二重埋没法の施術後、「まぶたに糸玉のようなふくらみができた」という方は少なくありません。
見た目が気になるだけでなく、「いつ消えるの?」「放置して大丈夫?」と不安になることでしょう。
この記事では、糸玉の正体や自然に消えるまでの期間、クリニックに相談すべきケース、自宅でのケア方法まで詳しく解説します。
まずはeクリニックの技術統括指導医の飯田秀夫医師に詳しくお伺いしてみました!

手術後にまぶたに違和感があるけど平気?



埋没法の手術後、まぶたに 「糸玉(しこり)」 を感じることがあります。これは糸の結び目や異物反応が関係していることが多く、ほとんどの場合は時間とともに落ち着きます。



自分のまぶたの状態がわからなくて不安…
糸玉ができる理由はどんなものが考えられる?



糸玉ができる主な原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。
①結び目が浮き上がるパターン
埋没法では糸を結んで固定するため、結び目が多少できるのは通常のことです。ただし、糸の結び目が浅い層にあると、まぶたの表面から触れるほど目立つことがあります。まぶたの皮膚が薄い人ほど、この影響を受けやすいです。
▶️ 対処法
まぶたをこすらないようにする(摩擦で糸がさらに浮きやすくなる)
基本的に時間とともに落ち着くことが多い ため、様子を見る
目立つ場合はクリニックで抜糸や再固定を検討
②糸がずれる
まぶたの動きや摩擦の影響で、埋没糸が緩んで移動することがあります。特に結び目がずれると、糸玉のように感じることがあります。まぶたを強くこすることで悪化することもあるため注意が必要です。
▶️ 対処法
できるだけ目を触らずに様子を見る
気になる場合はクリニックで位置を確認してもらう



③感染による炎症
ごくまれに、埋没の糸が原因で炎症を起こし、赤みや腫れ、痛みを伴うことがあります。感染が進行すると膿がたまることもあるため、注意が必要です。
▶️ 対処法
赤みや痛みが強い場合は早めにクリニックを受診
化膿している場合は抗生剤の処方や糸の抜去が必要になることも
④異物反応(組織が硬くなる)
埋没法の糸は体にとって異物のため、防御反応として周囲に線維組織を作ることがあります。その結果、糸の周りが硬くなり、しこりのように感じることがあります。特に異物反応を起こしやすい体質の人や、吸収されにくい種類の糸を使用した場合に起こりやすいです。
▶️ 対処法
ほとんどの場合 1〜3ヶ月で自然に落ち着く
しこりが残る場合は クリニックで相談し、必要なら抜糸


eクリニックは医師がお一人ずつ丁寧に対応をします。
アフターフォローも充実していて、満足のお声を沢山いただいています。











今回のコラムでは特に④異物反応について詳しくお話をしています。
糸玉が気になる方におすすめの術式などいろいろご紹介していますので、ぜひご覧ください。
二重埋没法の糸玉とは


二重埋没法の施術後にできた糸玉は、糸や被膜のふくらみです。
糸は人体にとって異物なので、体内に存在すると糸の周囲がコラーゲンに覆われ、「被膜」膜が構成されます。
埋没法の糸は髪の毛ほどの細さしかありませんが、被膜に覆われると太くなる性質があり、太くなった糸の膨らみが表面から見えやすく、結果としてボコッとした見え方になってしまうのです。
基本的に、糸玉はまぶたを閉じた際に見えます。
しかし、目をパチパチさせた際や力の入れ具合によって、太くなった糸がまぶたの表面に浮いてしまい、膨らみが目立ってしまうことがあるのでご注意ください。
二重埋没法の糸玉はいつ消える?
二重埋没法の糸玉は半年ほどで自然に目立たなくなります。
まず、手術直後はまぶたが浮腫んでおり、糸を覆う被膜もまだ形成されていないため、糸玉が現れることはありません。
1ヶ月ほど経つと被膜が形成され、まぶたの腫れも引くことから糸玉が目立ち始め、半年ほどかけて徐々に薄くなります。
しかし、糸玉の膨らみが突然強くなったり、赤く腫れたりする場合は、炎症の可能性があるので早めにクリニックを受診してください。
二重埋没法の糸玉が出てきた際の対処法
二重埋没法の糸玉が出てきた際の対処法は以下の通りです。
- 馴染むまで待つ
- クリニックに相談する
- 修正手術を検討する
馴染むまで待つ
二重埋没法の糸玉は、時間の経過とともに目立たなくなります。
約半年かけて徐々に馴染むので、しばらく様子を見るのは選択肢の一つです。
クリニックに相談する
二重埋没法の糸玉が半年以上過ぎても目立つ場合、施術を受けたクリニックに相談しましょう。
特に痛みや赤み、腫れ、熱感などの炎症が現れた場合は感染が疑われます。
「時間が経てば落ち着くかも」と楽観視せず、できるだけ早めにクリニックへ連絡することが大切です。
修正手術を検討する
術後半年が経過しても二重埋没法の糸玉が目立つ場合は、抜糸や修正手術を検討すべき可能性があります。
まずは、施術を担当した医師に相談することが大切です。
担当医であれば、使用した糸の種類、埋没の深さなどを把握しているため、状態に応じた適切な判断がしやすくなります。
もともとのクリニックでの対応に不安があったり、納得できる説明が得られなかったりした場合、修正手術の実績が豊富なクリニックでセカンドオピニオンを受けるのも有効な手段です。
二重埋没法の糸玉を目立たせない方法
二重埋没法の糸玉を目立たせたくない方は、以下の方法をお試しください。
- 糸玉が目立たない術式を選ぶ
- 経験豊富な医師を探す
糸玉が目立たない術式を選ぶ
二重埋没法の糸玉を目立たせたくない場合、瞼の結膜側(裏側)からアプローチする裏留めがおすすめです。
皮膚側に糸を通さないため、糸玉が皮膚の表面にできる心配がありません。
例えば、クイックループ法であれば、こちらの症例のように糸玉が目立ちません。
経験豊富な医師を探す
糸玉が目立つリスクを減らしたいなら、二重埋没法の経験が豊富な医師を選びましょう。
糸の結び方や通す深さ、テンションのかけ方などは、まぶたの厚みや皮膚の状態に応じて微調整する必要があり、経験豊富な医師だからこそできる高度な技術です。
技術が未熟な場合は、浅い位置に糸を留めてしまったり、埋め込みが不十分だったりすることで、目を閉じたときに糸玉がポコっと目立ってしまうことがあります。
医師やクリニック選びでは、埋没法の症例数や実績、症例写真の確認が重要です。
また、カウンセリング時にまぶたの状態をしっかり見たうえで、納得できる提案や説明があるかどうかも信頼性を見極めるポイントになります。
医師がお一人ずつ丁寧に対応します
eクリニックでは「美容整形」をもっと気軽にできるよう【高品質・低価格】を目指しています。 全国トップクラスの円戸医師や飯田医師が監修し、少数精鋭で施術を行っているからこそ実現できる「質」と「価格」です。
まずは無料の医師カウンセリングでのご相談お待ちしています。








eクリニックの二重埋没法の症例写真
【考えられるリスク・副作用】
腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。


















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このページの監修医師


eクリニックグループ統括院長
円戸 望


eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