眉下切開は、腫れぼったい上まぶたのたるみを改善し、すっきりとした若々しい目元を実現することができる美容整形です。目元が重たく見えてしまうという悩みを抱えている方にとっては非常に魅力的な施術となります。
眉下切開に限らず、美容整形では事前のリサーチが施術の成功に大きく影響してきます。その中でも特に気になるのが、「どれくらいの費用がかかるのか」といった問題ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、眉下切開にかかる費用の相場やお得に受けられる方法を詳しく解説していきます。眉下切開を受けることで得られる効果やダウンタイムの期間や症状についてもまとめておりますので、これから眉下切開を受けようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
眉下切開の費用相場
まずは、眉下切開の費用相場について見ていきましょう。
施術名 | 費用相場 |
---|---|
ROOF切除のみ | ¥120,000~¥150,000 |
眉下切開 | ¥300,000~¥500,000 |
眉下切開は自由診療であるため、保険は適用されません。費用は美容外科側で自由に設定することができるため、医師の技術力や施術の方法などによって幅がありますが、30〜50万円の範囲内であることが多いです。最低でも30万円ほどかかることを考えると、決して安価な施術だとは言えません。
眉下切開には隔膜前脂肪を取り除く「ROOF切除」と呼ばれる工程も含まれていますが、ROOF切除のみを単独でおこなうことも可能です。その場合は眉下切開の費用相場よりも安く、12〜15万円ほどで受けることができます。
eクリニックの眉下切開の料金
鼻唇角形成術の種類 | 費用 |
---|---|
眉下切開 | 通常価格 ¥231,000(税込) |
モニター価格 ¥164,780(税込) | |
ROOF切除(全切開、眉下切開と併用) | 通常価格 ¥88,000(税込) |
モニター価格 ¥76,780(税込) |
眉下切開とは
眉下切開は眉毛の下を切開して、ROOFと呼ばれる脂肪を取り除き、上瞼のたるみや腫れぼったさを改善することができる美容整形です。基本的にまぶた自体には手を加えず、余分な皮膚や脂肪を取り除くことで、眉毛と目の距離が縮まり、キリッとした印象や若々しいフレッシュな印象を実現します。
また、まぶたから眉毛にかけての脂肪組織が多い場合には、全切開と併用して行うことがあります。ゼリー状で柔らかい眼窩脂肪のみの摘出であれば、埋没法と同時に摘出することも可能ですが、ROOFは眼輪筋と隔膜の間にあり、広範囲にわたって張り付いていることから、血管を避けて摘出する必要があります。そのため、全切開や眉下切開で行う必要があるのです。
しかし、まぶたの状態によってROOF切除単体でおこなわれることもあるため、カウンセリングの際に詳しく話を聞いてみることをおすすめします。
眉下切開の効果
眉下切開は、ROOFと言われる脂肪を切除することですっきりとした印象の目元を手に入れることができる施術ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
眉下切開のメリットは以下の通りです。
- 傷跡が目立ちにくい
- ナチュラルな仕上がり
- 眉と目の間の間隔が短くなる
- 二重幅が広くなる
- 若々しい印象になる
- 視野が広くなる
それぞれ詳しく解説していきます。
傷跡が目立ちにくい
眉下切開では、名前にある通りメスを使用し切開をしますが、眉毛のラインに沿ってメスを入れ縫合するため、傷跡があまり目立たないというメリットがあります。正しい処置をおこなえば、切開の傷跡は眉毛に隠れます。
また、切開位置が目から離れているため、目を傷つけてしまう可能性も極めて低いです。「目元を切開するのが怖い、抵抗がある」といった方でも安心して受けることができます。
また、当院ではこのようにできるだけ傷跡にならないように丁寧に縫合しています。
ナチュラルな仕上がり
眉下切開はまぶたを直に切開するのではなく、眉の下を切開して皮膚を引き上げるという施術になります。そのため、まぶたの仕上がりが非常に自然です。
眉下切開では、除去する脂肪の量が重要なポイントの一つとなります。よりナチュラルな仕上がりにしたいと考えている方は、取り除く量を少なめに調整することで、手を加えたことがバレにくい自然な仕上がりの実現が可能です。
眉と目の間の間隔が短くなる
眉下切開では、メスを使って眉下の余分な脂肪や皮膚を取り除くため、自然と眉と目の間隔が自然と短くなります。余白が減ることで視覚的に間隔が狭くなったように感じることもあります。
目と眉の距離が近づくと顔の彫りが深くなり、立体的で凛とした印象になるだけでなく、目力を強くする効果も期待できます。そのため、眉と目の間隔に悩んでいる方にも眉下切開はおすすめです。
二重幅が広くなる
眉下切開を受けることで、奥二重や二重幅の狭さを改善できる可能性があります。余分な皮膚や脂肪を取り除いたことでまぶたがすっきりとし、もともとの目の形によっては二重幅が広がります。直接まぶたに手を加えたわけではないため、天然の二重に近い仕上がりを目指せる点もポイントです。
若々しい印象になる
年齢を重ねることでコラーゲンなどの美肌成分や弾力成分が減少すると、上まぶたは腫れぼったくたるんだような印象に変化してしまいます。
しかし、眉下切開で余分な皮膚や脂肪を取り除くことにより、顔全体の雰囲気がぐっと若々しく変化します。若返り効果を期待して眉下切開を受けられる方も非常に多いです。
視野が広くなる
上まぶたのたるみがひどくなると、たるんだ皮膚に遮られて視野が狭くなってしまうことがあります。眉下切開で余分な脂肪や皮膚を切除することで目の開きが改善され、視野が広く視界が開けるといった効果も期待できます。
あまりにも目が開きにくい場合は眼瞼下垂である可能性が高いため、医師と相談をしながらご自身に合った治療方法を選択してください。
