埋没法で形成した二重ラインは30年後まで維持できる?

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法による二重形成には、皮膚を切開しないため、ダウンタイムが短いというメリットがあります。そのため、埋没法による二重形成を希望する方は年々増加しているという印象です。では、埋没法で形成した二重ラインは、30年後でも形状を維持できるのでしょうか。
こちらのコラムでは、埋没法の方法や効果の持続期間、埋没法が取れるサイン、形状を長く維持するための対策をご紹介しています。

▶▶埋没法

目次

埋没法で形成した二重ラインは30年後まで維持できるの?

埋没法を受けるからには、美しい二重の形状をできる限り長く維持したいと考えるでしょう。
では、埋没法で形成した二重ラインは30年後まで維持できるのでしょうか。
それでは、埋没法の方法や効果、埋没法の仕組みから見る効果の持続期間からご紹介していきます。

埋没法の種類について

以前では、埋没法というと決まりきった施術しかありませんでしたが、美容整形の進化とともに、現在では5種類の方法で埋没法を受けることができるようになっています。
それではまず、5種類の埋没方法から見ていきましょう。

2点留め、3点留め、4点留め

2点留めの図解
3点留めの図解
4点留めの図解

まぶたの裏から医療用糸を通して、2カ所で留める方法を2点留め、3カ所で留める方法を3点留め、4カ所で留める方法を4点留めといいます。
以前は2点留めもしくは3点留めがオーソドックスな埋没法とされていましたが、二重ラインの取れにくさに配慮するという意味で、現在では4点留めを勧めるクリニックが増えています。
ただし、この方法はデザインの自由度が低く、希望通りの二重ラインを形成できないことがあります。

フォーエバークロス法

フォーエバークロス法の図解

2本の糸を絡ませるようにして埋没部分を形成する方法で、点で留める方法よりも二重ラインの持続効果が長いという特徴があります。
また、この方法による埋没法では、末広型や平行型など、デザインの自由度が高いという特徴もあります。

クイックループ法、クイックループダブル法

クイックループ法の図解.

点で留める方法では、まぶたの裏の皮膚側で糸を結ぶ方法で、表面から結び目がわかってしまうことがあるという欠点がありました。
一方、クイックループ法やクイックループダブル法では、粘膜側で糸を結ぶため、表面に響きにくく、二重ラインが長持ちしやすいという特徴があります。
この方法は経結膜的埋没法とも呼ばれ、デザイン自由度が高く、二重ラインが長持ちしやすいという特徴もあります。

特殊6点裏留め

特殊6点留めの図解

クイックループ法、クイックループダブル法の応用系ともいえるのが特殊6点裏留めで、この方法では留める点を増やすことで、より二重ラインが長持ちしやすいという特徴があります。
この方法による埋没法では、術後に見られる腫れなどの症状が軽いことから、ダウンタイム用として1週間程度のお休みをとれない方にもおすすめです。
特殊裏6点留めは、点で留める二重形成の弱点をカバーした方法で、しかもダウンタイムの症状が軽いというメリットがありますので、おすすめ度が高い埋没法だといえるでしょう。

自然癒着法

自然癒着法の図解

自然癒着法は近年注目を集めている埋没法で、皮膚と眼瞼挙筋の間に微罪な穴を開けて、皮膚と筋肉を癒着させることで二重ラインを形成する方法です。
この方法による埋没法は、自然な仕上がりが特徴で、バレにくい二重形成をお望みの方には特におすすめです。
また、皮膚と筋肉を癒着させることから、仮に糸が外れてしまったとしても、二重ラインが残りやすいという特徴もあります。
そういった意味では、埋没法の中では最もおすすめできる方法だといえます。
二重ラインをできるだけ長持ちさせたいとお考えなら、この方法での埋没法で施術を受けたい旨を医師に相談してみると良いでしょう。

埋没法の仕組みから見る「効果の持続期間」

埋没法の症例写真
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法による二重形成は年々進化を続け、現在では長期に渡って効果が持続する埋没法も登場してきています。
では、いずれかの方法で30年後も二重ラインを維持することは可能なのでしょうか?
結論をお話ししますと、年齢を重ねると自然現象として顔が変わりますし、30年後も施術を受けた直後と同様の効果を維持することは難しいと考えておく必要があります。

埋没法を受けた目の形状は変化する

30年後というと、埋没法を受けたときの年齢に30歳をプラスするということですので、皮膚や筋肉の形状には経年による変化が見られます。
そしてそれに伴い、まぶたがたるむなどの変化が起こると、30年前に受けた埋没法で形成した二重ラインにも、変化が見られる可能性があるのです。

効果の持続期間が長い埋没法について

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

こちらの記事では、5種類の埋没法をご紹介してきましたが、2点留めと3点留めでは、留める数が少ないため、二重ラインが長持ちしにくいという特徴があります。
また、4カ所留めでは、留める数が増える分、二重ラインが長持ちしやすいという特徴があります。
また、しっかりとした二重ラインを形成でき、効果の持続期間が長いという点で考えるなら、フォーエバークロス法、クイックループ法、クイックループダブル法、特殊6点裏留め、自然癒着法もおすすめできるでしょう。
しかし、いずれの方法であっても、30年間同じ形状を維持できるとは限りませんので、この点については知識として知っておく必要があります。

