口角挙上は他院修正できる?医師が解説

口角が下がっていることで不機嫌な表情になってしまっているなら、口角挙上がおすすめです。しかし、口角挙上は医師の技術やデザインセンスが反映されやすい口元整形のため、イメージ違いの仕上がりになる可能性が否定できません。
そして、ここで役立つのが他院修正ですが、他院修正を受けるにあたっては、少々注意が必要です。
こちらのコラムでは、口角挙上の他院修正が行えるケースと難しいケース、他院修正が必要なケース、他院修正にならないための対策についてご紹介しています。

▶▶口角挙上

口角挙上は修正できる?

口角挙上の他院修正の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上で失敗した、イメージ違いの仕上がりになったなどの時には、基本的には他院修正で対応できます。
しかし、受けた手術の種類によっては他院修正が難しくなるケースもあるのです。
それではまず、口角挙上で他院修正が可能なケースと難しいケースから見ていきましょう。

修正可能なケース

修正が可能なケースは、口角が引き上がっていない、左右差ができた、傷跡が目立つなどの場合では、他院修正での対応が可能です。
ただし、他院修正を受けたとしても思うような仕上がりにならないことがありますので、他院修正を受ける美容外科は慎重に選ばなくてはなりません。

修正が難しいケース

皮膚の切除量が多すぎたために口角が上がりすぎてしまっている場合では、修正が難しいと考えられます。
皮膚の切除量が多すぎた場合では、他の部位から採取した皮膚を移植することで改善を目指せますが、この方法は傷跡が残りやすいためおすすめできません。
なお、ボトックス注入で口角が上がりすぎてしまったと感じた場合では、時間の経過とともに元の状態に戻りますので、特に他院修正を受ける必要はありません。

他院修正が必要なのはこんなケース

口角挙上の他院修正の症例写真の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上を受けたのに何かが違うと感じたなら、他院修正が必要な状態になっている可能性があります。
なお、口角挙上には「切開法」「口腔内法」「ボトックス注入」があり、選択した方法で得られる効果が異なる場合があります。
それでは、口角挙上で他院修正が必要なケースについてご紹介していきましょう。

口角の一部が下がったまま

口角の一部が下がったままになると、口角挙上の効果をほとんど実感できず、失敗した、イメージ違いの仕上がりになったと感じる可能性が高いです。
このように口角の一部が下がったままの状態は、口腔内法での口角挙上を受けたお客様に多く見られる症状ですが、この症状は切開法による他院修正をすることで改善を目指せます。
口腔内法には表面に傷跡ができないというメリットはありますが、この方法はどちらかというと口角の軽い下垂に対応できるもので、下垂が目立つ場合では切開法での対応となることがほとんどです。
切開法では、皮膚切除や口輪筋切除によって口角をしっかりと引き上げることができますので、満足できる結果を得られるでしょう。

左右差が気になる

口角挙上を受ける前から左右差があった方の場合では、口角挙上を受けたことでより左右差が目立ってしまうことがあります。
もともと左右差がある方の場合では、左右差を縮めるための配慮がなされた上で口角挙上を行う必要があります。
しかし、その配慮がないまま通り一遍の手術や施術をしてしまうと、左右差が解消されていない仕上がりになることがあるのです。
左右差についてはカウンセリングで確認でき、どう処理するかは医師の経験や技術力、デザインセンスにかかっています。
ただし、左右差に配慮して口角挙上を行ったとしても、完全な左右対称にはなりませんので、この点については納得した上で手術や施術を受ける必要があります。

効果を実感できない

切開法で切除する皮膚や口輪筋の量が少なすぎた、口腔内法で手術を受けたという場合に多いのが、効果を実感できないというトラブルです。
この場合では、切開法で修正をすることで、理想の口角を目指せます。
また、ボトックス注入で口角挙上を受けた場合で、ボトックスの注入量が少なすぎた場合では、口角を下げる筋肉へのアプローチが不足することで、大きな変化が見られないことがあります。
この場合では、ボトックス注入を再度受けることで改善を目指せる可能性があります。

盛り上がった傷跡が目立つ

口元整形で多いトラブル、それは盛り上がった傷跡が目立つということです。
切開法で口角挙上を行うと、口角の縫合部分には傷跡が残り、しばらくの間は盛り上がって目立つことがあります。
このような症状はケロイド体質の方に多く見られますが、切開部分を丁寧に切開・縫合し直すことで、盛り上がった傷跡を修正することができます。

後戻りした

切開法や口腔内法での口角挙上には、半永久的な効果を期待できます。
しかし、経年で筋肉に緩みが生じた、皮膚がたるんだなどの状態になると、口角挙上の効果が薄れて後戻りしたと感じることがあります。
この場合では、他院修正が必要なケースというよりも、経年変化で修正が必要になったケースだと考えられますので、口角挙上を受けた美容外科に相談をしてみると良いでしょう。
その美容外科が修正に対応していないのなら、他院修正に対応した美容外科に相談してみることをおすすめします。

