M字リップ形成を受けるなら切開法がおすすめ?

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

M字リップ形成は、幅広い年代から支持を受けている口元整形です。また、M字リップ形成には皮膚を切開する方法としない方法があり、お客様のご要望に応じて方法を使い分けられるという特徴があります。
では、皮膚を切開する方法としない方法とでは、どちらのほうがおすすめできるのでしょうか。
こちらのコラムでは、皮膚を切開する方法としない方法の特徴、メリット、デメリット、切開法がおすすめできる方をご紹介しています。

▶▶M字リップ形成

目次

M字リップ形成の方法は2種類

M字リップ形成には、皮膚を切開しないヒアルロン酸注入と、皮膚を切開する切開法があり、それぞれに異なった特徴があります。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入によるM字リップ形成では、注射器を用いてヒアルロン酸を唇に注入する方法ですので、傷跡ができる心配がありません。
また、注射のみでM字リップを形成できるため、ダウンタイムがほとんどない、もしくは短いというメリットもあります。
さらに、お好みに応じてヒアルロン酸の注入量を調節できるのも、この方法ならではのメリットだといえるでしょう。
しかしその反面、ヒアルロン酸注入の効果は長続きせず、長くても2年程度で効果が消失するというデメリットもあるのです。
つまり、施術を受け続けないと、理想の形状を維持できないということです。

▶▶ヒアルロン酸注入

切開法

口角挙上と小鼻縮小と人中短縮とM字リップの症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

切開法によるM字リップ形成では、上唇の内部・粘膜部分を切開して、一部の組織を除去して縫い合わせることでM字リップを形成する方法です。
この方法では、お客様の現在の唇の状態や、顔全体のバランスを確認した上でデザインを決めて手術をします。
つまり、口元整形で顔全体の雰囲気が壊れてしまわない配慮がなされた中で、手術を受けられるということです。
また、一度手術を受けてしまえば、美しい形状を長期に渡り維持できるというメリットもあります。
しかし、切開法では粘膜部分を切開するためダウンタイムがあり、術後しばらくの間は、会話や食事で不便な思いをする可能性があるのです。
この部分はデメリットとして捉えることができますので、切開法によるM字リップ形成をご希望なら、ダウンタイムも頭に入れた上で検討を進めることをおすすめします。
なお、切開法によるM字リップ形成のダウンタイムは約2週間とされてはいますが、お客様の年齢や体質などによっては、2週間以上のダウンタイムが必要になる可能性があります。

口元の手術は鼻や口元のたるみと密接に関わるので、術後変化を予測したり適切な術式を提案する為には、鼻手術(異物挿入などではなく鼻中隔延長など本格的な手術)や切開によるフェイスリフトなどの経験が必要になります。当院では単純にM字リップ形成をするのではなく、口の存在感を調節出来る様にバランスを見て工夫しています。

ヒアルロン酸注入+切開法での対応となるケースも

M字リップ形成は、ヒアルロン酸注入または切開法のどちらか一方で行われることが多い口元整形ですが、お客様のもともとの唇の形状やご要望によっては、ヒアルロン酸注入+切開法での対応となる場合があります。
この場合では、ヒアルロン酸の効果が消失した段階で、ヒアルロン酸注入のみ受けることで、美しい形状を維持できます。
特に唇が薄い方の場合では、このパターンでのM字リップ形成になる可能性がありますので、詳細についてはカウンセリング時に医師から説明を受けてみると良いでしょう。

M字リップ形成を受けるなら切開法がおすすめ?

M字リップ形成を受けるなら切開法がおすすめの理由を説明している看護師

ヒアルロン酸注入、切開法ともに、それぞれにメリットもデメリットもありますので、どちらにしたら良いのか迷うことがあるかもしれません。
しかし、形状が崩れにくいという点を重視するなら、ヒアルロン酸注入よりも切開法のほうがおすすめです。
それでは、切開法のM字リップ形成がおすすめできる理由について、もう少し詳しく見ていきましょう。

長期的な効果を期待できる

内側人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップ形成を同時に行った症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

切開法によるM字リップ形成は、ダウンタイムがやや長いというデメリットはあるものの、1回の手術で完成形に仕上がった後には、特別なメンテナンスは不要ですし、仕上がりの形状を半永久的に維持できるというメリットがあります。もちろん、年齢による皮膚のたるみが生じた場合では、多少は形状に変化が見られる可能性はあります。しかし、形成されたM字リップそのものが崩れることはありません。年齢による人中の延びなどによってM字リップの形状が崩れた場合では、人中短縮を受けることで改善を目指せます。

定期的に手術を受ける必要がない

M字リップで唇を形成した症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ヒアルロン酸注入でM字リップ形成をして形状を維持したいと考えるなら、定期的にヒアルロン酸注入の施術を受けなくてはなりません。
一方、切開法によるM字リップ形成では、定期的な手術は必要ありません。
つまり、体が受けるダメージが1回で済むというメリットがあるということです。

切開法によるM字リップ形成に期待できる効果

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップと眼瞼下垂と下瞼拡大を同時に行った症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

