鼻は顔の中心に位置し、鼻の大きさや形によって、顔の印象を大きく左右するパーツです。
男性は、高くてシャープな鼻だと、精悍で男性らしい顔立ちになりますが、鼻が低かったり丸かったりすると、ぼんやりした印象になりがちです。
そのため、鼻にお悩みを抱えて悩んでいる男性の方は少なくありません。
本記事では、理想の鼻になれる「鼻尖形成(びせんけいせい)」について解説し、さまざまな手術方法や治療方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
鼻尖形成(びせんけいせい)とは

鼻尖形成(びせんけいせい)とは、手術によって鼻先が高くなるようにする方法です。
鼻先が大きくて丸い、いわゆる「団子鼻」を解消できたり、鼻の穴が目立つのを解消できたりします。
女性は、小さくシャープで高さがある鼻を好みますが、男性は、存在感がありつつも直線的で、高さがある鼻が好まれる傾向です。
鼻尖形成では、以下のような効果が期待できます。
- 鼻先を高くしたり尖らせたりできる
- 団子鼻を解消できる
- 鼻の穴を目立たなくする
- 大きい鼻の印象をシャープにする
理想的な鼻のバランスとは?
理想的な鼻は、鼻を正面から見て、鼻筋と左右の小鼻が1:1:1だと、バランスが良く美しい鼻だといわれています。
団子鼻の方は、鼻筋の幅が広かったり鼻先が丸かったりします。
鼻尖形成では、顔のバランスや雰囲気にもよりますが、理想のバランスに近づけるように手術を行います。
団子鼻の原因
鼻の骨は、鼻筋の上部に「鼻骨」という鼻の骨があり、その下に「外側鼻軟骨」、「鼻中隔軟骨」、左右の小鼻に「大鼻翼軟骨」などの軟骨で土台が形成されています。その軟骨の上に脂肪や結合組織などの軟部組織があり、表面は皮膚で覆われています。
団子鼻は、軟骨、脂肪、皮膚のいずれかの組織の状態が原因となります。
軟骨:大鼻翼軟骨が大きく横に張っている、大鼻翼軟骨が中央で離れている
脂肪:鼻先の脂肪が厚い
皮膚:鼻先の皮膚が厚い
鼻尖形成の手術方法

鼻尖形成の手術方法は、大鼻翼軟骨が原因で鼻先が丸くなっている場合は、小鼻の大鼻翼軟骨の上の部分を切除して取り除きます。必要に応じて、軟骨の上にある脂肪や結合組織も一緒に切除します。
大鼻翼軟骨の上部を切除すると、丸く広がっている鼻先が細くなり、理想のバランスに近づきます。
また、大鼻翼軟骨が横に広がっている場合は、まず、左右の大鼻翼軟骨の外側を切除します。次に、大鼻翼軟骨を中央に山折りし、鼻先の方へ大鼻翼軟骨を上に伸ばし、鼻先を尖らせます。最後に、形を維持するために、鼻先へ伸ばした大鼻翼軟骨の中央を医療用の糸で結んで固定します。
脂肪が多いことも団子鼻の原因となっている場合には、同時に脂肪も切除することが可能です。
鼻の切開方法の種類
鼻尖形成手術を行う場合、鼻の切開が必要ですが、切開方法は「オープン法」と「クローズ法」の2種類があります。
オープン法は、鼻柱(鼻の穴の間の部分)を切開して、鼻をめくって手術をする方法です。
軟骨や組織をしっかり確認しながら手術を行えることがメリットですが、鼻柱に傷が残ってしまうことがデメリットです。しかし、傷が目立たないように直線ではなく波型で切開し、鼻柱は人からは見えづらいため、それほど目立つ傷跡にはならない場合が多いです。
クローズ法は、鼻の中を切開して手術を行うため、人から見える位置に傷跡が残らないことがメリットです。しかし、オープン法よりも手術の難易度が高く、高い技術力を持った医師でなければできません。
鼻尖形成手術のダウンタイム

手術後は、数日、もしくは抜糸まではテーピングなどで固定します。腫れや内出血も出るため、マスクをしていれば隠せますが、マスクを外さなければならない場合は、仕事などのスケジュール調整が必要です。
麻酔が切れたあとは、痛みも出る場合がありますが、鎮痛剤で治まる場合がほとんどです。
患部を濡らさないように注意すれば、洗顔やシャワーは翌日から可能です。
入浴や激しい運動、飲酒は抜糸後まで控える必要があります。
ダウンタイムは概ね2週間程度ですが、鼻の状態が安定する1~3か月頃までは、うつ伏せ寝やマッサージは控えるなどの注意が必要です。
そのほかの鼻尖形成の方法
上記で紹介した手術方法以外にも、鼻尖形成の治療方法はあります。
鼻尖形成は、メスを使用する、いわゆる「切る鼻尖形成」と、メスを使用しない手軽な「切らない鼻尖形成」があります。
切る鼻尖形成
上記で紹介した方法も切る鼻尖形成ですが、ほかにも「プロテーゼ挿入」や「耳介軟骨移植」などの手術方法があります。
プロテーゼの挿入

