られてしまったりする原因になる、厄介な存在なのです。
つまり、涙袋とは正反対の存在で、あっては困るのが目袋だということですね。
そして、経結膜脱脂で眼窩脂肪を取り除くことが、このような不名誉な印象の払拭に役立つのです。



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経結膜脱脂の効果と涙袋への影響
経結膜脱脂は、表面からではなく、まぶたの裏側・結膜部分をわずかに切開し、切開部分から眼窩脂肪を取り出す美容形成です。
つまり、経結膜脱脂は表面に傷跡を残すことなく受けられる美容整形だということです。
また、経結膜脱脂ではすべての眼窩脂肪を取り除かず、適量の眼窩脂肪を残しておくことも可能です。
それでは、経結膜脱脂に期待できる効果と、手術が涙袋に与える影響についてご紹介しましょう。
経結膜脱脂に期待できる効果


経結膜脱脂で余分な眼窩脂肪を取り除くことで、以下の効果を得られます。
目の下をフラットに整えられる
経結膜脱脂で適量の眼窩脂肪を取り除くと、眼窩脂肪によって形成されていたふくらみがなくなりますので、目の下をフラットに整えることができます。
眼窩脂肪は眼球を取り巻き、外部から眼球を守る役割を持っています。
しかし、年齢とともに眼球を支えている筋肉の働きが弱ると、眼球は下垂し、眼球の圧迫を受けた眼窩脂肪は前方に押し出される形になります。
そして、この状態が目の下のふくらみを形成することになるわけですが、経結膜脱脂で眼窩脂肪を取り除いてしまえば、目立つふくらみを取り除くことができ、フラットな目の下が実現します。
軽度の黒クマ・赤クマを改善
年齢とともに目立ってくることがある黒クマの正体は、眼窩脂肪が形成したふくらみの影です。
つまり、経結膜脱脂で眼窩脂肪を取り除いてしまえば影がなくなり、それに伴い黒クマも自動的に解消されるということです。
そしてもうひとつ、年齢とともに目立ってくることがあるのが赤クマで、このクマは眼窩脂肪による圧迫を受けた眼輪筋が表面から透けて見えている状態です。
ということは、赤クマに関しても経結膜脱脂で眼窩脂肪を取り除いてしまえば、解消できるということになります。
ただし、ここで注意していただきたいのは、経結膜脱脂で改善を目指せるのは、あくまでも軽度の黒クマや赤クマだということです。
というのは、眼窩脂肪のふくらみだけでなく、皮膚のたるみの悪化で起こっている黒熊や赤クマの場合では、経結膜脱脂のみでの対応が難しい可能性があるからです。
この場合では、経結膜脱脂+皮膚切除での対応になる可能性が高いでしょう。
若見え効果
経結膜脱脂で眼窩脂肪による目の下のふくらみがなくなると、目元が引き締まった印象になります。
また、黒クマや赤クマによって目立っていた皮膚のたるみも目立たなくなりますので、若見え効果が生まれます。
つまり、エイジングケア効果も期待できるということです。
気になる涙袋への影響は?
経結膜脱脂で眼窩脂肪の量が減るということは、目の下のふくらみが消えて眼窩脂肪があった場所がフラットになるということです。
しかし、眼輪筋はそのまま残りますので、経結膜脱脂で涙袋がなくなるようなことはありません。
反対に、眼窩脂肪がなくなることで眼輪筋がしっかりと浮き出るようになるため、経結膜脱脂を受ける前よりも、涙袋がクッキリと出やすくなるのです。
たとえば、本当は眼輪筋が発達していて涙袋があるのに眼窩脂肪が厚くなっていると、涙袋が眼窩脂肪に埋もれて目立たない状態になってしまうことがあります。
そのような状態で経結膜脱脂を受ければ、眼窩脂肪で埋もれていた涙袋が出現し、目元全体の印象が変わる可能性があるのです。
つまり、クッキリとした涙袋を出したい方にもおすすめできるのが、経結膜脱脂だということです。
なお、経結膜脱脂後に出現する涙袋の大きさについては、眼輪筋がどの程度発達しているのかによって決まります。
つまり、眼輪筋が発達していない方の場合では、経結膜脱脂で眼窩脂肪を取り除いたとしても、涙袋が出現しない可能性もあるということです。
この場合では、もともとの眼輪筋の発達状況が影響しているため、経結膜脱脂の影響で涙袋が消失したわけではありません。
経結膜脱脂では眼輪筋を切除することはありませんので、経結膜脱脂後に涙袋が出現しなかった場合では、眼輪筋が発達していないことが原因という認識を持つ必要があります。
▶▶経結膜脱脂(切らないクマ取り)の失敗例とは?原因と対策もご紹介
経結膜脱脂後に涙袋が欲しい!そんなときには?


