メーラーファット除去後の拘縮はなぜ起こる?拘縮のケア方法を解説!

メーラーファット除去は笑った時の顔の盛り上がりや、脂肪のたるみによるほうれい線の目立ちの解消に効果的な整形手術です。メーラーファット除去は多くの小顔整形と同じく、手術後には拘縮と呼ばれる硬直した状態が生じることがあります。

そこで今回は、拘縮がなぜ起こるのか、そしてそのケア方法について詳しくご紹介していきます。記事の前半ではメーラーファットとは何かについても解説しますので、メーラーファット除去に興味があるという方や手術を検討している方は是非参考にしてみてください。

メーラーファットとは

メーラーファット除去の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

メーラーファットは、目の下の頬骨からほうれい線にかかる部分の皮下組織に存在する、逆三角形型の脂肪の塊です。笑うとぽこっと突き出したように盛り上がるのが特徴で、「アンパンマンのほっぺ」や「たこ焼きのようなチークライン」とも表現されます。この特徴的な脂肪の塊は、かわいらしさの象徴とも言えますが、人によってはコンプレックスの原因となることもあります。

「メーラーファットがコンプレックスで上手く笑えない」「メーラーファットのせいで顔が大きく見えてしまう」といったお悩みに対して、脂肪吸引を行いながら脂肪の量を調整するのが、メーラーファット除去術です。この手術により、チークラインがすっきりとすることで、顔が本来のシャープさを取り戻すのはもちろんのこと、重たい脂肪が原因で起こるたるみやシワの予防効果も期待できます。

バッカルファットやジョールファットとの違い

メーラーファットとジョールファットとバッカルファットの図解

顔にある皮下脂肪には、メーラーファット以外にバッカルファットやジョールファットという脂肪もあります。それぞれの特徴についてご紹介します。

バッカルファット

バッカルファットとジョールファット、メーラーファット脂肪吸引と脂肪注入と糸リフトの症例写真 (3)
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

バッカルファットとは、口をすぼめた時に口の中で歯に当たる部分に存在する、頬の内側部分に分布する脂肪のことを指します。このバッカルファットの付き方によってフェイスラインや顔の形が変化するため、バッカルファットを除去することで顔の印象が大きく変わります。余分な脂肪を取り除くことで、すっきりとしたバランスの整った小顔に仕上げることが可能です。また、重たい脂肪が原因で起こるたるみやシワの予防効果も期待できます。

ジョールファット

eクリニックのジョールファットの除去の症例写真 (4)
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

ジョールファットは、左右の口角のすぐ横や、口角の斜め下あたりにある脂肪の塊です。口の横がぷっくりと丸いので、「ブルドッグ顔」と表現されるような全体的にもたついた印象の顔つきになり、マリオネットラインが形成される要因となります。年齢とともに皮膚がジョールファットを支え切れなくなると、徐々にジョールファットが下へと下がり、フェイスライン全体が重たい印象になります。ジョールファット除去はこのような現象を改善し、すっきりとしたフェイスラインを形成することができます。

メーラーファット除去後の拘縮はなぜ起こる?

メーラーファットの図解

メーラーファットを除去すると、皮膚がひきつるように感じることがあります。この皮膚のひきつれは、脂肪吸引のダウンタイムの一つである「拘縮」に関係があります。拘縮は脂肪吸引をした後の皮膚の空洞部分を埋めようとする働きの中で起こるもので、肌表面が堅くなったり凸凹ができたりするのが代表的な症状です。

拘縮が起こる主な理由の一つは、手術後の組織の修復過程です。手術によってダメージを受けた組織を修復するために、体はコラーゲン繊維を新たに生成し、再構築します。しかし、この過程で過剰に繊維が生成されると、皮膚が硬くなりひきつれた感じが生じます。これは、体が傷を治そうとする自然な防御反応です。

さらに、手術による血液循環やリンパの流れの変化も拘縮の一因となります。手術後にリンパの流れが滞ると、老廃物や余分な液体が溜まりやすくなり、組織の硬直を引き起こします。血液循環が一時的に変化することで、組織の回復が遅れ、拘縮が長引くこともあります。

また、手術による組織の損傷は炎症反応を引き起こします。この炎症反応は、体がダメージを受けた部分を修復するためのプロセスですが、痛みや腫れを伴い、拘縮を引き起こすことがあります。炎症が収まるまでの間、皮膚が堅くなったり、凸凹ができたりすることが一般的です。

メーラーファット除去後の拘縮が続くのはいつまで?

メーラーファット除去後に拘縮が現れ始めるのは、術後3週間頃からです。この時期になると、皮膚やその下の組織が硬くなり、ひきつれた感じが強くなります。多くの方は、この拘縮が見た目にも触った感じにもわかるようになるため、不安を感じることがあります。しかし、これは体が自然に回復しようとするプロセスの一部であり、通常の反応です。

拘縮がピークに達するのは術後1ヶ月から2ヶ月の間です。この間、皮膚が硬く、凸凹した感じが続くことがあります。しかし、この状態は永続的なものではなく、徐々に改善していきます。術後3ヶ月を過ぎる頃から、拘縮は徐々に和らぎ始めます。この時期になると、組織の修復が進み、皮膚の硬さやひきつれ感が緩和されていきます。

完全に拘縮が落ち着くのは、術後6ヶ月程度かかることが一般的です。この期間中、適切なケアを行うことで、回復を促進し、拘縮を早期に和らげることができます。

術後の回復期間は個人差があり、ライフスタイルや体質によっても異なります。拘縮が長引く場合や、改善が見られない場合は、施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。

