貴族手術をすると笑えない?手術後に起こりうる症状と対策を解説

埋没法を検討している40代の女性

貴族手術は、ほうれい線の改善や口の突出感の解消に効果が期待できる美容整形手術です。顔の平坦さをカバーし、立体感を引き出せるのが魅力の手術ですが、術後は笑いづらくなる、表情が不自然になることも。今回は、そんな貴族手術の術後の症状について詳しくご紹介していきます。表情の不自然さとは具体的にどんな症状なのか、どのくらい症状が続くのかについての他、起こりうる症状と対策もわかりやすくお伝えします。

貴族手術に興味がある方、貴族手術を検討されている方は是非参考にしてみてくださいね。

貴族手術を受けると笑えない?

貴族手術を受けると笑顔が作りにくくなるなど表情には影響はあるのでしょうか。

飯田秀夫医師

術後に腫れや違和感がある場合がありますが、これは一時的なものです。
特に脂肪注入やプロテーゼの手術後は、最初は腫れや圧迫感を感じることがあります。しかし、時間が経つと腫れが引き、自然な状態に戻ります。
もし笑顔に違和感が出る場合は、術後の経過を見守ることが大切です。1ヶ月程度で腫れはだいたい引き、表情筋も自然に動くようになります。もし術後2〜3ヶ月経っても違和感が続くようであれば、担当医に相談してください。

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飯田秀夫医師

今回のコラムでは術後に起こる症状や対策をご紹介しています。検討している方はぜひご覧ください。

術後は表情が不自然になる

鼻翼基部は唇を持ち上げる筋肉がある部位です。唇の動きは表情と直結するため、貴族手術を受けた後すぐは表情を作りにくく感じます。

特に笑顔は口角と唇を上げることで作ることができる表情です。手術後に笑顔が不自然になるのはよく見られる症状です。貴族手術を受けると特に上唇が上がりにくくなるため、歯を見せて笑った時に違和感があります。微笑む程度なら周りから見ても不自然さはないでしょう。

違和感はどれくらい続く?

笑えないなどの表情の不自然さは手術後から1週間までがピークです。そこから徐々に挿入物が馴染み、不自然さや違和感が解消されていきます。挿入物の種類にもよりますが、手術から1ヶ月から2ヶ月で自然に笑えるようになります。ただし個人差があります。

貴族手術は口の中、もしくは鼻の中を切開するため顔には傷は残りません。そのため笑顔が多少不自然でも整形したことは周りにはバレづらいです。気になる方はマスクなどでカバーすると良いでしょう。

結婚式などの重要なイベントを控えている方は、余裕を持ったスケジュールで手術を受けることをおすすめします。

▶▶【貴族手術で後悔】ブログでよく見る失敗事例を医師が徹底解説

その他の貴族手術の術後の症状

貴族手術を受けた後、笑いにくくなるほかにはどんな症状が出るのでしょうか。手術後に起こりうる症状は以下の通りです。

  • 腫れ
  • むくみ
  • 内出血
  • だるさ
  • 熱感
  • 頭痛
  • 痒み
  • 発熱

腫れやむくみは1週間程度ピークで、その後徐々に症状が落ち着き2~3週間で目立たなくなります。

だるさや熱感、頭痛、痒み、発熱は稀に起きることがある副作用です。あまりに長く続く場合は感染症も考えられるので、おかしいなと感じたらクリニックに相談するようにしましょう。

腫れ、むくみが出ている間は小鼻に厚みが出たり、左右差を感じることがあります。思ったような効果を実感できない場合がありますが、腫れやむくみが完全に引くまで焦らずに待ちましょう。

また、切開した部分は最初は赤みと腫れが目立ち、徐々に白っぽい線へと変化していきます。傷が治る過程で一時的に肌が硬くなりますが、それも時間とともに徐々に改善されてきます。口の中を切開した場合は粘膜のため治りが早いですが、鼻の中を切開した場合は鼻に違和感を感じることも。鼻をかむときなど刺激を与えすぎないように気をつけてください。

