埋没法は30代以降に受けても大丈夫?分かり易く解説

数ある美容整形の中でもっともポピュラーな施術の一つである埋没法。二重まぶたを形成したりまぶたの形を整えたりする手術で、メスを使わず短時間で終わるため手軽に受けられます。アイプチやテープを使わずにはっきりとした二重まぶたにしたい方や、まぶたのたるみを改善したい方におすすめです。
しかし、30代になるとまぶたのハリが減少し始めるため、年齢的に手術を受けられないのではないかと不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、埋没法は30代以降に受けても大丈夫なのかどうか、詳しく解説します。埋没法の魅力やメリットについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

埋没法とは

埋没法の手術直後と30日後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法は、切開をせずに二重まぶたを作り出す施術です。
まぶたの皮膚に小さな穴を開けて特殊な糸を使用し、まぶたの内部を縫い合わせることで二重のラインを作り出します。
手術時間は約10分と非常に短く、局所麻酔のみで行われるため、施術後の回復も早いのが特徴です。
埋没法は見た目を整えるだけでなく、まぶたの重みを軽減し、目元の印象を明るくする効果が期待できます。
また、全切開法に比べて腫れが少なく自然な仕上がりになるため、手軽に二重まぶたを手に入れたい方におすすめです。

埋没法の種類

瞼板法と挙筋法を比較した図

埋没法には、主に挙筋法と瞼板法の2種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、まぶたの状態や希望する二重の形状に適した方法を選択しなければなりません。
ここからは、挙筋法と瞼板法それぞれの特徴について解説します。

挙筋法(きょきんほう)

挙筋法は、挙筋という筋肉を利用して二重まぶたを形成する方法です。挙筋は目を開けるときに働く筋肉で、この筋肉に糸をかけてまぶたと縫い合わせることで自然な二重まぶたを形成します。
自然な見た目を実現しやすく、手術後の目の違和感や不快感が少ないのが挙筋法のメリットです。また、まぶたの動きに合わせて二重のラインが形成されるため、より自然な表情を保つことができます。

瞼板法(けんばんほう)

瞼板法は、まぶたの裏にある軟骨(瞼板)を利用して二重まぶたを形成する方法です。
瞼板に糸をかけて固定することで、はっきりとした二重のラインを作り出すことができます。
瞼板は比較的頑丈で、糸がゆるんだり伸びたりしにくいため、長期間にわたって二重のラインを保持できるのが特徴です。糸が瞼板の上に出るため手術後すぐは違和感を覚えやすいですが、時間が経つにつれて自然に馴染んでいきます。
二重をくっきり、はっきりさせたい方に適した術式です。

埋没法は30代以降に受けても大丈夫?

埋没法に年齢制限はありません。
メスを使って切開をおこなう全切開法に比べて回復が早く、ダウンタイムも短いため、30代以降でも安心して受けることができます。一般的に、埋没法で形成された二重は平均して3〜5年持続するとされていますが、10年以上持続するケースもあります。
ただし、まぶたの重みが原因で埋没法が適用できない場合は、全切開法を選択する、またはまぶたの重みを改善する別の施術が必要です。
また、生活習慣や加齢によるたるみで、糸が緩んだり二重のラインが変わったりする可能性もあります。効果を長持ちさせるためには、長期的な見通しを持って施術を受けることが重要です。

埋没法が30代以降におすすめな理由

埋没法が30代以降におすすめな理由を解説する看護師

30代になると肌の弾力性やハリが徐々に低下し始め、目元のたるみやしわが目立ってきます。
埋没法はむしろ、これらの年齢に伴う変化に対して効果的な施術で、若々しい印象を取り戻す助けとなるでしょう。
以下に、埋没法が30代以降におすすめな理由を詳しく説明します。

アンチエイジング効果が期待できる

埋没法は、目元の若々しさを取り戻すための効果的な施術です。埋没法によって皮膚の余分なたるみを取り除き、より引き締まった印象を与えることができます。
特に30代以降の方にとって、肌の弾力性が低下し始めるこの時期にアンチエイジングとしての効果は非常に大きいと言えるでしょう。目元の印象が若返ることで、全体の顔の印象も明るく活力があるように見えます。
さらに、目元のハリを取り戻すことで化粧のノリも良くなり、普段のメイク時間を短縮できるといったメリットもあります。

たるんだまぶたを改善できる

年齢とともに、まぶたの皮膚は自然とたるんできます。
埋没法は、二重の幅を広げることによって皮膚のたるみを上に持ち上げて固定することが可能です。
これにより視界が広がり、よりはっきりとした目元を作り出すことができます。
目を大きく見せる効果も期待でき、若々しい印象を与えられるでしょう。

施術時間とダウンタイムが短い

埋没法のダウンタイム表

埋没法の大きなメリットの一つは、施術時間とダウンタイムが短いことです。
施術時間は約10分程度で、大きな腫れは1週間程度で目立たなくなります。内出血やむくみも2週間程度で軽減するため、忙しい現代人にとって日常生活に戻るまでの時間が短いというのは大きなメリットです。ただし、術後の経過や生活習慣によっては腫れが1か月程度続く場合もあります。
このように、施術そのものを非常に短い時間でおこなえることから、仕事や育児などで忙しい30代以降でも手軽に受けられる美容整形として人気なのです。

