人中短縮手術で鼻の穴が広がる?原因と対処法を医師が解説

人中短縮手術の1か月後の症例写真

人中が長いと顔全体がやぼったい印象になったり、実際よりも年齢を重ねているように見えたりする場合があります。
そうしたお悩みを抱えている方に向けてイークリニック(eクリニック)では鼻の下の皮膚を部分的に切除し人中を短くする人中短縮手術を実施しております。
人中が短くなることでキリッとした印象になるほか、顔が小さくなったように見える効果も期待できます。また、口のこんもり感も改善することが可能です。

その一方で人中短縮手術の後鼻の穴が大きくなったように感じられる場合があるのです。
今回は人中短縮手術で鼻の穴が広がってしまう原因とそのようなリスクへの対処法などについて詳しくお伝えします。

人中短縮手術で鼻の穴が広がる原因とは

人中短縮手術を受けた後に鼻の穴が広がるという現象は実際に起こり得ます。
鼻の下の皮膚を切除し縫合した結果鼻に力が加わり、鼻の向きや形状が変わることにともなって鼻の穴の大きさも変わってしまうのです。
具体的には鼻が引っ張られたり小鼻が広がったりすることで鼻の穴が手術前より広がります。

ただ、人中短縮手術では小鼻の見え方が変化する時がありますが、デザインによってどう変化するかはこの症例のようにコントロールできます。
鼻の穴を見えにくくしたり、少し広げたり、鼻翼をあげたり、下げたり(鼻翼が下がる=鼻の穴が縦に伸びるような変化は形態的に美しく見えないので滅多に選択しません)することが可能です。

鼻の穴が見えすぎて困るという方も実は人中短縮手術の一つの応用で改善できる事もあります。

それでは人中短縮手術で鼻の穴が広がる原因を解説します。

▶▶人中短縮手術(リップリフト)

鼻が下に引っ張られる

人中短縮手術の後に鼻の穴が広がる原因の1つは、鼻が下に引っ張られることです。
鼻と唇の間の皮膚を何mmか取り除いた後に残った皮膚を寄せて縫合するのですが、その時鼻が下に引っ張られて鼻の穴が下方向に広がることがあります。

小鼻が横に広がる

20代の人中短縮の症例写真

手術のやり方によっては小鼻が横に広がることが原因で術後鼻の穴が広がってしまうことがあります。
具体的には切開した皮膚を縫い合わせた時に小鼻が持ち上げられ、その結果小鼻が横に広がって鼻の穴が以前よりも大きく見えるリスクがあるのです。

なおイークリニック(eクリニック)の人中短縮手術では鼻の軟骨に組織を固定しさらに口まわりの筋肉同士を固定する方法など、手技に関してお一人お一人の状態を見ながら行うことで、術後小鼻が広がるのを防いでいます。もし、他院で人中短縮手術を行って小鼻が歪んでも修正することは可能です。この症例は、人中短縮手術で小鼻が歪んでしまって当院で人中短縮手術で修正した症例です。

鼻の穴が見えやすくなっても修正手術が可能

人中短縮の傷跡の修正の症例写真

人中短縮手術で鼻の穴が見えやすくなってしまっても修正手術をすることが可能です。当院では他院で人中短縮手術を行って鼻の穴が見えやすくなってしまった場合の修正手術も積極的に行っています。この症例は他院で行って鼻の穴が見えやすくなったケースの修正手術の症例写真です。術後、鼻の穴が見えづらくなっています。

人中短縮手術で鼻の穴が広がるリスクの対処法

鼻の穴を見えにくくする人中短縮手術の症例写真

イークリニック(eクリニック)では人中短縮手術の際、ただ皮膚を切除したり縫合したりするだけでなく皮膚の組織や筋肉の固定が行われます。
そのため小鼻の広がりが防止され鼻の穴が広がる現象が起こりにくくなりますし、この症例のように鼻の穴をかえって見えづらくすることが可能です。
また、鼻の穴が広がるリスクを抑えるために人中短縮手術と鼻整形など他の美容整形を併用して行うケースもあります。

