ヒアルロン酸に期待できる効果とは?安い、高いの差は何?

美容外科にはあらゆるメニューがありますが、その中でも手術不要で、しかも安い価格で受けられるヒアルロン酸注入は人気のメニューです。しかし、実際にヒアルロン酸注入のための美容外科を探していると、美容外科ごとにヒアルロン酸注入の価格に大きな差が生じていることがわかります。では、その差はどのような理由によるものなのでしょうか。
こちらのコラムでは、ヒアルロン酸を用いた施術の種類と期待できる効果、価格に安い、高いという差が生じる理由をご紹介しています。

▶▶ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は汎用性が高い!期待できる効果とは

並べられているヒアルロン酸

ヒアルロン酸注射は数ある美容外科メニューの中でも人気ですが、その理由は、価格が安いというだけでなく、汎用性が高くあらゆる悩みに対応できるという点にあります。
それではまず、ヒアルロン酸注入の種類と期待できる効果から見ていきましょう。

しわやほうれい線の改善

法令線ヒアルロン酸の症例
考えられるリスク・副作用
内出血・腫れ・痛みを生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ヒアルロン酸には溝を埋める働きがあり、額や目尻のしわ部分、ほうれい線、ゴルゴ線などに注入することで、目立つ溝を改善できます。
また、ヒアルロン酸には柔らかいタイプと硬いタイプがありますが、しわやほうれい線改善として注入する場合では、柔らかいタイプが、額のシワ改善には硬いタイプが用いられることになります。
なお、額のしわには、額の筋肉の動きによって形成されている種類もあり、このしわの場合では、新弛緩作用がある製剤の注射(ボトックス注射)での対応となることがあります。

窪み、凹みの修正

窪みのヒアルロン酸の症例
考えられるリスク・副作用
内出血・腫れ・痛みを生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

こめかみの窪みや目の下の凹みは、年齢とともに現れてくることが多いトラブルで、そのままの状態では自然に元の状態に戻ることはありません。
そこで役立つのが、ヒアルロン酸注入なのです。
こめかみや目の下にふっくら感が生まれれば若見え効果を期待できますので、エイジングケア対策としてもおすすめです。
また、目の下のふくらみをなくす施術のひとつに経結膜脱脂とという施術がありますが、この施術とヒアルロン酸注入は相性が良いため、併用されることがあります。

輪郭の修正

顎のヒアルロン酸の症例
考えられるリスク・副作用
内出血・腫れ・痛みを生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ヒアルロン酸注入は、あごの形成で行われることもあります。
あごの形成というと、プロテーゼ挿入が一般的ですが、体質によってはプロテーゼに対する異物反応が起こってしまうことがあります。
一方、ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、外部から注入したとしても、異物反応が起こりにくいというメリットがあります。
ただし、プロテーゼには半永久的な効果を期待できるのに対し、ヒアルロン酸注入の効果は数か月~2年と短いという違いがありますので、この点には注意が必要です。

鼻筋の形成

鼻のヒアルロン酸の症例
考えられるリスク・副作用
内出血・腫れ・痛みを生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ヒアルロン酸注入では、鼻筋の形成も行えます。
鼻筋の形成もまた、プロテーゼの挿入が一般的ですが、鼻プロテーゼは腫れやすく、ダウンタイムもやや長めです。
一方ヒアルロン酸注入による鼻筋の形成では、術後の腫れが少なく、ダウンタイムもほぼないというメリットがあります。

唇・涙袋の形成

唇のヒアルロン酸の症例
考えられるリスク・副作用
内出血・腫れ・痛みを生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ヒアルロン酸注入では、薄い唇に厚みを持たせることができるほか、アヒル口の形成やM字リップ形成も行えます。
また、年齢によって唇の脂肪が減少してくると、自然にうすい唇になってしまうことがありますが、ヒアルロン酸注入を受ければ、このような状態も改善できます。
そしてもうひとつ、ヒアルロン酸注入では涙袋の形成も行えます。
涙袋があると目の縦幅が広く見える効果が生まれるため、手術をすることなくデカ目路効果を狙いたい方には、ヒアルロン酸注入による涙袋形成がおすすめです。

バスト形成

バスト形成はバッグの挿入で行われることが多いですが、1〜1.5カップ程度のアップなら、ヒアルロン酸注入での対応が可能です。

ヒアルロン酸の価格はまちまち。安い、高いの差があるのはなぜ?

