脂肪吸引は安い?費用対効果も解説

美容整形はすべて保険適用外診療となるため、どの種類を受けるにしても高額な費用が必要になります。その中でも、費用が高いというイメージが強いのが脂肪吸引ですが、実は、費用対効果の観点から見た場合では、脂肪吸引は安いという捉え方もできるのです。
こちらのコラムでは、脂肪吸引でできることやできないこと、費用対効果から見るメリット、痩身エステとの比較をご紹介しています。
脂肪吸引は高いという理由から手術をためらっている方は、ぜひ参考にしてください。

脂肪吸引でできることとできないこと

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引というと、脂肪を吸引するだけで理想の自分を実現できるというイメージがないでしょうか。
しかし、脂肪吸引は万能な手術ではないため、できることとできないことがあるのです。

脂肪吸引でできること

脂肪吸引でできることは、顔や体に蓄積された皮下脂肪を取り除くことです。
また、吸引する脂肪の量を調節できるため、あらかじめ決めておいたデザインに沿って行うことが可能です。

脂肪吸引でできないこと

脂肪吸引では、内臓脂肪の吸引は行えません。
それは、皮下脂肪が浅い場所にある脂肪なのに対し、内臓脂肪は皮下脂肪よりも深い場所にある脂肪だからです。
内臓脂肪は胃や腸といった内臓の周囲に蓄積されますが、この場所は筋肉よりも奥にあり、脂肪吸引器を挿入して脂肪吸引をしようとすると、内蔵を傷付ける可能性があり、大変危険です。
そのような理由から、脂肪吸引では内臓脂肪の吸引は行えません。
また、脂肪吸引の術後には、明らかに見た目が細く変化しますが、大幅な減量はできません。
それは、皮下脂肪は思いのほか軽く、相当量を吸引したとしても、体重に大きな変化が見られない可能性があるからです。
大幅減量には食事療法や運動が必要になりますので、早急に体重を減らさなければならない方は、メディカルダイエットなどで減量を目指すと良いでしょう。

脂肪吸引は安い?費用対効果から見る脂肪吸引のメリット

太ももの脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引は、費用だけを見てしまうと決して安いといえる美容整形ではないことがわかります。
しかし、費用対効果を考えた場合では、脂肪吸引は安いと捉えることもできるのです。
それでは、その理由についてご紹介しましょう。

1回の手術で大きな効果を得られる

脂肪吸引の症例写真 (6)
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引は、1部位につき1回の手術で大きな効果を得られます。
それは、カニューレという脂肪吸引器を用いて、適量の脂肪を1回の手術で吸引できるからです。
また、脂肪吸引では脂肪細胞を直接取り除く方法のため、エクササイズのように脂肪が燃焼され始めるまでサイズが変わらないという心配もありません。
なお、脂肪吸引で一度に吸引できる脂肪の量については、お客様の状態や脂肪吸引する部位などによって異なります。
つまり、吸引する脂肪の量が多い場合では、数回に分けての手術になる可能性があるということです。
目安としては、1回の脂肪吸引で吸引できる脂肪の量は5000ccまでとされています。

痩せたい場所の部分痩せが可能

二の腕の脂肪吸引の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引の大きなメリット、それは痩せたい場所の部分痩せが可能だということです。
痩せる方法として実践しやすいのは、短期間の食事制限や、1日短時間のエクササイズで、これらのいずれかを継続して実践すれば、体重を落とすことはできるでしょう。
しかし、そこにはひとつの問題点があるのです。
それは、「体のどの部分の脂肪がどれくらいの量落ちるかわからない」ということです。

たとえば、都合よく内臓脂肪やお腹周りの皮下脂肪が落ちてくれれば問題ありませんが、そううまくいかないのが食事制限やエクササイズによる減量なのです。
よく耳にする例に、「お腹の脂肪が落ちず、バストの脂肪が落ちてしまった」という話があります。
このようなトラブルは、食事制限とともにお腹の皮下脂肪をターゲットとしたエクササイズを実践することで、ある程度は防ぐことができます。
しかし、バストは皮下脂肪が多い場所のため、油断しているとお腹よりも先に落ちてしまうことがあるのです。

一方脂肪吸引では、皮下脂肪を減らしたい場所をピンポイントに狙えますので、減らしたくない皮下脂肪はそのままで、減らしたい皮下脂肪だけを減らせるというメリットがあります。

リバウンドしにくい

脂肪吸引の特徴としてよく挙げられるのは、リバウンドしにくいということです。
ダイエットでサイズダウンに成功したのに、数週間で元のサイズに戻ってしまったという話を耳にすることがあります。
そして、この状態は、脂肪細胞の数が減っていないことが原因で起こります。
つまり、ダイエットで一時的に脂肪細胞のサイズが小さくなっただけで、脂肪細胞の数そのものは減っていなかったということです。
そしてまた、ダイエットをしてはリバウンドする。
しかし、このようなことを繰り返していては、気力も体力も、やがてしぼんでしまうに違いありません。
そして、そうならないための対策として役立つのが、脂肪吸引なのです。

食事制限なしでサイズダウンを狙える

1週間、2週間という短いスパンなら継続できても、それ以上の長期戦になると継続が難しいのが食事制限です。
また、食事制限は正しい方法で実践する必要があり、間違った方法で実践してしまうと、体調不良が起こるリスクが否定できません。
では、脂肪吸引ではどうなのでしょうか。
脂肪吸引には食事制限が必要なく、好きなものを食べても痩せられるというメリットがあります。
つまり、ストレスなくサイズダウンを狙える方法だということです。