メーラーファット除去後の拘縮のケア方法

メーラーファット除去後の拘縮のケア方法を説明する看護師

メーラーファット除去後の拘縮は適切なケアを取り入れることで、症状を和らげることができます。マッサージ、表情筋トレーニング、半身浴のやり方と効果についてご紹介します。

マッサージ

メーラーファット除去後の拘縮を和らげるための効果的なケア方法の一つがマッサージです。適切なマッサージを行うことで、硬くなった組織を柔らかくし、血液やリンパの流れを促進することができます。これにより、回復が早まり、皮膚のひきつれ感が和らぎます。

術後数週間は、腫れや痛みがあるため、軽く触れる程度のマッサージから始めることが重要です。初期の段階では、優しく指先で円を描くような動きを取り入れましょう。

耳の下や首筋に向かってリンパの流れを意識しながらマッサージを行うと、リンパの流れが促進され、老廃物の排出がスムーズになり、むくみの軽減にもつながります。毎日少しずつでも続けることで、効果を実感できるようになります。特に入浴後やリラックスした状態の時に行うと効果的です。

ただし、術後の回復状況によってはマッサージが逆効果になる場合もあるため、手術を受けたクリニックで指導を受けながら行うことをおすすめします。

表情筋トレーニング

メーラーファット除去後の拘縮を和らげるために、表情筋トレーニングを取り入れることも効果的です。表情筋は顔の筋肉で、日常の表情や動作によって使われますが、手術後はこれらの筋肉を意識的に動かすことで、拘縮の改善や予防につながります。以下に、メーラーファット除去後におすすめの表情筋トレーニングをご紹介します。

最初に、顔全体を大きく動かす「大きな笑顔」を作ります。目を見開き、口角をしっかりと上げて、頬の筋肉を感じながら笑顔を維持します。この動きを5秒間キープし、その後ゆっくりと元に戻します。これを数回繰り返すことで、頬の筋肉がしっかりと動き、拘縮の緩和に役立ちます。

次に、頬の筋肉を鍛えるために「頬を膨らませる」トレーニングを行います。口を閉じた状態で頬を大きく膨らませ、10秒間保持します。その後、口の中の空気を左右に移動させ、頬の筋肉を動かします。この動きを数回繰り返すことで、頬の内部の筋肉が刺激され、柔軟性が向上します。

半身浴

半身浴している女性

半身浴は、体を温めることで血行を促進し、筋肉や組織の緊張を緩和する効果があります。これにより、手術後の硬直した皮膚や筋肉が柔らかくなり、拘縮の改善が期待できます。

半身浴の基本的な方法は、浴槽にぬるめのお湯を張り、胸の下まで浸かることです。お湯の温度は38度から40度程度が適切で、体に負担をかけずにリラックスできる温度に設定します。入浴時間は20分から30分が理想的で、この時間内に体がじんわりと温まり、血行が良くなります。

ただし、長時間の入浴や高温のお湯は避けるようにしましょう。体に負担がかかりすぎると逆効果となるため、適度な温度と時間を守ることが大切です。また、入浴後はしっかりと水分補給を行い、体内の水分バランスを保つように心がけましょう。

eクリニックの小顔整形の症例写真

糸リフトとバッカルファット除去と顎下の脂肪吸引と額とこめかみに脂肪注入した症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
メーラーファット除去の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
eクリニックのジョールファットの除去の症例写真 (1)
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
顔の脂肪吸引と糸リフトを同時に行った症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
顔の脂肪吸引と糸リフトを同時に行った症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
バッカルファットと糸リフトの症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
バッカルファットとジョールファット、メーラーファット脂肪吸引と脂肪注入と糸リフトの症例写真 (3)
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
eクリニックのジョールファットの除去の症例写真 (6)
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。
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メーラーファット除去を受けるなら「eクリニック 金沢院」がおすすめ

eクリニック金沢本院の外観

メーラーファット除去を検討されている方には、「eクリニック 金沢院」をおすすめします。eクリニックは、高品質な美容医療を低価格で提供することを目標にしており、価格の問題で悩みを解消することを諦めてしまう方が少しでも減り、皆様が見た目のお悩みを気にせずに人生を楽しめるよう力になりたいと考えています。

また、eクリニックでは、すべての治療に保証制度を設けています。万が一修正が必要と認められる場合は、保証期間内に無料で修正を行います。全ての手術をクリニックとして責任を持って対応する姿勢が信頼を集めています。

eクリニックのメーラーファット除去

バッカルファット除去と頬顎下メーラーファット脂肪吸引と額こめかみ線脂肪注入と糸リフトの症例写真 (1)
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

eクリニックのメーラーファット除去術は、気になるメーラーファットを構成している脂肪細胞を、脂肪除去専用の器具を用いて吸引する方法です。鼻の穴の中、もしくは口の中から器具を挿入して行う施術のため、傷跡が目立たず、施術がバレにくいという特徴があります。

また、eクリニックがメーラーファット除去で最もこだわっているのは、「メーラーファットを取りすぎないこと」です。メーラーファットは皮膚の表面に近い部分に存在する皮下脂肪の一種であり、あまり除去しすぎると器具を動かしたラインが残り、鼻の周りにまるでウサギのヒゲのようなシワができてしまいます。さらに、あまりにも脂肪がなくなった頬は、立体感を失ってのっぺりとした印象になり、老け顔や生気のない顔に仕上がります。eクリニックでは、仕上がりに左右差が形成されないように慎重な施術を行うだけでなく、施術前よりも美しい顔立ちになっていただけるような美容整形にこだわっています。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶メーラーファット除去

このページの監修医師

張田 修平医師

医師

張田 修平

経歴

・富山大学医学部医学科卒業
・国立国際医療研究センター病院
・昭和大学病院
・虎の門病院
・都内美容クリニック勤務

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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