ダウンタイムが短い、費用が安価など、メリットが多い二重整形、それは埋没法です。また、埋没法には5種類の方法がありますが、それぞれに、やり方次第では失敗のリスクもあるのです。こちらのコラムでは、埋没法の種類とやり方、埋没法の種類の選び方、埋没法の失敗例と失敗原因についてご紹介しています。
埋没法のやり方は?種類ごとの特徴を図を使ってご紹介

埋没法は簡易的な二重整形で二重のラインがとれやすいと思われがちですが、近年の埋没法は進化しており、とれにくい方法も登場してきています。
それではまず、5種類の埋没法のやり方と特徴を図を使ってご紹介します。
2点留め、3点留め、4点留め



点で留める方法は古くから行われてきた埋没法で、表記に小さな傷を付けて糸を埋め込み、皮膚と眼瞼挙筋を糸で結んで二重を形成する方法です。
この方法は挙筋法と呼ばれ、よりパッチリとした二重をご希望の方におすすめできる方法です。
また、以前では、2点留めや3点留めが一般的でしたが、現在では二重のラインが取れにくい4点留めも人気です。
フォーエバークロス留め

フォーエバークロス法は点で留める方法と同じ原理で二重を形成する埋没法ですが、クロスさせた2本の糸を埋め込んで皮膚と眼瞼挙筋を固定することで、より強固な二重を形成できるという特徴があります。
また、末広型や平行型のデザインが可能ですので、デザインの自由度が高い埋没法をご希望される方におすすめしたい方法だといえます。
クイックループ法・クイックループダブル法

クイックループ法とは、まぶたの内側から糸を通して留める方法で、経結膜的埋没法と呼ばれることもあります。
この方法では、まぶたの内側にある結膜から糸を通して留めますので、自然な二重整形を期待できます。
また、結膜側からアプローチする埋没法は、表皮からアプローチする埋没法よりもダウンタイムが短いというメリットがありますので、長期のお休みをとれない方には特におすすめできるでしょう。
なお、1本の糸で留める方法はクイックループ法、2本の糸で留める方法はクイックループダブル法と呼ばれています。
特殊6点裏留め

特殊6点裏留めは、クイックループ法と同じやり方で行われる埋没法で、留める点を6点に増やした方法です。
この方法もまた、結膜側からアプローチをする方法ですが、6点留めということから、とれにくい埋没法として人気です。
ダウンタイムの短いですので、長期のお休みをとれない方にもおすすめです。
自然癒着法

自然癒着法とは、皮膚と眼瞼挙筋の間に小さな穴を開けて、自然治癒力で二重のラインを形成する方法です。
自然癒着法は、埋没法の中では最もバレにくく、自然な仕上がりを期待できます。
表皮からアプローチするためまぶたには数mmの切開痕ができますが、縫合はせず自然治癒力で回復を待つ方法のため、傷跡ができにくいというメリットもあります。
埋没法の選び方で迷ったら?
埋没法といっても、種類が5種類もあれば、ご自身に合う方法がどの種類なのかわかりにくいですよね?
この点については、カウンセリング時に医師から提案がありますが、お客様の予算やライフスタイルで種類を選ぶこともできます。
それでは、どの種類の埋没法かと迷った際の選び方についてご紹介しましょう。
費用の安さで選ぶ

埋没法はやり方によって費用に大きな差が生じる二重整形です。
そして、5種の埋没法から安さで選ぶのなら、2点留めや3点留めがおすすめできるしょう。
ただし、2点留めや3点留めでは、糸の結び目が浅い部分にできることから、目を閉じた際に糸の結び目がポコッと膨らんで目立つというトラブルが起こることがあります。
また、これらの方法は、埋没法の中では簡易的な方法であるため、他の方法よりも糸が外れやすいというデメリットがあるのです。
つまり、2点留めや3点留めでの埋没法をお考えなら、費用が安い分、トラブルが起こりやすいという認識を持っておく必要があるということです。
ダウンタイムの短さで選ぶ

埋没法のダウンタイムについては、どの種類を選んだとしても個人差があるため、一概にこの方法がおすすめということは明言できません。
埋没法の平均的なダウンタイムは1~2週間程度ですが、人によっては手術後3日目あたりから、ほぼ腫れや内出血が引き、そのまま快方に向かうことも珍しくありません。
特にクイックループ法、クイックループダブル法、特殊6点裏留め、自然癒着法は、その他の埋没法よりもダウンタイムが短い傾向にあります。
つまり、ダウンタイム期間中にお休みをとりにくいという方は、クイックループ法、クイックループダブル法、特殊6点裏留め、自然癒着法のいずれかで検討すると良いということです。
持続効果期間で選ぶ
埋没法では、留める点の数が多いほど、二重のラインを維持しやすくなります。
つまり、長期的な効果を狙いたいのなら、4点留め、特殊6点裏留めがおすすめということになります。
また、自然癒着法では事前に皮膚を癒着させる方法で、もしも糸が外れてしまったとしても、二重のラインが残りやすいという特徴があります。
そのような理由から、自然癒着法も長期的な効果を狙えるおすすめのやり方だといえるでしょう。
埋没法はやり方次第で失敗もあるって本当!?

