パロットノーズを改善する方法は?原因と対策についても解説!

パロットノーズの症例写真 (3)
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

パロットノーズとは鼻の整形手術を受けた後に、鼻の先端が鷲のくちばしのように見える状態のことを指します。美しい鼻を手に入れるために手術を決断したものの、思い描いていた結果とは違う仕上がりになってしまったら、誰もが落胆することでしょう。
今回は、パロットノーズの原因と改善方法について詳しく解説し、理想の鼻を手に入れるための重要なポイントをお伝えします。パロットノーズを防ぐための対策についてもご紹介するので、鼻の整形を検討されている方や興味がある方は是非参考にしてみてください。

▶▶鼻尖形成

目次

パロットノーズとは

パロットノーズの鼻

パロットノーズとは、鼻尖形成手術後に鼻の先端が鷲のくちばしのように鋭く、下向きに曲がった状態のことを指します。名前の由来は、見た目がオウム(パロット)のくちばしに似ていることからきています。
鼻尖形成手術は、美しい鼻を形成するための重要な整形手術の一つですが、施術後にパロットノーズが発生すると、見た目のバランスが崩れ、自然な印象を損なってしまいます。

鼻尖形成ってどんな整形手術?

パロットノーズの症例写真 (2)
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻尖形成は、鼻の先端部分を整えるための整形手術です。鼻尖、つまり鼻の先端部分の形状や高さ、幅を調整し、バランスの取れた美しい鼻を作ることを目的としています。
鼻尖形成ではまず鼻の内部構造にアクセスするための切開が行われます。次に、希望する形状や高さを実現するために、鼻の軟骨の再配置や追加が行われます。自分の軟骨を移植する場合や、人工軟骨を使用することもあり、これにより、鼻の先端を細くしたりシャープなラインを作ることができます。
また、鼻尖部分の余分な軟骨や脂肪組織を取り除くことで、鼻の先端を細くしたり、シャープなラインを作ることもできます。

パロットノーズの原因

パロットノーズが生じる原因は複数あり、主に手術技術や術後のケアが関係しています。以下に、パロットノーズの主な原因を詳しく解説します。

手術技術の不足

パロットノーズの原因の一つとして挙げられるのが、手術技術の不足です。鼻尖形成手術は非常に繊細で高度な技術を要するため、医師の技術力や経験が結果に大きく影響します。
具体的には、軟骨を過度に切除したり、大鼻翼軟骨を強く寄せすぎると鼻が下向きに曲がりやすくなり、バランスを欠いた鼻の形状を引き起こす要因となります。
手術はミリ単位の正確さが求められるため、一つ一つの判断ミスが大きな結果の違いを生むことがあります。手術中の緻密な技術と判断力が不足していると、理想的な鼻の形状を作り上げることが難しくなり、パロットノーズのリスクが高まります。ただ、美容医療は完ぺきではありません。そのため、医師が適切に手術をしたとしても、手術当日の体調や、体質によっては仕上がりが異なります。

術後の炎症や腫れ

鼻尖形成手術後、体は自然と傷を修復しようとし、その過程で炎症や腫れが生じます。これは手術の正常な反応ですが、これらの影響で一時的にパロットノーズになってしまうことがあります。
ただ、炎症が長引くと、鼻の形状が不自然になるリスクがあります。特に、腫れがひどい場合、鼻の先端に不均一な力が加わり、結果として鼻の先端が下向きに曲がってしまうことがあります。さらに、炎症が続くと、組織の癒着や瘢痕形成が進みやすくなります。組織が不自然に癒着すると、鼻の形状が意図したものとは異なり、バランスを欠いた状態になることがあります。ダウンタイムが過ぎても炎症や腫れの改善が見られない場合は、一度医師に相談することをお勧めします。

パロットノーズを改善するには?

パロットノーズを改善する方法を説明している看護師

パロットノーズの改善方法には修正手術と、ヒアルロン酸注入や脂肪注入といった非外科的治療法の2種類があります。それぞれの方法について詳しくご紹介します。

修正手術

パロットノーズを改善するための最も確実な方法は、再手術による修正です。再手術では、初回の手術で過剰に切除された軟骨を補填したり、再配置したりすることで、バランスの取れた自然な鼻を作り上げます。
手術そのものは、初回手術よりも難易度が高いことが多いです。軟骨の再配置や追加に加え、過剰に除去された組織の補填が必要となります。例えば、自分の肋軟骨や耳介軟骨を移植することがあります。また、場合によっては人工軟骨を使用することもあります。これにより、鼻の先端が支えを取り戻し、自然な形状を再現することが可能になります。修正手術は非常に緻密であり、医師の高度な技術と豊富な経験が求められます。

ヒアルロン酸注入や脂肪注入

ヒアルロン酸注入や脂肪注入は鼻の形状を調整し、パロットノーズの目立ちを軽減する効果があります。修正手術と比べると手軽に試すことができ、ダウンタイムも短いのが大きな魅力です。
ヒアルロン酸注入は、鼻の先端や周囲の組織にヒアルロン酸を注入することで、鼻の形状を整える方法です。ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であり、安全性が高いとされています。注入することで、鼻の先端にボリュームを持たせ、バランスを改善することができます。また、ヒアルロン酸は柔軟性があり、自然な仕上がりが期待できます。
一方、脂肪注入は、自分の体から採取した脂肪を鼻に注入する方法です。腹部や太ももなどから脂肪を採取し、加工した後に鼻に注入します。自分の脂肪を使用するため、アレルギー反応のリスクが低く、ヒアルロン酸よりも長持ちする効果が期待できます。脂肪注入は、ボリュームを持たせたい部分に適した方法であり、自然な見た目と触感を実現します。

