口角挙上の読み方は?術後に得られる効果を医師が解説

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップと眼瞼下垂と下瞼拡大を同時に行った症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

美容整形には、手術や施術ごとに名前が付けられています。そして、文字を読めばどのような手術なのか施術なのかについて、おおよその見当をつけることができるでしょう。しかし、中には漢字の読み方がよくわからない、漢字は読めるけれど、どのような意味かよくわからないということがあるかもしれません。こちらのコラムでは、数ある美容整形の中から、「口角挙上」をピックアップして、読み方や意味、効果についてご紹介しています。

また、口角挙上は口角を引き上げる事から「口角リフト」とも呼ばれています。

口角挙上の読み方と意味

口角挙上の他院修正の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上は、ひらがなで「こうかくきょじょう」と読みます。
ここで、口角はわかるけれど、挙上とはどういう意味?という疑問を持たれる方がいるかもしれませんね。
挙上を分解すると、挙という漢字は「挙手」や「挙式」などに使われ、この場合では「挙手=手を挙げる」「挙式=結婚式を挙げる」という意味を持ちます。
つまり、「あげる」ことに関して使われることが多いのが、挙という漢字だということです。
そしてもう一方の上には、「位置が高い」「身分が高位」などの意味を持ちます。

このように、「挙上」を分解してみると、「あげる」「高い位置」という意味を持つことがわかります。
したがって、口角挙上には、「口角を持ち上げる」という意味があると解釈できるのです。

知っておきたい口角が下がる理由

口角は口角挙上を受けることで改善を目指せますが、その前に、口角が下がる理由について知っておくことも大事です。
それは、ちょっとした生活習慣が口角を下げる原因になっていることがあるからです。
つまり、口角挙上をお考えなら、まずはご自身の生活習慣を改善して、セルフケアをすることが大切だということです。
なお、口角はもともとの骨格で下がることもありますが、こちらでは、生活習慣の中に潜む口角が下がる理由についてご紹介しています。

表情が乏しい

笑う、泣く、怒る、すねるなど、私たちの表情はそのときの感情によって変化しますが、その変化は、顔に走っている表情筋がもたらすものです。
また、表情筋は常に動かしていることでその機能を維持できていますが、普段からあまり動かさない方、すなわち表情が乏しい方は表情筋が衰えやすく、それによって口角が下がりやすいと考えられます。

年齢による表情筋の衰え

肌細胞や皮膚細胞、筋肉は、年齢とともに衰えを見せます。
もちろん表情筋も例外ではなく、普段からよく動かしている方であっても、年齢を重ねれば衰えは避けて通れません。
40代、50代と年齢を重ねるごとに口角が下がってきたと感じたなら、年齢による表情筋の衰えを疑う必要があるでしょう。

口呼吸をしている

口角と呼吸は深い関係にあるといわれ、口角が上がっている状態では鼻腔が広がりやすくなるため、鼻呼吸を自然に行えます。
それに対し、口角が下がっている状態では鼻腔が広がりにくくなるため、無意識うちに口呼吸になっていることがあります。
こうして口呼吸が習慣化してしまうと、口呼吸をするから口角が下がりやすくなる、口角が下がるから口呼吸になりやすくなるといった悪循環が生まれることになるのです。
つまり、鼻呼吸を心がけることが、下がった口角の改善対策に役立つということです。

食事の咀嚼(そしゃく)回数が少ない

食事の際には咀嚼をして、食物を消化しやすい形に変えてから、胃から小腸に送ることになります。
つまり、咀嚼の回数が少なすぎる場合では消化不良を起こすリスクが高まる可能性があるということです。
それだけでなく、咀嚼の回数が少ないと、その分口周りの筋肉は使われないことになり、口角が下がりやすくなるのです。
さらに、咀嚼の数が少ないと、必要以上に食事の量が増えることがあり、この状態が肥満のリスクを高めるともいわれているのです。
普段から咀嚼の回数が少ないと感じている方は、この機会に咀嚼の回数を増やす食事を心がけてみると良いでしょう。

猫背が口角を下げる原因になることも

パソコンの長時間作業で、知らず知らずのうちに猫背になっていることがないでしょうか。
実は、この猫背が口角を下げる原因になっていることがあるのです。
猫背で長時間過ごしていると、自覚がないまま口元から胸部につながる筋肉が緊張し、口角を下に引っ張る作用がある口角下制筋が強く働くことで口角が下がりやすくなるのです。
パソコン作業時に限らず、猫背になることが多い方は、口角を下げないためにも、意識して猫背の改善に努めましょう。

口角挙上ってどんな整形?内容と効果をご紹介

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った症例写真の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上とは、文字通り「口角を引き上げる」口元の整形です。
それでは、口角挙上の内容や得られる効果についてご紹介していきましょう。

口角挙上とは?どんな内容?

