糸リフトはエイジングケアの1つで、医療用の糸を用いてたるみを引き上げる施術です。
美容医療におけるエイジングケアにはフェイスリフト(切開リフト)のように皮膚を切開するプランもありますが、糸リフトは肌に傷を作らずにたるみにアプローチするという点で多くの方の注目を集めています。
さてシワやたるみにお悩みの方に人気の糸リフトですが、どのぐらい施術効果が持続するのでしょうか?
また施術後にどのような変化が訪れるのでしょうか?
インターネット上の口コミを挙げながら施術後の経過について掘り下げていきます。
糸リフトを受けて1年後はどうなる?ネットの口コミから見るみんなの感想
糸リフトのリフトアップ効果は半永久的ではなく、多くの場合1~3年で施術効果が薄れます。
それでは糸リフトを受けて1年後はどのような変化が生じるのでしょうか?
ネットの口コミを元に、施術後起こり得る現象について解説します。
たるみが復活してしまった
たるみを引き上げる効果がどれぐらい長続きするかは糸の品質やたるみの状態などに左右されます。
そんな中、皮下脂肪の量が多い方や元々のたるみの強度が高い方は短い期間でたるみが戻ってしまう場合があります。
脂肪が多かったりたるみが強かったりするケースでは、糸リフトによって一時的にリフトアップ効果が得られたとしても、いずれ糸が皮下組織を持ち上げきれなくなる可能性があります。
そのため脂肪の量やたるみ、シワの状態によってはたるみ部分をより確実にリフトアップできるフェイスリフトが医師から推奨される可能性があります。
肌がデコボコになった
糸リフトを受けて月日が経過すると施術箇所がデコボコした状態になる場合があります。
肌のデコボコについては施術で埋め込んだ糸が表面から透けているケースや、皮膚がよれているケースが考えられます。
凹凸が生じる要因は複数あり、例えば施術経験の浅い医師が糸リフトを担当すると糸を挿入する時に深さや角度にバラつきが生じ、その結果皮膚がよれて凹凸ができる可能性があります。
他にもお客様の皮膚の厚みに対して太い糸を施術に使用した、施術後に何らかの理由で糸が本来の位置からずれたなどの問題が生じると、施術箇所の肌がデコボコになる場合があります。
左右非対称になった
人によって元々顔の輪郭や唇の向きが左右非対称である場合があります。
左右非対称な顔つきになる要因として筋肉のつき方や骨格の左右差が挙げられます。
お客様の元々の顔つきが左右非対称である場合、糸リフトの後に左右差が生じないように医師がお客様の骨格や肌の状態を把握した上で糸リフトを実施します。
一方で施術前のカウンセリングが不十分であったり、医師が顔の左右差を解消するための技術を備えていなかったりすると、施術後顔が左右非対称になったというアクシデントが起こり得ます。
仕上がりに納得できない場合はどうしたらいいの?
糸リフトを受ける際はカウンセリングで事細かに希望の仕上がりイメージを医師と共有するのが理想的です。
しかし万が一仕上がりに納得できない場合、お客様のご希望や医師の判断によって糸を取り出して再度施術を行う場合があります。
しかし施術時に皮下で溶けて体に吸収される糸を使用し尚且つ糸の吸収が始まっている可能性がある場合は糸を後から取り出すことは難しいです。
こうした場合は月日の経過によって糸リフトの効果が薄れるのを待つか、続けて糸リフトを受けて様子を見るといった手段が提案できます。
なお実際どのような対処がとられるかはお客様の肌の状況や担当医師の判断によります。
糸リフトで1年後も良い経過を迎えるにはどうすればいい?