症状を悪化させないために

腫れやむくみは血流を促進することで治りが遅くなります。患部をあたためると内出血が治りにくくなる可能性もあるので、長時間の入浴やサウナ、激しい運動は術後1週間は控えてください。また、飲酒や喫煙も手術後1週間は中止、その後も腫れやむくみが完全に引くまではできるだけ控えるのがベターです。

貴族手術とは

貴族手術の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱などを生じることがあります。
治療部位に熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。

貴族手術とは鼻翼基部と呼ばれる、小鼻の付け根の凹みにボリュームを足す美容整形手術です。鼻翼基底部がふっくらとすることでほうれい線が目立ちにくくなったり、顔に立体感を出すことができます。

他の鼻や口元の美容整形と同時に行われることが多く、顔全体のバランスを整えるのにも効果的な手術とされています。

「貴族手術」は貴族のような上品な口元になれることから名付けられたもので、韓国で広まった呼び方です。日本では鼻翼基部形成や鼻翼基部プロテーゼ・脂肪注入といった呼び方をすることも多いです。

貴族手術の種類

貴族手術は鼻翼基部にプロテーゼや自家組織などを挿入し、凹みを改善していきます。貴族手術で使われる挿入物は以下の通りです。

  • プロテーゼ
  • 人工真皮
  • ヒアルロン酸
  • 脂肪注入
  • 耳介軟骨
  • 肋軟骨

それぞれの特徴についてご紹介します。

プロテーゼ

医療用のプロテーゼを挿入しボリュームを出します。大きさや形を自由に変えることができるため、しっかりと効果を出したい、大きな変化が欲しいという方に人気があります。

たまにズレてしまうのがデメリットですが、修正が簡単で、プロテーゼを取り除くことですぐに元の状態に戻すこともできます。

人工真皮

人工真皮はコラーゲンをシリコンで包んで作られた医療材料です。人間の真皮層の働きをサポートし、1ヶ月ほどすると自家組織に置き換わります。挿入時は異物ではあるものの、最終的には自身の体の一部となるのが特徴です。ナチュラルさが魅力で、ナチュラルな変化を求める方におすすめな方法です。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は注射のみで施術が完了するのが大きな魅力です。しっかり変化を出したい時は硬い質感のボリューマというヒアルロン酸を、自然な変化を求める場合は柔らかい質感のボリフトというヒアルロン酸を使用します。

ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果を持続させる場合は定期的な注入が必要となります。

脂肪注入

自分の体から脂肪を採取し、鼻翼基部に挿入する方法です。脂肪のため仕上がりや触り心地が自然なのが魅力で、違和感の少ない手術法です。ただ、他の部位の脂肪移植と比べるとほうれい線は動きの多い部位になるため定着しにくいのがデメリットです。他の手術で脂肪移植する場合などに用いられる方法となります。

耳介軟骨

耳から軟骨を採取し、鼻翼基部に挿入する方法です。耳から取れる軟骨は量が少ないため少しの変化で構わない方に向いている手術方法です。こちらは耳と鼻翼基部の2箇所を切開しなければならないのがデメリットとなります。

肋軟骨

もう一つ、軟骨を移植するとすれば肋骨から採取する方法があります。肋軟骨は量が多く、大きさも大きいのが特徴です。硬さもあり、しっかり変化させることができます。ただ、貴族手術のためだけに胸を切開するのはあまり現実的ではありません。鼻中隔延長術などで肋軟骨を移植する場合など、他の手術で肋軟骨を使う場合に用いられる手術方法です。

貴族手術の効果

貴族手術の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱などを生じることがあります。
治療部位に熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。

貴族手術を受けることで期待できる効果は以下の通りです。

  • 鼻翼の横の凹みを解消する
  • ほうれい線を目立ちにくくする
  • 上品で柔らかな印象の顔になる
  • 顔に立体感がでる
  • 小鼻の埋もれを改善する

上記でもご紹介したとおり、貴族手術は鼻翼基部の凹みを解消する美容整形手術です。鼻翼基部にボリュームが出ることで、ほうれい線が目立ちにくくなったり、顔に立体感ができます。ふっくらとした口元は上品で柔らかな印象をもたらします。疲れ顔や老け顔をカバーし若々しい雰囲気を演出できます。ほうれい線を改善する治療はヒアルロン酸注入、レーザーなどいくつか種類がありますが、鼻翼基部の凹みが原因である場合はそういった治療方法ではあまり大きな効果が得られません。他のほうれい線治療で変化が感じられなかったという方は鼻翼基部の凹みに注目してみてください。