経結膜脱脂を受けたら涙袋ができるかも…という期待を胸に経結膜脱脂を受けて涙袋が出現しなかったら、残念な気持ちになってしまうかもしれません。
しかし、そのようなときでも涙袋を形成する方法はあります。
それでは、涙袋を形成する3種類の方法をご紹介していきましょう。
眼輪筋エクササイズを実践する
眼輪筋は筋肉ですので、他の筋肉と同様に、鍛えればその分発達します。
つまり、眼輪筋エクササイズで眼輪筋を鍛えることが、涙袋形成に役立つということです。
眼輪筋エクササイズは、涙袋の形成だけでなくたるみ予防にも役立ちますので、エイジングケアを意識したい方にも選択肢の一つの方法です。
ただし、眼輪筋は簡単に発達するものではないため、涙袋形成目的でエクササイズを開始したのなら、数か月、数年単位で継続する覚悟が必要でしょう。効果には個人差があります。
ヒアルロン酸注入を受ける


自然な方法で涙袋を形成したいとお考えなら、眼輪筋エクササイズがおすすめです。
しかし、この方法では効果を実感できるまでに長期間を要する上に、はっきりとした効果を得られる保証がないというデメリットがあるのです。
そのようなときに施術を検討していただきたいのは、ヒアルロン酸注入による涙袋形成です。
ヒアルロン酸注入は注射1本で施術を受けることができ、その場で涙袋形成の効果を確認できます。
また、注入量は調節できますので、施術中に確認しながら注入量を調節できるというメリットもあります。
ただし、ヒアルロン酸注入には長期的な効果を期待できませんので、効果が消失した時点で再度の施術が必要になります。
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だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
なお、ヒアルロン酸注入の効果の持続期間については個人差がありますが、短ければ3カ月程度、長くても1年程度と考えておく必要があるでしょう。
しかし、効果の持続期間が短いということは、万が一デザインが気に入らなかったとしても、時間が過ぎれば元の状態に戻せるということでもあります。
この点についての考え方は人それぞれですが、ヒアルロン酸注入による涙袋形成をお考えなら、メリット・デメリットを理解した上で検討すると良いでしょう。
この症例は経結膜脱脂とヒアルロン酸注入を行った3日後と1週間後の症例です。
脂肪注入を受ける


脂肪注入とは、お客様から採取した注入をナノ化し、そこから取り出した幹細胞を涙袋部分に注入する方法です。
この方法はナノリッチと呼ばれ、これまで一般的とされてきたコンデンスリッチよりも定着率が高いという特徴があります。
また、ご自身から採取した脂肪を注入するため、異物反応が起こりにくいというメリットもあります。
ナノリッチによる涙袋形成では、注入した脂肪がすべて定着するわけではありませんが、安全性という点ではおすすめできる方法だといえるでしょう。
なお、注入した脂肪の定着率については個人差がありますが、およそ50~60%の脂肪が定着すると考えておけば良いでしょう。
そして注意しなければならないことは、脂肪注入で涙袋を形成する際には、事前に脂肪を採取する必要があるため、脂肪吸引を受けなければならないということです。
涙袋形成用として採取する脂肪は少量ですが、たとえ少量の採取であっても、脂肪吸引をするからには、体はダメージを受けます。
つまり、ダウンタイムが有るということですので、脂肪注入での涙袋形成をお考えなら、脂肪吸引後のダウンタイムも頭に入れた上で、検討する必要があるでしょう。
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経結膜脱脂ならeクリニックがおすすめ


今回は、「経結膜脱脂で目元はどう変わるのか?涙袋はどうなる?」かについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
eクリニックは、ダウンタイムに配慮して経結膜脱脂を行っています。また、ヒアルロン酸注入や脂肪注入と併用して経結膜脱脂を行っています。目の下のクマやたるみが気になる方はぜひ一度カウンセリングにお越しください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。


このページの監修医師


eクリニックグループ統括院長
円戸 望


eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