実は全切開は安い?分かり易く解説

安い費用で二重整形を受けたいと考えたとき、まず頭に浮かぶのは埋没法なのではないでしょうか。埋没法は安い費用で受けられる二重形成として知られていますが、実は埋没法には複数の種類があり、全切開のほうが安いと感じる可能性もあるのです。こちらのコラムでは、埋没法が必ずしも安いといえない理由や二重整形と費用の考え方、二重整形の種類別・おすすめの方についてご紹介しています。

▶▶切開法

二重整形はどう選ぶ?二重整形と費用の考え方

美容外科でお会計をしているところ

埋没法は安い、全切開は高いというイメージがありますが、術式によっては埋没法でも安い費用では受けられないということがわかりました。
では、二重整形を受けたいと考えたときには、どの種類を選べば良いのでしょうか。
それでは、二重整形の選び方について、費用を絡めながらご紹介していきましょう。

「その場で安い」を重視するなら埋没法

術式によっては、安いといわれている埋没法であっても安い費用では受けられない可能性があるという話をしました。
とはいえ、埋没法では効果や効果の持続期間を度外視するのなら、安い費用で二重を形成することが可能です。
つまり、その場で安いという点を重視するのなら、埋没法の2点留めまたは3点留めがおすすめということになります。
埋没法は50,000円〜150,000円前後で受けられるという点が大きなメリットではありますが、その一方で、知っておかなくてはならないデメリットもあるのです。
それでは、2点留め、3点留めを受ける前に知っておきたいデメリットについてご紹介します。

半永久的な効果は期待できない

2点留め、3点留めは安い費用で受けることができ、しかも術後の腫れや内出血が軽くて済むというメリットがあります。
しかし、これらの方法は外部からの衝撃に弱く、強めのクレンジングや目を擦るなどによって、糸が外れたり緩んだりすることがあるのです。
そしてそうなると、二重のラインが浅くなる、取れるといったトラブルが起こることがあるのです。
もちろん、2点留めや3点留めであってもすぐに糸が外れたり伸びたりすることはありませんが、外部からの衝撃で糸にトラブルが起こりやすいということは知っておいたほうが良いでしょう。

合わない方にはおすすめできない

埋没法は糸で二重ラインを形成する方法のため、まぶたの脂肪が多い方には向きません。
それは、まぶたの脂肪が多いと、糸をきつく引っ張って留めなければならず、それによって不自然な仕上がりになる可能性があるからです。
また、脂肪の圧に糸が負けてしまうと、短期間で二重が取れてしまう可能性も考えられます。
つまり、埋没法が合わない方には「安いから」という理由だけで埋没法を受けていただきたくないということです。
合わない方が埋没法を受けた場合では、効果がなくなった時点で再度埋没法を受けなければならなくなります。
そして、1回の施術では数万円だったところが、何度も施術を受けるうちに、何十万円もの出費になってしまう可能性があるのです。
その場で安いというのは埋没法の大きなメリットではありますが、繰り返し施術が必要になる可能性を考えるなら、慎重に検討すべき二重整形だといえるでしょう。

「長期的に見て安い」なら全切開

全切開は200,000円〜400,000円前後の費用がかかる二重整形で、埋没法の2点留めや3点留めと比較した場合には、かなり高額な費用が必要になることがわかります。
しかし、全切開は埋没法とは異なり、何度も受け直さなくてはならないという心配がないのです。
まず、全切開では糸を使用しませんので、糸が外れたり切れたりすることはありません。
また、まぶたの脂肪はその場で除去しますので、まぶたの脂肪が多い方でもまったく問題なく手術を受けられます。
つまり、「その場で安い」ではなく「長期的に見て安い」方法で二重整形を受けたいのなら、埋没法ではなく全切開のほうがおすすめできるということです。
なお、全切開には何度も手術を受ける必要がないというメリットがありますが、その一方で知っておきたいデメリットもあります。

しばらくの間傷跡が残る

二重整形_全切開法

全切開では、二重を形成するラインをすべて切開して縫合しますので、抜糸までは糸が付いた状態で過ごさなくてはなりません。
また、抜糸完了後も、しばらくの間は目立つ傷跡が残ります。
もちろん、全切開でできた傷跡はいつまでも残るものではなく、数か月後には目立たない状態に落ち着きます。
また、多少の傷跡が残ったとしても、メイクをすれば他人から気付かれる心配はほぼありません。
つまり、傷跡についてはそれほど神経質に考える必要はないということですが、メイクを落とした際にはうっすらと線がわかることがあります。
全切開での二重整形をお考えなら、傷跡が完全に消えないリスクについて頭に入れておく必要があるでしょう。