切開法によるM字リップ形成には、以下の効果を期待できます。

また、M字リップ形成はこの症例写真のように他の口元の美容整形と併用して行われることが多いです。

例えば、人中短縮手術によって上唇がリフトされ、唇のM字感が少なくなる場合などはM字リップ形成を併用して行うことで、M字感が少なく難る事をカバーします。

しっかりとしたアヒル口効果

人中短縮とM字リップを行った術後3週間の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

上唇にM字が形成されると、しっかりとしたアヒル口効果が生まれます。
アヒル口は、単調になりやすい口元に変化をもたらす効果やエイジングケア効果をもたらすとされていますので、表情が乏しい、口元のエイジングが気になるなどの方には特におすすめです。
また、アヒル口が形成されると顔全体が明るい印象になりますので、顔に華やかさをプラン―スしたい方にもおすすめできるでしょう。

メリハリのある唇の形成が可能

唇の改正部分が直線的な状態では、どうしても単調な印象の口元になりますが、M字リップ形成で唇の形状が変化すれば、それに伴い唇にメリハリが出ます。
直線的な唇からは知的な印象を受けることもありますが、特に唇が薄い上に直線的な方の場合では、少々冷たい印象を他人に与えてしまう可能性が否定できません。
しかし、切開法のM字リップ形成でメリハリのある唇になることができれば、冷たい印象も払拭できるでしょう。

口角の引き上げ効果

内側人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップ形成を同時に行って口を引っ込めた症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

切開法でのM字リップ形成には、口角の引き上げ効果も期待できます。
口角が下がっている状態では、たとえ若い年代の方であっても年齢を感じさせる印象になることがありますが、口角が引き上げられれば、若々しい印象になることができます。
つまり、口元からエイジングケアを行いたいという方にもおすすめできるのが、切開法によるM字リップ形成だということです。

切開法によるM字リップ形成はこんな方におすすめです

切開法によるM字リップ形成は、以下に該当する方におすすめです。

何度も施術を受けたくない方

手術を何回も受けるとなると、体への負担が大きくなりますが、切開法によるM字リップ形成なら1回の手術で結果を出せるため、体への負担が軽いです。
また、切開法によるM字リップ形成では、人中短縮や鼻整形など、別の手術との併用が可能です。
将来的に別の場所の整形もお考えなら、切開法によるM字リップ形成と他の手術を併用すれば、1回のダウンタイムでより理想に近い顔を目指すことができます。

効果の持続期間が長いM字リップ形成を受けたい方

切開法によるM字リップ形成では、内部の組織をM字型に縫って固定するため、後戻りする可能性が極めて低いという特徴があります。
つまり、後期の持続期間が長いM字リップ形成を受けたい方におすすめだということです。

エイジングケアをしたい方

切開法によるM字リップ形成で口角が引き上がれば、自然に若々しい印象が生まれます。
口角の引き上げはエクササイズで対応できるという話もありますが、エクササイズの効果はすぐに実感できるものではなく、リタイアする可能性も考えられます。
特に年齢による筋肉の衰えで口角が下がっている方ほど、その傾向が強いでしょう。
一方、切開法でM字リップ形成を受けてしまえば、早い段階でエイジングケア効果を実感しやすいと考えられます。

まとまったお休みを取れる方

M字リップのダウンタイム一覧表

切開法のM字リップ形成では、最低でも2週間程度のダウンタイムが必要になります。
特に術後の1週間は、強い腫れや内出血が見られることがありますので、お休みを取って安静に過ごすというのが理想的な過ごし方です。
また、術後2週目に入ると、1週目ほどの強い症状は緩和されますが、それでも腫れや内出血はまだ目立つ状態ですので、なるべく安静に過ごすことが大切です。
手術直後から体を動かし続けるなど、無理に手術以前の生活を続けようとすると、腫れや内出血が悪化する可能性が高まります。
また、仕上がりに悪影響が及ぶリスクも高まります。
そのような理由から、切開法によるM字リップを受けようとお考えなら、できる限りまとまったお休みを確保しておくことが大切です。

切開法によるM字リップ形成はここに注意

今回は、切開法によるM字リップ形成がおすすめできる理由についてご紹介してきましたが、この方法でM字リップ形成を受けるなら、注意しなければならない点もあります。

完全に希望通りの仕上がりにならないことがある

M字リップ形成では、できる限りお客様のご要望にお応えできる方法を選択して行いますが、それでも完全に希望通りの仕上がりにならないことがあります。
たとえば、モデルや俳優と同じ口元になりたいと考えたとしても、もともとの骨格が異なる以上、まったく同じ仕上がりになることはないからです。
モデルや俳優の口元を参考にすることはできますが、まったく同じに仕上げることは困難ですので、この点についてはあらかじめ理解しておくことが大切です。

完全な左右対称にはならない

手術前から左右非対称が気になる方は、M字リップ形成でその状態を改善したいと考えるかもしれません。
M字リップ形成では、手術時に左右非対称の改善を目指すことは可能ですが、完全な左右対称に仕上げることは困難です。
というのは、左右非対称は骨格の問題であることも少なくはなく、M字リップ形成では骨格の矯正には対応できないからです。
なお、手術前の極端な左右非対称が気になる方は、医師にその旨を相談してみましょう。
それにより、左右対称に近づけるM字リップ形成を受けることは可能です。
当院ではできるだけ、自然な感じで左右対称になるように手術を行っています。

M字リップ形成ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

M字リップ形成の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
名医に出会うためにはeクリニックも視野に入れて、美容外科選びを行ってみてください。
eクリニックには、M字リップ形成を得意とする医師が大勢在籍しており、修正手術についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶M字リップ形成術

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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