傷口がほとんどなく治りが早い

埋没法は切開を伴わないため、痛みが少なく傷口もほとんど残りません。
術後の回復が早く傷跡に悩むことも少ないため、自然な仕上がりや見た目を重視する方には非常に魅力的なポイントです。また、回復が早いことで全切開法と比較して術後のケアも簡単になります。
30代以降の方は社会的な活動が活発で、長期間のダウンタイムを確保できないことが多いでしょう。そのような方にこそ、埋没法のように短い回復期間で済む施術が適しています。

30代以降の埋没法で組み合わせたい施術

30代以降に埋没法を受ける場合、効果を高めるために他の施術を勧めることがあります。
中でもおすすめなのが、眼瞼下垂手術や眉下切開との組み合わせです。より整った二重まぶたを形成したり、若々しい目元を取り戻したりすることができます。
以下、眼瞼下垂手術と眉下切開について詳しく解説します。

眼瞼下垂手術

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

30代以降の方が目元の若々しさを取り戻すための選択肢として、眼瞼下垂手術と埋没法の組み合わせがおすすめです。
眼瞼下垂は、目を開ける筋肉の機能低下によりまぶたが完全に開かない状態を指します。遺伝的要因もありますが、加齢による筋肉の衰えが原因で発生することがあります。

眼瞼下垂手術は、軽度から重度まで状態によって手術方法が異なります。軽度の場合、ほとんどの方はまぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)と瞼板を糸で固定する挙筋腱膜前転法という手術方法が適用されます。一方、埋没法はまぶたの内側に特殊な糸を通すことで、二重ラインを作り出す手術です。

とくに30代以降では、眼瞼下垂が進行すると同時に皮膚の弾力性が低下し、二重のラインが不明瞭になることがあります。
このような場合、埋没法による二重形成と眼瞼下垂手術を組み合わせるのが最適です。目元の明瞭なラインを取り戻し、視界の改善と若々しい印象を与えることができます。

眉下切開

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

眉下切開は、眉毛の直下の皮膚を切開し、たるんだ皮膚やROOFと呼ばれる脂肪を除去することで目元のたるみを改善する手術です。まぶた自体には手を加えず、二重のラインを保ちながら眉毛と目との距離を縮めます。その結果、よりはっきりとした目元を作り出すことが可能です。
埋没法と眉下切開を組み合わせることで、二重のラインを明確にしつつ上まぶたのたるみを解消し、全体的にスッキリとした目元を実現します。加齢によって二重の幅が狭くなっている方や、まぶたが腫れぼったい印象の方におすすめです。

eクリニックで30代以上におすすめの埋没法メニュー

eクリニックでは、多数の埋没法メニューをご用意しており、一人ひとりに合わせた施術をご提案しています。

フォーエバークロス法

フォーエバークロスの図解

フォーエバークロス法は、2本の糸で二重のラインを作り出す方法です。糸を単に留めるのではなく、複数の点で結ぶことによってより強固な固定を実現します。その結果、ほどけにくく、自然でなめらかなラインを形成することができます。
自然な二重を望む方に適しており、ダウンタイムは約1〜2週間です。

クイックループ法

クイックループシングルの図解

クイックループ法は、1本の糸で2箇所を留める技法で、「裏留め」とも呼ばれる特別な技術が必要です。
従来の埋没法では糸が見えてしまうことがありましたが、クイックループ法はまぶたの裏側に糸を留めるため糸の結び目が目立ちにくくなります。さらに、術後の腫れが少なく、手術直後からメイクができるのも利点です。
ダウンタイムを短くしたい方には非常におすすめの施術です。

特殊6点裏留め

特殊6点留めの図解

特殊6点裏留めは、2本の糸を使用して4箇所を留めるクイックループダブル法を応用した施術方法です。糸を引っかける点を増やすことで腫れを抑え、持続性のある二重を実現できます。
クイックループ法やクイックループダブル法と同様に、短いダウンタイムで持続性の高い二重を形成できるのが特徴です。ダウンタイムを短縮したい方や、持続性のある二重を求める方に最適です。

自然癒着法

自然癒着法は、まぶたの皮膚と目を開ける筋肉(上眼瞼挙筋)との間に微小な穴を開けて、自然な治癒過程を利用して二重のラインを形成する方法です。
糸を使用する従来の埋没法に比べて、周りにバレにくい自然な仕上がりになります。また、糸が切れた場合でも二重の形状を保ちやすいのが特徴です。
自然な仕上がりを求める方や、切開手術に抵抗がある方にも推奨される施術です。

eクリニックの埋没法の症例

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
目頭切開と組み合わせた埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
目頭切開とタレ目形成と目尻切開と埋没法の二重をした2ヶ月後の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
埋没法の術直後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
埋没法を受けた20代女性
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
埋没法の術前と1週間後の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
目上切開と埋没法で目つき修正をした女性
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
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金沢で埋没法を受けるならeクリニック金沢本院

eクリニック金沢本院の外観

今回は、埋没法は30代以降に受けても大丈夫なのかどうかについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
メスを使わずに二重まぶたを形成する埋没法は、30代以降でも問題なく受けることができ、アンチエイジング効果やたるんだまぶたの改善に有効です。必要に応じて眼瞼下垂手術や眉下切開を組み合わせることで、よりきれいな二重まぶたを形成することができます。

eクリニックでは、多数の埋没法メニューをご用意しており、一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。
まぶたのたるみや重みに悩んでいる方や、もっとはっきりとした二重まぶたにしたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する手術&料金

▶▶二重埋没法

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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