埋没法って、どう読むかご存じですか?埋没法とは目元整形のひとつで、お手軽に受けられることから、幅広い年代の方に人気です。
こちらのコラムでは、埋没法の読み方や仕組み、メリット・デメリット、ダウンタイムと注意点、埋没法がおすすめの方についてご紹介しています。
▶▶二重埋没法
埋没法の読み方は?仕組みをご紹介
埋没法は二重整形に分類される施術で、「まいぼつほう」と読みます。
それではまず、埋没法の仕組みや切開法との違いからご紹介しましょう。
埋没法の仕組み
埋没とは、「埋まっている」「外側から見えない」などの意味を持ちます。
では、二重整形の埋没法とはどのような方法なのでしょうか。
埋没法とは、まぶたの裏側から医療法糸を通して固定し、二重のラインを形成する方法です。
つまり、医療用糸を固定することで瞼の皮膚が奥に引っ込み、二重のラインが形成されるということです。
また、埋没法には2点留め、3点留め、4点留、特殊6点留めがあり、お客様のご要望に合った方法を選択して行います。
なお、埋没法には瞼板法と挙筋法があり、当院では術後の腫れが少ない挙筋法を採用しています。
いずれの場合でも、埋没法では皮膚を切開することがありませんので、お手軽に二重になりたいという方におすすめできる方法だといえるでしょう。
切開法との違い
二重整形には、切開法という方法もあり、この方法では二重を形成する予定のラインを切開して縫合することで、美しい二重のラインを形成できます。
また、切開法では、必要に応じて眼窩脂肪や皮膚を助教することもあります。
切開法には二重のラインをすべて切開する全切開法と、一部分を切開する部分切開法があります。
このように、埋没法が皮膚を切開しないのに対し、切開法では皮膚を切開するという違いがあるのです。
▶▶二重切開法
埋没法の効果とメリット・デメリット
埋没法はメリットもデメリットもある二重整形ですので、どちらも理解した上で施術を受けることが望ましいでしょう。
それでは、埋没法で得られる効果や、埋没法のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
埋没法で得られる効果
埋没法は二重を形成する施術で、幅やデザイン(平行型や末広型など)を決めて施術を受けられます。
ただし、切開法ほど自由度が高くはありませんので、思い通りのデザインにならない可能性もあります。
この点についてはカウンセリング時にしっかりと説明を受け、実際に施術を受けるかどうかを検討すると良いでしょう。
埋没法のメリット・デメリット
埋没法にはメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。
特にデメリットについての理解を深めておかないと、術後に後悔することになりかねません。
それでは、埋没法のメリット・デメリットについてご紹介していきましょう。
メリット
埋没法のいちばんのメリットは、皮膚を切開せずに二重を形成できるという点にあります。
つまり、手術が怖い、術後の傷跡が心配という方でも、不安を感じることなく受けられるということです。
また、皮膚を切開しないということは、その分ダウンタイムが短く、現れる症状も軽いということです。
埋没法では、術後に腫れや内出血が見られることがありますが、切開法ほどの重い症状が見られる事はほぼありません。
ダウンタイムが長い二重整形では、少なくとも1週間以上のお休みをとらなくてはなりませんが、埋没法ならその心配がありません。
さらに、埋没法は施術時間が切開法よりも短く、切開法よりもリーズナブルな価格で受けられるというメリットもあります。
デメリット
埋没法のデメリットは、半永久的な効果を期待できないという点にあります。
もちろん、埋没法の効果はすぐに消失するようなことはありません。
しかし、経年や外部からの刺激で、糸が緩む、切れるなどが起こると、二重のラインが薄くなり、やがて元の状態に戻る可能性があるのです。
そうなってしまうと、再度施術を受けなければなりません。
また、埋没法はまぶたの裏から医療用糸を通して固定する方法のため、どちらかというと眼瞼脂肪が少ない方に向いている施術です。
それは、眼瞼脂肪が多い方の場合では、糸の固定が脂肪の圧によって外れやすいだけでなく、不自然な二重になりやすいからです。
さらに、二重の幅が広くなってしまうことで、眠たそうな印象になってしまう可能性も考えられます。
つまり、埋没法は受けられる方が限定される可能性がある施術だということです。
もちろん、眼瞼脂肪が多い方でも埋没法を受けることは可能ですが、医師の判断によっては切開法を勧められる場合がありますので、この点については頭に入れておく必要があるでしょう。
埋没法のダウンタイムと注意点
埋没法は組織へのダメージが少ない二重整形ですが、それでもダウンタイムがまったくないわけではなく、ダウンタイム期間中には注意しなければならない点もあります。
それでは、埋没法のダウンタイムと、ダウンタイム期間中の注意点についてご紹介します。
埋没法のダウンタイムはどれくらい?