他院修正の問題点について

口角挙上の他院修正はどこの美容外科でも行えるというものではありません。
それでは、他院修正の問題点について、もう少し詳しく見ていきましょう。

他院修正を行える美容外科は少ない

口角挙上の手術を20代の女性にしている医師

切開法による口角挙上では、目立つ部分を切開するため、かなり慎重に手術を行わなくてはなりません。
また、他院修正で再度同じ場所を切開する場合では、1回目の手術よりも慎重に行わなくてはならず、手術の難易度も高くなります。
そのような理由から、口角挙上の他院修正に対応できる美容外科が少ないのが現状なのです。
つまり、口角挙上の修正をお考えなら、他院修正に対応可能ということを前面に掲げている美容外科を選ぶ必要があるということです。

他院修正で失敗する可能性

口角挙上の他院修正に対応できる美容外科を見つけたら、今度はカウンセリングを受けてみましょう。
その際には、どのように修正するのかということだけでなく、他院修正のリスクについての説明もしっかりと受けてください。
特に切開法での他院修正では、表面に傷跡ができますので、リスクについて知っておくことは重要です。
リスクについての説明がないままで他院修正を受けてしまうと、思っていたよりも目立つ傷跡が残った、代り映えしない仕上がりになったなどで失敗したと感じる可能性があります。
そうならないためには、リスクについてもきちんと説明を行う美容外科を選ぶことが重要なのです。

口角挙上は方法の見極めが難しい

口角挙上には、切開法、口腔内法、ボトックス注入があります。
また、切開法では菱形切開法と楔形切開法があり、お客様に適した方法を医師が選択して手術を行うことになります。
そして、ここで問題となるのは、どの方法で他院修正を行うのか?という点です。
というのは、1回目の手術で思うような結果を得られなかった場合では、他の方法で改善を目指すことも視野に入れておく必要があるからです。
ところが、その見極めは非常に難しく、口角挙上の他院修正を多く経験している医師でないと、判断が難しいと考えられるのです。
口角挙上の他院修正は、安易に受けてしまうとさらなる失敗を呼び込む結果になることがありますので、美容外科や医師は慎重に選ぶことが大切です。

口角挙上は事前の対策が重要

口角挙上は、失敗した、変化を感じないなどの場合には他院修正で理想の口許を目指すことができます。
しかし、受けた口角挙上の種類によっては、他院修正が難しい、他院修正することで傷跡が目立つなどの問題が発生することがあるのです。
ということは、他院修正をしなくて済む仕上がりにするための対策をすれば良いということになります。
それでは、他院修正を避けるための対策についてご紹介しましょう。

口角挙上の名医を選ぶ

口角挙上を行うためには、細かい部分の鼻整形や口元整形を数多くこなしていることが条件となります。
それは、口角挙上自体が細かい部分の整形であるため、医師の経験値が仕上がりを左右するといっても過言ではないからです。
このように経験値が高い医師は、技術力やデザインセンスも優れていると考えられます。
つまり、”名医”と呼ばれる医師に分類されるということです。
そして、このような名医であれば、1回の口角挙上で満足できる結果を得やすいと考えられますので、他院修正が必要になる確率が低くなるでしょう。

本当に他院修正が必要かどうかを考える

他院修正を考えたときにやっていただきたいこと、それは、口角部分がどうなっているのかをよく確認して、本当に他院修正が必要かどうかを考えてみるということです。
口角挙上は、受けてすぐに完成形になるわけではなく、術後3カ月から6カ月かけて完成形に近づいていきます。
そのため、術後しばらくの間は様子を見ることも大切だということです。
術後間もなくして慌てて他院修正を受けてしまうと、傷跡が目立つ、不自然な仕上がりになるなどのトラブルに見舞われる可能性がありますので、十分に注意してください。

複数の美容外科でカウンセリングを受けてみるという方法も

他院修正でもカウンセリングを受けることになります。
そして、1カ所の美容外科で医師の説明や提案に疑問を感じた場合には、複数の美容外科でカウンセリングを受けてみるというのもひとつの方法です。
名医が在籍している美容外科なら、お客様の状態をよく確認した上で提案を行うほか、無理に他院修正を勧めてくるようなことはありません。
複数の美容外科でカウンセリングを受けると、どれが本当に良い提案なのかわからなくなるのでは?と不安に感じるかもしれません。
しかし、提案を受けていく中で、その医師の知識やデザインセンスがわかってきます。
つまり、良い美容外科に出会えるチャンスが広がるということです。
無理に複数の美容外科でカウンセリングを受ける必要はありませんが、とりあえず、このような方法があるということも頭に入れておくと良いでしょう。

口角挙上の症例写真

口角挙上と外側人中短縮を同時に行った3か月後の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った症例の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った症例写真の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
口角挙上と外側人中短縮と内側人中短縮を同時に行った症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った8日後の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
口角挙上と外側人中短縮と内側人中短縮を同時に行った2週間後の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
傷を目立たせない人中短縮と口角挙上の症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
口角挙上と小鼻縮小と人中短縮の症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
口角挙上の他院修正の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
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口角挙上の修正手術ならeクリニックへ

金沢院の外観

口角挙上の整形の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。

ただ口角挙上の他院修正は難易度が高い手術のためできる美容外科医は限られます。
eクリニックには、口元の修正手術を得意とする医師が大勢在籍しており、口角挙上の他院修正についても定評があります。


気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてくださいね。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶口角挙上

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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