糸リフトは顔のたるみやしわの改善に効果的な美容施術です。美しく若々しい肌を保ちたい方を中心に人気があり、”切らないフェイスリフト”としても高い注目を集めています。しかし、初めて糸リフトを受ける方にとっては、その費用や施術の内容について不安や疑問を持つことが多いでしょう。本記事では、糸リフトの基本的な情報から、施術が可能な部位や使用される糸の種類、さらに糸リフトのメリットとデメリットまで詳しく解説します。後半では費用相場についても触れ、低価格で高品質な施術が受けられるおすすめの美容クリニックについてもご紹介していきます。これから糸リフトを考えている方にとって、役立つ情報が満載ですので、ぜひご一読ください。
糸リフトとは
糸リフトとは、顔のたるみやしわを改善するために、特殊な糸を皮膚の下に挿入し、リフトアップ効果を得る美容施術のことです。この施術は、メスを使わずにリフトアップを実現できるため、ダウンタイムが短く、比較的手軽に行える点が特徴です。
糸リフトの効果は、糸を挿入することによる物理的な引き上げ効果と、糸が刺激となりコラーゲンの生成を促進することで得られる肌のハリや弾力の改善です。これにより、自然な若返り効果が期待できます。
糸リフトの主な適応部位
糸リフトは、顔の様々な部位に対応可能な非常に柔軟な施術です。具体的には以下のような部位でリフトアップ効果を得ることができます。
- 額
- 目元
- 頬
- ほうれい線
- フェイスライン
- 首
額
額の糸リフト施術は、額の皮膚を引き上げることでしわを目立たなくし、滑らかで張りのある肌を実現します。特に、額に刻まれた深い横じわや縦じわに対して効果的です。さらに、糸リフトによって眉毛の位置を上げることで、目元が引き締まり、明るくパッチリとした目を演出します。これにより、疲れた印象や老けた印象を軽減し、より若々しい顔立ちになります。
目元
目元は顔の中でも特にデリケートで、年齢が現れやすい部分です。年を重ねると、目の周りの皮膚は薄くなり、たるみやしわが目立ちやすくなります。また、目尻の下がりや目の下のくま、たるみも気になるポイントです。糸リフトを用いた目元のリフトアップは、これらの悩みを解消し、若々しい印象を取り戻すことができます。
頬
糸リフトによって頬のたるみが引き上げられることで、頬骨のラインがはっきりし、シャープで立体感のある顔立ちを実現できます。これにより、顔全体のバランスが整い、小顔効果も期待できます。また、頬のリフトアップにより、ほうれい線の目立ちも軽減され、表情が明るくなります。
ほうれい線
ほうれい線は、加齢とともに深く刻まれやすい部分であり、顔の中央に位置するため目立ちやすい特徴があります。このため、ほうれい線が深くなると一気に老けた印象を与えてしまいます。糸リフトを用いたほうれい線のリフトアップは、こうした悩みを効果的に改善し、若々しくフレッシュな表情を取り戻すことができます。
フェイスライン
年齢を重ねると、フェイスラインの皮膚がたるみ、輪郭がぼやけてしまうことがあります。これは二重あごの原因ともなり、全体的に顔が大きく見える原因となります。糸を皮膚の下に挿入して物理的に引き上げることで、たるみを解消し、シャープな輪郭を作ります。はっきりとしたフェイスラインを引き出したい方に人気がある糸リフトです。
首
首の皮膚は顔と同様に年齢とともにたるみやしわが目立ちやすく、放置すると老けた印象を強調してしまいます。糸を皮膚の下に挿入して物理的に引き上げることで、そういったたるみやしわを目立たなくし、若々しく健康的な印象を作り出します。
糸の種類
糸リフトに使用される糸は、一種類だけではなく、形状や素材によって異なる特性を持っています。特に注目すべきはPDO(ポリジオキサノン)とPCL(ポリカプロラクトン)の素材です。
PDOは安全性が高く、医療分野で広く使用されている素材です。Arrow Cogやテスリフトなどの糸は、このPDO素材を使用しています。PDOは皮下に通すと加水分解され、自然に吸収されます。この過程で繊維芽細胞が活性化し、コラーゲン生成が促進されるため、皮膚のハリと弾力が向上します。PDOは自然に分解されるため、体への負担が少なく、安全にリフトアップ効果を得ることができます。
PCLは、しなやかで柔軟な動きが特徴の素材です。ボブリフトなどの糸は、このPCL素材を使用しています。PCLはPDOに比べて分解されるまでの時間が長いため、リフトアップ効果が長続きするという利点があります。柔軟性に優れているため、自然な表情を維持しつつリフトアップ効果を得られる点が魅力です。
また、糸にはCogという小さな突起物がついており、この突起物が皮下組織に引っかかることで物理的に皮膚を引き上げる効果を発揮します。特にArrow Cogは、従来のCog製品よりも強度が向上しており、皮下でCogが裂ける「バナナピール現象」が起こりにくい特徴があります。これにより、より安定したリフトアップ効果が期待できます。
糸リフトの費用相場
糸リフトの一般的な費用相場は以下の通りです。
目元やほうれい線の部分的なリフトアップ:10万円〜30万円程度
フェイスラインや頬全体のリフトアップ:30万円〜60万円程度
顔全体のリフトアップ:60万円〜100万円以上
費用はクリニックや使用する糸の種類、施術する部位によって大きく異なります。挿入する糸の本数はおおよそ両側で6本から12本程度になります。
施術名 | 費用相場 |
---|---|
目元やほうれい線の部分的なリフトアップ | ¥100,000~¥300,000 |
フェイスラインや頬全体のリフトアップ | ¥300,000~¥600,000 |
顔全体のリフトアップ | ¥600,000~¥1,000,000 |
eクリニックの糸リフトの料金
糸リフトの種類 | 費用 |
---|---|
スレッドリフトプレミアム (6本以下) (PDO)(PCL) | 価格 ¥14,300(税込) |
スレッドリフトプレミアム(8本以上) (PDO)(PCL) | 価格 ¥13,200(税込) |
モニター価格¥12,100(税込) | |
VOV-lift premium(ボブリフトプレミアム) (6本以下) | 価格¥14,300(税込) |
VOV-lift premium(ボブリフトプレミアム) (8本以上) | 価格 ¥13,200(税込) |