鼻翼縮小術と併用する

鼻翼とは小鼻のことであり、鼻翼縮小術は小鼻の幅を狭くするための整形手術です。
鼻翼縮小術では、鼻の外側あるいは内側を切開し縫合することで小鼻の幅を縮める効果が期待できます。
この鼻翼縮小術を人中短縮手術と併用して実施することで人中を短縮した後に小鼻や鼻の穴が広がるのを防ぐことができます。

鼻翼挙上術と併用する

鼻翼挙上術は小鼻の位置を上げるための手術で、主に小鼻が鼻の中心(鼻柱)より下がっていて鼻の穴が目立っている方に推奨される傾向にあります。
そしてお客様のお悩みや鼻の状態によっては、人中短縮手術の後に鼻の穴が広がるのを避けるために鼻翼挙上術と併用する場合があります。

人中短縮手術のリスクを減らすクリニック選びの方法

イークリニック(eクリニック)では独自の術式で小鼻も整える人中短縮手術を行うことが可能です。
鼻の穴を目立たなくさせながら人中を短くします。
人中短縮のデザインを間違えると小鼻が横や下に広がってしまったり、鼻翼が垂れ下がったりします。
人中短縮と小鼻縮小と鼻翼挙上を同時に実現するデザインと術式でマイナス要素のない人中短縮をしています。

人中短縮手術をはじめとした顔の整形手術はその後の印象を左右します。
そんな中クリニック選びで手を抜いてしまうと、いざ手術を終えたら理想と異なる仕上がりになってしまったということになりかねません。
そのようなリスクを抑えるために、クリニック選びをする際は医師の対応などあらゆる点に注意を向けましょう。

医師やクリニック実績を確認する

どのような手術を受ける場合も医師やクリニックの実績をチェックすることは重要です。
気になるクリニックがあったら、まずクリニックのウェブサイトを見てクリニック全体あるいは在籍する医師に実績がたくさんあるかどうかを確かめてみましょう。

実績を積んでいる医師であればその分多くの症例に対応するためのスキルを備えている傾向が強いため、クオリティーの高い手術をしてくれることが期待できます。
しかし経験した手術の件数が多ければ良いということではありません。
人中短縮手術を受ける場合は人中短縮手術の実績を多く積んでいる医師を探すことで満足のいく手術を受けることができます。

カウンセリングを受ける

手術のクオリティーが高い医師はカウンセリングも丁寧に行ってくれる傾向にあります。
カウンセリングでは手術の説明の内容などについて注目してみてください。
人中短縮手術について良い点ばかりでなくデメリットや注意点についてもきちんと説明してくれる医師、お客様の質問に細かく答えてくれる医師であれば手術やアフターフォローを丁寧に行ってくれる可能性が高いです。

▶▶人中短縮手術(リップリフト)

人中短縮手術の経過は?ダウンタイム、リスク副作用は?

人中短縮手術のダウンタイム表

この表は人中短縮手術のおおまかなダウンタイムの目安の表です。人中短縮手術の後は少なくとも2週間ほど患部に腫れやむくみ、赤み、熱を持つ感覚が現れる傾向にあります。
しかし術後1週間が経過するころから不調は和らぎ、腫れは少しずつ治まってきます。
そして切開部分の傷も徐々に目立ちにくくなっていきます。
傷が治癒する過程で一時的に皮膚が硬くなる場合がありますが、手術から1ヶ月~3ヶ月が経過すると皮膚が柔らかさを取り戻してきます。
また傷跡の赤みも月日の経過とともに徐々に薄くなり目立たなくなります。

なお多くの場合術後1週間程度で抜糸をしますが、入浴や患部周辺のメイクができるようになるのは抜糸の翌日からです。
抜糸前の入浴はシャワーを浴びるだけであれば問題ありませんが、バスタブに浸かるのは抜糸が終わってからにしましょう。

人中短縮手術はどんな人におすすめできる?