糸が緩んだ?埋没法が取れるサイン取れやすい方の特徴

同じ方法で埋没法を受けたとしても、取れやすい方とそうでない方がいます。
ではなぜ、そのような差が生まれるのでしょうか。
それでは、埋没法が取れるサインや、埋没法が取れやすい方の特徴についてご紹介していきます。目安として参考にしてください。

埋没法が取れるサイン

埋没法で形成した二重ラインは、ある日突然取れるというよりかは、それ以前に前兆ともいえる現象が起こります。
それでは、起こりやすい3つの現象をご紹介しましょう。

  • 二重のラインが浅くなる、幅が狭くなる
  • 二重のラインが消えることがある
  • 三重まぶたになる

これらの中のいずれかの現象が起こったら、糸が緩んできた、切れたなどの原因が考えられます。
また、これらの現象が起こったら、そのまま放置せずにクリニックで糸の抜去処置を受けてください。
緩んだり切れたりした糸を放置すると、炎症のリスクが高まりますので、そうなる前に処置を受けて、炎症を食い止めることが大切です。


埋没法が取れやすい方には以下の特徴があります。

埋没後に急激に太った

埋没後を受けたのちに急激に太った方は、太ったことで瞼に脂肪が蓄積され、脂肪の圧で糸が緩んだり切れたりすることがあります。

まぶたの脂肪が多い

もともと瞼の脂肪が多い方が埋没法で二重形成をすると、脂肪が少ない方よりも二重ラインが取れやすくなります。

二重の幅を広くとりすぎた

二重の幅を必要以上に広くとりすぎると、糸にかかる負担が大きくなって場合により二重ラインが取れやすくなる場合があります。

目を擦る癖がある

花粉症などで目を擦る癖がある方は、糸にかかる負荷が大きくなるため、緩んだり切れたりしやすくなります。

30年後にも二重のラインをキープしていたい!そんなときには?

埋没法による二重形成では、30年間二重ラインを維持することが困難です。
しかし、対策をしておくことで、30年後とまではいかなくても、長期間二重ラインをキープすることは可能なのです。
それでは、埋没法で形成した二重ラインを長持ちさせるための対策をご紹介しましょう。

取れにくい埋没法で検討する

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法の効果の持続期間については、術式やお客様の年齢、体質などによって差が生じます。
とはいえ、4点留め、フォーエバークロス法、クイックループ法、クイックループダブル法、特殊6点裏留め、自然癒着法で二重形成を受けておけば、長期的な効果を期待できます。
どの方法がお客様に適しているのかについては、実際にカウンセリングを受けてみないことには何ともいえません。
気になる方はひとまずカウンセリングを受けてみて、ご自身に合う埋没法について確認しておくことをおすすめします。

急激な肥満に注意

急激な肥満で瞼に脂肪が付くと、糸が緩んだり切れたりしやすくなりますので、術後の食生活や運動不足には十分に注意してください。
ご自身での体重管理が難しいという方は、クリニックに相談をして指導を受けるというのもひとつの方法です。
クリニックでは、食欲を減らす内服薬や、体内の油分を排出させる内服薬などを処方してもらえますので、ぜひ相談をしてみてくださいね。

埋没法をはじめ、二重整形の実績がある医師に施術を任せる

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目頭切開と組み合わせた埋没法の症例
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埋没法の術直後の症例
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埋没法の1週間後の症例
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大きい目になった埋没法の症例
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自然なインアウトラインを意識した埋没法の症例
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可愛くなった埋没法の症例
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20代の埋没法の症例
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1ヶ月後の平行型の埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

二重整形は、どの種類であっても目の雰囲気を変える手術のため、お客様に合った術式を選ばないと、合わない方法で施術をしたことで、埋没法が取れてしまうことがあります。
こちらの記事では、5種類の埋没法をご紹介してきましたが、どの術式がお客様に合うのかについては医師が判断します。
ところが、二重整形の実績がある医師でないとこの判断が難しく、お客様に合わない方法を勧めてくる可能性があるのです。
そうならないためには、二重整形の実績がある医師を選ぶことが何よりも大切です。

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切開法も視野に入れておく

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

半永久的に二重ラインをキープしたいとお考えなら、切開法も視野に入れておくと良いでしょう。
切開法とは、まぶたの表面を切開する方法ですので、術後しばらくの間は傷跡が残ります。
しかし、切開法は糸で留めるのではなく、組織をしっかりと処理する方法のため、後戻りがなく、半永久的な二重ラインのキープ効果を期待できるのです。
切開法では、埋没法よりもやや長いダウンタイムが必要にはなりますが、しっかりとした二重ラインを形成でき、半永久的な効果を期待できるという意味では、おすすめできる二重整形です。
皮膚を切開することに抵抗がないのなら、埋没法だけにこだわるのではなく、切開法も視野に入れて検討を進めてみてはいかがでしょうか。

埋没法ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

埋没法の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。

埋没法をしてから30年後など美容整形手術を受けた後がき気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。eクリニックには、埋没法を得意とする医師が大勢在籍しており、修正手術についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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