経年でたるみが出てくることがある

全切開ではたるんだ皮膚も同時に切除できますので、皮膚のたるみによるエイジングも同時に解消できるというメリットがあります。
こうして取り除いた皮膚は後戻りの心配がなく、長期にわたって理想的な状態をキープできます。
しかし、全切開後長期間が経過すると、皮膚がたるんで二重のラインに覆いかぶさってくることがあります。
また、年齢による眼瞼下垂を発症した場合でも、同様の現象が起こることがあります。
このように、皮膚がまぶたに覆いかぶさる現象が起ったら、皮膚切除または眼瞼下垂手術での対応となります。
このように、全切開を受けたとしても、年数の経過によって変化が現れた場合では、何らかの処置で対応しなければなりません。
とはいえ、そのような経年変化を差し引いて考えたとしても、全切開が長い目で見てお得に受けられる二重整形だということには変わりありません。
埋没法にも全切開にもメリットとデメリットがありますが、長い目で見て安い二重整形を受けたいのなら、ひとまず全切開で検討を進めてみてはいかがでしょうか。

二重整形の種類と費用について

二重整形_埋没法と全切開の比較

二重整形には埋没法と切開法がありますが、埋没法、切開法ともに方法が1種類ではないため、それぞれに異なった料金が設定されています。
また、一般的には埋没法は安いけれど切開法は高いというイメージがあるかもしれません。
しかし、安いと考えられている埋没法でも、実は高い料金設定となっていることがあるのです。
その理由は、術式による違いにあり、使用する糸の種類や本数、処理方法の難易度によって料金が決定されるからです。
つまり、場合によっては費用が高額だというイメージがある、切開法の全切開よりも、埋没法のほうが高額になる可能性があるということなのです。
それでは早速、二重整形の種類別・費用について見ていきましょう。

埋没法の費用

埋没法の症例写真 (20)
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

埋没法というと、安いというイメージが先行するのではないでしょうか。
確かに、埋没法の中には安い費用で受けられる種類もありますが、そうではない種類もあるのです。
まず、安い埋没法の特徴として挙げられるのは、1本の糸を使用するということと、留める点数が少ないということです。
古くから親しまれている埋没法には、2点留めと3点留めがありますが、これらの埋没法は1本の糸を使用して、2点までは3点で留めて、二重のラインを形成します。
つまり、簡易的な二重整形だということで、強固な二重の形成が難しく、早い段階で二重が浅くなったり取れたりする可能性があるということなのです。
ただし、これらの方法は費用が安く、20,000円〜50,000円前後で受けられるというメリットがあります。

また近年では、2本の糸をクロスさせて行うフォーエバークロス法や、4点留め、6点留めというように、留める点数を増やして強固な二重を形成する方法も登場してきています。
これらの方法の中には、表面からではなく、内側の粘膜側から糸を埋め込んで二重を形成する種類もあります。
さらに、自然治癒力を利用した埋没法もあり、この方法は埋没法の中では最も自然な仕上がりを期待できるというメリットがあります。
しかし、この方法では技術料が高額になるため、210,000円前後の費用がかります。
このように進化した埋没法の場合では、2点留め、3点留めよりも強固な二重の形成が可能で、効果の持続期間も2点留めや3点留めよりも長いというメリットがあります。
ただし、2点留めや3点留めのように安い費用では受けられず、200,000円〜270,000円前後と、やや高額な料金設定となっています。
つまり、安い費用で二重整形を受けたいという方には、おすすめできない可能性があるということです。

切開法の費用

切開法の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

切開法には小切開(部分切開)と全切開があり、小切開ではまぶたの中央部分を狭い幅で切開し、必要に応じて脱脂をした後に縫合、癒着することで二重のラインが毛移設される方法です。
一方全切開では、二重の予定ラインをすべて切開し、脱脂や内部処理を行います。
また、たるみを形成している余分な皮膚の切除もできますので、二重を形成するだけでなく、まぶたのたるみもなくしたいという方には特におすすめできるのです。
まぶたにたるみがあると、理想の二重ラインを形成できたとしても、皮膚のたるみが二重ラインに覆いかぶさってしまう可能性があります。
しかし、全切開で余分な皮膚も取り除いてしまえば、術後にはたるみが目立たない若々しい目元が実現するのです。

そして気になるのが切開法にかかる費用なのではないでしょうか。
切開法では、小切開、全切開ともに処理範囲や方法によって費用が変動することがありますが、小切開、全切開ともに140,000円〜200,000円前後の費用がかかります。
つまり、小切開でも全切開でも大きな費用の差はないということです。
ただし、小切開では皮膚切除を行えないのに対し全切開では皮膚切除も同時に行えるという違いがあります。
そのような理由から、エイジングケアを意識したいのなら全切開のほうがおすすめできるでしょう。

eクリニックの全切開の症例写真

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
左右差のある全切開の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
たるみ取り併用の全切開の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
全切開と眼瞼下垂の症例写真 (3)
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
全切開と眼瞼下垂の症例写真 (4)
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
全切開と眼瞼下垂の症例写真 (5)
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

全切開の手術をするならeクリニックへ

eクリニック金沢本院の外観

二重全切開は一度手術をしてしまったらなかなか修正が難しいというデメリットを持っています。そのため、最初から腕のいい医師に執刀を依頼するのが望ましいです。
eクリニックには、目元の施術を得意とする名医が在籍しております。他院での線切開の修正手術もおこなっているため、現在のまぶたの状態に満足していない方は、ぜひ一度当院へお越しください。

当院は開院以来、全切開を低価格高品質で提供できるよう努めています。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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