埋没法のデメリットは?現役医師が分かりやすく解説

可愛くなった埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

メスを使わずに二重ラインを形成できる二重埋没法は、数ある美容整形のなかでも大変人気の高い手術のひとつです。施術時間も10分程度、ダウンタイムも短めであることから、手術が初めての方にもおすすめの美容整形となっています。
そんな埋没法ですが、実はいくつかのデメリットがあることをご存知でしょうか。
どのような美容整形であっても、施術前にメリット・デメリットの両方を知っておくことは非常に重要です。
そこで今回は、埋没法のデメリットについて詳しく解説していきます。切開法との違いについてもまとめていますので、二重整形を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

▶▶埋没法

埋没法のデメリット

それではさっそく、埋没法のデメリットをご紹介します。埋没法によって二重を形成するデメリットは以下の3点です。

  • 糸が緩んだり取れたりしやすい
  • すべての人に向いているわけではない
  • 幅広二重や平行二重を作りにくい

以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。

糸が緩んだり外れたりしやすい

埋没法では、医療用の特殊な針と糸を使って二重の折り目を作っていきます。その際、糸の結び目は皮膚側か結膜側に埋め込む必要がありますが、その結び目が緩んだり糸が切れたりすることで二重のラインが取れてしまうことがあります。
これは医師の技術不足や、患者様本人に目を強く擦るクセがある場合などによって生じることが多いです。また、時間の経過とともに糸が切れたり取れたりした結果、元のまぶたに戻ってしまうこともあります。

すべての人に向いているわけではない

埋没法には向き不向きがあります。埋没法での二重形成を希望していたのにもかかわらず、カウンセリングで医師に断られてしまったという経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
埋没法は、皮膚や脂肪が多く腫れぼったいまぶたの方にはあまり適していません。まぶたに厚みがあるとどうしても糸が緩みやすく、単に留めるだけでは十分に固定できない可能性が高いためです。その結果イメージと違う形に仕上がってしまったり、デザインの自由が効かなかったりすることもあります。
また、過去に埋没法を受けたことがあり、すぐに取れてしまった経験がある方も施術を断られることが多いです。特別まぶたが厚いわけでなくても、骨格や表情のクセなどの違いによって埋没法が向いていないケースもあります。
後述する切開法であれば、余分な皮膚・脂肪・筋肉を適宜除去しながら二重を形成することができるため、まぶたが厚い方にはそちらの施術方法が適していると言えます。
まずはカウンセリングを受けて、医師と相談しながら自分に合った施術方法を選ぶと良いでしょう。

幅広二重や平行二重を作りにくい

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

個人差があるので一概には言えませんが、日本人の骨格で西洋風の幅広二重が違和感なく馴染むことはそもそも少ないです。切開しない埋没法では特に、極端に幅の広い二重や平行二重を作りにくい場合があります。まぶたの厚みや蒙古襞が邪魔をして、理想通りの幅・ラインの二重を作れないことも少なくありません。
埋没法で無理に幅の広い二重幅を作ってしまうと、腫れや内出血などのダウンタイムが長引いたり、かえって不自然な仕上がりになってしまったりと、トラブルの元にもなり得ます。そのため、医師は患者様一人一人の二重幅の限界を見極め、適切なデザインを提案する必要があるのです。
全切開や部分切開で余分な皮膚・脂肪・筋肉を除去しながら二重を形成できる切開法のほうが、デザインの幅は広くなる傾向にあります。
ただ埋没法で平行型の二重を作る事は可能です。よりしっかりした平行型の二重を作りたい場合はこの症例のように目頭切開と組み合わせる事で美しい目元にすることが可能です

埋没法のメリット

ここまで埋没法のデメリットについて解説してきましたが、埋没法ならではのメリットも複数存在します。
埋没法のメリットは以下の以下の4点です。

  • 傷が目立たない
  • 施術時間が短い
  • ダウンタイムが短い
  • やり直しができる

以下、詳しく見ていきましょう。

傷が目立たない

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

繰り返しになりますが、埋没法は切開する必要がありません。医療用の針と糸を使って二重ラインを形成するため、腫れや痛みを極限まで抑えられるほか、切開法に比べて傷跡が目立ちにくいという特徴があります。ダウンタイム期間さえ終わってしまえば、二重整形をしたことが周囲にバレるリスクも極めて低いと言えるでしょう。

この症例は術後1週間の目元の状態ですが、このように目を閉じても傷跡が目立ちません。

施術時間が短い

埋没法の施術時間は10~15分程度と非常に短いです。医師のスケジュール次第では、カウンセリングを受けた当日に施術をおこなうこともできます。術後の抜糸も不要なので、何度も来院する必要もありません。
もちろん入院する必要もなく、当日中に帰宅することができます。比較的スケジュールの調整がしやすいため、仕事帰りなどに気軽にチャレンジすることができるでしょう。

ダウンタイムが短い

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

数ある美容整形のなかで比較的ダウンタイムが短い点も埋没法のメリットです。切開法の場合、ダウンタイムが約3週間かかるのが一般的なので、手術のために仕事や学校を休めない方にはあまりおすすめできません。埋没法なら、腫れは数日~1週間、内出血は1~2週間で落ち着いていきます。学生や社会人など、手術のためのスケジュールを長期間確保しづらい方でも手軽に受けることが可能です。