どこのクリニックで糸リフトを受けても理想的な仕上がりになるとは限りません。
思い描いたようなフェイスラインに仕上がり、且つ1年後も良好な状態をキープするには注意深くクリニックを選ぶことが推奨できます。
それでは施術後良い経過を迎えるためのクリニック選びのポイントをピックアップしていきます。
症例写真を見る
クリニックのウェブサイトで糸リフトの症例写真をチェックし、今まで施術を受けたお客様が良好な経過をたどっているかを確認しましょう。
左右差の発生や皮膚のヨレといった問題がなければそのクリニックではハイクオリティーな糸リフトが行われている可能性が高く、施術から1年後も良い状態が維持されることが期待できます。
カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ
糸リフトで理想的な肌を手に入れるにはカウンセリングでの対応のチェックは欠かせません。
国内に多くあるクリニックの中にはカウンセリング手短に済ませてしまうクリニックもありますが、そのようなクリニックではお客様のお悩みや仕上がりのイメージなどが医師に伝わり切らないまま施術が実施されてしまいます。
そのようなクリニックではお客様のニーズを重要視していない傾向があるため、施術後あまり納得のできない仕上がりになる恐れがあります。
カウンセリングがいい加減なクリニックは選ばず、施術の説明を丁寧に行いお客様のお悩みや要望をしっかりヒアリングしてくれるクリニックを選ぶことが望ましいです。
痛みやダウンタイムに配慮した施術を行っているかを確かめる
スキルが高い医師が在籍するクリニックでは、たるみをしっかり引き上げることだけでなく施術中の痛みを抑えたり、ダウンタイムの症状を出にくくしたりとお客様の苦痛を和らげるような糸リフトを行っています。
各クリニックの施術へのこだわりはウェブサイトに書かれていることがあります。
ウェブサイトで痛みやダウンタイムに配慮した施術をアピールしているクリニックで施術を受ければ施術後良い経過を迎えることができ、また半年後、1年後も施術箇所が良好な状態をキープできる可能性があります。
糸リフトでできること、できないことを説明してくれるかをチェックする
糸リフトが受けられるクリニックの中には糸リフトの良い面ばかりをアピールし、施術を検討しているお客様に糸リフトが万能なエイジングケアであるかのような説明をするクリニックもあります。
そのようなクリニックでは「いかに多くのお客様に糸リフトを受けてもらうか」を重要視しており、施術の質の向上には力を入れていない可能性があります。
そのため施術のメリットだけを伝えるようなクリニックで施術を受けるとあまり理想的とはいえない経過をたどることになりかねません。
経験や知識が豊富な名医であれば、糸リフトでどんなことができるかに加えて糸リフトで実現できないことも伝えてくれることが多いです。
メリットだけでなく糸リフトで実現が難しいことを把握して施術を受ければ、施術後に「こんなはずではなかった」と後悔するのを避けることができます。
アフターフォローが充実しているかを確かめる
糸リフトの後良好な経過をたどるためには、アフターフォローが万全なクリニックで施術を受けることがおすすめです。
アフターフォローが充実しているクリニックでは施術後の検診をするのに加え、糸がずれたり切れたりしないための過ごし方や、ダウンタイム中の注意事項について事細かに伝達してもらえます。
このようにトラブルなく過ごすための方法を教えてくれるクリニックで施術を受ければ、施術から半年経っても1年が経過しても施術箇所のコンディションがしっかりキープされるというメリットが期待できます。
また、通院先候補のクリニックに保証制度があるかどうかも確認しておきましょう。
糸リフトに保証がついているクリニックでは、施術後短期間でリフトアップ効果がなくなった場合無償で再度施術が受けられるなどのサポートが受けられます。
加えて保証制度が設けられているクリニックでは医師が施術後まで責任を持って対応してくれる環境が整っているので、手術そのものを丁寧に行ってくれる可能性が高いです。
保証について「万が一施術が失敗した時のためのもの」と考えあまり重要視しない方もおられますが、保証がついていることでお客様は大きな安心感をもって施術に臨める可能性が高くなります。
糸リフトの後に良い経過を迎える方法
糸リフトは入院の必要がない施術なので、施術が終わったらおおむね普段通りの生活を送っても問題ありません。