一部を除くほぼ全身の皮下脂肪に対応可能

脂肪吸引では、内臓脂肪や神経のそばにある皮下脂肪の吸引は行えませんが、これら一部を除くほぼ全身の皮下脂肪に対応できるというメリットがあります。
また、「お腹」「お尻」「腕」という大きなくくりではなく、「おへそのすぐ下」「太ももとお尻の境目」「二の腕の内側」というように、場所を細かく指定できます。
これもまた、脂肪吸引の見逃せないメリットだといえるでしょう。

脂肪吸引と痩身エステの比較

脂肪吸引と痩身エステの比較についてを説明している看護師

脂肪吸引はカニューレで強引に皮下脂肪を吸引する方法のため、得られる効果は大きくても、体が受けるダメージも同様に大きいというデメリットがあります。
そのような理由から、脂肪吸引ではなく、痩身エステを痩せる手段として選ぶ方がいます。
しかし、痩身エステには知っておかなくてはならないデメリットがあるのです。
それでは、脂肪吸引と痩身エステを比較して、結果的にどちらのほうが安い費用で結果を出しやすいのか、考えてみることにしましょう。

痩身エステは複数回の施術が必要

脂肪吸引は、場合によっては複数回の手術が必要になることがありますが、1回の手術ではっきりとした効果を実感しやすいというメリットがあります。
一方痩身エステでは、脂肪吸引のようなダメージを体に負わせることはありませんが、施術の効果を実感しにくく、複数回の施術を受けなければ効果を実感しにくいというデメリットがあるのです。
必要な施術回数については、部位や皮下脂肪の付き具合によって差が生じます。
しかし、痩身エステの費用は思いのほか高額で、最終的に脂肪吸引よりも高額な費用がかかる可能性が否定できないのです。
この点は痩身エステの盲点ともいえる部分ですので、痩身エステで痩せようとお考えの方は、実際に契約をする前に、費用の概算を確認しておくことをおすすめします。

痩身エステはリバウンドしやすい

痩身エステでも、施術を定期的に受けて食事に関する注意事項を守りさえすれば、理想の体型に近付くことはできるでしょう。
しかし、痩身エステでは脂肪の数を減らすことは難しいと考えられますので、リバウンドする可能性が高いのです。
そして、リバウンドしてしまえば、またイチから施術を受け直さなければならなくなる可能性もあります。
つまり、リバウンドと施術を繰り返すうちに、結果的に脂肪吸引よりも高額な費用がかかる可能性があるということです。
もちろん、痩身エステがダメだということではありませんし、痩身エステには体への負担が軽い、ダウンタイムがないというメリットがあることも事実です。
とはいえ、繰り返し施術を受けなければならない可能性を考えるのなら、脂肪吸引で完結させるというのも、ひとつの考え方なのではないでしょうか。

痩身エステには即効性を期待できない

脂肪吸引はカニューレで脂肪細胞を無理やり吸引しますので、やり方としては乱暴かもしれません。
それに対し、痩身エステでは一切乱暴なことはしません。
そう聞くと、乱暴なことをされない痩身エステで施術を受けたくなるでしょう。
しかし、脂肪吸引がその場で痩身効果を実感できるのに対し、痩身エステには即効性を期待できないというデメリットがあるのです。
どちらの方法が良い、悪いということはいえませんが、確実性が高い方法で皮下脂肪を減らしたいとお考えなら、脂肪吸引のほうがおすすめできそうです。

なんだかんだ言ってメリットが多いのが脂肪吸引

太ももの脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
太ももの脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
腕肩の脂肪吸引の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
肩の脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
全身の脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
腕肩の脂肪吸引の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
太ももの脂肪吸引の手術前と3か月後の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
腕肩の脂肪吸引の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
二の腕の脂肪吸引の手術前と3か月後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引は皮下脂肪を直接吸引する方法で、吸引部位や脂肪の吸引量によっては体への負担が大きく、回復に時間がかかるというデメリットがあります。
また、脂肪吸引というと高額な費用が必要というイメージがあるため、それがネックとなって手術をためらっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、脂肪吸引には1回の手術で大きな効果を得られるというメリットがあるのです。
つまり、1回の手術で確実に痩せる効果を得られるのなら、むしろ安いという捉え方もできるということです。
今回は、痩身エステとの比較についてもご紹介していますので、まずは双方の特徴を理解してください。
その上でどちらにしようか迷ったのであれば、費用対効果をよく考えて、脂肪吸引または痩身エステのいずれかを選ぶと良いでしょう。

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安い脂肪吸引をお探しならeクリニックも選択肢の一つ

eクリニック金沢本院の外観

脂肪吸引の費用対効果を解説しました。eクリニックでは、二の腕や、肩、お腹、お尻、背中、太ももなど体の脂肪吸引を積極的に行っています。また、お客様のご希望をできる限り叶えるため、デザインやカウンセリングにも力を入れています。少しでも分からないことや疑問に感じることがあれば丁寧に回答させていただきますので、脂肪吸引で凸凹になるかどうか不安な方はぜひ一度手術前に、eクリニックにお越しください。

当院は開院以来、低価格高品質の脂肪吸引をご提供できるよう努めています。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

張田 修平医師

医師

張田 修平

経歴

・富山大学医学部医学科卒業
・国立国際医療研究センター病院
・昭和大学病院
・虎の門病院
・都内美容クリニック勤務

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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