眉下切開のダウンタイム
眉下切開のダウンタイム期間は1〜2週間、長い場合だと1ヶ月ほどです。術後の腫れやむくみ内出血などが主な症状であり、この期間は縫合した部分やその周辺の赤みも目立ちます。
これらの症状は時間と経過とともに自然と治癒していき、術後1週間ほどで抜糸をおこなった後はさらに回復が早まるでしょう。抜糸後からは何の問題もなくメイクをすることができるため、ある程度の傷や内出血はごまかすことが可能です。
眉下切開のリスク
眉下切開の術後には、腫れ、赤み、内出血、むくみなどの症状が生じますが、前述した通りこれらはダウンタイムによるものです。時間の経過とともに自然と解消されることがほとんどであるため、安静にダウンタイムを過ごしていれば特に気にする必要はありません。
しかし、ごく稀に起こるケロイド、縫合不全、感染症などは放置しないようにしてください。少しでもおかしいと感じたらすぐに医師に連絡し、適切に対処してもらうようにしましょう。
眉下切開が向いている人・向いていない人
美容整形には、お客様の骨格や皮膚の状態、術式などの違いによって向き不向きがあります。
眉下切開は主に、上まぶたのたるみが気になる方や眉と目の間の距離が気になる方、目元をすっきりさせたい方に向いています。
反対に、目と眉の距離が近い方、顔に傷跡を残したくないという方は眉下切開が向いていない可能性があります。
眉下切開は施術費用の安さだけで選ばない
眉下切開だけでなく美容整形全般において、施術費用の安さだけを理由に選んでしまうことはおすすめしません。
経験不足の医師による技術的な問題、品質の低い設備や医療機器による安全性の低下、不十分なアフターケアによる術後のリスクの上昇など、期待する結果を得られない可能性が高まるためです。
経験不足・技術不足の医師がカウンセリングを担当すると、眉下切開が向いていないのにもかかわらず施術を受けてしまう可能性も考えられます。見当違いの施術をおこなってしまえば、施術自体が上手くいっても後悔するリスクが高まります。たとえば、もともと目と眉の距離が近い方が眉下切開を受けた場合、余計に距離が詰まって不自然なバランスになってしまうでしょう。
このように、施術費用の安さだけで選んでしまうと後悔してしまうことになりかねないので、必ず信頼できる美容外科や医師に施術を担当してもらうようにしましょう。
eクリニックの眉下切開の症例写真
費用を抑えるならモニター利用がおすすめ
先ほど、施術を選ぶ際には費用の安さ以外にも目を向けることが重要であると述べました。しかし眉下切開は決して安価な施術ではないため、少しでもお得に受けられる方を選びたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、美容外科が実施しているモニター制度を利用することです。モニター制度は、美容外科に手術前後の写真を提供することによって、割引価格で施術を受けることができる制度になります。
広告や見本として掲載する施術となるため、どんな美容外科でも手を抜くことはしないはずです。カウンセリングからアフターケアに至るまで丁寧なサービスが受けられる可能性が非常に高いと言えます。低価格で高品質な施術が受けられる点が魅力です。
眉下切開と二重全切開の違いは?
眉下切開に近い効果を得られる美容整形として二重全切開(たるみ取りと併用)が挙げられます。
たるみ取りと併用の二重全切開は、二重のラインに沿って切開することで、二重より上にある余分な皮膚や脂肪を除去するといった施術です。一方の眉下切開では眉毛の下のラインに沿って切開し、二重よりさらに上の皮膚や脂肪を取り除きます。つまり、ふたつの施術の違いは切開する位置です。
たるみ取りと併用しておこなう二重全切開と眉下切開とでは、眉下切開のほうが施術費用が安い傾向にあります。
費用の安さよりもどちらが向いているかで選ぶことが重要です。
眉下切開を受けるならeクリニック
今回は、眉下切開の費用相場について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
美容整形を検討している方にとって、「いかに安い施術費用で受けることができるか」が非常に重要であることは理解できます。しかし、費用だけを決め手にして美容外科や医師を選んでしまうと、施術を受けてから後悔する可能性が高いです。医師の技術やアフターケアにも注目して後悔のない選択をしてください。
eクリニックでは、眉下切開をはじめとした目元の整形に力を入れています。経験豊富な医師による高品質な施術と充実したアフターケアにより、満足のいく仕上がりをお約束いたします。眉下切開を検討している方はぜひ一度当院にお越しください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
このコラムに関連する施術&料金
このページの監修医師
医師
円戸 望
経歴
・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院
医師(eクリニック統括技術指導医)
飯田 秀夫
経歴
・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
以降、同大学医学部付属病院、
国立がんセンターなどで頭頸部外科、
形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院
プロフィール
のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。
資格
日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)
医師
山崎 俊
経歴
2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長
資格
日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医
所属学会
日本形成外科学会