モニター価格 ¥12,100(税込) | |
TESSLIFT SOFT(テスリフト)PDO 3DMesh (6本以下) | 価格¥17,600(税込) |
TESSLIFT SOFT(テスリフト)PDO 3DMesh (8本以上) | 価格 ¥16,500(税込) |
モニター価格 ¥15,400(税込) | |
MINT LIFTmini S flex PCL + PLLA (6本以下) | 価格¥18,700(税込) |
MINT LIFTmini S flex PCL + PLLA (8本以上) | 価格¥17,600(税込) |
モニター価格 ¥16,500(税込) |
施術の部位による費用
糸リフトの費用は、挿入する本数によって変わる場合が多いため、施術する部位によって変動します。一般的に、顔全体をリフトアップする場合、目元やほうれい線などの部分的なリフトアップに比べて費用が高くなります。例えば、目元やほうれい線のリフトアップは、糸の本数が少なくて済むため、比較的低価格で提供されることが多いです。一方、フェイスラインや頬全体のリフトアップには多くの糸が必要となり、その分費用も高くなります。
使用する糸の種類による費用
使用する糸の種類も、費用に影響を与える重要な要素です。上記でご紹介した通り、糸リフトに使用される糸は種類によってそれぞれ異なる特性と価格帯を持っています。一般的に品質が高く、強度の高い糸は高価であることが多いです。そういった糸は比較的効果が長持ちするため、長期的にみるとコストパフォーマンスが良い場合もあります。
使用する部位や強度、効果持続期間など総合的に見て、自分にあった糸の種類を選択することが大切です。
糸リフトのメリット・デメリット
糸リフトのメリットとデメリットについて詳しくご紹介します。
メリット
糸リフトの最も大きなメリットは、皮膚を切開することなく、糸だけでリフトアップを実現できる点です。従来のリフトアップ術では、皮膚を切開し、余分な脂肪や皮膚を切除する方法が一般的でしたが、この方法では傷跡が残りやすいというデメリットがありました。糸リフトなら、そのような心配はありません。傷跡がほとんど残らないため、美容整形を受けたことが周囲にバレにくく、自然な仕上がりを目指すことができます。
さらに、糸リフトは大掛かりな手術ではないため、局所麻酔のみを使用します。そのため、術後の痛みも比較的弱く、短期間で日常生活に復帰できる点も大きなメリットです。
また、糸リフトは効果の調整がしやすい点も魅力です。治療後に効果を実感できない場合には、追加で糸を挿入することで、さらにリフトアップ効果を高めることができます。これにより、たるみやほうれい線、マリオネットライン、ブルドッグラインなど、複数の問題を一度に改善することが可能です。
デメリット
糸リフトには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。まず、たるみやほうれい線の度合いによっては、糸リフトだけでは十分な効果が得られない場合があります。このような場合には、脂肪吸引などの他の治療と併用しなければならず、その分の費用がかさむ可能性があります。また、複数の治療を行うことでダウンタイムが長くなり、日常生活に支障をきたすことも考えられます。
また、たるみ部分の脂肪が多すぎる、もしくは少なすぎる場合には、糸リフトが適さないことがあります。脂肪が多すぎる場合は糸での引き上げが十分に効果を発揮しないことがあり、逆に脂肪が少なすぎる場合は糸の引っかかりが弱くなる可能性があります。このような場合には、他の治療法を検討する必要があります。どの治療法にも向き不向きがありますので、カウンセリングの際に自分の状態についてしっかりと相談し、最適な治療法を選ぶことが大切です。
eクリニックの糸リフトの症例写真
糸リフトを安く受けるなら「eクリニック」がおすすめ
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「eクリニック」は、価格の問題で美容医療を諦めてしまう方を少しでも減らすため、費用対効果の高い施術を提供しています。見た目の悩みを解消し、より充実した人生を楽しんでいただくために、クリニック全体が一丸となって取り組んでいます。特に糸リフトにおいては、高品質な素材と技術を用いながらも、非常にリーズナブルな価格設定が魅力です。
さらに、「eクリニック」では、全ての治療に保証制度を設けています。万が一、施術後に修正が必要と認められる場合は、保証期間内に無料で修正対応を行います。これにより安心して施術を受けることができ、満足度の高い結果を得ることができます。
また、クリニックの全ての手術は、専門の医師が責任を持って対応します。高度な技術と豊富な経験を持つ医師が、個々の患者様の状態や希望に合わせた最適な施術を提供します。カウンセリングからアフターケアまで、一貫したサポートを受けられるため、初めての方でも安心して糸リフトを受けることができます。
糸リフトに興味があるという方、施術を検討されている方は是非一度「eクリニック」にご相談ください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
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このページの監修医師
医師
張田 修平
経歴
・富山大学医学部医学科卒業
・国立国際医療研究センター病院
・昭和大学病院
・虎の門病院
・都内美容クリニック勤務
医師(eクリニック統括技術指導医)
飯田 秀夫
経歴
・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
以降、同大学医学部付属病院、
国立がんセンターなどで頭頸部外科、
形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院
プロフィール
のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。
資格
日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)