鼻柱がグッと上に引っ込んでいると、ブタ鼻やニンニク鼻が強調されてしまい、顔全体のバランスが崩れることがあります。しかし、鼻柱下降を受けてしまえば、そのような悩みも解消できるのです。
とはいえ、鼻柱下降は簡単な手術ではないため、手術を受けるなら名医に任せる必要があります。
それでは、鼻柱下降の概要と得られる効果、名医を見つける方法、鼻柱下降がおすすめの人についてご紹介していきます。
▶▶鼻柱下降術
鼻柱下降とは?得られる効果をご紹介
鼻柱下降とは、鼻柱に膨らみを持たせて鼻全体を長く見せることができる手術です。
それではまず、鼻柱下降の概要や得られる効果について見ていきましょう。
鼻柱下降って何?
鼻柱とは、鼻の穴を仕切る壁・鼻中隔の下部分にある膨らみ部分で、軟骨で形成されています。
そして、この部分の膨らみが少ないと、顔を横から見たときに、鼻柱が小鼻に隠れる状態になります。
また、この状態を正面から見ると、鼻柱が小鼻よりも上部にあり、ブタ鼻やニンニク鼻が強調されることになるのです。
しかし、このような状態は鼻柱下降を受けることで解消できます。
なお、鼻柱下降とよく似た手術として挙げられるのは鼻中隔延長ですが、鼻中隔延長が鼻先に高さを出したり向きを変えたりできるのに対し、鼻柱下降では鼻柱のみに膨らみを持たせるに留まり、鼻先に高さを出すことはできないという違いがあります。
鼻中隔延長も鼻柱下降も、お客様ご自身から採取した耳介軟骨を該当部分に移植することになりますが、それぞれに挿入部分が異なるため、仕上がりには差が生じると覚えておきましょう。
鼻柱下降で得られる効果とは
鼻柱を下げる事により、小鼻の付け根と鼻柱を結んだ線を水平からV字に変化させることができます。それにより理想的なバランスに近づける事が可能です。鼻柱下降には以下の効果を期待できます。
- ブタ鼻やニンニク鼻の改善効果
- 鼻先の逆三角形効果
- 横顔のバランスを整える効果
- 鼻尖(鼻先)をスッキリと見せる効果
- 短い鼻を長く見せる効果
鼻柱が上に引っ込んだ形になると小鼻が強調されて、鼻だけでなく顔全体のバランスが崩れてしまうことがありますが、鼻柱下降で鼻柱が下方に延びれば、顔全体の印象がかなり変わります。
鼻柱の位置は、左右の小鼻の付け根よりも下側にある状態が理想とされ、鼻柱と小鼻の両サイドを結んで逆三角形ができる形が美しいとされています。
そして、鼻柱下降で鼻柱に膨らみを出せれば、理想的な逆三角形の実現も可能になるのです。
また、軟骨移植というと傷跡が心配になるかもしれませんが、鼻柱下降は鼻の内部の皮膚を切開して軟骨を移植するため、外部に傷跡が残ることはありません。
鼻柱下降の名医はどうやって見つける?
鼻柱下降はデザインが重要で、デザイン決定の際には医師のセンスが問われます。
それは、鼻柱の膨らみ度合いによっては、鼻のバランスが整わず、不自然な仕上がりになる可能性があるからで、ここで活きてくるのが医師のデザインセンスだからです。
また、耳介軟骨を採取しては鼻柱に移植するという手術の性質上2回の手術が必要になりますので、お客様の負担にも配慮した手術を行う必要があります。
これらを考慮して意思を選ぶなら、名医と呼ばれる医師を選ぶことが重要だということがわかります。
それでは、鼻柱下降を受ける際の名医の見つけ方をご紹介しましょう。
口コミ評判をチェックしておく
口コミはあてにならないという声がある一方で、口コミをチェックしてから手術を受けたことで、満足できる仕上がりになったという声も多数挙がっています。
医師の口コミは美容系の口コミサイトやSNSなどでチェックできますが、名医と呼ばれる医師なら、悪い口コミはほとんど見かけません。
また、カウンセリング時の説明や提案についての口コミ評判も良いですので、そのような医師なら、名医だと判断でき、不安なく手術を依頼できるでしょう。
医師の実績を確認しておく
クリニックの公式HPをチェックすると、医師が担当した手術の症例写真を確認することができ、どのような方法で手術を行ったのかについても確認できます。
また、症例写真は注釈付きで掲載されていることが多く、なぜその手術を選んだのかについても確認できます。
この部分を見落とす方は多いといわれていますが、医師の実績をチェックしないままで鼻柱下降を受けてしまうと、お客様のイメージとは異なった仕上がりになり、後悔する可能性が否めません。
そうならないためには、気になるクリニックの公式ホームページから、医師の実績を確認しておくことが重要です。当院は積極的にSNSやホームページで鼻整形の症例写真やリスク副作用の情報を公開しています。
カウンセリングでの対応をチェックする
実際にカウンセリングを受ける段階になったら、以下の点に注意を払ってください。
- 適切な手術を提案していること
- かかる費用についての提示が明確であること
- 手術のデメリットやリスクについての説明があること
- アフターケアについての説明があること
まずはこれらをチェックしてください。
カウンセリングではお客様の希望を入念にヒアリングし、お客様と医師のイメージに食い違いがないかどうかをきちんと確認します。
また、かかる総費用に関する確認も大切で、麻酔代やアフターケアに別途費用が発生するのであれば、それらの費用についてもしっかりとした説明を行わなくてはなりません。
このように、カウンセリングでの医師の対応で名医かどうかを見分けることができますので、カウンセリング時には医師の対応をしっかりとチェックしてみてくださいね。
