目頭切開でできる傷跡とは?目立たなくするための対策を解説

目頭切開は、目を大きく見せるための美容手術の一つですが、手術後の傷跡に関する不安を抱えている方も少なくありません。美しい目元を手に入れたい一方で、「手術後にどのような傷跡が残るのか」「傷跡が目立ったらどうしよう」という疑問や心配があるのは当然です。

そこで今回は、目頭切開後に残りうる傷跡とその経過、さらには目立たなくするための対策について詳しく解説していきます。もしも傷跡が残ってしまった場合にはどのような修正方法があるのかについてもあわせてご紹介するので、目頭切開を検討されている方や、手術に興味がある方は是非参考にしてみてください。

▶▶目頭切開

目次

目頭切開とは

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開は、目元の印象を大きく変えることができる美容整形手術の一つです。この手術は、目頭の皮膚を数ミリメートル程度切開して行われ、手術時間は約20分と短いため、気軽に受けられる美容整形として人気を集めています。目頭切開を行う主な目的は、目を大きく見せることと、目と目との間隔を調整して顔のバランスを改善することにあります。

人の顔には「黄金比率」と呼ばれる美しさの基準があり、目頭切開でこの比率に近づけることでより魅力的な顔立ちを実現することができます。目頭切開は、単独で行うこともありますが、埋没法や目尻切開などの他の目元の手術と組み合わせることで、さらに効果を高めることも可能です。この手術により、目元の魅力を最大限に引き出し、美しい顔のバランスを目指すことができます。

目頭切開の種類と傷跡の残りやすさ

目頭切開の図解

目頭切開にはいくつかの手術方法があります。手術方法の違いと、それぞれの傷跡の残りやすさについてご紹介します。

Z形成

Z形成はZ字形に皮膚を切開し、その後皮膚を入れ替えて縫合する目頭切開の手術方法です。Z形成の大きな魅力は、微調整がしやすく、個々の顔立ちや希望に合わせた自然な仕上がりを実現できる点にあります。傷跡も目立ちにくいため、ダウンタイムも短く、手術直後の生活に戻りやすいという利点があります。

しかし、Z形成法には後戻りのリスクも存在し、大胆な切り込みを入れた場合には、予期せぬ傷跡が目立つ可能性もあります。また、自然な仕上がりを重視するため、顕著な変化を望む方や、元々目が離れている方にとっては、希望する効果が得られない場合もあるかもしれません。

W形成

W形成は、W字形に皮膚を切除し、中央部を縫合する目頭切開の手術方法です。自然な引き締まりを実現し、後戻りのリスクを最小限に抑えることができるのが魅力で、目元の印象を大きく変えたい方や、よりはっきりした二重を希望する方に特におすすめの術式です。

W形成法は、その効果の高さから二重整形と組み合わせて行われることが多く、目元全体のバランスを一新することが可能です。しかし、Z形成法と比較すると、施術にかかる時間やダウンタイムが長い点がデメリットとして挙げられます。術後は傷跡が一時的に目立つ可能性が高く、完全に元の状態に戻すことが難しいため、施術を受ける前には十分な検討と相談が必要です。

リドレープ法

リドレープ法は目の下のラインに沿って繊細に切開を行う目頭切開の手術方法です。韓国発のこの術式は、筋肉のつっぱり感を解消し、目元の自然な美しさを引き出します。元々ある目のラインを活かした切り込みにより、手術痕がほとんど目立たないのが大きな魅力です。

デメリットは、平行二重を形成するのが難しく、目頭が丸く見える可能性があるという点です。そのため末広がりの二重を好む方に特に適した手術法といえます。

目頭切開でできる傷跡の可能性

目頭切開を受けることによってできる可能性がある傷跡の種類についてご紹介します。傷跡の特徴や原因もあわせて解説していきます。ただ、当院はできるだけ傷跡が残らないように手術をしているので、傷跡に関してはそこまで心配しなくても大丈夫だと思います。傷跡が心配で目頭切開をしない方はほとんどいません。

線が残る

目頭切開手術後、特にZ形成やW形成などの特定の手法を用いた場合、手術部位に細かな線として傷跡が残ることがあります。これは、切開する位置やメスの入れ方によって影響を受け、術後の赤みが引いた後に顕著になることがあります。しかし、多くの場合このような傷跡は時間とともに目立たなくなります。術後半年ほど経過すると、傷跡は大きく薄れ、日常生活で気になるほどのものではなくなることが多いです。

ミミズ腫れやケロイドのように腫れる

目頭切開手術を受けた後、一部の人には「ミミズ腫れ」やケロイドに似た赤く腫れた状態が現れることがあります。これらは術後間もなくに見られる比較的一般的な反応であり、大半の場合は時間が経つにつれて自然と落ち着いていきます。しかし、中には時間が経過してもこのような状態が続くケースがあり、特にケロイド体質の方や肌の色が白い方は、そのリスクが高いと言われています。

目頭に白い点ができる

目頭切開手術後に目頭に白い点が現れることがあります。これは、「成熟瘢痕」や「稗粒腫」と呼ばれる現象によるものです。

成熟瘢痕は、手術で切開された皮膚が時間の経過と共に白く変色する現象を指します。これは、皮膚が再生し完全に治癒した証拠であり、見た目がさらに改善することは稀です。火傷の跡や他の外傷の傷跡と同様に、時間が経てば経つほど白さは和らぐものの、永久に残る可能性があります。