埋没法は切開法と比べるとダウンタイムが短いという特徴がありますが、それでも術後1週間前後は腫れや内出血などの症状が見られることがあります。
腫れや内出血については、お客様の年齢や体質によって現れ方に差が生じ、強い症状が見られる方がいれば、弱い症状または症状がほとんど見られなかったりする方もいます。
いずれにしても、腫れや内出血はいつまでも続くものではありませんので、強い症状がみられたとしても、落ち着いて過ごすことを心がけましょう。
なお、腫れや内出血はよく見られる症状ですが、人によってはだるさや患部の熱感、目の内部の違和感、痛みといった症状が見られることもあります。
ダウンタイムの期間中の注意点について
埋没法では皮膚を切開しないため、ダウンタイム期間中でも表面から糸が見えることはありません。
しかし、ダウンタイム期間中の注意事項を守らなかった場合では、仕上がりに悪影響が及ぶ可能性があるのです。
それでは、埋没法のダウンタイム期間中の注意事項についてご紹介します。
患部に触れないこと
埋没法では表面から傷口が見えませんが、処理した部分には傷口ができています。
つまり、目には見えなくても組織は大きなダメージを負っているということで、この間に患部を押すなどの刺激を与えてしまうと、腫れや内出血が悪化するリスクが高まります。
それだけではなく、糸が緩んだり切れたりするリスクも高めることになりますので、ダウンタイムが終了するまでは、患部に触れないよう注意してください。
入浴や洗顔の注意点を守る
埋没法を受けた当日は、患部を除いた部分の洗顔が可能、翌日からは患部を含む洗顔が可能になります。
ただし、洗顔の際には患部を抑えるなどで刺激が加わらないように注意してください。
また、首から下のシャワーは当日から行えますが、入浴は術後1週間が経過するまで行えません。
それは、入浴で体を温めると血行が促進され、腫れや内出血、その他の症状が悪化するリスクが高まるからです。
つまり、ダウンタイムが長引く可能性が高くなるということです。
同じ理由で、飲酒も術後1週間程度は控えたほうが良いでしょう。
運動はしても大丈夫?
運動は血行を促進させるだけでなく、患部に刺激が加わる可能性があるため、術後1週間は行えません。
日常的な家事や散歩程度であれば行ってもかまいませんが、汗をかくレベルの運動は患部に悪影響が及ぶ可能性がありますので、術後1週間は冷えるよう注意しましょう。
コンタクトレンズはいつから?
コンタクトレンズは、術後48時間が経過していれば使用可能となりますが、その際には感染や角膜炎が起こっていないことを確認してください。
また、コンタクトレンズ装着後に違和感を覚えたのなら、直ちにコンタクトレンズを外して数日間様子を見ましょう。
なお、どうしても48時間以内にコンタクトレンズを使用しなければならない場合では、1Dayタイプを使用しましょう。
まつエクはいつからできる?
まつエクの施術を受ける際には、目の周囲にテープを貼ることがあり、それによって患部が刺激を受けることがあります。
すると、埋没法に使用した糸が伸びたり切れたりする原因になることがあるのです。
埋没法後にまつエクをするのなら、術後1カ月が経過するまで待ってください。
また、まつエクの際には担当スタッフに埋没法をしている旨を伝えましょう。
それにより、埋没法に配慮した施術を受けられます。
埋没法はこんな方におすすめです
埋没法はデザインのバリエーションが少ない、向き・不向きがあるなどの制限はありますが、お手軽に二重を手に入れたい方にはおすすめの二重整形だといえます。
それでは、埋没法がおすすめの方についてご紹介しましょう。
皮膚を切開したくない方
埋没法は皮膚を切開しませんので、皮膚を切開せずに二重を手に入れたい方におすすめです。また、表面に傷跡が残る心配もありませんので、傷跡が心配な方にもおすすめできるでしょう。
ダウンタイムが短い二重整形を受けたい方
埋没法は切開法よりもダウンタイムが短く、人によっては、腫れや内出血などがほとんど見られない場合もあります。
また、抜糸の必要もありませんので、早い段階での学校や職場復帰も可能です。
つまり、ダウンタイムが短い二重整形を受けたいという方におすすめなのが埋没法だということです。
二重整形の費用を抑えたい方
埋没法は切開法よりも安価に受けられるため、二重整形の費用を抑えたいという方には特におすすめです。
なお、埋没法の費用については、2点留め、3点留め、4点留め、特殊6点留めによって異なります。
方法についてはカウンセリングで医師に相談できますので、まずは方法ごとの効果や費用を確認し、いずれかの方法を選ぶようにすると良いでしょう。
埋没法ならeクリニック
埋没法の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
名医に出会うためにはeクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。埋没法はシンプルだからこそ奥が深いです。
eクリニックには、埋没法を得意とする医師が大勢在籍しており、修正手術についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
このコラムに関連する施術&料金
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このページの監修医師
医師
円戸 望
経歴
・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院
医師(eクリニック統括技術指導医)
飯田 秀夫
経歴
・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
以降、同大学医学部付属病院、
国立がんセンターなどで頭頸部外科、
形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院
プロフィール
のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。
資格
日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)