しかし1年後もリフトアップ効果をキープするためには施術箇所をいたわる生活を送ることが推奨できます。
顔に刺激を加えない
糸リフトを受けて間もない時期はまだ糸が馴染んでいません。
そのため顔に刺激が加わると糸がずれる恐れがあります。
施術効果をキープするには最低1ヶ月は顔へのマッサージやうつぶせ寝など施術箇所に刺激が加わる行為は控えてください。
なお強めのマッサージの場合は施術から2ヶ月は控えるのが望ましいです。
体を温める行動を控える
ダウンタイム中にスポーツやサウナの利用、アルコールの摂取といった体が温まる行動をとると血管が拡張し血流が良くなり、その結果ダウンタイムの症状が悪化する可能性があります。
糸リフトを受けた後は施術箇所に7~10日程度腫れが現れることが多いです。
腫れがみられる時期に血行を促進するような行動をとると腫れがひどくなり長引く恐れがあります。
施術後の経過を良好なものにするためには腫れが治まるまでサウナなどの行動は控えることが推奨できます。
ちなみに入浴に関してはシャワーのみ施術の翌日から可能となります。
バスタブに浸かる入浴は施術後1週間は控えてください。
糸リフトと他の施術を一緒に受けても大丈夫?
糸リフトは他の美容医療と併用することが可能です。
例えばeクリニックで対応した症例では糸リフトとヒアルロン酸注入を実施した事例があります。
ヒアルロン酸注入を併用したのは肌にボリュームをプラスするためです。
皮下脂肪が少ないお客様が糸リフトを希望した場合、糸リフトでたるみを持ち上げるだけでは頬のボリュームが不足してしまうと医師が判断した場合はヒアルロン酸注入のような肌をふっくらさせる施術を推奨する可能性があります。
また糸リフトと脂肪吸引を併用したケースもあります。
糸リフトだけではお客様の理想的なフェイスラインの形成が難しいと医師が判断した場合は脂肪吸引のような小顔効果の期待できるプランを併用することがあります。
なお糸リフト単体で問題ないか、糸リフトと他の施術を組み合わせることがベストかはお客様の理想の仕上がりイメージや肌の状態によります。
糸リフトを安く受けるなら「eクリニック」がおすすめ
糸リフトを検討している方にとって、費用は大きな関心事の一つです。そんな中、「eクリニック」は、高品質な美容医療を低価格で提供することを目標にしており、多くの方々に選ばれています。
「eクリニック」は、価格の問題で美容医療を諦めてしまう方を少しでも減らすため、費用対効果の高い施術を提供しています。見た目の悩みを解消し、より充実した人生を楽しんでいただくために、クリニック全体が一丸となって取り組んでいます。特に糸リフトにおいては、高品質な素材と技術を用いながらも、非常にリーズナブルな価格設定が魅力です。
さらに、「eクリニック」では、全ての治療に保証制度を設けています。万が一、施術後に修正が必要と認められる場合は、保証期間内に無料で修正対応を行います。これにより安心して施術を受けることができ、満足度の高い結果を得ることができます。
また、クリニックの全ての手術は、専門の医師が責任を持って対応します。高度な技術と豊富な経験を持つ医師が、個々の患者様の状態や希望に合わせた最適な施術を提供します。カウンセリングからアフターケアまで、一貫したサポートを受けられるため、初めての方でも安心して糸リフトを受けることができます。
糸リフトに興味があるという方、施術を検討されている方は是非一度「eクリニック」にご相談ください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
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このページの監修医師
医師
張田 修平
経歴
・富山大学医学部医学科卒業
・国立国際医療研究センター病院
・昭和大学病院
・虎の門病院
・都内美容クリニック勤務
医師(eクリニック統括技術指導医)
飯田 秀夫
経歴
・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
以降、同大学医学部付属病院、
国立がんセンターなどで頭頸部外科、
形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院
プロフィール
のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。
資格
日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)