目頭切開で後悔してしまう例とは?対策も併せて解説

目頭切開は、目の形を美しく見せるため、または目と目の間隔を調整するために行われる美容整形手術です。小さな切開で済む手術であるため、プチ整形としても人気がありますが、中には目頭切開を受けたことを後悔しているという方もいらっしゃいます。そこで今回は、目頭切開手術を後悔してしまう具体的な例についてご紹介していきます。後悔の事例を深堀りし、それらを回避するための対策もあわせて解説するので、目頭切開を検討されている方、興味があるという方は是非参考にしてみてください。

目次

目頭切開とは

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開とは、文字通り目頭部分を細かく切開し、目を大きく見せるための美容整形手術です。目頭切開は数ミリの微細な部分を対象に行われ、施術時間も約20分程度と短く、比較的気軽に受けられる手術として知られています。目のプチ整形として人気があるメニューの一つです。
目頭切開によって期待できる主な効果は、目を大きく見せることにあります。これは、目の開きを良くし、より魅力的な目元を作り出すことを目的としています。また、目と目の距離が近く見えることで、顔全体のバランスが改善され、より印象的な顔立ちになることも期待されます。

目頭切開手術の種類

目頭切開の切開方法の種類別の図解

目頭切開は、切開する位置や角度、縫合の仕方などによって手術方法が異なります。主な手術方法は以下の3つです。
・Z形成
・W形成
・リドレープ法
それぞれの方法と特徴をご紹介します。

Z形成

Z形成はZ字形に皮膚を切開し、その後皮膚を入れ替えて縫合します。この技術の最大の利点は、蒙古襞を自然に除去できることにあります。蒙古襞が特に目立つ方にこのZ形成が最適な手段とされています。
Z形成の手術は微調整が可能であり、好みや目の形状に合わせて切り込み方を調整できます。より自然な仕上がりを求める方や、自分の目の特徴を活かしたい方に特におすすめな手法です。さらにこの方法は、傷跡や赤みが他の手法に比べて目立ちにくいという点でも魅力的です。ダウンタイムも短いため、回復期間を最小限に抑えたい方にも好評です。
Z形成のデメリットは、後戻りのリスクが存在することです。また、自然な仕上がりを重視するため、大幅な変化を望む方や元々目と目の間隔が広い方には、求める効果を実感しにくいかもしれません。

W形成

W形成はWの形に皮膚を切開し、特定の部分の皮膚を取り除いた後、中央部分を差し込むように縫合します。この手法は、目元に自然でありながら、明確な変化をもたらすことが期待できます。W形成の最大の利点は、引き連れ感が少なく、手術後の後戻りリスクが低いことです。二重整形と組み合わせることで、より顕著な美容効果を期待できるため、より大きな目元の変化を望む方には最適な方法といえます。
デメリットとして挙げられるのは、Z形成と比較して手術時間が長くなるという点です。また、手術後のダウンタイムも長期にわたることが多く、術後は傷跡や赤みが目立ちやすい時期があります。さらに、この手術方法は元の状態に戻すことが困難とされているため手術前にはその点もしっかり考慮しなければなりません。

リドレープ法

リドレープ法は目の下のラインに沿って微細な切開を行い、目頭の形状を調整する方法です。この方法は韓国発祥で、その自然な仕上がりと効果の高さから日本でも採用されるようになりました。
リドレープ法の魅力は目の下の自然なラインに沿って行う切開により、仕上がりが極めて自然であることです。傷跡も目立ちにくく、手術後も整形がバレにくいというメリットがあります。
一方で、リドレープ法のデメリットは、平行型の二重瞼を形成することが難しい点や、目頭がやや丸く見える可能性があることが挙げられます。このため、末広がりの二重瞼を好む方にとっては理想的な手法と言えますが、平行型の二重を希望する方には不向きかもしれません。

目頭切開を後悔してしまう例

目頭切開で後悔しないための対策を説明する看護師

目頭切開は目の印象を変えるのに効果的な美容手術です。ただ、中には目頭切開を受けたことを後悔している方もいらっしゃいます。どのような点において後悔しているのか、具体的な例について詳しくご紹介していきます。

左右の目の距離が近くなりすぎる

目頭切開は目頭にある蒙古ひだを切開し、目と目の距離を近づけることにより、目を大きく見せることができる手術です。ただ、目と目の距離を近づけすぎてしまうと、顔のバランスが崩れ、不自然な外見になってしまう可能性があります。元々の目の間隔や顔のバランスが人によって異なります。一律の手術方法がすべての人に適しているわけではないため、適応でない方が目頭切開を受けるとアンバランスになってしまうのです。
このような後悔を避けるためには、手術を受ける前に、医師とのカウンセリングを通じて、自分の顔のバランスと手術後に期待する結果について、十分な確認と相談を行うことが非常に重要です。

仕上がりがイメージと違う

目頭切開手術は、多くの人が目元の魅力を高めるために選択する美容整形手術です。しかし、手術後に「思っていたのと違う」と感じる結果になることもあります。期待と実際の結果が異なる理由は様々ですが、特に技術的な問題や、自身が考えるイメージと医師の完成形イメージが異なっていることが原因であることが多いです。
目頭切開は元の状態に戻せない手術方法もあります。修正手術が難しい場合は、目元がコンプレックスになってしまうこともあります。手術前に医師と仕上がりのイメージを共有することは、満足の行く結果にするためにとても重要なステップといえます。