また、術式により、この症例のようにダウンタイムを抑えて埋没法を行う事も可能です。
とはいえ、正しい過ごし方ができていなければダウンタイムが長引いてしまうこともあります。ダウンタイム期間中はできるだけ安静にして、主に以下の点に注意して過ごすように心がけましょう。

  • 湯船に浸かる際はぬるめの温度に設定し、長湯を避ける
  • 洗顔やメイクの際には目の周りを強く擦らない
  • 外出時には目元の紫外線対策をしっかりおこなう
  • コンタクトは控えてメガネを着用する
  • 激しい運動や飲酒など血行が良くなる行動は控える

やり直しができる

埋没法は糸を用いてまぶたに折り目をつけ固定するだけなので、糸さえ外してしまえば元のまぶたに戻すことができます。仮に予想していたものとは違う仕上がりになってしまったとしても、元に戻したり再度施術を受けたりして修正することが可能です。
切開法の場合、完全に元通りのまぶたに戻すことは難しい場合が多いので、いきなり切開をするのが不安であればまずは埋没法に挑戦してみるのが良いかもしれません。また、二重のトレンドは時代によって変化するため、流行に合わせた二重幅を楽しみたい方にもおすすめです。

▶▶埋没法

そもそも埋没法とは

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法は、切開をせず気軽に二重のラインを作ることができる二重形成術です。医療用の特殊な糸を使って、二重の折り目を作っていく方法になります。その特徴から「切らない二重整形」と呼ばれることもあり、二重整形を検討する多くの方に選ばれています。
施術時間もダウンタイムも短く、ローリスクで二重ラインを形成できる点が魅力です。

埋没法と切開法の違いは?

二重整形には埋没法と切開法の2種類があります。二重ラインを糸で作るのが埋没法、メスで切開して作るのが切開法です。
切開法ではメスを用いてまぶたを切り開き、二重のラインを作っていきます。そのため、より綺麗でくっきりした二重の形を維持しやすいこと、余分な皮膚や脂肪を除去しながら形成できるためデザインの幅が広いこと、半永久的な効果を期待できることなどがメリットとして挙げられます。
一方、メスを使うため多少の傷が残ってしまう可能性があること、施術時間やダウンタイム期間が埋没法に比べて長いこと、元のまぶたに戻すのが容易でないことなどはデメリットです。埋没法ほど簡単にやり直しができないため、事前のカウンセリングで入念なシミュレーションをおこなうことが大切になります。
埋没法と切開法にはそれぞれの良い面・気をつけなければならない面があり、「こちらの方が良い」と言い切ることはできません。それぞれのメリット・デメリットを患者様が正しく理解した上で、自分に合った適切な施術を選択すれば、術後に後悔する可能性は少ないでしょう。
どちらの施術が合っているか分からないのであれば、まずはクリニックのカウンセリングを受けて医師のアドバイスを聞いてみるのがおすすめです。

埋没法が向いているのはこんな人!

ここまでの内容を踏まえると、以下のような方には埋没法による二重形成が向いていると言えます。

  • もともとある二重のラインを強調したい方
  • まぶたを切開するのに不安がある方
  • 短めの施術時間を希望する方
  • 仕事や学校を長く休めない方
  • 費用をできるだけ安く抑えたい方

eクリニックの取れない・腫れない埋没法

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

国内最高水準の技術力で美容整形をご提供しているeクリニックでは、埋没法にもとことんこだわっています。埋没法は、切らなくてもローリスクで二重になれるという意味では素晴らしい施術です。どんな美容外科医でもできる施術ではありますが、だからこそ技術による仕上がりの差が顕著に現われます。
当院が埋没法でこだわっているポイントは、「取れない」、「腫れない」、「デザイン」の3点です。

取れない工夫

20代の正面から見た埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

eクリニックでは、患者様一人一人の目元の状態や希望されるデザインごとに最適な埋没法を提案できるように、さまざまな術式を揃えています。多くの選択肢の中から最適な術式を提案できるため、美しく自然な仕上がりはもちろんのこと、「安定した取れにくい二重」を手に入れることが可能です。

腫れない工夫

埋没法の手術直後と30日後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

eクリニックの埋没法では腫れないことに強くこだわっています。効果には個人差がありますが、施術から約7日後には腫れが落ち着きます。二重整形のために仕事や学校を長期間休むことができないという方でも安心して受けていただくことが可能です。

デザインの工夫

自然なインアウトラインを意識した埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

二重整形では単に希望通りの二重を作ればいいわけではなく、患者様本人に合った二重デザインを提案することが重要です。eクリニックは「似合う二重」を形成するデザイン力が自慢です。顔の特徴や各パーツとのバランスを見ながら、もっとも似合うと考えられるデザインを何度もシミュレーションいたします。

埋没法の症例写真

目頭切開と組み合わせた埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
埋没法の術直後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
埋没法の1週間後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
眉下切開と組み合わせた埋没法の症例
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大きい目になった埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
20代の埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

埋没法ならeクリニックにご相談ください

eクリニック金沢本院の外観

今回は埋没法のデメリットについて詳しく解説しましたが、いかがでしたか。eクリニックでは最新治療を取り入れており、腫れにくく取れにくい工夫をしています。二重整形を検討している方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶埋没法


このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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