人中短縮手術は人中が長いことで顔がのっぺりして見える、実年齢より上の年齢に見られるといったお悩みをお持ちの方に推奨できる手術です。
人中が長いかどうかは顎の長さと比べることでわかります。
鼻から唇までの距離と唇から顎までの距離が1:1であれば理想的な比率です。
一方で人中の長さが顎の長さを上回る場合、人中が長めであるといえます。

なお人中短縮手術には向き不向きがあります。
例えば人中があまり長くない方には人中短縮手術は推奨できません。
また笑った時に歯茎が大きく露出するガミースマイルの場合も人中短縮手術によって悪化する恐れがあるので人中短縮手術は不向きです。
もし人中短縮手術に関心があるものの、手術の適性が判断できないという場合は医師に相談してみましょう。
お客様のお悩みの詳細や顔のパーツの位置などを考慮し、医師が人中短縮手術を行うのが適切か他の手術がベストかを判断します。

人中短縮手術で傷跡は残る?傷跡の経過を動画でご紹介

人中短縮手術の傷跡がどのぐらいキレイになるかは医師の技術や術後の過ごし方に左右されます。
しかし術後の経過が順調であれば手術から1ヶ月~3ヶ月で皮膚の赤みが薄くなり傷跡がほとんど気にならない状態になります。
傷跡が気になるうちはマスクで隠すのがおすすめできます。

ちなみにイークリニック(eクリニック)の人中短縮手術では傷跡を目立たないようにすることに意識を向けていることから傷跡が残る心配はほとんどありません。術後半年では、美容外科医すら気づかないと思います。
切開した皮膚を縫い合わせる時は鼻の中に傷跡が隠れるように縫合するため、術後は傷跡が目立たない仕上がりになります。

術後唇の形が変わる?

Cカールを作る人中短縮手術の症例

人中短縮手術によって唇の形が若干変わり、以前より厚く見えるようになる可能性があります。
これは手術の後上唇が持ち上げられ軽くめくれ上がるためです。

唇が厚くなることから唇のボリュームアップを期待して人中短縮手術を受ける方おられ、またイークリニック(eクリニック)の人中短縮手術では人中から上唇のラインがアルファベッドのCのような形になる「Cカールリップ」を形成することも可能です。
Cカールリップは口元がチャーミングな印象になるなどの効果が望める点で人々の関心を集めている整形手術です。
クリニックによってはボトックス注射やヒアルロン酸注入を併用しながらCカールリップを作り出すことがありますが、イークリニック(eクリニック)では人中短縮手術だけでCカールリップを形成することができます。

一方で元々唇に厚みのある方が人中短縮手術を受けると、上唇がめくれ上がることでより唇が厚くなる恐れがあります。
そのため唇を今以上厚くしたくないという場合は顔のパーツのバランスを考慮して医師が他の手術を提案する場合があります。

短くした人中が後戻りすることはある?

人中短縮手術で短くした人中が後戻りする可能性はほぼありません。
人中短縮においてはメスを入れずボトックス注射を用いて上唇をめくれ上がらせることで人中を短く見せる方法もあり、その方法で人中短縮を行った場合は施術から3ヶ月~6ヶ月経つと後戻りします。
しかし人中短縮手術では鼻と唇の間の皮膚を一部切除するので、1度手術をしたら人中が後戻りするリスクはほとんどありません。

またイークリニック(eクリニック)での人中短縮手術では後戻りしないよう口まわりの筋肉や他の組織をきちんと固定する処置を行います。
この処置によって術後月日が経過しても人中が手術前の状態に戻りにくくなります。

▶▶人中短縮手術(リップリフト)

人中短縮手術はeクリニックへ

当院では人中短縮手術と人中短縮手術の修正手術も豊富に行っております。金沢と富山、大阪、東京に全国からお越しいただいております。高難度の人中短縮手術にも対応していますので是非一度ご相談ください。また、美容整形は医療行為のため、仕上がりには個人差がでてしまいます。コラム記事は一般的な見解を記載させていただきました。すべての方に当てはまるわけではないため、あらかじめご了承ください。詳細はカウンセリング時に医師にご質問ください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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▶▶人中短縮手術(リップリフト)



このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

一方で人中短縮手術にはデメリットもあります。
今回は人中短縮手術を受けることで生じ得るデメリットについて詳しくお伝えします。

▶▶人中短縮手術(リップリフト)

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