くぼみや傷跡が残る

手術後、最初の数週間は自然に傷跡が残ることが一般的ですが、通常は2週間から1ヶ月ほどで傷跡は目立たなくなるとされています。それでも、一部の人には半年以上経過しても目立つ傷跡が残ることがあります。このような状況は、手術に対する不満や後悔の原因となり得ます。
傷跡が長期間残る原因は複数考えられますが、主には医師の技量や選択された手術手法が影響していると言われています。高い技術を持つ医師による手術でも、個人の肌質や治癒能力によって傷跡の残り方には差が出るため、全ての人に同じ結果が保証されるわけではありません。加えて、手術後の適切なケアが行われない場合、傷跡が目立ちやすくなることもあります。

この症例は当院で行った目頭切開と併用して埋没法を行った術後3ヶ月の症例です。MIX型の二重になっていて、離れ目を改善しています。切開部分の縫合を慎重に行っているため、傷跡がほとんど分かりません。

変化が感じられない

多くの人が、目をより大きく見せたり、目と目の間隔を狭めることでより魅力的な目元を手に入れたいという思いで目頭切開を受けますが、中には手術後「思っていたほど変化がない」と感じる方もいます。これは、手術による期待と実際の結果との間にギャップが生じた場合に起こり得ることです。蒙古ひだを切除する量が少なかったり、手術範囲が限定的だったりすることで、望んだ効果が得られない場合があります。また、もともと蒙古ひだが少ない方は、目頭切開の効果を実感しにくいこともあります。

目頭切開で後悔しないための対策

せっかく手術を受けるのであれば、後悔のない満足の行く仕上がりにしたいですよね。上記のような後悔をしないためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか。手術前と後にできる対策について解説していきます。

この症例動画は目頭切開と併せてタレ目形成と目尻切開と埋没法を行い、全方位に目を拡大した症例です。術後2ヶ月後の症例ですが、傷跡などはほとんど分かりません。

目頭切開の実績が豊富な医師を選ぶ

目頭切開とタレ目形成と目尻切開と埋没法の二重をした3ヶ月後の症例

目頭切開手術を成功させ、満足のいく結果を得るためには、経験豊富で信頼できる医師を選ぶことが非常に重要です。手術の成否は、医師の技量に大きく左右されるため、技術不足の医師による手術では、不自然な外見や期待した効果が得られないリスクが高まります。そのため、医師が目頭切開手術に関して豊富な実績を持つかどうかを確認することが重要です。
医師を選ぶ際には、実際にその医師のもとで手術を受けた方の口コミや評価をチェックし、その医師の施術前後の写真や症例を確認して、仕上がりの自然さや医師の美的感覚を評価することが有効です。
気になる医師が見つかればクリニックでカウンセリングを受けてみて、どのような手術方法についての説明を聞いてみましょう。実際に話してみることで医師の人柄などもわかり、手術を安心して任せられるか判断できます。

カウンセリングでしっかりシミュレーションする

目頭切開手術において後悔を避けるための効果的な対策の一つに、事前のカウンセリングでのしっかりとしたシミュレーションが挙げられます。シミュレーションは期待する結果についての理解を深め、手術後のイメージを明確にするのに役立ちます。
また、このプロセスは自分の希望する外見についてよりリアルな期待を持つのを助けるだけでなく、手術のリスクや限界についても理解を深めます。特に、目頭切開手術は微妙な変更が顔の印象を大きく変える可能性があります。手術の目的と期待される結果について医師と共通の理解を持つことは、目頭切開成功への重要な鍵となります。

目頭切開のリスクを理解しておく

目頭切開手術を受ける際に後悔を最小限に抑えるためには、手術に伴うリスクを十分に理解しておくことが非常に重要です。目頭切開は、多くの場合、目をより大きく見せるためや目と目の距離を近づけるために行われる美容手術ですが、多くの美容整形手術と同様にリスクは伴います。
事前のカウンセリングでは、これらのリスクについて医師から詳細な説明を受けることが重要です。また、手術によって期待される効果だけでなく、可能な合併症や手術後の回復プロセスについても理解することで、より現実的な期待値を持つことができます。
医師とのコミュニケーションを通じて、手術の利点とリスクを慎重に天秤にかけ、自分にとって最適な決断を下すことが、満足のいく手術結果に繋がります。

ダウンタイムを安静に過ごす

目頭切開のダウンタイムの表

目頭切開手術後の回復期間、いわゆるダウンタイムを安静に過ごすことは、手術結果に後悔しないための対策として極めて重要です。
手術直後の目元は非常にデリケートな状態です。ダウンタイム中は目元を触らないようにし、刺激を避けるようにしましょう。
手術後は、医師の指示に従い、処方された薬を正しく服用し、必要ならば冷却パックを使うなどして、腫れや痛みを管理します。また、回復をサポートするためには、十分な休息を取り、ストレスを避け、バランスの取れた食事を心がけることが推奨されます。
腫れや赤み、痛みは数日で治りますが、もし長く続くようであれば早めにクリニックに相談するようにしてください。

円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

目頭切開ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

目頭切開をお考えなら、eクリニックがおすすめです。
それは、eクリニックには目頭切開を得意とする医師が多数在籍しており、多くのお客様からの支持を得ているからです。
目頭切開は、目元の美容整形の中では高難易度で、失敗例もよく耳にします。
そして、失敗するからには、医師の知識が不足していたり技術力が低かったりすることに原因があったと考えられるのです。

eクリニックでは目頭切開の症例を元に医師同士積極的に情報交換を行い、技術力を高めています。目頭切開の美容外科選びで迷っておられるようでしたら、eクリニックも視野に入れて、美容外科選びを行ってみてはいかがでしょうか。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶目頭切開

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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