唇に注入するヒアルロン酸のボルベラ
考えられるリスク・副作用
内出血・腫れ・痛みを生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ご紹介してきた通り、ヒアルロン酸注入はあらゆる美容整形に対応でき、しかも手術よりも安価に受けられるというメリットがあります。
とはいえ、ヒアルロン酸注入の価格は美容外科によって異なり、ひとつの部位に同じ量のヒアルロン酸を注入した場合でも、かかる費用には大きな差が生じることがあるのです。
では、ヒアルロン酸の安い、高いはどこで決まるのでしょうか。

製剤の種類による差

ヒアルロン酸注入に用いられるヒアルロン酸の種類は、実に30種類以上もあるといわれています。
上記では、ヒアルロン酸注入の種類と効果についてご紹介してきましたが、ヒアルロン酸注入はどこにでも同じ種類を注入することはなく、注入場所によって種類が使い分けられています。
たとえば、顔のパーツの中でも、目尻などのしわやほうれい線、涙袋形成には柔らかいタイプのヒアルロン酸が用いられますが、溝が深くなった額のしわには、硬いタイプのヒアルロン酸が用いられることが多いです。
つまり、ヒアルロン酸の種類ごとに価格が異なるため、それに伴い施術料金にも安い、高いという差が生じるということです。

また、ヒアルロン酸には品質のランクがあり、ランクが高いほど施術料金も高くなります。
また、ランクが高いヒアルロン酸の特徴のひとつとして挙げられるのは、FDA(アメリカ食品医薬局)や日本の厚生労働省の承認を得ているという点です。
つまり、人体への安全性を国が認めたヒアルロン酸だということです。
何件かの美容外科を比較してみて、ヒアルロン酸注入の価格が高いと感じたのなら、ランクが高いヒアルロン酸を使用している可能性があるという認識で問題ないでしょう。

美容外科の方針

公式WEBサイト内で確認する限りではランクが高いヒアルロン酸を使用しているのに、なぜか他の美容外科よりも費用が安い美容外科を見つけたとしましょう。
この場合、多くのお客様は「本当にランクが高いヒアルロン酸を使っているの?」「安いと見せかけて、高い施術に誘導しようとしているのでは?」といった疑念を抱くかもしれませんね。
確かに、悪徳な美容外科ではそのようなトラブルもない話ではありません。
しかし、優良な美容外科では、お客様ファーストを念頭に置いてサービスを提供しているため、ランクが高いヒアルロン酸でも安い価格で提供していることがあるのです。
つまり、美容外科の方針によって、ヒアルロン酸注入の価格が安い、高いといった差が生じることがあるということです。

ヒアルロン酸注入の美容外科はこう選ぶ

ヒアルロン酸注入の美容外科の選び方を解説する看護師

ヒアルロン酸注入はお手軽に受けられる施術だけに、どこで受けても同じだという思いから、美容外科を適当に選んでしまうことがあるかもしれません。
しかし、美容外科はどこも同じではないため、ヒアルロン酸注入を受ける際には慎重に選ばなくてはならないのです。
それでは、ヒアルロン酸注入を受ける際に意識していただきたい、美容外科の選び方をご紹介します。

安い、高いよりもサービスの質を重視すること

美容外科を選ぶ際には、ヒアルロン酸注入の価格が安い、高いということよりも、サービスの質を重視しましょう。
この点に関しては、カウンセリングの丁寧さやスタッフの対応で、おおよその見当をつけることができます。
施術の効果や費用の説明はもちろん重要ですが、何よりも大切なのは、お客様のお悩みに寄り添い、親身なアドバイスを行うということです。
反対に、カウンセリング時間が短く雑な印象を受けたのなら、その美容外科では施術を受けず、別の美容外科でカウンセリングを受けるというのが賢明な選択です。

ヒアルロン酸の性質を理解した上で施術を受けること

ヒアルロン酸は、どれほどランクが高い種類であっても、時間の経過とともに体内に吸収される性質を持つという点においては同様です。
また、ヒアルロン酸には硬いタイプと柔らかいタイプがあり、硬いタイプのほうが効果の持続期間がやや長いという特徴があります。
とはいえ、やがて体内に吸収されてしまえば効果は消失します。
つまり、ヒアルロン酸注入を受けるのであれば、ヒアルロン酸の性質をよく理解した上で施術を受けることが大切だということです。

カウンセリングで合わないと感じたら?

ランクが高いヒアルロン酸の取り扱いがある美容外科でも、カウンセリングの段階で、「何となく不親切な印象」「説明がわかりにくい」などで合わないと感じたら、ひとまず施術は見合わせましょう。
このように、自分に合わない気がすると感じる美容外科でヒアルロン酸注入を受けると、医師との意思疎通がうまく行われず、満足できる結果を得られない可能性があります。
そしてそうならないためには、合わないと感じる美容外科で施術を受けるのではなく、ご自身に合うと感じる美容外科を見つけて施術を受けることが大切です。

ヒアルロン酸なら「eクリニック」がおすすめ

eクリニック金沢本院の外観

eクリニックでは、症例数が豊富な医師による、ヒアルロン酸治療を行っています。予算を抑えつつヒアルロン酸注入をしたいと考えている方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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