目頭切開と目尻切開は同時に手術できる?医師が徹底解説!

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開と目尻切開はともに目元のお悩みを改善する美容整形です。
目頭切開は目元の内側に、目尻切開は目元の外側に目を拡大することができます。
目元の悩みを大幅に改善したいと考える方の中には、この2つが同時に行えるのかどうか気になるという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は目頭切開と目尻切開に関する解説に加え、この2つの施術を同時におこなうことは可能なのかについて解説していきたいと思います。
目元に関するお悩みのある方はぜひ最後までご覧ください。

目頭切開と目尻切開は同時にできる?

目頭切開の3ヶ月後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

結論から述べると、目頭切開と目尻切開を同時におこなうことは可能です。
目頭切開と目尻切開はともに目を大きくすることのできる施術ですが、アプローチする部位が異なるため同時であっても施術をおこなうことが可能です。医師の立場からすると、より顔のバランスにあった目元を作るためには、同時に手術をおこなったほうがむしろデザインしやすいのです。
しかし、二つの施術を同時におこなう場合は一度の施術で印象が大きく変わることもあるため、入念なカウンセリングが必要不可欠になります。場合によっては片方だけおこなった方が理想の仕上がりになることもあるため、目と目の距離や顔全体のバランスから最適な施術を判断する必要があります。自分では判断つかないという方も多いかと思いますが、そこは医師の見極め力が問われる部分でもあります。美的センスが高い医師を選ぶことで、理想イメージに近い目元に仕上げてもらうことができるでしょう。

目頭切開とは

目頭切開の図解

目頭切開は目元の内側である目頭を切開することで目を大きくする美容整形です。
目頭切開で期待できる効果は以下の通りです。

  • 目を大きくできる
  • 離れ目を解消できる
  • 目元の印象の変化
  • 顔のバランスが整う
  • 蒙古襞が解消できる
  • 奥二重や末広がりの二重から平行二重になる

このように、目頭切開には多くのメリットがあります。特に離れ目の改善や蒙古襞の解消は目頭切開ならではの魅力です。目元を黄金比に近づけることにより、顔全体のバランスも整います。

施術方法

目頭切開にはZ形成、W形成、リドレープ形成と三種類の施術方法があります。
Z形成は三つの中でもっとも細かい調整ができる手術方法です。大きな変化が期待できない反面、切り込み方の幅が大きいため、自分の目を生かした自然な仕上がりが期待できます。
W形成は目元の印象を大きく変えたい方におすすめの手術方法で、特に離れ目が気になる方や綺麗な平行二重にしたい方におすすめできます。
リドレープ形成は韓国で主流の手術方法で、目元本来のラインにそって切開をおこなうため仕上がりに違和感がなくナチュラルな美しさを目指すことが可能です。
もともとの目の形や顔のバランス、理想イメージに合わせて手術方法を決定していきます。

ダウンタイム

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

施術方法や個人差によっても違ってきますが、目頭切開のダウンタイムは大体2〜3週間です。ダウンタイム期間中は赤みや腫れ傷跡が目立つため、あらかじめ予定をあけておき、家で安静にできる状況を整えておくのが無難です。特に目元はマスクなどでも隠せない部分なので、バレたくないのであればそれなりの準備をしておく必要があります。
注意事項としては、とにかく激しい運動や入浴などの血行を促進させる行動を控えること。血行が促進されてしまうと、腫れやむくみなどの症状が悪化してダウンタイム期間の延長や傷跡の治り具合にも影響があります。
また、シャワーや洗顔は患部を濡らしたり刺激しないように注意し、メイクやコンタクトレンズは抜糸が終わるまで控えましょう。
この症例動画は他院で目頭切開をし過ぎた状態を目頭を戻し過ぎず自然な変化にした修正の症例です。

目尻切開とは

目尻切開の術式の種類の図解

目尻切開は目頭切開とは異なり、目尻を広げることで目を拡大する美容整形です。
目尻切開で期待できる効果には以下のようなものがあります。

  • 目の横幅を外側に大きくできる
  • 目尻の白目部分を広げることができる
  • 下まぶたと形を整えることができる
  • 寄り目の改善
  • 求心顔の改善

目尻切開をおこなって求心顔から遠心顔に変化させることで、小顔効果や若返り効果を見込めるのが魅力です。程よい遠心顔は最近のトレンドでもありますね。
また、目尻とこめかみの距離が短縮されるため、寄り目の解消ができる点もメリットです。
変化自体が自然であることに加えて、傷跡に関しても目立たない位置にあるため、施術がバレるリスクが少ないというのも嬉しいポイントになります。

