埋没法の後に抜糸したい時はどんな時?元のまぶたに戻す方法や時期を解説

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

ダウンタイムが少なく気軽に二重のまぶたを作ることができる二重埋没法。メリットが多く比較的リスクの少ない手術ですが、仕上がりによっては「抜糸したい」「もとに戻したい」と感じてしまうこともあるかと思います。
今回は、埋没法でまぶたに埋めた糸を抜糸する「埋没法抜去術」について詳しくご紹介いたします。抜糸したいと感じてしまうケースや抜糸ができるようになる時期についてもまとめておりますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。

▶▶二重埋没法

目次

埋没法後に抜糸したい事例

実際に埋没法後に抜糸を検討する方に多くみられる事例について、いくつかご紹介します。

腫れが治まらない

ダウンタイム中の症状のひとつである腫れは、手術から1週間前後で軽快していくのが一般的です。しかし、二重埋没法の手術後、腫れの症状が治まらずに「もとのまぶたに戻したい」とご来院される方がいらっしゃいます。
無理に幅の広い二重幅に設定してしまうと腫れが酷くなりやすいので、医師と相談しながら自分に合った二重の幅をとるようにしましょう。無理のないデザインで正しく手術がおこなわれていれば、このような事例はほとんど起こりません。どうしても幅を広めにとりたい場合は、通常より腫れが強く出ることを理解・納得した上で手術に臨むようにしてください。

左右の形や幅が違う

埋没法によって作られた二重の幅や形が、左右で異なるケースがあります。人の体はもともと完全な左右対称ではないので、多少の左右差が生じてしまうことは仕方がありません。しかし、埋没法の経験が豊富で高い技術力を持つ医師は、お客様一人一人の骨格や皮膚の状態を見極めながら、できるだけ左右差が気にならない仕上がりを目指すことができます。目の左右差があまりにも目立つと不自然な印象になってしまうため、抜糸や修正手術をご希望される方は非常に多いです。

食い込みが強すぎる

二重ラインの食い込みが強いと、いかにも整形した目のような不自然な印象になってしまうことがあります。特に腫れの症状が出ているうちは特に食い込みが気になるかもしれませんが、時間の経過とともに落ち着いて自然な二重まぶたになることがほとんどです。そのため、ダウンタイム中の食い込みに関しては、極力安静に過ごして腫れが落ち着くのを待ちましょう。
完全な完成系になっても食い込みが気になる場合には、抜糸や再手術を検討するのも一つの手段です。

逆に目が小さくなった

埋没法をしてぱっちりとした大きな目になるはずだったのに、逆に目が小さくなってしまい、抜糸を検討される方もいらっしゃいます。
埋没法は本来目を大きく魅力的に見せるための手術ですが、担当する医師にデザイン力や技術がなく、正しい手術がおこなわれなければ、目が開きにくくなったり目が小さく見えたりすることもあり得ます。後悔したくない方は、担当医師の症例写真などを入念にチェックした上で手術に踏み切りましょう。ただ医師が適切に処置をしたとしても、希望の幅や瞼の厚みなどによって目が小さくなった印象になってしまう場合がごく稀にあります。そのような場合はやり直すことで対応することが可能です。

目に違和感がある

埋没法の技術や糸の処理方法などによっては、術後の目に違和感が残る可能性もあります。目にゴミが入ったようなゴロゴロとした異物感から、目が開かず涙が止まらないといった眼球刺激症状までさまざまです。
このようなケースでは、保証が適用されて再手術をおこなってくれる美容外科も多いですが、保証制度のない美容外科で手術をした場合には他院で対処してもらう必要があります。手術を受ける美容外科の保障内容は事前に確認しておくと安心です。
ただ、目が開かず涙が止まらないといった症状はほとんどありませんのであまり気にしなくても大丈夫だと思います。

まぶたから糸が飛び出した

埋没法をおこなってまぶたから糸が飛び出すケースはほとんどありません。埋没法には、糸の結び目をまぶたの表面側に埋没する方法と結膜側に埋没する方法の2種類がありますが、いずれにしても糸をしっかりと埋め込んだ状態で手術を終えます。万が一、まぶたから糸が飛び出す場合は担当医にご相談ください。

埋没糸抜去術とは

埋没法によってまぶたに埋め込んだ糸を抜糸する際に受ける手術のことを、「埋没糸抜去術」と呼びます。ここからは、埋没糸抜去術の概要について詳しく解説します。

手術方法

埋没法の手術をしている医師

どのような術式で手術をおこなったかによって多少の違いはありますが、まぶたの表面を約2mmほどメスで切開し、そこから糸を摘出する方法が一般的です。表側から埋まっている糸を確認し、結び目のある辺りにメスを入れていきます。裏留め(結末側に糸の結び目を埋没)であっても眼球に触れたり傷をつけたりすることはないのでご安心ください。
糸を取り出す際にできた傷口は基本的に縫合しません。しかし、糸が容易に見つからずに大きく切開した場合には縫合が必要になります。埋没法の手術を受けてから時間が経ち過ぎて皮膚の癒着が起きたケースや、まぶたの奥の方まで糸を埋没しているようなケースだと、簡単には見つからないことも多いです。

