だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
クマの原因となっている眼窩脂肪を切除し、目の下のクマを目立たなくすることができる経結膜脱脂。しかし、施術を調べる上でブログやSNSなどを見ていると、「経結膜脱脂を受けて後悔した」「経結膜脱脂はおすすめしない」といった内容の記事を見かけることがあります。施術を検討しているタイミングでそのような記事を目にしてしまい、不安になったり施術を受けることを踏みとどまったりしている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際のブログで見つけた経結膜脱脂の失敗事例をいくつかご紹介します。失敗が起こる原因や対策についても解説しておりますので、経結膜脱脂を受けるかどうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
経結膜脱脂とは
![経結膜脱脂で眼窩脂肪を取りだしている図解](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2024/05/経結膜脱脂で眼窩脂肪を取りだしている図解-1024x1024.jpg)
目の下の眼窩(がんか)と呼ばれる凹みに眼窩脂肪がたまることにより目の下が膨らみ、赤クマや黒クマが生じてしまいます。眼窩脂肪がたまることによる目の下の膨らみは、老けて見えたり疲れて見えたりとマイナスな印象を与えがちです。
経結膜脱脂では、目の裏の結膜側を切開して眼科脂肪を除去することで、目の下の膨らみによるクマの改善を目指します。余分な眼窩脂肪がなくなり目のまわりがすっきりすると、顔全体を明るく若々しい印象へ変化させる効果も期待できるでしょう。クマ治療の中では比較的ダウンタイムが短く負担も少ないため、できる限りが気軽に理想のことを叶えたいという方におすすめです。切開範囲もごくわずかで、皮膚表面に傷跡が残ることもありません。また、手術中は局所麻酔を使用するので痛みはほとんど感じないでしょう。
眼窩脂肪がたまる原因
![眼窩脂肪の図解](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2024/05/眼窩脂肪の図解-1024x1024.jpg)
眼窩脂肪のたまりやすさや眼窩の形は遺伝によって決まっていることが多く、若い頃から目の下の膨らみが気になるという方は一定数いらっしゃいます。特に、眼窩脂肪を包む「眼窩隔膜」と呼ばれる膜が生まれつき弱い方は、たまった眼窩脂肪が膨らみとして目立ちやすい傾向にあります。
もともと眼窩脂肪がたまりやすい方の場合、マッサージやご自宅でのケアで改善することは非常に難しいと言えるでしょう。根本から改善するためには、美容外科などを受診して適切な技術で治療をおこなうのがもっとも有効です。
また、眼窩脂肪は年齢を重ねるとともに肌のハリが減少したり、目の周辺の筋肉が衰えたり、骨格が変形したりすることで目立ってしまうこともあります。若い頃は筋肉によって支えられていた眼球が、筋肉の衰えとともに下がってくると、眼窩脂肪を押し出す形になるのです。
眼窩脂肪の膨らみによってできるクマは「黒クマ」に該当します。色素沈着によって生じる「茶クマ」や血行不良や睡眠不足が原因で現れる「青クマ」であれば、スキンケアやマッサージなどで解消する場合もありますが、黒クマに関しては表面的なケアやアプローチは効果がありません。むしろ、膨らみを改善するために過度なマッサージをおこなうことで、ただでさえ薄い目の皮膚が刺激されてたるみが悪化する可能性もあります。
眼球を支える筋肉を鍛えたり加齢を止めたりすることはほとんど不可能なので、眼窩脂肪の膨らみが気になりはじめたら早めに美容外科を受診するのがおすすめです。
経結膜脱脂を受けると後悔する?
![眼窩脂肪がたまる原因について説明している看護師](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2024/06/眼窩脂肪がたまる原因について説明している看護師-1024x1024.jpg)
経結膜脱脂を受けると後悔するというのは本当なのでしょうか。ここからは、実際のブログで見かける失敗事例とその原因について見ていきましょう。
ブログで見かける失敗事例① たるみが悪化した
経結膜脱脂を受けて目元のたるみが悪化したという事例です。突出した眼窩脂肪を除去することにより皮膚のハリがさらに失われると、目の下のたるみが余計に悪化することがあります。このケースは施術の前にある程度は予測することができるため、当院では目の下のたるみがひどい方に経結膜脱脂のみをおこなうことはありません。脂肪注入を併用して凹みを補うか、皮膚切開などの別の施術を提案します。
経結膜脱脂は、黒クマのなかでも目の下のたるみが少ない若い方に適応する施術です。つまり、医師がお客様の目元の状態をしっかりと見極め、的確な施術方法を提案することさえできればこの失敗は防げます。経結膜脱脂は低リスクで気軽に受けることのできるクマ治療ですが、すべての方に適応するわけではないということを頭に入れておきましょう。
ブログで見かける失敗事例② 目の下の小じわが増えた
このケースもたるみが悪化するのと同様、突出した眼窩脂肪を除去することによって皮膚のハリがさらに減少したことによるものです。特に眼窩脂肪の突出が強い場合、その分たるみや小じわが発生しやすくなるため注意しましょう。目の下に小じわが目立つ方には、経結膜脱脂以外の施術をおこなうべきです。
すでに施術をおこなってしまった方は、目元の保湿を徹底することである程度は改善できる可能性があります。
ブログで見かける失敗事例③ 視力低下が起こった
経結膜脱脂による視力低下のリスクは極めて低いです。当院でももちろんそのような事例はありませんが、万が一起きてしまえば重大な後遺症を残すことになるでしょう。
視力低下が起こる考えられる一つの原因は術後の内出血です。内出血は通常、時間の経過とともに徐々に吸収されて薄くなっていきますが、大きな血腫ができてしまった場合には血液が吸収されず、そのまま塊として残って視神経を圧迫することがごく稀にあります。その結果として視力障害が出てしまうのです。
