全切開のダウンタイムは?仕事復帰までどれくらい?

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

大きくぱっちりと開いた二重まぶたに憧れる方は多いですよね。最近ではアイテープやアイプチを使って一時的に二重を作るだけでなく、美容整形手術を受けて半永久的な二重を手に入れたいと考える方も増えてきています。
数ある二重形成術の中でも、特に効果が永続的であるとされるのが全切開法。切開した皮膚を縫合し、そのラインを二重の線とすることから、くっきりとした取れない二重を作ることができるのです。

しかし、メスを入れる手術になるため、クリニックによってはダウンタイムが長めに設定されている場合もあります。
本記事では、全切開のダウンタイム期間や、ダウンタイム中に起こる可能性のある症状・副作用について詳しく解説していきます。

当院ではダウンタイムをなるべく少なくする全切開の修正手術も行っています。

目次

全切開のダウンタイム中の過ごし方

洗顔をしている女性

二重の全切開手術が成功しても、ダウンタイム中の過ごし方が適切でなければ仕上がりに大きな影響を及ぼすこともあります。
全切開手術のダウンタイム中には、以下の行動に気をつけてください。

  • 洗顔
  • シャワー
  • 入浴
  • メイク
  • コンタクトレンズの装着
  • 運動
  • 運転
  • 飲酒

それぞれどのような理由によって注意する必要があるのか、項目ごとに詳しくご紹介します。

洗顔

洗顔は2日目以降から可能となります。当日は目元以外を軽く拭き取る程度にしておき、スキンケアも拭き取りタイプのものを使用するのがおすすめです。術後1日目には洗顔自体はOKですが、目元が濡れないように避けましょう。また、2日目以降も洗顔やスキンケアの際に傷口を強く擦らないようにしてください。

シャワー・シャンプー

通常どおりのシャワーやシャンプーは2日目以降からOKです。当日は不可、術後1日目は目元が濡れなければ可能となります。目元を濡らさずにシャンプーをするのが難しい場合には、シャンプーハットを使用するのがおすすめ。頼める人がいるなら手伝ってもらってもいいでしょう。

入浴

入浴は術後1週間不可です。ここでの入浴は湯船に浸かることを指します。患部が濡れてしまうと感染のリスクが高まるので、傷口が塞がるまでは何をするにしても濡らさないように気をつけてください。
長風呂や半身浴には血行を良くする効果があります。ダウンタイムを短くしたいのであれば、術後1週間が過ぎてからも極力控えましょう。

メイク

メイクは当日から目元以外であれば問題ありません。ただし、クレンジングの際には患部を擦ったり濡らしたりしないように注意してください。
目元のメイクは1週間後、つまり抜糸を終えた後から可能となります。

運動

半身浴や長風呂と同じく、運動にも血行を促進する効果があります。日常の範囲内での軽い運動や散歩くらいであれば問題ありませんが、汗をかくほどの激しい運動は1週間程度控えましょう。

コンタクトレンズの装着

コンタクトレンズの装着は、抜糸が終わるまでNGです。当日はコンタクトを装着した状態で来院しても構いませんが、帰宅時には外さなければならないため、必ず眼鏡を持参してください。それから抜糸までの1週間はコンタクトを装着せず、眼鏡で過ごすことになります。

運転

全切開の手術では、目元に局所麻酔を使用します。その影響で視界が悪くなってしまうため、手術の翌日までは運転をすることができません。当日は車やバイクで来院しないようにしてください。

飲酒

飲酒は術後1週間、完全に中止します。入浴や運動と同様、血行を促進する効果があるからです。その後もむくみや腫れを長引かせる原因となるため、1ヶ月程度は中止することをおすすめします。

全切開の手術後の症状・副作用

二重全切開のダウンタイム中、起こる可能性のある症状と副作用は以下の通りです。

  • 内出血
  • 腫れ
  • 赤み
  • むくみ
  • かゆみ
  • 痺れ
  • だるさ
  • 頭痛
  • 目元の熱感
  • 目の中の違和感

この症例の動画は全切開の手術直後とまだ抜糸前の術後7日目の動画です。全切開二重は基本的には腫れが強いですが、丁寧な手術をする事で、腫れにくい体質の方はこのぐらいのダウンタイムで過ごす事ができます。

一般的に術後数日間は目の中の違和感や異物感が気になる、あるいは視界がぼやけてしまう可能性があります。これは手術の影響で角膜が腫れていることによるものなので、数日〜数週間で落ち着いてきます。ただし、目が開けられないほど痛い、涙がボロボロとこぼれるなどの眼球刺激症状が見られる場合にはすぐにクリニックに相談しましょう。
また、個人の体質によっては傷跡の治りが遅かったり、ケロイドのように凹凸ができてしまうことも。傷の赤みは数ヶ月かけて目立たなくなるので、あまり焦らず様子を見るようにしてください。
さらに、ほかのすべての外科手術と同様、感染症や合併症が発症するリスクもあります。ダウンタイム期間を過ぎても腫れや痛みが引かない、あるいは悪化しているような場合には感染が疑われるため、速やかにクリニックを受診しましょう。ただ、極稀に発生する程度で適切に対応することも可能なので、それほど怖がらなくても大丈夫だと思います。

二重の全切開手術とは

全切開と眼瞼下垂を同時に行った症例写真

二重全切開手術とは、言葉の通り上瞼の目頭から目尻にかけて切開し、縫合したラインで二重の線を形成する二重形成術のこと。
特に以下のような方におすすめの手術になります。

  • 半永久的な二重を手に入れたい方
  • 幅の広いくっきりした二重にしたい方
  • まぶたの厚みやたるみが気になる方
  • 目の開きを改善したい方
  • 埋没法をおこなって取れたことがある方

全切開のメリットは、効果が半永久的であり、厚みのあるまぶたでも綺麗な二重を形成できる点です。また、切開時に余分な脂肪や眼輪筋、たるんだ皮膚などを切開することができるのもポイント。すっきりと垢抜けた目元を手に入れることができます。
逆にデメリットとしては、一度切除した皮膚や筋肉を元に戻せないことが挙げられるでしょう。そのためカウンセリングから手術まで慎重におこない、ダウンタイム期間中にも極力患部に負担を掛けないようにして過ごすことが肝要です。

全切開法と部分切開法の違いは?