口角挙上は、両端の口角から皮膚を切開し、皮膚を切除したり口輪筋を切除したりすることで、口角を引き上げることができる手術です。
口角挙上は切開を伴う手術であるため、術後数か月間は傷跡が目立ちますが、数か月後には白い線に変わり、やがて目立たない状態に落ち着きます。
なお、抜糸後すぐは傷跡が目立ちますが、マスクやメイクで傷跡を隠せば、問題なく生活できるでしょう。
また、口角挙上は皮膚や皮下組織に直接手を加える手術のため、一度手術を受ければ半永久的な効果を期待できるというメリットも得られます。

口角挙上はボツリヌストキシン注射で対応することも可能ですが、この場合では、一時的な効果しか望めないため、数か月ごとに施術を受け続けなければなりません。
ボツリヌストキシン注射には、注射1本で施術を受けられる、切開手術よりも1回当たりの費用が安価、ダウンタイムがほとんどないというメリットがあります。
しかし、施術を受け続けなければ、ならない点を考えるなら、慎重に検討すべき方法だといえるでしょう。

口角挙上で得られる効果とは

口角はエクササイズで上げることができるという話もありますが、この場合では、効果を得られたとしても莫大な時間を要するでしょう。
また確実に効果を得られるとも限りません。
そのような理由から、確実に、しかも短期間で口角を引き上げる効果を得たいなら、口角挙上を受けるという方法がおすすめです。
それでは、口角挙上で得られる効果についてご紹介します。

「への字口」の改善

口角が下がっていると、いわゆる”への字口”に見え、いつも不機嫌な印象になってしまいます。
また、への字口からは、「頑固そう」「威張っていそう」などの印象も受けることがあります。
いずれにしても、他人にあまり良い印象を与えない可能性が高いのがへの字口ですが、口角挙上で口角側を上げれば、これらのマイナスな印象の払拭に役立つでしょう。

顔全体が明るく見える、印象が良くなる

口角挙上と外側人中短縮と内側人中短縮を同時に行った2週間後の症例
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腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

不機嫌そうな顔と笑顔、あなたなら、どちらの表情をしている人に好意を抱きますか?
多くの方は、笑顔の方に対して好意を抱くのではないでしょうか。
その理由はいたって簡単、不機嫌そうな顔の人に近付くと、何か良くないことが起こりそうに感じる方が多いからです。
一方、笑顔の人に近付くと、運の良さをお裾分けしてもらえる、楽しい気分になれそうなど、ポジティブな気分になれる方が多いという事実があります。
また、不機嫌そうな人が暗い印象に見えるのに対し、笑顔の人からは明るい印象を受けます。
つまり、印象という点で考えれば、笑顔の人のほうが断然有利ということになります。
このように、顔全体が明るく見え、印象が良くなるという効果がもたらされるのが口角挙上なのです。

若見え効果

口角挙上と小鼻縮小と人中短縮の症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角が下がっていると、フェイスラインも下がっているように見えることがあり、必要以上の老け顔になることがあります。
反対に口角が上がっていると、ある程度年齢を重ねている方でも、若見え効果を期待できます。
なお、頬の皮膚が脂肪によって下垂している場合では、口角挙上だけでは対応が難しい可能性があり、頬の脂肪吸引などとの併用になることがあります。

口角挙上は単独では意味がない?併用可能な手術はこれ!

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上は別の手術や施術との併用になることが多い手術で、以下でご紹介する手術や施術がその一例として挙げられます。
もちろん、口角挙上のみでも効果を得られる場合もあります。
しかし、お客様の状態によっては、口角挙上のみでは効果を得にくい可能性もあり、この場合では他の手術や施術との併用になると考えておいたほうが良いでしょう。
それでは、口角挙上との併用になる可能性がある手術や施術をご紹介します。

▶▶口角挙上で後悔する理由とは?後悔しない対策もご紹介

M字リップ形成

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った症例の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

上唇をM字型に形成する手術です。
M字リップ形成を受けると自然なアヒル口が実現しますが、口角挙上と併用することで、よりM字が強調された形状の若々しい口元が実現します。
直線的な唇からはクールで都会的な印象を受けることもありますが、この形状の唇からは、「冷たそう」という印象を受けることもあります。
しかし、口角挙上とM字リップ形成を併用すれば、そのような印象を取り除くことができるのです。

口唇縮小術

上下の唇が厚すぎると、顔全体のバランスに悪影響が及ぶ可能性があります。
そして、厚い唇を薄く整え、顔全体のバランスに合わせることかできるのが、口唇縮小術という手術です。
厚みのある唇からはセクシーな印象を受けることがあり、それがチャームポイントになることもあります。
しかし、唇に厚みがありすぎると、少々やぼったい印象になってしまうこともあるのです。
そのような印象でお困りなら、口角挙上と口唇縮術の併用で検討することが望ましいでしょう。

ヒアルロン酸注入

唇に注入するヒアルロン酸のボルベラ

薄い唇に厚みを持たせることができるのは、ヒアルロン酸注入です。
ヒアルロン酸注入では、ぷっくりと見せたい部分にヒアルロン酸を注入することで、より理想的な唇を目指せます。
唇に厚みがないと、口角挙上の効果を実感しにくくなることがありますので、そのようなときには、口角挙上とヒアルロン酸注入の併用で検討を進めてみると良いでしょう。

口角挙上の整形ならeクリニックへ

金沢院の外観

口角挙上の整形の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
名医に出会うためにはeクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。
eクリニックには、口元の整形を得意とする医師が大勢在籍しており、口角挙上についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。傷跡が目立たないように手術を行っています。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてくださいね。

このページの監修医師

eクリニックグループ統括院長
円戸 望

美容外科医師の飯田秀夫

eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫

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