貴族手術で小鼻が広がる?理由と対策方法をご紹介

貴族手術で小鼻が広がるという話、あなたも耳にしたことがあるかもしれません。実は、貴族手術後に小鼻が広がって見える現象は、実際に起こることがあるのです。しかし、対策をしておくことで、小鼻が広がる現象を最小限に留めることは可能です。
こちらのコラムでは、貴族手術で小鼻が広がるなど、貴族手術で起こる可能性がある弊害や弊害対策、ダウンタイムの過ごし方についてご紹介しています。

▶▶貴族手術(鼻翼基部プロテーゼ)

目次

貴族手術には弊害もある?小鼻が広がるというのは本当?

貴族手術の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱などを生じることがあります。
治療部位に熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。

貴族手術では、術後に小鼻が広がることがあります。
また、人によっては別の弊害が起ったと感じる可能性もあるのです。
それでは、貴族手術で起こる可能性がある弊害についてご紹介しましょう。

ただ、当院では、手術後に小鼻が広がらないように丁寧に手術を行っています。

貴族手術で起こる弊害とは

貴族手術で鼻翼基部にふっくら感を持たせると、顔全体に立体感が生まれます。
しかしその一方で、弊害と捉えることができる現象が起こることもあるのです。
それでは、貴族手術後に起こる可能性がある現象をご紹介していきましょう。

小鼻が広がる

今回のテーマでもある「貴族手術で小鼻が広がる」という現象は、貴族手術を受けた一部の方の間で挙がっている声です。
このような現象が起こる原因、それは鼻翼基部にボリュームを出すことで、鼻全体の形状が変化し、それによって小鼻が横に張り出した形状に見えることがあるからです。
貴族手術で小鼻が広がったように感じても、実際には小鼻の形状が大きく変化したわけではありません。
しかし、鼻翼基部にボリュームを出すことで顔の印象が変わると、それに伴い小鼻が広がって見えてしまうことがあるのです。当院ではなるべくこのようにならないように丁寧に貴族手術を行っています。

鼻が低く見える

鼻が低くなるという現象も、小鼻が広がるのど同様の理由で起こります。
鼻翼基部にボリュームを出すということは、鼻翼基部と鼻先の距離がこれまでより近づくということですので、それに伴い鼻先が低くなったように感じることがあります。
また、人によっては鼻の穴が大きくなったように感じることもあります。

まれに不自然な表情になる

貴族手術では、鼻翼基部付近の筋肉や皮膚に手を加える手術ですので、筋肉や皮膚の動きが変化することで、これまでとは異なる表情に見えることがあります。
このような状態も、鼻翼基部にボリュームを出したことで起こりますが、そうならないための対策方法はあります。
ただ基本的にこのようなケースはあまりないため、そこまで深く気にしなくても大丈夫です。

貴族手術の弊害対策をご紹介

貴族手術の1週間後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

貴族手術で小鼻が広がるなど弊害を感じないためには、あらかじめ対策しておくことが大切です。

小さめのプロテーゼを挿入する

貴族手術に使用するプロテーゼ

貴族手術で小鼻が広がる、鼻が低く見える、不自然に表情に見えるなどのトラブルは、挿入したプロテーゼのサイズが大きすぎたことで起こりやすくなります。
プロテーゼのサイズや形状については、カウンセリング時に医師がお客様の状態をよく確認し、仕上がりをシミュレーションした上で決定します。
ここで、医師が判断ミスをしてしまった場合では、サイズが大きすぎるプロテーゼを挿入してしまい、小鼻が広がるなどのトラブルが起こりやすくなるのです。
この場合では、鼻翼基部に挿入したプロテーゼを入れ替えれば問題が解決します。
しかし、それでは2回手術を受けなければなりませんので、できればそのような事態は避けたいものです。

別の手術や施術と併用する

貴族手術は単独で行われることが少ない手術で、他の手術や施術と併用することで、小鼻が広がるなどのトラブルを回避できる場合があります。
それでは、貴族手術との併用が可能な手術や施術の種類と、それぞれの効果についてご紹介しましょう。

鼻プロテーゼ

鼻プロテーゼは、鼻筋に挿入することで理想の高さの鼻を実現できる手術です。
鼻プロテーゼでは、あらかじめデザインを決めて加工したプロテーゼを挿入しますので、自然な仕上がりを期待できます。
また、その場で効果を実感できるというメリットもあります。
なお、以前ではL字型またはI字型のプロテーゼが用いられていましたが、L字型は鼻にかかるテンションが高いということから、現在ではI字型プロテーゼを使用する美容外科が多いです。

▶▶鼻のプロテーゼ

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入では、鼻筋にヒアルロン酸を注入することで鼻筋に高さを出すことができます。
つまり、鼻プロテーゼと似たような効果を期待できるということですが、鼻プロテーゼが半永久的な効果を期待できるのに対し、ヒアルロン酸注入では2年以内には効果が消失するという違いがあります。
つまり、ヒアルロン酸注入は、定期的に施術を受け続けなければならないということです。

鼻尖形成

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

鼻尖形成とは、鼻先にある鼻翼軟骨を中央に引き寄せて縫い付け、鼻先を細く整えられる手術です。
また、鼻先に溜まっている脂肪を除去することで、団子鼻を解消することもできます。
鼻尖形成では鼻筋に高さを出すことはできませんが、鼻筋をシュッと細く整えることで顔に立体感が生まれ、貴族手術で小鼻が広がる現象をカバーできます。