一方で、稗粒腫は皮膚の組織が破壊された結果生じる症状で、手術後に小さな白い点として現れます。これらの点はサイズに幅があり、ほとんど目立たないものからニキビのように目立つものまで様々です。

手術後に目頭に不規則な白い点が現れた場合、これらの症状は一般的に治療が難しく、見た目に影響を及ぼすことがあります。そのため、これらの症状が気になる場合は、速やかに医師に相談することが重要です。

目頭切開の傷跡を目立たなくするための対策

目頭切開の傷跡を目立たなくするための対策を説明する看護師

目頭切開は切開を伴う手術であることから、傷跡が残ってしまうリスクが少なからずあります。ここからはそんな中、傷跡を最小限に抑え、目立たなくする対策についてご紹介していきます。

傷跡が残りにくい手術方法を選ぶ

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開手術を検討する際、傷跡を最小限に抑えるためには、傷跡が残りにくい手術方法を選択することが非常に重要です。美容外科医との事前のカウンセリングを通じて、自分の肌質や体質、望む効果を正確に伝え、最適な手術方法を決定することが必要です。

傷跡を残しにくい手術方法には、皮膚の切開や縫合に細心の注意を払い、目立たない部分で切開を行う技術があります。上記でご紹介したように目頭切開にはさまざまな手術方法があるので、その中から自分にあった術式を選んでいきましょう。

この症例は目頭切開と併用して、全切開と眼瞼下垂とタレ目形成と目尻切開を行い、全方位に目を拡大した症例動画です。上部が術前、真ん中が術後30日後、下が90日後です。当院は傷跡が残りづらいように様々な工夫を凝らして目の切開手術をしているため、傷跡がほとんどわかりません。

目頭切開が得意な医師を選ぶ

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開手術において、傷跡を最小限に抑え、望む結果を得るためには、その分野に精通し、豊富な経験を持つ医師を選択することが欠かせません。技術的な高さや美的センスはもちろん、要望に対する理解度や対応の丁寧さも、医師選びの重要な基準となります。

適切な医師を選ぶためには、まずクリニックの公式ウェブサイトでの情報収集や、過去の手術例を確認することが有効です。また、実際に手術を受けた人の口コミや評判も参考になります。さらに、カウンセリングを通じて医師と直接話し、手術方法の説明やリスク、アフターケアについての質問をすることで、その医師が自分に合っているかどうかを見極めることができます。

当院ではこの症例のように、尖りすぎず、自然な丸みを残した目頭切開も可能です。

ダウンタイムを安静に過ごす

目頭切開のダウンタイムの表

目頭切開手術後のダウンタイムは、傷跡を目立たなくするために非常に重要な期間です。手術後は、体を適切に休ませ、指示されたケアを忠実に行うことで傷跡を回復させやすくします。

安静に過ごすことで、傷跡の回復を促進し、炎症を最小限に抑えることができます。特に手術直後の数日間は、頭部を心臓より高い位置に保つことで腫れを抑えることができます。また、処方された薬を正しく使用し、過度の運動や激しい活動は避けることが重要です。

ダウンタイム中の適切なケアには、傷口の清潔を保ち、感染のリスクを避けることも含まれます。手術部位は極力触らないようにし、刺激を避けるようにしましょう。

もしも目頭切開の傷跡が残ってしまったら?

目頭切開も修正手術が可能です。修正手術は、元の手術で生じたふくらみや不自然な痕を修正し、より自然な仕上がりを目指すものです。しかし、修正手術を行うことは、再び皮膚を切開するということを意味します。そのため、新たな傷跡が生じるリスクや、手術痕が目立つ可能性も考慮する必要があります。特にケロイド体質の方は、再手術後も同様の問題が発生する恐れがあるため、慎重な判断が求められます。修正手術を検討する際は、手術を行う医師の経験や実績、そして過去の修正事例を確認することが重要です。また、医師との相談を通じて、手術によるリスクや期待できる結果について、十分に理解し納得した上で手術を受けることが大切です。

目頭切開の症例写真

当院の目頭切開の症例写真をご紹介します。目元の症例は片目のみの症例を載せるのではなく、左右差を誤魔化せない、両目の症例をなるべくホームページに掲載する事に拘っています。目頭切開はタレ目形成や目尻切開、全切開などを組み合わせる事で、他院で出来ないと言われた目元の形でも、ほとんどはじっくり診察すると対応出来る事が多いです。eクリニックでは不可能を可能に出来る手術を目指しています。

目頭切開とタレ目形成と目尻切開と埋没法の二重をした2ヶ月後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
目頭切開とタレ目形成と目尻切開を同紙に行った症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
目頭切開とタレ目形成と目尻切開と埋没法の二重をした3ヶ月後の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
埋没法と目頭切開を同時に行った20代の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
埋没法と目頭切開を同時に行った1か月後の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

傷跡に配慮した目頭切開ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

目頭切開をお考えなら、eクリニックも選択肢の一つです。
eクリニックには目頭切開を得意とする医師が多数在籍しています。また目頭切開の修正手術も積極的に行っています。
できるだけ傷跡が残らないように様々な工夫を凝らして目頭切開を行っています。目頭切開の美容外科選びに迷ったらぜひ当院のカウンセリングにお越しください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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