鼻に、プロテーゼという医療用のシリコンを挿入することで、鼻を高くすることが可能です。鼻が高くなることで、鼻先が細く見え、団子鼻が解消できたり理想のバランスに近づけたりします。
プロテーゼは安全性が高く、アレルギー反応を起こしづらいことが特長です。柔らかい素材のため鼻になじんで自然な仕上がりになります。
プロテーゼを挿入する際の切開方法は、鼻尖形成手術と同じようにオープン法かクローズ法で切開します。オープン法の場合は鼻柱に傷跡が残りますが、クローズ法の場合は傷跡は見える部分には残りません。
耳介軟骨移植

耳介軟骨移植(じかいなんこついしょく)とは、耳から軟骨を取り出して、その軟骨を鼻先や鼻筋に移植し、鼻先を高くしたりシュッとさせたりできる手術方法です。
耳の軟骨だけを移植する場合もありますが、プロテーゼの挿入と併用する場合もあります。
耳の軟骨を使用する理由は、鼻に適した固さであること、耳の軟骨を少量取り出しても機能に支障がないこと、見た目の影響も少ないことなどです。
耳介軟骨移植は、自身の軟骨を使用するため、アレルギーの心配がないため安心です。
プロテーゼを併用する場合も、上記で解説した通り、プロテーゼもアレルギーの心配はほとんどありません。
切らない鼻尖形成の方法
切らない鼻尖形成の方法は、以下のような施術があります。
糸の挿入
糸による鼻尖形成は、溶ける医療用の糸を鼻に挿入し、鼻先を高くする施術です。
鼻の穴の間の鼻柱と、鼻筋に糸を挿入することで、鼻先が尖ったりツンと上がったりするため、鼻筋の通った鼻になります。
挿入する糸は、医療用で安全性が高く、溶ける素材で弾力性があります。
また、糸は特殊な形状をしていて、両端はほうき状、胴体部分にはトゲが複数個ついています。
挿入後に、このほうき状の部分が鼻先と骨の上下をつっかえ棒のように支え、トゲの部分が組織に食い込み鼻先を持ち上げます。
メリットは、糸を挿入するだけの簡単な施術であることです。
身体への負担を少なくしながら、ダウンタイムの短い施術が可能です。
デメリットとしては、効果がずっと続くわけではなく、鼻先の高さを維持したい場合には、定期的に施術を受けていただく必要があることです。
使用する糸にもよりますが、ゆっくり溶けて体に吸収され、半年程度ですべて吸収されます。
完全に吸収されたあとも、しばらくは高さを維持できる場合もありますが、個人差があります。
そのため、1年〜1年半程度で定期的に糸を挿入する方が多いです。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸による鼻尖形成は、鼻にヒアルロン酸を注入することで、鼻を高くすることが可能です。
鼻にヒアルロン酸を注入して鼻を高くする場合に使用するヒアルロン酸は、固いヒアルロン酸を使用して、鼻の高さや形をキープします。
ヒアルロン酸は、柔らかいものから固いものまでさまざまな種類があり、シワ治療や豊胸手術に使用されるヒアルロン酸は柔らかいヒアルロン酸です。
手軽にできることがメリットですが、効果はずっと続くわけではないことがデメリットです。
使用するヒアルロン酸にもよりますが、1年程度で効果がなくなります。そのため、鼻の高さを維持するためには、定期的にヒアルロン酸注入を受ける必要があります。
eクリニックの鼻整形の症例写真










男性の鼻尖形成ならeクリニックへ

本記事では、鼻尖形成について、さまざまな手術方法や治療方法を解説しました。
鼻は、数ミリの変化でも印象が大きく変わるパーツのひとつです。
だからこそ、鼻の整形を行う際には、技術力やデザイン力の高い美容クリニックを選択することが重要です。
鼻尖形成なら、eクリニックがおすすめです。
eクリニックは、高品質な美容医療を低価格で提供し続ける事を目標に、技術力の高い医師が多数在籍し、日本トップレベルの美容医療を提供し続けています。
低価格にもこだわっていて、宣伝費をかけない等のムダを省き、価格によって美容医療をあきらめてしまう方を少しでも減らせるように努力しています。
また、eクリニックの特長として、すべての治療に保証制度を設けている点があります。これは、最先端で高品質な美容医療を提供している自負があるからこそできることです。
万が一、修正が必要となった場合には、保証期間内であれば無料で修正が可能です。
eクリニックは、完全個室でプライバシーにも配慮しているため、男性のお客様でも安心して通っていただくことができます。
鼻尖形成をはじめ、鼻のお悩みなど、美容整形をお考えであれば、ぜひeクリニックへご相談ください。カウンセリングで最適な治療方法を提案し、理想の鼻になれるように、高品質な美容医療を提供いたします。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
このページの監修医師

eクリニックグループ統括院長
円戸 望

eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