施術方法

目尻切開の手術には、Y字切開、W字切開、靭帯切開という三種類の方法が存在します。
Y字切開、W字切開はそれぞれ名称に入っているアルファベットの形に切開し、適切な方法で縫合する手術方法です。Y字切開が目の横幅を広げるのに特化しているのに対して、W字切開は横幅だけでなく上下にも広げるように切開していきます。
靭帯切開は、目の靭帯を切開したあと、靭帯を下に下げて骨に固定することで目尻を広げる施術方法です。目尻の位置を調整できるのが特徴で、目頭と目尻の高さを合わせることでツリ目を改善することができます。
後戻りしてしまう可能性が高いというデメリットがありますが、目尻の靭帯に対して適切な処理をおこなうことができれば後戻りを抑制することが可能です。

ダウンタイム

目尻切開のダウンタイムは個人差はありますが1〜2週間ほどで、目頭切開と比較すると短めです。さらに、症状も小さい場合が多いため目頭切開よりもより手軽におこなうことができます。
術後の症状として、腫れや痛み、内出血などがありますが、いずれの症状も1~2週間で自然と解消されるため、そこまで心配する必要はありません。
症状が長引く場合や悪化する場合には感染症などの疑いがあるため、クリニックに連絡して適切な対処をしてもらいましょう。

目頭切開と目尻切開を同時におこなうメリット

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

「目頭切開と目尻切開は同時におこなうことが可能である」と冒頭で述べましたが、この二つの施術を同時におこなうことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
目頭切開と目尻切開を同時におこなうことで得られるメリットは主に以下の二つです。

  • 目の大きさを左右に広げられる
  • 顔全体のバランスを微調整できる

ここからは、二つのメリットについてそれぞれ詳しく解説していきます。

目の大きさを左右に広げられる

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭側と目尻側の異なる方向に目を拡大できるため、どちらか一方の施術のみをおこなうよりも、さらに効果的に目を大きく見せることが可能です。目頭側と目尻側、どちらか一方だけの白目の露出が広がってしまうと、不自然に見えてしまう可能性もあります。両方同時におこなうことで、もともとの目をそのまま大きくしたような自然な仕上がりを目指すことが可能になるのです。
目頭同士の距離と目尻側の余白がどちらも気になるという方はもちろん、目の印象を大きく変えたい方や目の大きさにコンプレックスのある方も、両方同時に施術をおこなうのがおすすめです。

顔全体のバランスを微調整できる

目を全方向に拡大する手術
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開は離れ目の印象を改善し、目尻切開は顔の横の余白を少なくすることでより目の改善が期待できます。そのため、医師の目線からすると一度に施術をおこなったほうが、顔全体で見たときのバランスがとりやすいです。
また、目頭切開だけでは顔の印象が強くなってしまう方の場合にも、二つ同時の施術をおすすめすることがあります。同時に目尻を切開することで、目尻から下まぶたにかけてのカーブが緩やかになり、目元の印象を優しく保ったまま拡大させることが可能です。
また、何となくぼんやりした目や位印象を与える目を改善したいといった方にもおすすめします。

片方ずつおこなった方がいいケースも

目頭切開と目尻切開は同時におこなうことができますが、場合によっては片方ずつおこなった方がいいケースもあります。
理由の一つとして目元への負担の大きさが挙げられます。目頭切開と目尻切開を同時におこなえば、目頭と目尻どちらにも痛みや腫れなどの症状が出てしまうため、術後の負担はどうしても大きくなるでしょう。痛みに弱い方は、医師に相談した上で慎重に決めるようにしてくださいね。
次に、目の状態や両目の距離、顔のバランスなどによっては片方の施術だけの方がより良い仕上がりになるケースがあります。顔には黄金比というものが存在し、通常目頭切開や目尻切開をおこなう際にはこの黄金比に近づけるようなイメージでメスを入れていきます。黄金比は人間がもっとも美しいと認識できる比率のこと。目元の場合、「右目の幅:目と目の距離:左目の幅=1:1:1」が理想的であるとされています。
どちらか一方をおこなうだけでも十分黄金比に近づくと医師が判断した場合、「片方だけでもいいのではないか」といったアドバイスをすることがあります。基本的には、数々の症例を見てきた医師の指示に従った方が失敗が少なく無難です。ただし、最終的にはお客様の理想を優先するので、アドバイスを聞いた上でどうしても両方やりたいという場合にはそれも可能です。

目頭切開・目尻切開など目元の施術ならeクリニック金沢

目の全方向拡大術の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

今回は、目頭切開と目尻切開を同時におこなうことは可能かどうか、同時におこなうことで得られるメリットなどについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
目頭切開と目尻切開はともに目を拡大することができる施術です。目元はわずか数ミリでも大きな違いが生まれてしまうので繊細な技術が求められますが、さらに二つの施術を同時に行う場合には、顔全体のバランスを見ながら的確なデザインを提案する必要があります。
eクリニックには、目頭切開や目頭切開を得意とする専門医、目元に関する施術のエキスパートが在籍しています。
この記事を読んで目頭切開や目尻切開に興味を持たれた方、目元に関するコンプレックスにお悩みの方は、ぜひ一度eクリニック金沢の無料カウンセリングを受けてみてくださいね。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶目尻切開

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このページの監修医師

円戸望

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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