鼻尖形成の読み方は?ネーミングの由来や概要もあわせてご紹介

保存軟骨を使用した鼻尖形成の症例 (4)
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

美容整形手術にはあらゆる種類があり、その中には漢字の読み方が難しくてわかりにくい術式もあります。また、漢字からは施術や手術のイメージが湧かず、なぜそのネーミングになったのか気になる術式もあるでしょう。
こちらのコラムでは、読み方が難しい美容整形手術の中から「鼻尖形成」をピックアップして、漢字の読み方やネーミングの由来をご紹介しています。
また、手術の内容についても触れていますので、美容整形を受けたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

▶▶鼻尖形成手術

目次

「鼻尖形成」の漢字の読み方は?ネーミングの由来もご紹介

鼻尖形成の斜めから見た症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

「鼻尖形成」は、「びせんけいせい」と読みます。
といわれても、どうしてその漢字が使われているか気になりますよね?
それでは、「鼻尖形成」に使われている漢字の意味や、ネーミングの由来についてご紹介しましょう。

「鼻尖形成」に使われている漢字の意味

鼻尖には鼻という漢字が使われていますので、鼻に関する施術または手術であると推測できます。
鼻尖の2文字を分解すると、「はな」と「とがる」という意味になりますので、鼻が尖っている部分=鼻先の最も高い部分ということになります。
鼻尖の高さや形はもともとの骨格によって決まり、欧米人の場合は、鼻尖を含めた鼻全体がシュッと細く高い印象を受けることが多いですよね?
一方、日本人を含むアジア圏内で暮らす方からは、欧米人よりも鼻尖が低いという印象を受けます。
こればかりは骨格の問題ですのでどうしようもありませんが、鼻尖の形を変える手術=鼻尖形成を受けてしまえば、もともと鼻尖が小さく低い日本人でも、欧米人のように整った鼻尖を手に入れることができるのです。
また、鼻尖形成は他の手術との併用も可能で、併用によってより理想に近い鼻を目指すことが可能です。
以下では、鼻尖形成との併用が可能な手術の種類をご紹介していますので、ぜひチェックしておいてくださいね。

「鼻尖形成」のネーミング由来

鼻尖は鼻先を意味し、形成は形をつくるという意味がありますので、鼻尖形成には「手術で理想的な鼻先を形成する」という意味があることがわかります。
なお、鼻尖形成は鼻先のみに手を加える手術で、万能な鼻整形ではありません。
この点を知らずに手術を受けてしまうと、イメージ違いまたは大きな変化が見られず、がっかりすることにもなりかねません。
そしてそうならないためには、鼻尖形成でできることとできないことの理解や、得られる効果についてしっかりと理解しておくことが大切なのです。

▶▶鼻尖形成手術

「鼻尖形成」ってどんな手術?

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻尖形成とは、手術で鼻先に加工を施すことで、鼻先を細く整えることができる手術です。
この手術では、鼻先を形成する「鼻翼軟骨」を中央に引き寄せて固定することで、細く整った鼻先を実現できますが、実は、鼻尖形成にはできることとできないことがあるのです。
そして、できないことに関しては他の手術との併用で実現できる場合がありますが、その際に見逃してはいけない注意事項もあります。
上記でも触れましたが、鼻尖形成は万能な鼻整形ではありませんので、特にできないことについては、しっかりと把握しておかなくてはなりません。
こちらの章では、鼻尖形成でできることとできないこと、鼻尖形成との併用が可能な手術、鼻尖形成の注意点についてご紹介しています。

「鼻尖形成」でできること・できないこと

鼻尖形成は、鼻翼軟骨に手を加えるだけの手術ですので、得られる効果は限られ、場合によっては鼻尖形成だけでは思うような効果を得られないこともあります。
それでは、鼻尖形成でできることと、鼻尖形成のみではできないことについてお伝えしていきます。

「鼻尖形成」でできること

鼻尖形成でできることは以下の通りです。

  • 鼻先を細く整える
  • 団子鼻の改善
  • 鼻の穴を縦長に整える

鼻尖形成自体は、鼻翼軟骨を中央に引き寄せて固定する手術ですので、左右に広がった鼻翼軟骨を中央に引き寄せることで鼻先が引き締まり、細く整えることができます。
また、日本人に多いとされるのが、鼻先に脂肪が溜まった状態の団子鼻ですが、鼻尖形成では鼻先の脂肪除去を同時に行うことが可能ですので、団子鼻の改善も実現できます。
さらに、鼻翼軟骨を中央に引き寄せることで鼻の穴にも良い影響が及び、横広がりの状態から縦長へと変化させることも可能です。

「鼻尖形成」だけではできないこと

鼻先を細く整えるだけで、鼻の印象はかなり変わります。
しかし、鼻先のみを整える鼻尖形成1種類の手術だけではできないこともあるのです。

  • 鼻先に高さを出す
  • 鼻筋に高さを出す
  • 鼻先の向きを変える
  • 鼻翼(小鼻)を小さく整える

まず、鼻尖形成は鼻翼軟骨を中央に引き寄せる手術のため、鼻先の形をシャープに整えることができます。しかし、鼻翼軟骨が中央部分で形よくまとまったとしても、それだけで鼻先に高さが出るわけではありません。
これは鼻筋も同様で、鼻尖形成では鼻筋には一切手を加えませんので、鼻先に高さを出すこともできません。
さらに、鼻尖形成だけでは鼻先の向きを調節したり鼻翼を小さくしたりすることもできず、これらをご希望なら別の手術を併用する必要があります。
鼻尖形成は、あくまでも鼻先部分を整えるための手術であって、多くの効果は望めません。
鼻尖形成を受けたいとお考えなら、まずはこの点についての理解を深めておきましょう。