技術力の高い医師は手術中の内出血を最小限に抑えることができるため、このような失敗が起こることは基本的にありません。クマ取りの施術実績が豊富な信頼できる医師に施術を任せるようにしましょう。
ブログで見かける失敗事例④ 目の下に不自然な凹みができた
経結膜脱脂は決して高難易度の施術ではありませんが、ただ単に眼窩脂肪を除去すればいいというものでもありません。お客様の目元の状態を見ながら、自然な仕上がりになるように切除量を決定します。医師が適切な切除量を見極めることができないと、必要以上の眼窩脂肪を取り除いてしまい、目の下に不自然な凹みが生じることがあります。
このような失敗事例ではヒアルロン酸や脂肪注入をおこなうことで凹みを改善することができますが、目元に余計な負担をかけないためにはそもそも失敗しないに越したことはないでしょう。
ブログで見かける失敗事例⑤ あまり変化がなかった
経結膜脱脂をおこなったのにあまり変化が見られず後悔したという事例もありました。
眼窩脂肪の量が極めて多く膨らみが大きいお客様の場合、通常より多めに眼窩脂肪を除去する必要があります。切除する量をほんの少し誤るだけでも膨らみが残ってしまう可能性があるため、医師は慎重に施術をおこなわなければなりません。
経結膜脱脂をするお客様は、術後に目の膨らみがまったくない状態をイメージされているはずです。そのため、少しでも膨らみが残っていると失敗したと感じてしまいます。
このようなケースでは、再手術をしてさらに眼窩脂肪を除去するのが一般的です。しかし、目元にかかる負担が増えるだけでなく、ダウンタイム期間を再度確保しなければならないため、損をしたような気持ちになる可能性は高いです。
保証の内容によっては再手術にお金を取られることもあるので、手術を受ける前にしっかりと確認しておきましょう。
ブログで見かける失敗事例⑥ 左右差が目立ってしまった
経結膜脱脂で取り除いた脂肪にムラがあると、左右の眼窩脂肪の量に差ができてしまい、左右非対称になってしまうことがあります。たしかな技術を持った医師が施術をおこなえば、取りムラは滅多に起こることはありません。しかし、執刀医にそもそも左右差をなくすという考えがなかった場合、経結膜脱脂の正しい知識がなかった場合には十分に起こる可能性があります。
左右差をなくしたい場合には、カウンセリングのタイミングで医師に相談しておくことで、失敗を回避できるでしょう。
ブログで見かける失敗事例⑦ 青クマが目立つようになった
![青クマのイメージ](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2024/06/青クマのイメージ.jpg)
経結膜脱脂で改善できるのはクマは主に黒クマです。青クマは血行不良や睡眠不足だけでなく、目の下の皮膚が薄く血管が透けて見えることによって生じます。そのため、目の下の眼窩脂肪を取り除くことで、目の下の皮膚の薄さが際立ってしまい、青クマが余計に目立ってしまうことがあるのです。
青クマだけが気になっていたのにもかかわらず経結膜脱脂を選択した場合には、医師の見極めが正確でなかったことが失敗の原因になります。青クマと黒クマの両方が気になっていた場合には、経結膜脱脂に加えて脂肪注入を併用することでどちらとも改善することができるでしょう。もしくは、裏ハムラ法などで凹みと膨らみの両方を解消する方法が適しています。
![円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2024/02/円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー.jpg)
経結膜脱脂はeクリニック
![eクリニック金沢本院の外観](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2023/09/eクリニック金沢本院の外観.jpg)
今回は、実際のブログで見つけた経結膜脱脂の失敗事例やその原因と対策について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。経結膜脱脂は、決して高難易度の手術ではありません。しかし、医師の知識や技術が反映されやすい施術であるため、技術不足や経験不足の医師に施術を任せれば失敗のリスクも高まります。つまり、経結膜脱脂の失敗を防ぐためには、クマ取りに関する正しい知識を持った信頼できる医師に施術を任せることが一番の対策になるのです。
eクリニックは、経結膜脱脂をはじめこの世に存在するすべてのクマ取り治療をおこなうことができ、国内屈指の技術力を誇る美容外科です。当院の経結膜脱脂では、目の下の美容整形を数多くこなしてきたベテラン医師たちがカウンセリングから施術まで責任を持って対応いたします。お客様一人一人の目元の状態を見ながら、最適な方法を提案いたしますので、ご自身に合う方法が分からないという方も安心してご来院ください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
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このページの監修医師
![](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2022/11/円戸望.jpg)
医師
円戸 望
経歴
・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院
![美容外科医師の飯田秀夫](https://eclinic-kanazawa.jp/column/wp-content/uploads/2023/10/美容外科医師の飯田秀夫.jpg)
医師(eクリニック統括技術指導医)
飯田 秀夫
経歴
・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
以降、同大学医学部付属病院、
国立がんセンターなどで頭頸部外科、
形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院
プロフィール
のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。
資格
日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)