埋没法で失敗があると聞くと、ちょっと心配になってしまいますよね?
埋没法の失敗は頻繁に起こるものではありませんが、それでも「失敗した」と感じる仕上がりになった例はあるのです。
それでは、埋没法で起こる可能性がある失敗例についてご紹介します。
埋没法の失敗例
埋没法で起こる可能性がある代表的な失敗例は、以下でご紹介する3例です。
二重幅が狭すぎる、広すぎる
まぶたの皮膚がたるんでいる方か埋没法を受けた場合には、形成した二重のラインがまぶたの皮膚で隠れてしまい、二重幅が狭すぎると感じることがあります。
また、平行二重をご希望された場合に、形成する二重のライン幅が広すぎた場合には、眠たそうな印象の目元になったり、不自然に見える仕上がりになったりすることがあります。
前者の場合では、そもそも埋没法が合っていなかった可能性があり、修正が必要だと感じた場合では、切開法での対応になる可能性があります。
また、後者の場合では、慎重に二重幅を決めることで失敗を回避できるでしょう。
二重ラインの食い込みが強すぎる
糸をきつくひっぱって留めてしまうと、二重ラインの食い込みが強すぎる仕上がりになり、ひと目で二重整形だとわかる仕上がりになってしまうことがあります。
特にもともと瞼の脂肪が厚い方の場合では、二重ラインの食い込みが強くなることでハム目になってしまうことがあります。
この状態は思いのほか目立ちますので、修正が必要になる可能性があります。
二重ラインが浅くなった、元に戻ってしまった
まぶたの脂肪が厚い方が埋没法を受けると、脂肪の圧に糸が負けて、緩んだり切れたりすることがあります。
そしてその結果、二重ラインが浅くなった、元に戻ってしまったりといった現象が起こりやすくなるのです。
また、ダウンタイム期間中に患部に衝撃を与えてしまうと、それがきっかけで糸が緩んだり切れたりすることがありますので、ダウンタイム期間中の注意点を守ることも大切です。
埋没法で失敗する原因について
埋没法の失敗には、必ずどこかに原因があるはずです。
それでは、埋没法で失敗したと感じる原因を3つご紹介します。
お客様の要望が医師に伝わり切れていなかった
埋没法を受ける際には事前にカウンセリングを受けて、お客様のご要望を医師に伝えます。
というのは、このプロセスはとても重要で、ご自身のイメージを細かく医師に伝え、そのイメージを医師と共有することで失敗を避けられるからです。
たとえば、平行型二重になりたい、末広型二重になりたい、二重の幅はやや広めがいい、ダウンタイムが短い埋没法を受けたいなどがあります。
ご自身のイメージが医師に伝わり切らないまま埋没法を受けてしまうと、仕上がりの段階になって失敗したと感じる可能性があります。
そしてそうならないためには、お客様のご要望を細かく医師に伝えることが重要です。
医師の技術が未熟だった
埋没法は目元の細かい組織に手を加える整形のため、二重整形の実績を持ち、なおかつ技術力が高い医師に任せることが大切です。
反対に、二重整形の実績が少なく、技術力が不足している医師による埋没法を受けてしまうと、二重の幅が大き過ぎる、もしくは広すぎる、イメージが違うなどのトラブルが起こりやすくなります。
つまり、埋没法を受けるのなら、埋没法の名医を探して施術を任せることが大切だということです。
なお、カウンセリングが丁寧で、埋没法の方法の説明がわかりやすく、仕上がりイメージをしっかり確認する医師であれば、埋没法を任せても問題はないでしょう。ただ医師が適切に処置をしたとしても、お客様の体質や体調により仕上がりが変わる場合があります。
お客様に合った熟式を選択しなかった
今回は、5種類の埋没法についてご紹介しましたが、お客様の現在の状態やご要望によって、適した術式が異なります。
また、場合によっては埋没法ではなく切開法のご案内になる可能性もあります。
たとえば、まぶたの脂肪が多い方が適切でない埋没法を受けてしまうと、二重ラインの食い込みが強すぎて、ハム目になってしまうリスクがあります。
またこの場合では、脂肪の圧で糸が緩んだり切れたりすると、比較的早い段階で二重がとれてしまうリスクもあるのです。
そして、このような場合では、切開法で脂肪を除去してから二重を形成したほうが、より美しい二重ラインを実現できるのです。
二重整形の実績がある名医なら、この点についての説明もきちんと行いますので、その際には、ひとまず医師の提案に耳を傾けて、埋没法なのか切開法なのかについて検討すると良いでしょう。
eクリニックの埋没法の症例写真
当院の埋没法の症例写真をご紹介します。目元の症例は片目のみの症例を載せるのではなく、左右差を誤魔化せない、両目の症例をなるべくホームページに掲載する事に拘っています。
埋没法の手術を行う場合、元の状態の良い目を綺麗に仕上げるだけでなく、目のたるみ、左右差、厚みを考慮して、ポテンシャルを最大限に活かした術式を選択します。
お客様の希望に沿ったライン取りをして、目の開きをよく見せて、まつ毛の生え際を綺麗に整えるように努めています。そして、二重を作るだけでなく、瞳や白目を綺麗に見せて総合的な美しさを目指しています。










埋没法ならeクリニック

埋没法をお考えなら、eクリニックも選択肢の一つです。
eクリニックには目元全般の手術を得意とする医師が多数在籍しております。理想的な目元にする場合、埋没法だけでは限界がある場合があります。eクリニックは目元全般が得意な医師が多いからこそ、目元の他の手術を埋没法と組合わせて手術をすることが可能です。二重のラインが綺麗に出せない場合は、目頭切開と組み合わせる方法等をご提案する場合があります。ただ、切開をしたくない場合は埋没法だけでできるだけ理想的な目元になるように手術をすることは可能です。幅広く選択肢をご提案できる点もeクリニックの特徴です。
埋没法のの美容外科選びで迷っておられるようでしたら、eクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてはいかがでしょうか。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
このページの監修医師

eクリニックグループ統括院長
円戸 望

eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