口角挙上のデメリットとは?軽減できる方法はある?

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上は、手術や施術によって口角を引き上げ、キュートさや若々しさを手に入れることができる口元整形です。
キュートさや若々しさを手に入れられるという点、これらは口角挙上の大きなメリットとして挙げられますが、その一方で、口角挙上にはデメリットもあるのです。
こちらのコラムでは、口角挙上の種類とメリット・デメリット、口角挙上でデメリットを感じるとき、デメリットを軽減させる対策をご紹介しています。

▶▶口角挙上

目次

口角挙上のデメリットとは?方法ごとのデメリットとメリットをご紹介

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った8日後の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上には、皮膚を切開する「切開法」、表面の皮膚を切開せずに口腔内から処理を行う「口腔内法」、注射1本で口角挙上を行える「ボトックス注射」があります。
これらの口角挙上にはされざれにメリットがありますが、その一方で知っておかなくてはならないデメリットもあるのです。
それでは、方法ごとのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

切開法

切開法とは、上唇の端にある口角部分の皮膚を切開し、余分な皮膚を切除したり口輪筋の一部を切除したりして、口角を理想の角度に引き上げる方法です。

メリット

切開法では、皮膚や内部の組織に手を加えるため、一度手術を受ければ半永久的な効果を期待できるというメリットがあります。
切開法では、年齢によって皮膚がたるんでくると、若干効果が薄れたように思えることがありますが、はっきりとした後戻りは見られず、美しい形状を長期間維持できます。
切開法は、長期的な効果をお望みの方や、年齢による口角の下降が気になる方には特におすすめの方法です。

デメリット

切開法では皮膚を切開するため、切開部分には傷跡が残ります。
手術でできた傷跡は、数か月後には白っぽい線に変化し、やがて目立たない状態になります。
しかし、完全に消えることはありませんので、切開法での口角挙上をお考えの方は、傷跡が残ることも頭に入れた上で、検討を進める必要があるでしょう。
また、口は動きやすい場所のため、ダウンタイムがやや長くなることがあるというデメリットもあります。

口腔内法

口角挙上の他院修正の症例写真の図解

口腔内法とは、表面の皮膚を切開するのではなく、口腔内の粘膜部分を切開し、口角挙筋の一部を切除する方法です。

メリット

口腔内法では表面の皮膚を切開しませんので、傷跡が残る心配がありません。
また、切開法よりも処理する範囲が狭いため、切開法よりもダウンタイムが短く、長期的な効果を期待できるというメリットもあります。

デメリット

口腔内法では、切開法よりも処理範囲が狭い分、切開法ほどの高い口角挙上は望めません。
もちろん、口角は引き上がりますが、口角の下降が強い方の場合では、はっきりとした効果を得にくい可能性があります。
そのような理由から、口腔内法での口角挙上は、口角の下降が比較的弱い方向きだといえるでしょう。

ボトックス注射

立てて並べられているボトックス

ボトックス注射とは、アラガン社などが提供する筋弛緩作用がある薬剤を口角部分に注入し、口角を下げている筋肉の働きを弱めることで、口角を引き上げる方法です。

メリット

ボトックス注射のいちばんのメリットは、何といっても注射1本で口角挙上を受けられるという点にあります。
また、施術後数日間は、薬剤を注入したことによる違和感を覚えることがありますが、施術後2日から3日が経過して違和感が薄れると、自然な口角挙上の効果が表れ始めます。
なお、注射針の跡はしばらく残ることがありますが、皮膚を切開しませんので、傷跡が残る心配がありません。
さらに、ダウンタイムがほとんどないという点も、ボトックス注射ならではのメリットだといえるでしょう。

デメリット

ボトックス注射ではダウンタイムがほとんどありませんが、薬液の注入量やお客様の体質によっては内出血が見られ、1週間程度続くことがあります。
また、施術直後の内出血は赤紫色や紫色に近い色で現れることが多く、この状態は1週間目あたりから黄色っぽく変化し、やがて元の肌色に落ち着きます。
なお、内出血はメイクで隠すことができますが、強い症状が現れた場合ではメイクでは隠し切れないことがあり、マスク着用での対応が必要になることがあります。
そしてもうひとつ、ボトックス注射の薬液は、時間の経過とともに体内で代謝されてしまいますので、長期的な効果を望めないというデメリットもあります。
効果の持続期間については個人差がありますが、一般的には3~6カ月程度で効果が消失すると考えられています。
つまり、定期的に施術を受けなければならないということです。

口角挙上でデメリットを感じるのはどんなとき?

