脂肪吸引でできた凹凸は治る?改善法について解説

脂肪吸引は今までダイエットがうまくいかなかったという方から注目を集めている施術です。
食事制限をすることなく脂肪を減らせる、気になる部分をピンポイントでサイズダウンできるなどのメリットがあり、施術後は今まで以上にファッションを楽しめるようになった、自信を持てるようになったという方がいます。
一方で脂肪吸引の後に施術箇所に凹凸が生じて戸惑ってしまう方がおられます。
今回は脂肪吸引の後にデコボコができる原因や改善方法についてお伝えします。

▶▶脂肪吸引

脂肪吸引の後に凹凸ができる原因

お腹の脂肪吸引の手術前と6か月後の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引を受けた部分に凹凸が生じる現象は「表面不整」と呼ばれることがあり、主に2つの原因が考えられます。
ダウンタイム中に起こる拘縮(こうしゅく)によって施術箇所がデコボコになるケース、あるいは脂肪の取り残しなどで凹凸が生じるケースがあります。

拘縮

拘縮はケガや切開手術などで皮膚やその周辺の組織がダメージを受けた後に生じることがある現象で、表面が硬くなったりデコボコになったりします。
時に皮膚がつっぱる感覚が生じることもあります。
脂肪吸引を受けた場合、ダメージを受けた組織が回復する過程の正常な反応として拘縮が起こることがあります。
脂肪が取り除かれたことで元々脂肪があった部分に空洞ができると、その部分をまわりの組織が埋め合わせようとして組織同士がくっつこうとします。
この働きによって拘縮が生じるのです。

脂肪の取り残しや取り過ぎ

施術経験の浅い医師が脂肪吸引を行うと、本来吸引するべき脂肪を取り残してしまったり脂肪を1つの箇所から取り過ぎてしまったりする場合があります。
経験、知識が少ない医師の場合、お客様の脂肪の付き方や骨格を十分に把握していない状態で施術を実施してしまうこともあるので脂肪を部分的に取り残してしまったり必要以上に吸引してしまったりする場合があるのです。

脂肪吸引後に凹凸ができやすい場所

腕、肩の脂肪吸引の手術前と3か月後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

脂肪吸引後にできる凹凸はどのような部位にも発生することがあります。
人体のあらゆるパーツの中でも特に凹凸ができやすいのはお腹や背中、二の腕、太ももです。
これらのパーツのように施術範囲が広い部位や脂肪の吸引量が多い部位は施術後に表面がデコボコになる可能性が高いです。
拘縮によるデコボコも、脂肪の取り残しによるデコボコも生じやすいです。

施術箇所の凹凸はどのぐらいで治まる?

拘縮によって生じる凹凸は脂肪吸引から3ヶ月~6ヶ月で目立たなくなることが多いです。
一方で脂肪の取り過ぎや取り残しが原因で発生した凹凸は月日の経過によって治まる可能性はあまり見込めません。
そのため施術範囲に凹凸が生じた場合は6ヶ月ほど様子を見て、デコボコが拘縮と施術の不手際どちらによるものなのかを見極めましょう。
拘縮の改善時期の目安である6ヶ月という期間の中で施術部位の表面が滑らかになれば、そのまま日常生活を送っていただいて問題ありません。
しかし6ヶ月以上凹凸が改善せず残っている場合は施術に問題がある可能性があるので医師に相談する必要があります。

脂肪吸引後の凹凸を改善させる方法

脂肪吸引後の凹凸を改善させる方を説明する看護師

主に拘縮によって生じた凹凸は、日常生活でケアを行えば早めに改善する場合があります。
ご自宅で行えるケアもいくつかありますが、クリニックやエステサロンで受けられるケアもあります。

施術箇所を圧迫する

脂肪吸引を受けた部分は施術後数日間サポーターやガードルで圧迫固定する必要があります。
ボディだけでなく顔の脂肪吸引を受けた場合もフェイスバンドやテーピングによる患部の圧迫固定を行います。
施術箇所の圧迫にはダウンタイム中の腫れやむくみを抑える目的のほか、凹凸を発生させにくくする目的もあります。
美しい仕上がりに至るために、医師から指示された期間に施術箇所の圧迫を行いましょう。
なおあまり強く圧迫すると血行が悪くなってしびれが生じたり、ダウンタイム中の内出血が悪化したりする可能性があるので、もし圧迫がきついなと感じたらサポーターやガードルを少し緩めましょう。

マッサージ

拘縮が気になる部分にはセルフマッサージを行うことがおすすめできます。
脂肪吸引を受けた直後は腫れや内出血が現れるため施術箇所に刺激を加えるのは好ましくありませんが、拘縮が現れる時期にはすでに腫れや内出血が治まっていることが多いのでマッサージを行っても問題ありません。
デコボコの気になる部分を手で揉みほぐすと拘縮がより早く改善する効果が期待できます。

ちなみにeクリニックでは脂肪吸引を終えたお客様にマッサージのやり方をお伝えしております。
施術から約1週間後の診察でマッサージの方法をお伝えするので、ご自宅でトライしてみてください。

入浴

入浴している20代女性

ゆっくりバスタブにつかって血行を良くすることでマッサージの効果をアップさせる効果が期待できます。
脂肪吸引直後の腫れがみられる時期はバスタブにつかることは推奨できませんが、腫れが治まっていれば拘縮を改善する目的で体を温めても問題ありません。
また入浴によって施術箇所のむくみも改善しやすくなります。

ストレッチ

ストレッチしている20代女性

ストレッチをして拘縮のみられる部分の皮膚を伸ばすと、デコボコが早めに改善する効果が期待できます。
時間のとれる時に無理のない範囲でストレッチをしてみましょう。
なお腰痛などの不調がある場合はストレッチを控えてください。

脂肪溶解注射などを検討する

拘縮が原因の凹凸ではなく脂肪の取り残しによる凹凸が生じている場合は残った脂肪を脂肪溶解注射で溶かすことを検討してみましょう。
脂肪溶解注射は脂肪を分解する薬剤を注入して部分的に脂肪を減らす施術です。
なお医師の判断によっては再度脂肪吸引を行う場合もあります。

凹凸で悩まないために…脂肪吸引のクリニック選びで気を付けることとは?

