目尻切開して10年後はどうなる?

目尻切開とは、目尻を切開して目の横幅を広げる手術です。
白目が見える面積が増えるので目が大きく見えるようになるほか、つり目を改善することも可能です。
また目尻切開は顔のパーツが中央に寄っている「求心顔」の方にもおすすめできます。
目尻を切開することによって目の幅を外側に向かって広げられるので、術後は左右の目がバランス良く配置されているような印象になります。
あらゆるメリットが期待できる目尻切開は経過が良好なら半永久的に効果が持続しますが、過去に目尻切開を受けた方の中には術後の経過が思い通りのものでなかったという方もいます。
そこで今回はネット上の口コミに触れながら、目尻切開の10年後患部にどのような現象が起こり得るかについてお伝えします。

目尻切開して10年後はどうなる?ネットの口コミから見るみんなの疑問

口コミを調べている女性

目尻切開は目の形や顔全体のバランスを整える効果が期待できる手術で「ソフトな顔立ちになりたい」「目を大きくみせたい」といった効果を望む方の注目を集めています。
一方で目尻切開を受けて10年後に目元がどのような状態になるか気になるという方もおられるのではないでしょうか?
それではインターネットの口コミを元に、目尻切開をして10年後に起こりうる現象について掘り下げていきます。

目が乾きやすくなった

目尻切開を受けた後、ドライアイの症状が現れる場合があります。
手術によって白目が露出する範囲が広くなることで目が乾きやすくなるのです。
加えて、目尻の皮膚を必要以上に切除したりまぶたを適切でない位置に固定したりすると、まばたきをする時に目尻付近のまぶただけうまく閉じられなくなる場合があります。
これも目が乾きやすくなる要因となります。
またドライアイになるぐらい白目が露出した状態になると目に雑菌が入りやすくなるため、人によっては結膜炎を発症する場合もあります。

なおまぶたが閉じにくくなる現象は適切な手術を行った場合でも起こり得る現象で、順調な経過を迎えれば日が経つにつれてまばたきがしやすくなります。
もし術後何週間経っても目が閉じにくい状態が続いたら、医師に相談することをおすすめします。

後戻りしてしまった

目尻切開は目の付近の皮膚を切開、切除する手術であり、組織を切除した部分は完全には元には戻りません。
そんな中、目尻切開で変化した目元が後戻りしたように見えることがあります。
しかし実際は患部が完全に手術前の状態に戻っている可能性よりは皮膚が癒着している可能性の方が高いです。
切開部分の皮膚が元の状態に戻ろうとした結果皮膚の癒着が起こり、目尻が手術前に近い状態に見えてしまう場合があります。
後戻りを避けたいのであれば、目元の皮膚だけにアプローチするやり方の目尻切開でなく、目尻の靭帯を切開、移動するやり方の目尻切開を受けることが推奨できます。

粘膜が目立つようになった

目尻切開の後、気が付くと目尻付近にピンク色の粘膜が見えるようになることがあります。
白目だけでなく粘膜が見えるようになるのは手術の時に必要以上に目尻の皮膚を切除してしまうことが原因です。
目尻から粘膜が見える状態だと人に会った時に不自然な印象を与える恐れがあります。

段差ができた

目尻付近の肌が滑らかだったにもかかわらず、目尻切開の後になって段差ができたというケースがあります。
段差ができてしまうと目元が不自然な印象になる可能性があるので、人によっては目尻の形を修正するための手術が推奨されることがあります。

目尻切開で10年後も満足できる仕上がりになるには?

後戻りした目尻切開とタレ目の他院修正の症例写真

目尻切開のような目元の整形手術が受けられるクリニックは多いですが、どのクリニックで手術を受けても良い経過を迎えられるとは言い切れません。
手術から10年経っても安心して過ごすためにはクリニック選びを慎重に行うことがおすすめできます。
症例写真やカウンセリングでの対応をチェックして信頼できるクリニックを選びましょう。

目元の施術経験が豊富な医師を見つける

クリニックのウェブサイトやSNSでは、在籍する医師がこれまで対応した手術の件数が掲載されていることがあります。
これまでの累計の手術件数や年間の手術件数を確認し、目尻切開の経験を多く積んだ医師がいるクリニックを選べばクオリティーの高い手術を受けることができ、10年後も安心して過ごすことができます。
経験豊富な医師の目尻切開を受けることができれば、理想的な目元に仕上げてもらえるだけでなくドライアイの原因である皮膚の切除のし過ぎといった問題を避けることが可能です。

クリニックの症例写真を見る

目尻切開とタレ目形成を併用した症例写真
目尻切開とタレ目形成をして変化が出なかったので修正手術をした1か月後の他院症例の写真
後戻りした目尻切開とタレ目の他院修正の症例写真
目頭切開とタレ目形成と目尻切開と埋没法の二重をした3ヶ月後の症例
目頭切開とタレ目形成と目尻切開と埋没法の二重をした2ヶ月後の症例写真
目尻切開で目の横幅を大きく拡大した症例

通院先候補のクリニックがあったら、クリニックのウェブサイトやSNSで目尻切開の症例写真をチェックしましょう。
実際にそのクリニックで手術を受けた人の目尻にちゃんと変化が現れているか、目元に違和感がないかを確認し、良い仕上がりにしてくれそうなクリニックを選ぶことをおすすめします。

カウンセリングやシミュレーションが丁寧なクリニックを選ぶ

お客様にとって理想通りのデザインに仕上げてくれるクリニックは、カウンセリングや仕上がりのシミュレーションに時間をかけてくれる傾向にあります。
お客様がどのような目元を望んでいるかをしっかり把握してくれるクリニックで目尻切開を受ければ施術直後はもちろん5年後、10年後も美しい目元を維持できる可能性が高いです。