ダウンタイム

埋没糸抜去術後のダウンタイム期間は、約1週間です。埋没法の手術後と同じように腫れや内出血の症状が出ますが、スムーズに抜糸ができればそれほど症状が出ない場合も。糸が見つからずに手術に時間がかかれば腫れや内出血が強く出ることもあります。また、体質などによる個人差もあるでしょう。
まぶたを冷やして炎症を抑えたり、頭の位置を高くして過ごしたりなど工夫して過ごすことで、回復期間を短くする効果が期待できます。目元に負担をかける行動や、全身の血行を良くする行動は控えるのがおすすめです。

抜糸時の痛み・傷跡

埋没法の糸を抜糸するときの痛みについて気になっている方も多いかと思います。
埋没糸抜去術に際しては局所麻酔や表面麻酔をするため、抜糸時に痛みを感じることはほとんどありません。美容外科によっては手術前に痛み止めを飲むことで局所麻酔の痛みを軽くしたり、静脈麻酔や笑気麻酔を使用することもあります。
手術後にはチクチクした痛みや違和感が生じる可能性がありますが、日常生活に支障が出るような激しい痛みは起こらないでしょう。
糸を摘出した傷跡は小さな赤い点のようになってまぶたの表面に残ることが多いです。しかし、術後数日で塞がり徐々に目立たなくなるため問題はありません。回復スピードに個人差はあるものの、3ヶ月が経過する頃にはほとんど消失しているでしょう。
糸が見つからずに大きく切開した場合、ごく稀に傷跡が色素沈着を起こしてしまうことがあります。どうしても傷跡を残したくないのであれば、事前に手術を担当する医師に確認してみてください。

埋没法の抜糸はいつからできる?

埋没法の抜糸はいつからできるか説明している看護師

埋没法をおこなった後はまぶたに腫れが出ますが、腫れやむくみが完全に引いて完成するまでは様子を見ましょう。失敗しているように見えても、時間の経過とともに落ち着いてくることは非常に多いです。目安として、手術から1ヶ月が経っても「抜糸したい」と感じているのであれば一度医師に相談してみるといいかもしれません。
ただし、術後から2か月以上が経過すると、まぶたの皮膚が癒着したり癖がついたりしてしまうため、糸を抜去してもまぶたがもとの状態に戻らない可能性があります。
「元のまぶたに戻したい」、「再手術して二重幅を狭くしたい」といった方は、埋没法の手術を受けてから約1~2ヶ月の間に糸を摘出するのがおすすめです。

そもそも埋没法とは

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法は二重整形のひとつです。メスでまぶたを切開することで二重のラインを作る切開法に対して、埋没法では医療用の針を用いてまぶたに糸を埋没することで二重を形成します。まぶたを切開せずに二重が作れることから「切らない二重整形」と呼ばれることもあります。完成するまでの期間が短く、まぶたに傷跡が残ることもありません。
しかし、埋没法はまぶたに折り目をつけて生まれつき二重の人の目元に寄せているだけの状態なので、正しく手術がおこなわれなければすぐに後戻りしてしまう可能性が高いです。目元の印象はわずか数ミリの差で大きく変わってしまいますので、埋没法の手術経験が豊富で高い技術力を持った医師に手術を任せるようにしましょう。

埋没法の再手術で抜糸は必要?

埋没法によってまぶたに埋め込んだ糸を摘出するだけでなく、新たに二重を形成し直したい場合にも抜糸は必要なのでしょうか。結論から述べると、できる限りは抜糸をおこなうのがおすすめです。
しかし、「以前に埋没法で作った二重が消えてしまったため、もう一度同じ幅の二重を作りたい」、「以前に掲載した二重幅からさらに広くしたい」といったケースでは必ずしも抜糸をする必要はありません。
とは言え、過去に埋没した糸をまぶたに残しておくことにメリットはなく、将来的に何らかの形で悪い影響を及ぼす可能性も考えられます。そのため、可能な時期であれば抜糸をおこなっておいたほうが安心です。
また、「以前に形成した二重幅より狭くしたい」というようなケースでは、過去の糸を事前に抜糸しておくことが必須です。また、抜糸直後だと腫れの症状が残っている可能性があり、埋没法のデザインやシミュレーションが上手くいかないため、抜糸後は1ヶ月以上の期間をあけてから再手術をおこなうことを推奨しております。

eクリニック金沢の埋没法の症例写真

大きい目になった埋没法の症例
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埋没法の手術直後と30日後の症例
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1ヶ月後の平行型の埋没法の症例
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埋没法の抜糸や再手術ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

今回は、「埋没法後に抜糸をしたいと感じるケース」や「埋没糸抜去術」について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
当院では、埋没法の他院修正や埋没糸抜去、再手術などのご相談も多数いただいております。技術と経験の豊富な医師が、お客様一人一人に合ったデザインをご提案させていただきますので、興味のある方はぜひ一度当院へお越しください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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