パロットノーズにならないための対策

鼻尖形成手術でパロットノーズになってしまうリスクを減らすためにできる対策をご紹介します。手術前にできる対策、手術後にできる対策、それぞれについて詳しく解説します。

技術力の高い医師を選ぶ

美容整形の手術をしている名医

パロットノーズを防ぐためには、技術力の高い医師を選ぶことが最も重要です。鼻尖形成手術は非常に繊細で高度な技術を要するため、経験豊富で技術力のある医師に依頼することが、理想的な結果を得るための鍵となります。
医師選びでは、まず、医師の経験と実績を確認することが大切です。鼻尖形成手術の経験が豊富で、多くの症例を手がけている医師は、技術力が高く、様々な状況に対応できる能力があります。クリニックのウェブサイトや口コミ、実際にカウンセリングを受けた患者の評価を参考にして、医師の実績を確認しましょう。また、医師が手がけた手術のビフォーアフターの症例写真を見ることで、その医師の技術力を具体的に把握することができます。自然で美しい仕上がりの写真が多い医師は、細部にまでこだわり、患者の顔全体のバランスを考慮して手術を行っている証拠です。複数の症例を見比べ、理想的な結果を実現しているか確認しましょう。

納得いくまでカウンセリングを受ける

手術を依頼したい医師が見つかれば、実際にクリニックへ足を運びカウンセリングを受けてみましょう。
まず、カウンセリングでは、自分の希望や悩みをしっかりと伝えることが大切です。どのような鼻の形を望んでいるのか、具体的なイメージを持ち、それを医師に伝えましょう。また、過去の症例写真や理想の鼻の写真を持参することで、医師に自分の希望をより正確に伝えることができます。
次に、医師が提供する手術の詳細を理解することが必要です。どのような手術方法が採用されるのか、手術によってどのような変化が期待できるのかを詳しく聞きましょう。また、手術のリスクやダウンタイム、術後のケアについても理解しておくことが重要です。これにより、手術後に予期しない問題が発生した場合でも、冷静に対処することができます。
カウンセリングでは、医師との信頼関係を築くことが重要です。医師が自分の話をしっかりと聞き、真摯に対応してくれるかどうかを見極めましょう。信頼できる医師であれば、手術の全過程を安心して任せることができ、手術後のフォローアップも充実していることが期待できます。
一度のカウンセリングで不安が残る場合は、再度カウンセリングを受けるか、別の医師の意見を聞くことも考慮しましょう。複数の医師の意見を聞くことで、より納得のいく選択ができるようになります。

ダウンタイムを安静に過ごす

鼻尖形成のダウンタイム表

鼻尖形成手術は繊細な手術であり、術後のケアが結果に大きな影響を与えます。ダウンタイムを安静に過ごし、適切なケアを行うことで、術後の炎症や腫れを最小限に抑え、理想的な鼻の形を保つことができます。
まず、手術直後は体を休めることが最優先です。手術後の数日間は、できるだけ安静に過ごし、無理な動きを避けるようにしましょう。特に、頭を高く保つことで、腫れや内出血を軽減することができます。枕を高くして寝るなどの工夫をし、血液の循環を良くすることで、回復を早めることができます。
また、冷却療法も効果的です。手術後の腫れや炎症を抑えるために、冷やしたタオルや冷却パックを使用しましょう。ただし、直接肌に当てると凍傷の危険があるため、必ず布などで包んでから使用することをお勧めします。冷却療法は、術後の数日間は特に有効です。
医師から処方された薬を正しく服用することも重要です。抗生物質や抗炎症薬を指示通りに使用することで、感染症を防ぎ、炎症を抑えることができます。また、痛み止めを使用することで、術後の不快感を軽減し、安静に過ごすことができます。薬の服用については、必ず医師の指示を守りましょう。

鼻尖形成の症例写真

鼻尖形成で鼻先が整った症例写真
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鼻尖形成で少し短い鼻を微妙に長くした症例写真
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鼻尖形成3D法の症例写真
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鼻尖形成の斜めから見た症例写真
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理想の鼻を作るなら「eクリニック 金沢院」にお任せください

eクリニック金沢本院の外観

パロットノーズを防ぐために最も重要な要素は、優れた医師選びです。鼻尖形成の失敗の主な原因は、医師の技術不足と理想イメージの相違にあります。鼻整形を得意とする名医に手術を任せることで、パロットノーズの失敗リスクを減らすことができます。
「eクリニック 金沢院」には、鼻整形を得意とする医師が複数在籍しております。中でも「忘れ鼻」を得意としており、”整形感”の少ない目立ちにくい自然な鼻作りをサポートしています。
当クリニックでは、鼻尖形成だけでなく、さまざまな鼻整形を組み合わせたオーダーメイドの施術も行っております。これにより、患者様の個々のニーズに合わせた最適な治療が可能です。例えば、鼻筋を通すための施術や、鼻翼縮小手術など、複数の技術を駆使して理想の鼻を実現します。
鼻に関するお悩みを抱えている方は、ぜひ一度お近くの「eクリニック 金沢院」へお越しください。私たちの専門知識と豊富な経験に基づいた施術で、理想の鼻を実現するお手伝いをさせていただきます。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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