全切開と同様に上瞼を切開する二重整形で、部分切開という術式があります。部分切開は文字通り部分的に上瞼を切開するため、全切開に比べて切開する範囲が少ないです。その分ダウンタイムの期間も短くなります。
また、部分切開では基本的に皮膚の切除をおこないません。まぶたが厚めの方は綺麗な二重を維持することが難しいため、部分切開よりも全切開の方が向いていると言えます。

全切開法と埋没法の違いは?

全切開法と埋没法との違いは、「皮膚を切開するかどうか」だと言えるでしょう。全切開とは異なり、埋没法ではメスを使いません。切開せずに糸を用いて二重ラインを形成していきます。
また、埋没法の場合、二重の癖さえついていなければ糸を外すことで元のまぶたに戻すことが可能です。しかしその反面、意図せずに二重が取れてしまったり糸が外れてしまったりする可能性があります。
過去に埋没法をしてすぐに取れてしまったという方は、まぶたが厚い、皮膚が硬いなどなんらかの理由で埋没法が適合していない可能性があります。そのような方は、ぜひ全切開をお試しください。

全切開のダウンタイムは何日?

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

メスを入れる必要のある全切開のダウンタイムは、1〜2週間ほどです。ただし、期間や症状には個人差があるということを念頭に入れておきましょう。こちらで紹介するダウンタイムはあくまで一例なので、症状が出ない場合もあれば、期間が前後する場合がありますので、正確な事は事前にカウンセリング時に医師にご質問ください。

また、この症例は全切開と軽度の眼瞼下垂を治療した術後1ヶ月後と3ヶ月後の症例写真です。1ヶ月目は少し吊り目気味ですが、3ヶ月で改善していきます。3か月後には落ち着いた綺麗ない目元になっています。

術後1週間は腫れやむくみが見られる

手術当日から1週間は、や腫れ、むくみが出やすい時期です。いずれも時間の経過とともに軽快していくため、特に気にする必要はありません。
ただし、感染症を引き起こしている場合は特別な治療が必要になります。通常のダウンタイムと感染の症状は見分けがつきにくいため、症状について不安に思うことがあれば、クリニックに相談をしてみるのもいいでしょう。

約1週間後に抜糸をする

二重全切開では通常、1週間後に抜糸をおこないます。抜糸が終わればコンタクトレンズの装着やメイクも可能になるので、気分的にも少し落ち着いてくるでしょう。
この時点ですでに大きな腫れやむくみが引き、人前に出られる程度には軽快している方もいらっしゃいます。

2~4週間目は傷口に注意

2〜4週間目になると、傷口の拘縮が見られる可能性があります。拘縮とは傷口が硬くなること。適切な整形が行われていれば拘縮のリスクはそれほど高くありません。拘縮していると感じたらすぐにクリニックに相談してください。
また、傷が治る過程として、1ヶ月前よりも傷口が赤く目立ってしまうかもしれません。メイクで隠すなどして工夫しましょう。

4~12週間でダウンタイムの症状はほとんど治まる

術後4〜12週間が経過する頃には、ほとんどの症状が治ります。ただし、ごくまれにこの時点でも目が開きにくかったり、異物感が残ったりしている可能性も。症状に不安があれば医師の指示を仰ぐようにしてください。

完全に安定するまでには3ヶ月

患部が完全に安定するまでにかかる時間は、約3ヶ月です。内出血や腫れが軽快し、見た目にはすっかり馴染んで安定したように見えていたとしても、決して傷口に強い刺激などは与えないようにしてください。

二重全切開後の仕事復帰はいつから?

仕事復帰の時期は、職場環境によって異なります。リモートや体を動かす必要のない仕事であれば、体調と相談して早めに復帰することも可能です。腫れやむくみ、内出血が完全に引くまでにはおよそ2週間かかります。
一般的には抜糸を終えてから復帰する方が多いです。ただし、何らかの症状が残っている場合には決して無理をせず、自宅で安静に過ごしましょう。中には、眼鏡をかけるなど翌日から出勤をされる方もいらっしゃいます。
事情があって早めに仕事復帰したいのであれば、医師に相談して対策することも一つの方法です。

全切開や他院の修正ならeクリニックへ

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

今回は二重全切開のダウンタイム中の過ごし方や期間について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
目元の整形は数ミリの誤差が仕上がりに大きな影響を与えるもの。失敗しないためには、腕のいい医師に任せるのが一番です。
eクリニックには、全切開をはじめ目元の整形を得意とする医師が揃っています。他院で失敗した方の修正手術やセカンドオピニオンを積極的におこなっていますので、まぶたの状態にお悩みの方はぜひ一度eクリニックにお越しください。

また、理想の目に近づけるためには、全切開だけとか目頭切開だけとか単独の手技で行うのではなく、全切開と目頭切開とタレ目形成などを組み合わせて手術を行う事が希望の目になるためのポイントです。そうすることで、どんな目でも最大限にポテンシャルを引き出すことが可能になります。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

円戸統括院長

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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