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った症例写真の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上は、どの方法を選択したとしてもメリットとデメリットがあります。
そして、その多くは手術や施術の性質によるものですが、そうではなく、お客様が個人的に口角挙上に対するデメリットを感じるケースもあるのです。
それでは、口角挙上を受けた後にデメリットだと感じるケースについてご紹介しましょう。

左右差が目立つ

口角挙上と外側人中短縮と内側人中短縮を同時に行った2週間後の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上は左右の口角に対して行われるものであるため、左右で皮膚や口輪筋の切除量に差が生じていた、左右でボトックス注射の注入量が違っていたなどの場合では、左右差が生じる可能性があります。
また、口角挙上を受ける前から左右差があった場合では、左右差に配慮した手術や施術を行わなければなりません。
しかし、その配慮がなかった場合では、もともとの左右差が口角挙上で強調されてしまう可能性があるのです。
当院ではこの症例のようになるべく左右差が出ないように丁寧に手術を行っています。

口角挙上の効果が弱い

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップを同時に行った症例の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

お客様の状態に合っていない方法を選択してしまうと、思うような効果を実感できない可能性があります。
たとえば、年齢による口角の下降が目立っている方の場合では、口腔内法ではなく切開法のほうがおすすめできます。
しかし、表面に傷跡を残したくないなどの理由から口腔内法を選択した場合では、口角挙上の効果が弱いと感じる可能性があるのです。

エイジングケア効果を実感できない

口角挙上と小鼻縮小と人中短縮の症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角は引き上げられたのに、エイジング効果をあまり実感できないという話を耳にすることがあります。
そしてその理由として考えられるのは、人中が長い、小鼻が張り出しているなど、別の部分に原因がある可能性があったということです。
口角挙上ではエイジングケア効果を狙えますが、特に人中が長い方の場合では、それが老け顔をつくり出している可能性が考えられ、人中短縮との併用が望ましいと考えられます。
口角挙上は完璧な手術ではなく、単独では効果を実感できないこともありますので、別の方法との併用が必要かどうかについては、カウンセリング時に相談をしてみると良いでしょう。

当院ではこの症例写真のように若々しい印象になるように口角挙上を行う事も可能です。

傷跡が盛り上がっている

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

口角挙上後には傷跡が盛り上がっていて、この状態がなかなか改善されないと感じることがあります。
しかし、口元はどれほど安静にしていたとしても動かす場所であるため、他のパーツと比較した場合では、傷口の治癒スピードが遅いという特徴があるのです。
盛り上がっている傷跡は数か月間で快方に向かいますので、まずは焦らず、傷口の回復を待つことが大切です。
当院ではこの症例のように傷跡が残らないように丁寧に手術をしています。

ダウンタイムが長すぎる

口角挙上のダウンタイムはおよそ2週間ですが、目立った腫れや内出血が治まったとしても、しばらくの間はむくみが出ることもあります。
こうなると、思っていたよりもダウンタイムが長いと感じ、デメリットだと感じることがあります。
なお、口角挙上では、術後3~6カ月後に完成形となりますので、この点もまた、デメリットだと感じる方がいます。

口角挙上のデメリットを軽減させるには?対策をご紹介

口角挙上の手術を20代の女性にしている医師

口角挙上のデメリットを少しでも軽減させたいなら、以下の点に注意を払ってください。

経験値と技術力が高い医師を選ぶ

ご紹介してきた通り、口角挙上は3種類あり、お客様によって適切な種類が異なります。
そして、ここで大事なのは、経験値と技術力が高い医師でないと、その見極めが難しいということです。
口角挙上で感じやすいデメリットとしてよく聞かれるのは、「左右差が目立つ」「効果をあまり実感できない」といった声です。
このようなトラブルは、技術力が不足していたり、デザインセンスがない医師が担当したりすることで起こると考えられます。
さらに、他の手術や施術との併用が必要か否かについても、経験値と技術力が高い医師でないと判断が難しい場合があります。
そのような理由から、口角挙上を受けるのなら、経験値と技術力が高い医師を選ぶことが何よりも大切です。

口角挙上の種類や特徴を理解しておく

今回は、3種類の口角挙上の方法やメリット・デメリットについてご紹介してきました。
これら3種類の方法は、得られる効果だけでなく、ダウンタイムにも差が生じます。
また、それぞれに向き・不向きがありますので、まずは3種類の口角挙上の特徴を理解した上で、カウンセリングに臨んでください。
それにより、お客様に合った方法がどれなのか、また、その方法でどのような効果を得られるのかについての見当をつけやすくなります。
さらに、カウンセリング時にご自身が希望する方法を医師に伝えやすくなりますので、スムーズにカウンセリングを受けられるでしょう。

ダウンタイムについての理解を深めておく

口角挙上のダウンタイム表

口角挙上後2~3日目には、腫れや内出血がピークを迎え、その後2週間前後かけて、少しずつ快方へと向かいます。
しかし、この期間はあくまでも平均的な期間であって、お客様の体質や年齢によっては、ダウンタイムが長引く可能性があります。
ダウンタイム期間は、切開法、口腔内法、ボトックス注射の順で長いという特徴がありますので、この点についてはあらかじめ頭に入れておいてください。
また、口角挙上と別の手術や施術を併用する場合では、ダウンタイムがやや長くなる可能性がありますので、こちらも知識として知っておいてくださいね。

口角挙上の整形ならeクリニックへ

金沢院の外観

口角挙上の整形の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
名医に出会うためにはeクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。
eクリニックには、口元の整形を得意とする医師が大勢在籍しており、口角挙上についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。傷跡が目立たないように手術を行っています。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてくださいね。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶口角挙上

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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