裏ハムラ法でたるみが再発する可能性はある?

目の下のクマが気になっている女性

今回は、裏ハムラ法ではたるみが再発してしまうのかについて詳しくご紹介していきます。記事の後半では、手術の効果を少しでも長くキープする対策についても解説します。裏ハムラ法を検討している方や興味がある方は是非参考にしてみてください。

まずは気になることをeクリニックの技術統括指導医の飯田秀夫医師にお伺いしてみました!

再発するならやりたくない…

飯田秀夫医師

内部処理を丁寧に行えば基本的に起こり得ません。そのリスクは限りなく低いと考えていただいて問題ないです。

他の施術では治せないの?

飯田秀夫医師

脱脂術では、クマの原因になっている部分の脂肪を摘出するので、一見根本解決したように見えますが、また眼窩脂肪が下がってくれば、クマが再発します。眼窩脂肪が下がってこなくても、すでに脱脂によって減った脂肪に加え、加齢によるさらなる脂肪減少・骨の変化・皮膚のたるみが重なると、より重度なくぼみや影ができ、老けた印象が強くなってしまいます。
脂肪注入では、定着率は約30~70%とされ、吸収が多いと追加注入が必要になる可能性は極めて高い施術といえます。逆にいえば、定着率を想定して注入を行うので、定着しすぎると膨らみすぎて不自然になることも考えられます。

飯田秀夫医師

その点、裏ハムラ法が再発しない理由は、単に「脂肪を取る」だけではなく、膨らみと凹みのバランスを整え、脂肪を適切な位置に固定することで、原因そのものを解決するためです。さらに、瘢痕化(=傷が治る過程で組織が修復されること)や骨膜固定によって組織の安定性が増し、脂肪が元の位置に戻ることがないため、長期的な効果が持続します。

裏ハムラ法の医師を選ぶ時は何を基準にしたらいい…?

飯田秀夫医師

裏ハムラ法でも内部処理を丁寧に行わないと再発の危険性はあります。眼窩脂肪を適切な位置に移動し、確実に固定することが最も重要です。
その際に「どの位置に、何点で固定するか」が仕上がりを大きく左右しますので、カウンセリングで詳しく聞いてみてください。
その理由は…

① 脂肪のズレを防ぐ
目の下の脂肪は、単なる「塊」ではなく、柔らかく流動性のある組織です。そのため、固定点が少なすぎると、時間の経過とともに移動や偏りが生じ、仕上がりが不均一になる可能性があります。特に目の下は表情筋がよく動くため、適切な点数で固定しないと脂肪が下がり、効果が薄れるリスクがあります。
② 血流を確保しつつ、安定性を維持する
脂肪を固定する点数が多すぎると、血流が阻害されて脂肪が生着しにくくなることがあります。脂肪がうまく定着しないと、時間が経って凹みが出たり、不自然な仕上がりになる可能性があります。そのため、3〜5点の適切な範囲で固定することが、血流を維持しながら長期的な安定性を確保する鍵になります。
③自然なカーブを作るため
目の下のラインは、直線的ではなく、なめらかなカーブを描くのが理想です。固定点が少ないと局所的な凹凸が生じやすく、逆に多すぎると硬い不自然な仕上がりになるため、3〜5点の適度な固定によって、なめらかで自然な目元を作ることができます。

eクリニックは医師がお一人ずつ丁寧に適応判断をするので、
あなたにピッタリな施術が見つかります。

裏ハムラ法の症例写真 (8)
飯田秀夫医師

今回のコラムでは、裏ハムラ法の術後、効果を長くキープするための方法など、いろいろご紹介しています。ぜひご覧ください。

裏ハムラ法の効果を長くキープするには?

美容整形の手術をしている名医

上記でご紹介した通り、裏ハムラ法は再発のリスクが少ない手術方法です。しかし、加齢や手術後のケアの方法によっては再びたるみが気になってしまうこともあります。

ここからは裏ハムラ法の効果を長くキープするためにしておきたい手術前後の対策についてご紹介していきます。

技術力が高く実績豊富な医師を選ぶ

裏ハムラと脂肪注入の1か月後の症例写真

裏ハムラ法は結膜部分からアプローチする難易度の高い手術です。医師の技術力が仕上がりにダイレクトに反映されやすいため、医師選びは慎重に行う必要があります。

一言に美容整形外科医といっても、医師それぞれに得意な分野があります。まずは目の整形を得意とし、裏ハムラ法の手術を多く手掛けている医師を探しましょう。手術の経験が豊富な医師は、個別の状態に応じた最適なアプローチを提供できます。医師がこれまでに行った手術件数や成功事例を確認することで、その医師の技術力を判断する材料となります。

また、クリニックや医師の評判を調べることも大切です。インターネット上の口コミやレビューを参考にし、実際に手術を受けた方の体験談を確認しましょう。

さらに、カウンセリングの際には医師とのコミュニケーションを重視しましょう。自分の悩みや希望をしっかりと伝え、医師がそれに対して適切なアドバイスや説明を行ってくれるかどうかを確認します。医師との信頼関係が築けることで、手術後のアフターケアについても安心して任せることができます。腕の良い医師は丁寧なカウンセリングを行っていることが多いです。