また、貴族手術は口の突出感、いわゆる”口ゴボ”の改善にも効果が期待できます。口元のバランスが気になるという方は貴族手術を受けることで、比率や高さを整えることができますよ。

eクリニックは
医師がお一人ずつ丁寧に対応します

eクリニックでは「美容整形」をもっと気軽にできるよう【高品質・低価格】を目指しています。 全国トップクラスの円戸医師や飯田医師が監修し、少数精鋭で施術を行っているからこそ実現できる「質」と「価格」です。
まずは無料の医師カウンセリングでのご相談お待ちしています。

貴族手術のリスク

貴族手術をしているところ

美容整形手術には必ずリスクが伴います。手術の効果やメリットだけでなく、リスクも知った上で手術を受けるようにしましょう。

貴族手術のリスクとして挙げられるのは以下のような点です。

  • 感染
  • 出血
  • 麻酔
  • 感覚の変化

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

感染

手術部位に細菌が侵入すると感染が発生し、腫れ、痛み、発熱などの症状を引き起こします。重篤な場合、抗生物質やさらなる治療が必要になることもあります。

貴族手術でもし感染が起こった場合は、まずは内服薬や抗生剤点滴の投与を行い様子を診ます。その後、必要に応じてもう一度傷を開けて、膿を出すなどの処置を行う場合もあります。状態を診たうえで医師が判断します。

出血

手術中または手術後に出血が起こることがあります。小さな出血は自然に止まることが多いですが、大量に出血した場合は追加の治療が必要となることもあります。

大量な出血は体の免疫力を下げてしまい、合併症や感染症を引き起こしやすくなります。

麻酔

麻酔から覚めるときに吐き気やめまいなどの一時的な副作用が出る場合があります。また、麻酔にアレルギーがあると重篤な場合、呼吸障害が出ることも。他の手術で麻酔を使ってなんらかの副作用が出たことがある方は事前に相談するようにしましょう。

感覚の変化

手術部位の感覚が変わることがあります。多くの場合、これは一時的で時間とともに改善しますが、稀に永続的な問題になることもあります。

リスクを最小限にするために

こういったリスクは手術をする環境、医師の技術力、そして手術後のセルフケアが大きく影響します。

クリニックを選ぶ際は、医師の経歴や実際の手術の症例があるのかなどを細かくチェックしておきましょう。カウンセリングを受ける際は、貴族手術の効果やメリットだけでなくリスクについてもしっかり説明を受けます。服用中の薬、持病、アレルギーがある場合は事前に伝えておきましょう。感染対策についても説明を受けるのがベターです。

手術を受けたあとは医師や看護師の説明をよく聞き、できるだけ安静に過ごします。貴族手術のダウンタイムは1~2週間で、この期間は体力を使う仕事は避けてください。挿入物の種類によっては抜糸が必要なこともあります。その後、経過観察もあるので気になることがあればその都度相談するようにしましょう。

貴族手術ならeクリニックへ

eクリニック金沢院の内装

貴族手術で迷ったらeクリニックにお越しください。貴族手術の先進国である韓国にも院長自ら足を運び手術の手技の情報交換を行っています。
当院の貴族手術では主にプロテーゼ、軟骨、人工真皮が適応となります。
中でも人工真皮は自然な仕上がりにすることが可能です。人工真皮は皮膚に傷を作らず口の中から挿入しています。
人工真皮は鼻翼基部に挿入後、1〜3ヶ月して自家組織に置き換わ、その間に2〜3割吸収されますが、大部分は残り効果は持続します。手術後に除去する事も可能です。
人工真皮は保健医療でも使用され、国内でも認可が降りている素材で、安全性の高さでも知られています。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。


このページの監修医師

eクリニックグループ統括院長
円戸 望

美容外科医師の飯田秀夫

eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫

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