ちなみにカウンセリングを受けてからそのクリニックで手術を受けるかを決めることもできます。
そのため気になるクリニックが何軒かあったら全てのクリニックでカウンセリングを受けてみて、じっくりと通院先を選ぶことがおすすめです。
またカウンセリングでは手術の相談ができるだけでなく、費用の見積もりも出してもらえる場合があります。
費用だけで通院先を決めるのはあまり推奨できませんが、見積もりを出してもらえばご予算の範囲内で手術が受けられるかどうかを判断できます。

アフターフォローの詳細を確認する

整形手術を丁寧に行ってくれるクリニックはアフターフォローもしっかりしていることが多いです。
そのため術後のアフターフォローが充実しているクリニックで目尻切開を受けることが推奨できます。
アフターフォローの具体例としてはダウンタイム中の注意事項の説明や術後の経過観察のための検診が挙げられます。
アフターフォローが充実しているクリニックであれば手術が終わった後も医師やスタッフが何かとサポートしてくれるので、そうしたクリニックで手術を受けた方が患部の経過が良好なものになる可能性が高いです。

修正手術を行っているかどうかを確かめる

クリニックによっては他院で受けた美容整形の修正手術を引き受けている場合がありますが、修正手術には高い技術が必要です。
そのため通院先候補のクリニックにスキルのある医師がいるかどうかを見極めるにあたり、そのクリニックが修正手術を行っているかどうかが1つの判断ポイントとなります。
eクリニックでも修正手術に対応しており、専門的な知識を持ったハイレベルな医師が目尻切開を担当しております。

目尻切開のダウンタイムはどれぐらい続く?

目尻切開のダウンタイムの一覧表

目尻切開を受けた後は、ダウンタイムの症状として目元の腫れや内出血が生じることが多いです。
腫れは術後1週間程度で目立たなくなることが多いですが、スポーツのような体が温まる行動をとると血行が促進される影響で腫れが長引く場合があります。
またまぶたの内出血については術後1~2週間続く傾向がありますが、手術から日が経つにつれて目立たなくなっていきます。
もしどうしても内出血を人に見られたくないという場合は外出時サングラスや縁の太い眼鏡をかけて目元が目立たない状態にしましょう。
ちなみに内出血はまぶただけでなく白目にも生じる場合があります。
その場合も手術から2~3週間で内出血が目立たなくなることが多いので、あまり心配する必要はありません。

なお本来のダウンタイム期間を過ぎても目元の腫れ、内出血が改善しない場合は早めに医師に相談することをおすすめします。
特に腫れが何週間も引かない場合は何らかの原因で感染症を引き起こしている可能性があります。
その場合は治療が必要なので決して放置せず医師の診察を受けてください。

目尻切開はどんな人におすすめできる?

目の横幅を広げる目尻切開はこのようなお悩み、要望を抱えている方におすすめできます。

  • 目を大きく見せたい
  • 優しい印象の目元にしたい
  • 顔のパーツが中央に寄っている
  • 下まぶたの形を整えたい
  • 目元に極端な変化を加えずに印象を変えたい

目尻を切開するだけでも顔の印象は変化するので、目尻切開は目元単体だけでなく顔全体のバランスでお悩みの方にも推奨できます。

「目尻切開をすると老ける」という口コミは本当?

インターネットで目尻切開を受けたという方の口コミを探すと、ブログサイトなどに「目尻切開を受けると老けやすくなる」といったことが書かれている場合があります。
そのため手術を検討しているものの不安になってしまうという方もいます。
しかし実際目尻切開で目元のたるみやシワができやすくなるということはないのでご安心ください。

目尻切開とグラマラスライン形成の違い

目尻切開と混同されやすい手術がグラマラスライン形成(タレ目形成)と呼ばれる整形手術です。
いずれも目の付近の皮膚を切開する手術で目が大きく見えるようになるという効果も共通していますが、細かな違いがあります。
目尻切開は目尻付近の白目の露出面積を増やすことで目の形や顔全体のバランスを調整する手術ですが、グラマラスライン形成は目尻を下げてタレ目を形成して女性らしい雰囲気や大人っぽい雰囲気を出す手術です。
またグラマラスライン形成は目元の印象を変える目的で実施される傾向があるのに対し、目尻切開は顔のパーツのバランスを調整したいという方、小顔効果を望む方に推奨される傾向にあります。

一方目尻切開では目を下方向だけに拡大することは難しいため、タレ目にしたいという場合はグラマラスライン形成を受けることが推奨できます。
ちなみにお客様の仕上がりイメージによって目尻切開とグラマラスライン形成の併用を医師が提案するケースもあります。
eクリニックでも目尻切開とグラマラスライン形成を同時に実施することが可能ですので、お客様のお悩みに柔軟に対応することが可能です。

目尻切開を口コミで選ぶなら「eクリニック」がおすすめ

eクリニック金沢本院の外観

目尻切開を口コミで選ぶならeクリニックがお勧めです。

「eクリニック」では、目尻切開をはじめとするさまざまな美容手術をリーズナブルな価格で提供しています。また「eクリニック」の医師たちは、豊富な経験と高い技術を持つプロフェッショナルです。全ての手術をクリニックとして責任を持って対応し、安全と満足を第一に考えています。一人ひとりの希望や悩みに合わせたカウンセリングを行い、最適な施術プランを提案します。目尻切開を少しでも安く受けたいという方は、是非一度「eクリニック」にご相談ください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶目尻切開

このページの監修医師

円戸望

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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