ダウンタイムを安静に過ごす

裏ハムラ法を受けたあとはダウンタイムと呼ばれる回復期間があります。この期間は患部が非常にデリケートな状態になっているので、刺激を与えないように注意しましょう。術後間もない患部は組織が安定しておらず、少しの刺激で腫れや内出血が悪化する可能性があるからです。そのため、洗顔時にはなるべく目元に触れない、簡単なクレンジングで落とせるメイクを心がけるなどの工夫が必要です。

また、湯船に浸かって体を温めると血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があります。ダウンタイム中は短時間のシャワーで済ませるようにしましょう。さらに飲酒や運動も血行を促進してしまうのでダウンタイム中は避けるのがベターです。アルコールは血管を拡張し、術後の腫れや内出血を悪化させるリスクもあるので注意が必要です。

適切なスキンケアを行う

洗顔をしている女性

加齢によるたるみを防ぐためには日頃のスキンケアも重要です。目元のケアには保湿が最も大切です。目元の皮膚は非常に薄く乾燥しやすいため、十分な保湿を心がけましょう。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれた製品を選び、優しく塗布することで、肌の潤いを保ちましょう。

また、紫外線対策を徹底することも目元の老化対策に効果的です。日中は外出する際に必ずサングラスをかける、日焼け止めを塗るなどして、目元の紫外線対策を徹底しましょう。UVカット効果のあるアイクリームやコンシーラーを使用するのも有効です。

裏ハムラ法の症例写真

【考えられるリスク・副作用】
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

裏ハムラ法の症例写真 (6)
裏ハムラ法の症例写真 (2)
裏ハムラ法とナノリッチの症例写真

eクリニックは医師がお一人ずつ丁寧に適応判断をするので、
あなたにピッタリな施術が見つかります。

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裏ハムラ法とは

裏ハムラ法の切開ライン

目の下のふくらみは、眼窩脂肪の下垂や皮膚のたるみなどによって作られるもので、若い年代よりも、眼輪筋などの筋肉に衰えが見られる中高年に多く見られるという特徴があります。裏ハムラ法では、下まぶたの内側から眼窩脂肪にアプローチし、眼窩脂肪を鼻や頬寄りの凹んだ部分に移動して固定することで、フラットな目の下を実現できるクマ取りです。

また、眼窩脂肪が前方に飛び出てくると目の下のふくらみが強調されることになりますが、年齢によって眼窩脂肪の量が極端に減った場合では、ふくらみではなく凹みができて、実年齢以上に老けた印象になることがあります。裏ハムラ法では、基本的に眼窩脂肪を切除せず、移動させる方法であるため、眼窩脂肪の減少による凹みの改善にも対応が可能です。(左右差の調整が必要な場合は、眼窩脂肪を除去する場合もあります。)

さらに、裏ハムラ法で眼窩脂肪を凹み部分に移動させると、眼窩脂肪によって隠れていた涙袋がクッキリと出てくる効果も期待できます。

▶︎▶︎裏ハムラ法の詳細はこちら

表ハムラ法との違い

表ハムラの切開ライン

裏ハムラ法は下まぶたの粘膜側から切開を行うのに対して、表ハムラ法は下まぶたの皮膚の表面側から切開を行います。表面側に傷跡があるため、傷がしばらく目立ちやすいのがデメリットですが、切開と同時に余分な脂肪を除去できるのが大きな魅力です。目の下の脂肪の量が多い方は表ハムラ法を行うことでフラットな目元を作りやすくなります

どちらも脂肪を再配置させる手術方法ですが、表ハムラ法と裏ハムラ法のどちらが適しているかは、一人ひとりの状態や希望に応じて異なります。医師と十分に相談し、自分に最も適した方法を選ぶことが大切です。

裏ハムラ法ではたるみが再発する?

裏ハムラ法の効果はどれくらい持続するのでしょうか。また、たるみは再発する可能性はあるのでしょうか。裏ハムラ法の手術後の経過について詳しくご紹介します。

再発の可能性は低い

結論から言うと、裏ハムラ法で眼窩脂肪を移動させた場合、目のくまやたるみが再発する可能性は低いとされています。これは、眼窩脂肪を単に除去するのではなく、適切な位置に移動させて固定することで、目の下の構造をしっかりと整えるからです。この方法により脂肪が再び下垂するリスクが減少し、長期的に安定した結果が期待できるのです。

また、裏ハムラ法は目の下の自然な凹凸を回復させる方法であるため、術後の仕上がりが自然であり、時間が経過しても違和感が少ないのが特徴です。手術後のケアや医師の技術力にもよりますが、裏ハムラ法は一般的に再発しにくいと評価されています。

▶▶「裏ハムラで後悔!?」ブログで見つけた失敗事例を医師が検証!

