埋没法の種類別の特徴と効果をご紹介

1ヶ月後の平行型の埋没法の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

クッキリ二重にはあこがれるけれど、手術は怖い。そのような方は、埋没法で二重を形成してみてはいかがでしょうか。とはいえ、埋没法にはいくつもの種類があり、得られる効果についても違いがあります。こちらのコラムでは、埋没法の種類と得られる効果、メリット・デメリット、埋没法の注意点をご紹介しています。

▶▶二重埋没法

目次

知っておきたい埋没法の種類別・特徴と効果

埋没法の術直後の症例
【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

以前では、埋没法といえば簡易的な二重形成術という認識を持たれることが多かったという印象です。
しかし現在では、以前の方法に加え、新しい技術を取り入れた埋没法も登場してきており、お客様のご要望に合った種類を選択して施術を受けることができます。
それではまず、5種類の埋没法と、それぞれに得られる効果からご紹介していきます。

2点留め、3点留め、4点留め

2点留めの図解
3点留めの図解
4点留めの図解

2点留めと3点留めは、一般的な埋没法として以前から用いられてきた方法です。
これらの方法は、まぶたの裏側から1本の糸を通し、2点または3点で留めて二重を形成します。
また、4点留めでは、2本の糸をまぶたの裏側から遠して4点で留める方法で、2点留めや3点留めよりもしっかりとした二重を形成できるという特徴があります。
もちろん、2点留めや3点留めでも二重形成効果は得られますが、初めて埋没法を受ける方には、4点留めをおすすめする場合があります。
なお、これらの方法では、希望通りの二重ラインを形成できない可能性があります。

フォーエバークロス法

フォーエバークロス法の図解

2本の糸を絡ませるような形でまぶたの裏側から通すことで、とれにくい二重を形成できる方法です。
また、フォーエバークロス法では、末広型や平行型、末広型と平行型の中間など、思い通りの二重を形成できるというメリットもあります。

クイックループ法・クイックループダブル法

クイックループ法の図解.

上記でご紹介した二重形成では、まぶたの裏から通した糸を皮膚側に埋める方法ですが、クイックループ法とクイックループダブル法では、まぶたの裏側に埋めるという違いがあります。
クイックループ法とクイックループダブル法は経結膜的埋没法とも呼ばれ、クイックループ法では1本の糸で2点留め、クイックループダブル法では2本の糸で4点留めとなります。
これらの方法は、より自然な二重を形成したいという方には特におすすめです。
また、ダウンタイムが比較的短いため、1週間以上のお休みをとれない方にもおすすめできるでしょう。

特殊6点裏留め

特殊6点留めの図解

特殊6点裏留めはクイックループダブル法の応用ともいえる方法で、留める点を6点に増やすことで、よりとれにくい二重を形成できる方法です。
また、ダウンタイムも比較的短いため、1週間以上のお休みをとれないかたにもおすすめです。

自然癒着法

自然癒着法の図解

自然癒着法とは、皮膚と上眼瞼挙筋の間に微細な穴を開けて、自然に癒着させることで二重を形成する方法です。
つまり、糸で固定する方法とは異なる埋没法だということで、ご紹介してきた中では、最もバレにくい方法とされています。
2点留めや3点留めで二重のラインが薄くなってきたという方にもおすすめの方法だといえます。

埋没法のメリット・デメリット

埋没法には見逃せないメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。
それでは、埋没法のメリット・デメリットについてご紹介しましょう。

メリット

埋没法には以下のメリットがあります。

皮膚を切開しない

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法のいちばんのメリット、それは皮膚を切開することなく二重を形成できるという点にあります。
皮膚を切開する二重形成は切開法と呼ばれ、埋没法よりもデザインの自由度が高く、半永久的な効果を期待できるというメリットがあります。
しかしその一方で、表面の皮膚を切開するため、ダウンタイム期間中には強い症状が現れやすく、ダウンタイム期間も埋没法より長いというデメリットもあるのです。
そして、これらのデメリットなしに二重を形成できるのが埋没法です。

切開法よりも費用が安価

【リスク・副作用】腫れ、内出血、むくみ、傷跡、痛み。※これらの症状がなるべく出ないように配慮して手術を行います。

埋没法は切開法よりも安価な費用で施術を受けられるというメリットがあります。
また、施術時間が切開法よりも短いという点も、埋没法ならではのメリットだといえるでしょう。

デメリット

デメリットのイメージ

皮膚を切開しない、費用が安価と聞くと、今すぐにでも埋没法を受けたいと感じるかもしれません。
しかし、埋没法にはデメリットもありますので、カウンセリングを受ける前には、どのようなデメリットがあるのかを知っておくことも大切です。