▶▶鼻尖形成手術

鼻中隔延長

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

鼻中隔延長とは、左右の鼻の穴の中間にある軟骨部分をいい、この部分にお客様ご自身から採取した耳介軟骨を移植する手術です。
この手術では、軟骨の移植で鼻中隔が長くなりますので、上向きの鼻を下向きに修正することが可能です。
また、鼻の穴の縦長効果も生まれますので、貴族手術で大きくなったと感じた鼻の穴を、目立たなくさせる効果も期待できます。

この症例は貴族手術と鼻中隔延長と鼻尖形成を併用した症例写真です。

▶▶鼻中隔延長手術

軟骨移植や小鼻縮小

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

軟骨移植は、鼻尖形成や鼻中隔延長と同時に行われることが多い手術で、鼻先に軟骨を移植することで、鼻先に高さを出すことができます。
なお、この手術では鼻筋に高さを出すことはできませんので、鼻筋から鼻先すべてに高さを出したい場合では、鼻プロテーゼと軟骨移植の併用での対応となることがあります。
軟骨移植もまた、鼻に高さを出せる手術ですので、貴族手術で小鼻が広がる、鼻が低くなるといった現象をカバーできます。

この症例の方の場合、鼻の大きさを軟骨を使ってシャープに整え、小鼻縮小で小鼻を小さくしています。鼻先の高さは出しすぎず、あくまで自然な変化を追求した手術です。軟骨の歪みで鼻が曲がっていたので、完璧とは言えませんができる限り改善させています。

▶▶鼻尖形成手術

頬の脂肪吸引

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

貴族手術をしても、頬に多くの脂肪が付いていると、頬にもたつき感が残って貴族手術の効果を実感できない場合があります。
そして、このような場合では、貴族手術とともに頬の脂肪吸引を受けることで、より貴族手術の効果を実感しやすくなるのです。

▶▶脂肪吸引

貴族手術とは?得られる効果をご紹介

貴族手術で鼻翼基部の陥没が無くなった症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

貴族手術は鼻翼基部形成術または鼻翼基部プロテーゼとも呼ばれることもある美容整形で、鼻翼基部(小鼻横)にプロテーゼを挿入することで顔全体に立体感を出すことができます。
それでは、貴族手術で得られる効果について、もう少し詳しく見ていきましょう。

ほうれい線の改善

鼻翼基部が窪んでいると、顔の中心部分が下がって見えることがあり、ほうれい線を強調する原因になることがあるのです。
このように目立ってきたほうれい線は、貴族手術を受けることで改善を目指せます。
深く刻まれたほうれい線は老け顔をつくり出す原因になりますが、貴族手術でほうれい線が目立たない状態になれば、若見え効果も生まれます。
つまり、エイジングケア効果を期待できるということです。

口元の突出改善

鼻翼基部が窪んでいると、実際よりも口が突出しているように見えることがあります。
このような状態は「口ゴボ」と呼ばれたりしますが、この状態も貴族手術を受けることで改善を目指せます。
口元が突出していると、顔全体のバランスが崩れるだけでなく、不機嫌そうな表情に見えることがありますが、このようなトラブルも貴族手術を受けることで軽減できます。

貴族手術のダウンタイムはここに注意

貴族手術のダウンタイムの早見表

貴族手術を受けるにあたっては、ダウンタイムの注意点を守っていただく必要があります。
それは、貴族手術では鼻翼基部にプロテーゼを挿入するため、ダウンタイム期間中の不用意な行動で美しい仕上がりにならないことがあるからです。
それでは、ダウンタイム期間中の注意点についてご紹介します。

ダウンタイム終了までは患部に触れないこと

貴族手術直後から1週間くらいの期間は、患部が腫れる、内出血が起こる、違和感がある、痛みなどの症状が出やすくなります。
これらの症状は、術後2週間が経過したあたりで引き始めますので、心配する必要はありません。
そして、ここで注意した頂きたいのは、患部が気になったとしても触れないということです。
ダウンタイム期間中のプロテーゼは、まだ組織に馴染んでおらず、動きやすい状態です。
そして、この状態で触れてしまうと位置がずれて、仕上がりに悪影響が及ぶ可能性があります。
貴族手術のダウンタイム期間中には、気になったとしても患部に触れないよう注意してください。
これは、軟骨移植や鼻中隔延長、鼻プロテーゼ、ヒアルロン酸注入でも同様です。

激しい運動は医師の指示に従って開始する

激しい運動もまた、プロテーゼが動く原因になることがありますので、医師の指示があるまでは行わないようにしましょう。
また、激しい運動には血行促進作用があり、腫れや内出血が悪化する原因にもなります。
つまり、ダウンタイムが予定より長くなる可能性があるということですので、ダウンタイム期間中には、自己判断で激しい運動せず、なるべく安静に過ごしてください。
プロテーゼの位置がずれると再手術が必要になることがありますので、十分な注意が必要です。

フェイスマッサージは組織が落ち着くまで待つ

フェイスマッサージを行う場合では、術後1カ月以上が経過してから行いましょう。
それは、ダウンタイム期間が過ぎたとしても、皮下組織はまだ落ち着いておらず、フェイスマッサージでプロテーゼの位置がずれてしまうことがあるからです。
そうならないためには、しばらくの間はフェイスマッサージを控え、患部にはなるべく触れないように注意する必要があります。ただ、正確な時期については医師に直接お伺いください。

貴族手術の整形ならeクリニックへ

金沢院の外観

昨今では貴族手術の整形の取り扱いがあるクリニックは多いため、クリニック選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
そのようなときには、eクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。
eクリニックには、貴族手術を得意とする医師が大勢在籍しており、修正手術についても定評がありますので、不安なく美容整形をお受けいただけます。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてくださいね。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶貴族手術(鼻翼基部プロテーゼ)

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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