自然な老化によって目の下がたるむ場合はある

裏ハムラ法で眼窩脂肪を移動させた場合、目の下のたるみやクマの再発は少ないとされていますが、年齢とともに再びたるみが気になることもあります。手術後の目元の若返り効果は長期間持続しますが、加齢による皮膚や筋肉の変化は避けられません。

年齢が進むと、皮膚の弾力性や筋肉の張りが徐々に失われるため、目元のたるみが再び現れることがあります。特に、手術から数年が経過した後には、新たなたるみやシワが目立つようになるかもしれません。生活習慣や紫外線などの外部要因も、目元のたるみに影響を与えることがあります。定期的なケアや健康的な生活習慣を維持することが、長期的に美しい目元を保つためには重要です。裏ハムラ法の効果を少しでも長く保つためには年齢による変化に対応しながら、適切な対策を講じなければなりません

裏ハムラ法以外のたるみ&クマ取り手術

ハムラ法以外にも目の下のたるみや、たるみによるクマを改善する手術方法があります。他の手術について簡単にご紹介します。裏ハムラ法であまり効果が望めない方、裏ハムラ法を受けたけれど年齢とともに元の状態に戻ってきてしまったという方は以下のような手術を検討するのも一つの方法です。

経結膜脱脂

経結膜脱脂とは、眼窩脂肪を目の裏の粘膜部分から除去する手術です。この手術では、目の裏側にある粘膜の部分を5~7mm程度切開し、そのわずかな隙間から眼窩脂肪を取り出します。皮膚表面を切らない方法のため、傷跡が残らず、腫れや内出血が少ないことが大きなメリットです。この手術は、目の下のたるみやクマの原因となる眼窩脂肪を効果的に取り除くことができるため、若々しい目元を取り戻すのに非常に有効です。特に、肌表面に傷跡を残したくない方や、ダウンタイムを短くしたい方に適しています

脂肪注入

表ハムラの他院修正と脂肪注入と埋没法の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

脂肪注入は、目の下に脂肪の膨らみがなく、凹んだ状態のクマの人に適した治療方法です。この方法では、目の下に直接脂肪を注入してボリュームをもたせることで、クマを改善します。自分の脂肪を使用するため、アレルギー反応が起こりにくく、自然な仕上がりが期待できるのが特徴です。

また、脂肪注入は目の下の皮膚が薄くなり、血管が透けて見える青クマにも効果的です。脂肪を注入することで、クマの原因となる影や色素沈着をカバーし、若々しい目元を取り戻すことができます。

皮膚切開

表ハムラで余分な皮膚を切除している図解

皮膚切開は、下まつげの下を切開し、余分な脂肪と皮膚を除去する手術方法です。皮膚の裏にある眼輪筋という筋肉を斜め上に引っ張って固定するため、たるみの改善にも効果的です。これにより、目の下の膨らみが解消されるだけでなく、引き上げられた筋肉によって目元全体のたるみも改善されます。

皮膚切開は、顔全体にたるみがあり、それによってクマが強く出ている場合に特に効果的です。

こめかみリフト

こめかみリフトとフェイスリフトを前額リフトを同時に行った症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

こめかみリフトは、こめかみのやや上あたり、髪の毛が生えている部分を4〜6cm切開し、皮膚と皮膚の中にあるたるんだ筋肉を引き上げる手術方法です。皮膚と筋肉を引き上げることで、目元だけでなく、こめかみから頬の上部にかけてのたるみも同時に解消することができます。顔全体のリフトアップ効果が期待できるため、小鼻の付け根から頬の上部にかけてのたるみが気になる方に特におすすめの手術法です。

また、切開した傷口は髪の毛で隠すことができるため、手術後に傷跡が目立つ心配がありません。これにより、自然な仕上がりを実現しつつ、リフトアップ効果を得ることができます。

eクリニックは医師がお一人ずつ丁寧に適応判断をするので、
あなたにピッタリな施術が見つかります。

裏ハムラ法の症例写真 (8)

裏ハムラならeクリニックがおすすめ

eクリニック金沢本院の外観

今回のコラムでは、裏ハムラ法でたるみが再発する可能性について詳しく解説してきました。裏ハムラによる目の下のたるみ取りやクマ取りは治療を任せる医師選びさえ間違えなければ、非常に多くのメリットを得ることができる美容整形です。
eクリニックには、裏ハムラだけでなく経結膜脱脂や目の下の脂肪注入など、目の下のたるみ取りやクマ取りの治療を積極的に行っています。症例写真や症例動画を見ていただければ分かる通り、ダウンタイム後は傷跡がほとんど分かりません。他院修正にも対応可能ですので、裏ハムラ法を検討している方、他院での目の下のたるみ取りやクマ取り治療で失敗したと感じている方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングを受けてみてください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このページの監修医師

eクリニックグループ統括院長
円戸 望

美容外科医師の飯田秀夫

eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫

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