▶▶鼻尖形成手術

「鼻尖形成」と併用できる手術について

鼻尖形成は鼻先の雰囲気に変化を持たせられる優れた手術ですが、万能ではないため、さらに理想的な鼻を目指したいのなら、鼻尖形成と他の手術を併用する方法で検討すると良いでしょう。
鼻尖形成と併用が可能な手術には以下の種類があります。

軟骨移植

鼻の耳の軟骨移植の症例 (1)
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻尖形成で引き寄せた鼻翼軟骨の上から、お客様から採取した軟骨を移植する方法です。
軟骨移植を行うことで、鼻先に高さを出すことができますので、鼻尖形成だけでは大きな変化が見られないという診断を受けた方におすすめできる手術です。
また、お客様ご自身から採取した軟骨を移植するという性質上、異物反応などが起こりにくいというメリットがあります。
ただし、軟骨移植だけでははっきりとした効果を実感しにくいと医師が判断した場合は、以下でご紹介する鼻中隔延長術もあわせて行われることがあります。

▶▶軟骨移植

鼻プロテーゼ

プロテーゼの症例写真
考えられるリスク・副作用
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なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻プロテーゼは、鼻筋にプロテーゼを挿入することで、細く高い鼻筋を実現できる手術です。
鼻プロテーゼにはL字型とI字型がありますが、L字型は鼻先にかかるテンションが大きいため、当院ではI字型プロテーゼのみを使用しております。
また、鼻プロテーゼは既製品をそのまま挿入するのではなく、お客様に合った形に加工したのちに挿入しますので、自然な仕上がりを期待できるというメリットがあります。
鼻プロテーゼは、鼻筋の高さを大幅に変えたい方におすすめできる手術です。

▶▶プロテーゼ

鼻翼縮小術

鼻翼(小鼻)部分が左右に張り出している鼻は、「あぐら鼻」「ニンニク鼻」などと呼ばれることがあり、鼻自体の存在感が大きいという印象を持たれることが多いです。
しかし、鼻翼縮小で小鼻部分の余分な組織を切除してしまえば、存在感がなく上品な雰囲気の鼻を目指せます。
また、小鼻の幅が狭くなることで、鼻尖形成で整えた鼻先の美しさが際立って見えるという効果も生まれます。

▶▶鼻翼縮小術

鼻中隔延長術

保存軟骨を使用した鼻中隔延長の症例 (5)
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻中隔とは、鼻の穴を仕切る軟骨の壁で、この部分に軟骨を移植して長さを出す手術を鼻中隔延長術といいます。
鼻中隔は鼻全体を支える大切な役割を持っていますが、日本人はこの部分の造りが小さい方が多く、そのような方はどうしても鼻先が低くなってしまいます。
そして、このようなときに役立つのが鼻尖形成+軟骨移植ですが、鼻中隔がしっかりしていないと、移植した軟骨が安定しにくく、高さも出にくいのです。
そこで役立つのが、鼻中隔延長です。
なお、鼻中隔延長では鼻先の向きを下向きに変えることもできますので、鼻の穴が正面から見えるなどでお困りの方にもおすすめの手術だといえるでしょう。
ただし、鼻中隔軟骨がしっかりしている方の場合は、鼻尖形成+軟骨移植で十分な効果を実感できる方も存在し、この場合には鼻中隔延長術は必要ありません。

▶▶鼻中隔延長手術

鼻柱下降術

鼻柱下降の症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻柱とは、鼻の穴を仕切る壁の先端部分をいい、この部分が奥に引っ込んでいると、横から見たときに鼻柱が小鼻に埋もれた形になります。
しかし、鼻柱部分に軟骨を移植して厚みを持たせれば、小鼻に埋もれない鼻柱が実現し、横顔のバランスを整えることができるのです。
なお、鼻柱下降術でも鼻先を下向きに変えることは可能ですが、よりしっかりと向きを変えたい場合には、鼻中隔延長術をご案内させていただくことがあります。

▶▶鼻柱下降術

「鼻尖形成」のダウンタイム

鼻尖形成のダウンタイム表

鼻尖形成自体は切開する部分が少ないため、傷跡が残りにくい手術です。
とはいえ、手術である以上ダウンタイムがあるということは頭に入れておかなくてはなりません。
特に、鼻尖形成と他の手術を併用する場合では、ダウンタイムがさらに長くなる可能性がありますので、余裕を持ったスケジュールを立てておく必要があります。
なお、ダウンタイム期間については手術内容やお客様の体質などによって差が生じますが、およそ2週間程度のダウンタイムはみておく必要があるでしょう。

「鼻尖形成」がおすすめなのはこんな方

鼻尖形成の斜めから見た症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻尖形成は、以下に該当する方におすすめです。

  • 団子鼻を解消したい方
  • 鼻先を細く整えたい方
  • 鼻の穴を縦長に整えたい方
  • 鼻尖形成+αの手術で理想の鼻を手に入れたい方

鼻尖形成ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

鼻尖形成は万能な手術ではなく、できることが限られます。そのため、思い描いていた鼻を形成できない可能性もあるのです。そのため、鼻尖形成だけとか鼻中隔延長だけとかではなく、鼻整形の術式を組み合わせて、その術式の中でも色々な工夫を凝らして手術をすることが大切です。
今回は、鼻尖形成との併用が可能な手術についてもご紹介しましたので、いずれかの手術との併用になる可能性も視野に入れた上で、鼻尖形成の手術を検討すると良いでしょう。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶鼻尖形成手術

▶▶鼻中隔延長手術

▶▶軟骨移植

▶▶鼻柱下降術

▶▶鼻翼縮小術

▶▶プロテーゼ

このページの監修医師

円戸望

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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