拘縮による凹凸は時間の経過にともなって落ち着くことが多いですが、脂肪の取り過ぎや吸引不足による凹凸はできることなら避けたいですよね。
スキルの高い医師の脂肪吸引を受ければ、施術の不手際による凹凸の発生は回避できる可能性が高いです。
それでは名医の施術を受けるためにクリニック選びで気を付けるべき点についてお伝えします。

複数のクリニックでカウンセリングを受ける

通院先を最初から1つにしぼらず、複数のクリニックを通院先候補にしてその全てのクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
カウンセリングを無料で実施しているクリニックも多く、そのようなクリニックでは出費を気にすることなくカウンセリングを申し込むことができます。
カウンセリングでクリニックの方針や院内の雰囲気を直接確かめることで「自分に合うクリニックか」「ここで安心して施術が受けられるか」を判断しやすくなります。

できないことは「できない」と言ってくれるかどうかを確かめる

「お客様のご希望は何でも実現できます」というスタンスのクリニックよりも、できないことを「できない」とはっきり言ってくれるクリニックの方が安心です。
不可能なことを「できない」と伝えてくれる医師であれば「脂肪吸引でどのような希望を叶えられるか」を熟知しているので、お客様の要望に対し無責任にイエスと答えることはあまりありません。
加えてできないことについてクリニック側が「できない」と伝えてくれることでお客様と医師の間で認識の相違が生じにくくなり、施術後「こんなはずじゃなかった」という事態になることを避けることができます。

不要な施術は「いらない」とはっきり言ってくれるクリニックを選ぶ

脂肪吸引を検討する方の中には、脂肪吸引の必要性が低い、あるいは脂肪吸引の実施が却ってリスクになってしまう方もおられます。
名医と呼ばれるようなハイレベルの医師であれば、施術の必要がないお客様が来院した時「あなたに脂肪吸引は必要ないです」と伝えます。
このようなシチュエーションに限らず、経験と技術を積んだ名医はお客様が望む施術の中に不要な施術があれば「この施術はいらない」とはっきり伝えてくれる可能性が高いです。

一方で「あれもこれも」と施術のオプションを追加してくるクリニックは警戒しなくてはなりません。
そのようなクリニックはお客様のお悩みに寄り添うよりも利益を出すことを重要視しており、また医師の技術の向上にもあまり注力していないことが多いです。

アフターフォロー制度や保証制度が充実している

アフターフォロー制度や保証制度を説明する美容外科の受付スタッフ

クオリティーの高い脂肪吸引が受けられるクリニックでは施術後の検診などのアフターフォローがしっかり行われます。
加えてアクシデント発生時に施術のやり直しをしてもらえるなどの保証制度が充実している傾向にあります。
アフターフォローや保証の詳細についてはクリニックのウェブサイトで確認するか、カウンセリング時に問い合わせてみましょう。

脂肪吸引の注意点について説明してくれる

クリニックの中には施術の良い所ばかりをアピールするクリニックもあります。
そんな中、名医のいるクリニックであればカウンセリングや診察の際に脂肪吸引の注意点についてもしっかり説明してくれることが多いです。
ダウンタイム中施術箇所に腫れや凹凸が生じることや、施術後日常生活で気を付けなくてはならない点について説明してくれる医師であれば施術も丁寧に行ってくれる可能性が高いです。

吸引量にこだわるクリニックは避ける

脂肪吸引を実施しているクリニックの中には、脂肪の吸引量の多さを大々的にアピールしているクリニックもあります。
お客様のお悩みを解決するためにはたくさん脂肪を取り除くことも重要なのですが、必要以上に脂肪を吸引すると皮膚が余ったり施術箇所に凹凸が生じたりする恐れがあります。
理想的なボディラインを手に入れるためには、吸引量だけでなくボディラインのデザインにもこだわっているクリニックを選ぶことがおすすめできます。

eクリニックの脂肪吸引の症例

全身の脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】
腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
正面から見た太ももの脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】
腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
太ももの脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】
腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
腕と肩の脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】
腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
肩の脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】
腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
全身の脂肪吸引の症例写真
【リスク・副作用】
腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。
※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
張田医師のInstagramのバナー

脂肪吸引ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観


eクリニックでは、二の腕や、肩、お腹、お尻、背中、太ももなど体の脂肪吸引を積極的に行っています。また、お客様のご希望をできる限り叶えるため、デザインやカウンセリングにも力を入れています。少しでも分からないことや疑問に感じることがあれば丁寧に回答させていただきますので、脂肪吸引で凸凹になるかどうか不安な方はぜひ一度手術前に、eクリニックにお越しください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶脂肪吸引

このページの監修医師

張田 修平医師

医師

張田 修平

経歴

・富山大学医学部医学科卒業
・国立国際医療研究センター病院
・昭和大学病院
・虎の門病院
・都内美容クリニック勤務

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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