鼻柱下降のメリット・デメリット
鼻柱下降にはもちろんメリットがありますが、その反面デメリットがあるということも知っておかなくてはなりません。
それでは、鼻柱下降のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
鼻柱下降のいちばんのメリットは、鼻柱に膨らみを持たせることでブタ鼻やニンニク鼻を目立たない状態に改善できるという点にあります。
また、小鼻で隠れていた鼻柱が露出するため、横顔のシルエットを美しく整えられるというメリットもあります。
さらに、切開部分が小さいため、ダウンタイムが短いという点もメリットとして捉えることができるでしょう。
デメリット
鼻柱下降では、鼻柱部分にお客様ご自身から採取した耳介軟骨を用いるため、耳介軟骨採取手術をしなければなりません。
つまり、耳介軟骨採取と鼻柱下降の2種類の手術を受けなければならないということで、この点が鼻柱下降のデメリットとなります。
なお、耳介軟骨を採取した直後には傷跡が目立つため、髪や帽子で隠すなどの対策が必要になりますが、術後数カ月が経過すれば薄く目立たない状態に落ち着きます。
▶▶鼻柱下降術
鼻柱下降はこんな方におすすめです
鼻柱下降は、名医に手術を任せることで理想の鼻先を手に入れられる手術です。
なお、鼻柱下降はお客様の骨格や顔全体のバランスによって向き・不向きがある手術ですが、以下に該当する方であれば、手術を検討してみることをおすすめします。
- 鼻柱が上にグッと引っ込んでいることで、鼻先が丸く見えている方
- 鼻柱の位置が上にあることで必要以上に小鼻が目立つ方
- 横向きになったときに鼻柱が小鼻に隠れてしまう方
- ブタ鼻やニンニク鼻を改善したい方
- 理想的な鼻先の逆三角形を実現させたい方
これらに該当する方は、鼻柱下降に向いています。
ただし、鼻柱下降さえ受ければ完全に理想の鼻になれるということではなく、医師の診断によっては鼻中隔延長をはじめとする他の手術を勧められたり、別の手術との併用になったりすることがあります。
この点については実際にカウンセリングを受けてみないとわかりませんので、まずはカウンセリングでお客様の希望を医師に伝え、適切な手術の種類を確認すると良いでしょう。
鼻柱下降の注意点
鼻柱下降は外部に傷ができない手術ではありますが、ダウンタイムがあり、その期間中には注意しなければならないことがあります。
ダウンタイム期間中には以下の点に注意しながら過ごすよう注意してください。
洗顔
鼻柱下降後にはテープ固定で患部を保護する必要があり、その間は患部を濡らさないように注意しながら洗顔してください。
心配なら、拭き取りタイプのクレンジングを使用する、ガーゼで顔を拭くなどに留めておくと良いでしょう。
また、シャンプー時にも患部を濡らさないよう注意する必要がありますので、ドライシャンプーなどを上手に活用することをおすすめします。
入浴
鼻柱下降直後から1週間程度は、湯船に浸かって体を温めないよう注意してください。
体を温めてしまうと、血行が促進されて出血したり、内出血や腫れが悪化したりするリスクが高まりますので、十分に注意しましょう。
なお、低めに温度でシャワーを浴びる程度であれば患部に悪影響が及ぶ心配はありませんが、その際には患部を濡らさないよう注意してください。
運動
運動にも血行促進作用があるため、術後1週間は控える必要があります。
特に激しい運動は患部に刺激が加わるリスクが高いため、術後1週間が経過した後も、注意深く再開することを心がけましょう。
飲酒
飲酒にも血行促進作用があるため、術後1週間は控えてください。
また、飲酒をすると足元がふらついて転倒し、患部に強い刺激が加わるリスクもありますので、移植した軟骨が定着するまでは控えたほうが良いでしょう。
喫煙
喫煙には体内の活性酸素を増やす作用があるため、術後にはできる限り控える必要があります。
また、喫煙には血管の収縮作用もあるため、手術直後から喫煙をしてしまうと患部に栄養や酸素が届きにくくなり、傷の治りが遅くなる可能性もあります。
さらに、感染症のリスクも高めますので、術後1週間は禁煙を心がけてください。
ダウンタイム期間は、患部が急速に快方に向かう大切な期間ですので、いきなり手術以前の生活に戻すのではなく、注意事項を守った上で安静に過ごしましょう。
鼻柱下降ならeクリニック
eクリニックは鼻整形に力を入れている全国展開している美容クリニックです。鼻柱下降以外にも、鼻尖形成や鼻中隔延長、小鼻縮小などあらゆる鼻整形に対応しています。特に鼻の修正手術は全国からご来院いただいております。統括院長の円戸望もスタッフから鼻整形の名医と言われるまで豊富な症例をこなしました。鼻整形で美容外科をお探しの方はぜひ、eクリニックも検討してみてください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
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このページの監修医師
医師
円戸 望
経歴
・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院
医師
山崎 俊
経歴
2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長
資格
日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医
所属学会
日本形成外科学会