脂肪吸引後のダウンタイムはどれぐらい続く?部位別に解説

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引を終えてから施術部位のダメージが回復するまでの間は、ダウンタイムがあります。
ダウンタイムの症状は腫れやむくみ、内出血、拘縮などで、目立つ腫れや内出血は2~4週間で治まる傾向にあります。
一方ダウンタイムの細かな経過はどこを施術したか、加えてどれぐらい脂肪を吸引したかによって異なってきます。
そこで今回は、部位別のダウンタイムの経過やダウンタイムを短くするための過ごし方についてお伝えします。

▶▶脂肪吸引

目次

部位別で解説!脂肪吸引後のダウンタイムはどれぐらい?

脂肪吸引後に訪れるダウンタイムの長さは施術部位によって差があります。
それでは部位別のダウンタイムのおおよその長さやダウンタイム中の症状についてお伝えしますので、お仕事をお休みする期間の参考にしてください。

お腹

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

お腹の脂肪吸引を受けた場合、ダウンタイムは約2ヶ月です。
腫れや内出血、筋肉痛のような痛みは施術から1~2週間前後で落ち着きますが、その後拘縮が生じることが多いです。
特にお腹の場合施術範囲が広く脂肪の吸引量も他の部位と比べて多いので拘縮が現れやすい傾向にあります。
拘縮は早ければ施術実施から2ヶ月程度で落ち着きますが、患部がきれいな状態になるまでの期間は個人差があります。

二の腕

二の腕の脂肪吸引の手術前と3か月後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

二の腕のダウンタイムの長さは1~2ヶ月です。
施術直後は腕を動かした時に筋肉痛に近い痛みが生じることがありますが、1週間程度で痛みが気にならなくなることが多いです。
患部の腫れや内出血も2~3週間程度で目立たなくなります。
また腫れが落ち着く頃に拘縮が生じその際患部がつっぱる感じがすることがありますが、拘縮の症状も2ヶ月程度で治まることが多いです。

太もも

お尻と太ももの脂肪吸引の3ヶ月後

太もものダウンタイムは2ヶ月程度です。
腫れやむくみ、内出血が落ち着くまでの期間は他の部位と比べると短く、早ければ施術後1週間、多少長引いても2~3週間で症状が落ち着くことが多いです。
なお太ももの脂肪吸引を受けた場合は痛みが気になることが多く、硬い材質の椅子に座ったり就寝中寝返りを打ったりすると強い筋肉痛のような痛みが感じられることがあります。
痛みは施術後数日続くので、普段使っているイスにクッションを置くなどの工夫をして痛みを和らげましょう。

また腫れや痛みが落ち着いてからは拘縮が現れます。
太ももは脂肪を吸引する範囲が広いのでお腹と同じく拘縮が起こりやすい部位といえます。
しかし拘縮の症状である皮膚のデコボコ、つっぱり感は施術から2ヶ月が経つ頃には気にならなくなる可能性が高いです。

顔の脂肪吸引の3ヶ月後
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

顔(頬)の脂肪吸引を受けた場合、ダウンタイムは1ヶ月程度です。
脂肪吸引を終えてまもない頃は頬に腫れや内出血が生じることがありますが、1週間程度で目立たなくなる傾向にあります。
またボディ同様、顔も脂肪吸引の後は医師の指示の下2〜7日間のフェイスバンドやテーピングによる圧迫固定が必要なので人目が気になる場合はお仕事をお休みすることが推奨できます。
圧迫固定が終わる頃には腫れや内出血が落ち着くので、医師からメイクが許可される場合が多いです。
ちなみに腫れや内出血が落ち着くと拘縮が生じることがありますが、拘縮も1ヶ月程度で目立たなくなる傾向にあります。

ダウンタイムを長引かせないためにおすすめの過ごし方

脂肪吸引のダウンタイム表

eクリニックではダウンタイムを長引かせないように脂肪吸引を実施しております。
そんな中、施術後の日常生活でちょっとしたことに注意することもダウンタイムの短縮や症状の緩和に繋がります。

入浴やサウナを控える

風呂上りの女性

脂肪吸引直後の入浴はシャワーのみで可能です。
腫れがみられる間はバスタブに浸かることは避けましょう。
バスタブで全身が温まって血行が良くなると、腫れが悪化する恐れがあるためです。
加えてサウナも血行を促進してしまうため、脂肪吸引からまもない時期は控える必要があります。
バスタブに浸かる入浴やサウナの利用の再開は抜糸が済んで尚且つ腫れが引くまで待ちましょう。

一方で腫れが引いて拘縮やむくみが残っている場合は入浴で血のめぐりを良くすることが推奨できます。
特に拘縮の場合は医師から対処法としてマッサージを推奨されることが多いですが、入浴がマッサージの効果をアップさせることが期待できます。

激しい運動をしない

ダウンタイム中に激しく体を動かすと血行が促進されるため、腫れが悪化したり長引いたりする恐れがあります。
拘縮が残っている段階で軽くストレッチをして患部の皮膚を伸ばすことは問題ありませんが、腫れや内出血がみられる時期はスポーツを控え安静に過ごしましょう。

飲酒をしない

ダウンタイム中は飲酒を控えることがおすすめできます。
アルコールを摂取すると血管が拡張され、血のめぐりが良くなり腫れが治まりにくくなります。
ダウンタイムを長引かせないためには飲み会への参加は控えましょう。

患部を冷やす

施術箇所の腫れが気になる時は冷やすことが推奨できます。
保冷剤やビニール袋に入れた氷をタオルでくるみ、患部にやさしく当てましょう。
冷却によって腫れが引く効果が期待できます。
また患部の冷却を行う際は冷やし過ぎに注意してください。
長時間同じ箇所を冷やし続けると凍傷を負う恐れがあります。