向き・不向きがある

埋没法はまぶたの脂肪が比較的少なく、なおかつ皮膚のたるみが少ない方に向いている施術です。
それは、まぶたの脂肪が多いと、脂肪の圧に糸が負けてしまい、緩んだり切れたりするリスクがあるからです。
また、たるみが多い方の場合では、糸で瞼の皮膚を奥に引っ込めたとしても、皮膚が垂れ下がってきて理想通りの二重にならないことがあります。
このように、埋没法は向き・不向きがある施術ですので、誰にでも向いている施術ではないということを知っておきましょう。

方法によっては後戻りする可能性

糸で留める方法の埋没法では、経年で後戻りする可能性があります。
特に2点留め、3点留めではその傾向が強いですので、後戻りがない方法での二重整形を受けたいのなら、切開法による二重形成のほうがおすすめできる場合があります。ただ、当院はできるだけ後戻りしないように丁寧に埋没法の手術を行っています。

結んだ点が浮き上がって見えるリスク

2点留め、3点留め、4点留めでは、皮膚側に糸結び目がきますので、目を閉じた際に結び目が浮き上がって見えることがあります。結び目が気になる方の場合、裏留めの方法をお勧めしています。

埋没法の注意点

埋没法の注意点を説明している看護師

埋没法はお手軽に受けられる施術ではありますが、実際に施術を受けるに当たっては、守らなくてはならない注意点もあります。

種類によって効果の持続期間が異なる

埋没法は、種類によって効果の持続期間が異なります。
また、お客様の年齢や体質、まぶたの脂肪の厚みなどによって効果の持続期間に差が生じることもあります。
いずれの場合でも、埋没法は切開法とはことなり、いつかは取れる可能性がゼロではない事を視野に入れておく必要があります。埋没法でも術式によっては長期間取れない方法もあります。

イメージ通りの仕上がりにならないことがある

埋没法には向き・不向きがあるという話をしましたが、向いていない方が施術を受けた場合では、イメージ通りの仕上がりにならないことがあります。埋没法ではイメージに近づけない可能性があるお客様の場合、全切開や目頭切開と組み合わせる等の術式をご案内する場合があります。

ダウンタイムがある

埋没法のダウンタイム表

埋没法は切開法よりもダウンタイムが短いという特徴がありますが、それでも1週間程度のダウンタイムはあります。
1週間以上のお休みを摂りにくいという方は、フォーエバークロス法、クイックループ法またはクイックループダブル法、特殊6点裏留め、自然癒着法のいずれかを選ぶと良いでしょう。
また、ダウンタイム期間中には以下の点に注意してください。

患部に触れない

外側から糸が見えない状態で腫れや内出血が少なくても、患部の組織がダメージを負っていることには変わりありません。
そして、ダウンタイム期間中に患部を押す、擦るなどをしてしまうと、糸が外れたり切れたりするリスクが高まります。
そしてそうならないためには、ダウンタイム期間中には、むやみに患部に触れないよう、注意する必要があります。

入浴・運動・飲酒を控える

入浴している女性

入浴や運動、飲酒は血液循環を促す行動のため、患部が回復に向かうダウンタイム期間中には控えるようにしましょう。
ダウンタイム期間中にこれらの行動をとると、患部の治癒スピードを鈍らせることがありますので、十分に注意してください。

患部を濡らさない

患部を濡らしてしまうと、傷口の治癒スピードが鈍ることがあります。
特に洗顔時は目に水が入りやすいので、注意深く洗顔することが大切です。

コンタクトレンズの使用を控える

コンタクトレンズを指につけている所

術後48時間が経過すれば、コンタクトレンズを使用できます。
ただし、目の中に違和感がある、感染症の疑いがあるなどの場合では、自己判断で使用するのではなく、医師の指示を仰いでください。

埋没法がおすすめなのはこんな方

埋没法は以下に該当する方におすすめです。
ただし、埋没法には向き・不向きがありますので、おすすめする内容については、向いている方に当てはまるものとしてお考えください。

皮膚を切開したくない方

長期的な二重効果を得たいという方には切開法のほうがおすすめできる場合がありますが、切開法は皮膚を切開しますので、しばらくの間は傷跡が残る可能性があります。
一方、埋没法では皮膚を切開しませんので、切開手術が怖い、傷跡が心配などの方におすすめです。

ダウンタイムが短い二重整形を受けたい方

埋没法のダウンタイムは1週間程度、長くても2週間程度で終了しますので、ダウンタイムが短い二重整形を受けたい方におすすめです。
なお、ダウンタイム期間については個人差がありますので、1週間もしくは2週間という期間は、あくまでも目安として捉えておいてください。

二重整形の費用を抑えたい方

美容外科でお会計をしているところ

埋没法は切開法よりも安価な費用で施術を受けられますので、二重整形の費用を抑えたいという方におすすめです。
ただし、複雑な施術になると費用がやや高額になることがありますので、施術ごとの費用については事前に確認しておくことをおすすめします。

埋没法ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

埋没法の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
名医に出会うためにはeクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。
eクリニックには、埋没法を得意とする医師が大勢在籍しており、修正手術についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶二重埋没法

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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