適切に圧迫固定を行う

脂肪吸引の直後はサポーターやガードルで施術箇所を圧迫固定します。
圧迫固定には腫れやむくみといったダウンタイムの症状を抑える効果が期待できるので、医師に指示された期間サポーターやガードルを装着しましょう。
ちなみに強く圧迫すると内出血が生じたり患部がかゆくなったりする可能性があります。
そのため圧迫がきついと感じたらサポーター、ガードルを緩めましょう。

マッサージで拘縮部分をほぐす

腫れが治まって拘縮が現れた場合は、施術箇所をマッサージすると患部の凹凸や皮膚が硬くなっている状態が改善しやすくなります。

毎日セルフマッサージを行うと、皮膚が滑らかな状態に戻るのが早くなる効果が期待できます。

マッサージの方法については、担当医にご確認ください。

むくみをなくすために利尿剤を飲むのはNG?

ダウンタイム中のむくみを早く解消しようとして、利尿剤の服用によって体内の水分を積極的に排出しようと考える方がいらっしゃいます。
しかし利尿剤の服用によって脱水症状になってしまう可能性があるのでおすすめはできません。
むくみは徐々に引いていくので、時間の経過とともに患部が落ち着くのを待ちましょう。
またどうしてもむくみが気になる場合は入浴時バスタブにゆっくり浸かり、加えて時間がある時に施術箇所をマッサージすることをおすすめします。

脂肪吸引をしても細くならなかったら失敗?

脂肪吸引後、施術箇所が目に見える形で細くならず「失敗したのではないか」と不安になる方がおられます。
場合によっては医師が本来吸引すべき脂肪を取り残してしまうケースもありますが、施術箇所が大幅にスマートにならなかったからといって失敗の可能性が高いわけではありません。
脂肪吸引において取り除ける脂肪の量は限られており、必要以上に脂肪を吸引すると施術箇所に凹凸ができたり皮膚にたるみが生じたりして美しい仕上がりになりにくくなります。
そんな中eクリニックではお客様のニーズを把握しつつ、脂肪の付き方をチェックしてどのぐらいの脂肪を取り除けるかを見極めて施術を行います。
適切な量の脂肪を吸引することによって、極端に施術箇所が細くならなかったとしてもボディラインが美しく変化します。
ちなみにダウンタイム中の腫れやむくみによって施術箇所が太く見える場合もありますが、ダウンタイムを終えればボディラインがすっきりします。

ダウンタイムのない脂肪吸引ってある?

ダウンタイムのない脂肪吸引について説明している看護師

脂肪吸引は大掛かりな過程を含む美容整形ですのでダウンタイムを全くない状態に導くことは難しいです。
瘦身の施術の中には皮膚に傷を作らずに脂肪を減らす脂肪溶解注射という施術がありますが、この施術においても腫れなどのダウンタイムの症状が現れます。
ダウンタイムの期間を短くすることはできてもゼロにすることは困難なので、脂肪吸引のように体の組織へのダメージをともなう施術を受ける場合は施術部位別のダウンタイムの症状について把握した上で施術に臨むことをおすすめします。
ちなみにeクリニックではダウンタイムが長引かないように施術を行うほか、傷跡が残りにくくなるよう切開部分の縫合にも工夫をしています。

ダウンタイムの経過を良くするためのクリニック選び

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

ダウンタイムの症状が長引いたり悪化したりするリスクを下げるには施術後の日常生活に注意することも大切です。
しかし脂肪吸引を丁寧に行ってくれる医師に担当してもらえるよう、クリニック選びを慎重に行いましょう。
それではクリニックを選ぶ時に注目すべき点をお伝えします。

施術にこだわりがあるかどうかを確かめる

どのクリニックも同じやり方で脂肪吸引をしているとは限りません。
お客様の体に負担を掛けないよう工夫をしながら施術を行うクリニックもあります。
気になるクリニックがあったらウェブサイトやSNS、カウンセリングなどで施術へのこだわりがあるかどうかを確認してみましょう。
ちなみにeクリニックの脂肪吸引ではデザインに力を入れ、施術後には麻酔薬の絞り出しやマッサージの指導などを行いダウンタイムが短く済むよう努めております。

口コミを確認する

脂肪吸引の口コミを確認している女性

口コミの良し悪しだけにとらわれてクリニックを選ぶのは推奨できませんが、ポジティブな口コミを見つけたら「どのような点で良かったのか」と読み取ってみましょう。
「施術後あまり腫れなかった」「すぐに仕事に復帰できた」といったコメントがみられれば、そのクリニックではダウンタイムを短縮化するような脂肪吸引が行われている可能性が高いです。

クリニックのウェブサイトでは過去にクリニックを訪れた方の症例写真が公開されていることがあります。
脂肪吸引の症例写真がある場合はチェックし、過去のお客様のボディラインに変化が現れているか、加えてダウンタイムの症状が最終的にどの程度治まったかを確かめることでクリニックの施術、アフターケアの丁寧さが大まかに感じ取れます。

張田医師のInstagramのバナー

脂肪吸引ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

脂肪吸引の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
名医に出会うためにはeクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。eクリニックでは最大限効果を出しながら、最小限のダウンタイムで脂肪吸引を行うことを目標に日々手術を行っています。

脂肪吸引のダウンタイムや術後の仕上がりが気になる方は当院の医師によるカウンセリングをぜひ一度お受けください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

張田 修平医師

医師

張田 修平

経歴

・富山大学医学部医学科卒業
・国立国際医療研究センター病院
・昭和大学病院
・虎の門病院
・都内美容クリニック勤務

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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