外側人中短縮は傷跡が残りやすい?傷跡を残さないためにしたいこと

口角挙上と外側人中短縮を同時に行った3か月後の傷跡

顔全体に若々しさが生まれる、キュートな印象になれるなどの理由から、口元整形を受ける方が増えています。しかし、口元整形の多くは皮膚を切開することになるため、傷跡が心配で手術に踏み切れないという方もいます。
こちらのコラムでは、外側人中短縮にスポットを当てて、傷跡が残るリスクや、傷跡をなるべく残さないための対策をご紹介しています。

こちらの症例は当院で行った外側人中短縮と口角挙上を併用した3か月後の傷跡の状態です。徹底的に丁寧に縫合しているので、傷跡はほとんどわかりません。手術から3ヶ月なので、傷跡は分かりませんがうっすら赤みが見られます。赤みは基本的に6ヶ月から12ヶ月で改善します。

外側人中短縮は傷跡が残りやすい!その理由とは

結論からお話しますと、口元整形の中でも外側人中短縮は傷跡が残りやすい手術です。
それでは、その理由についてご紹介しましょう。ただ手術中に傷跡が残らないように丁寧に行うことで、傷跡をほとんど目立たなくするようにすることが可能です。

目立つ部分を切開する手術であること

そもそもの話になりますが、外側人中短縮は口元の目立つ部分を切開する手術のため、傷跡が残りやすい傾向にあります。
外側人中短縮でできた傷跡は、時間の経過とともに少しずつ薄く目立たない状態に変化しますが、それでも傷跡が完全に消えるようなことはありません。
外側人中短縮をお考えなら、傷跡が残るリスクも頭に入れた上で検討する必要があるでしょう。

よく動かす部位の手術であること

口元はよく動かす部位のため、目や鼻などの部位と比較した場合では、傷の治癒スピードが遅いと考えられています。
会話をする、ものを食べるなど、ことあるごとに動かすのが口元ですので、縫合部分が安定しにくく、傷がふさがるスピードも遅いということです。

外側人中短縮で傷跡を残さないためにしたいこと

外側人中短縮の傷跡は、完全に消えることはありません。
しかし、傷跡が残るにしても、目立たない形で残るのか、それとも目立つ形で残るのかについての差は生じます。
それでは、外側人中短縮でなるべく傷跡を残さないための対策をご紹介していきます。

外側人中短縮の経験が豊富な医師を選ぶ

外側人中短縮をはじめとする口元整形は、どの種類であっても高難易度で、医師の技術力が反映されやすい傾向にあります。
そのため、医師選びの段階で失敗してしまうと、切開場所を間違えたり、縫合が粗かったりすることで、傷跡が残りやすくなることがあるのです。
反対に、外側人中短縮の名医に出会うことができれば、正確な切開や縫合処理を受けられるため、傷口が目立たない仕上がりを期待できます。
なお、医師選びの際には以下の点に注意を払ってください。

  • クリニックの公式WEBサイトに外側人中短縮の概要が掲載されていること
  • 症例写真を確認できること
  • 医師の実績を確認できること
  • 口コミ評判が良いこと

気になるクリニックを見つけたら、まずはこれらについてチェックしてみてください。
また、実際にカウンセリングを受ける段階になったら、以下の点に注意してください。

  • 細かい部分までヒアリングをすること
  • お客様に合う提案をすること
  • 提案内容についての説明があること
  • リスクについての説明もあること
  • 料金の提示が明確であること

これらは医師選びの重要なポイントとなりますので、カウンセリングを受ける際の参考にしてください。

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他の手術や施術も視野に入れる

外側人中短縮は傷跡が残りやすい手術ですので、多少なりとも傷跡が残るということは頭に入れておかなくてはなりません。
また、外側人中短縮にこだわりがないのなら、傷跡目立ちにくい手術や施術で対応するという方法もあります。

内側人中短縮

外側人中短縮と通常の人中短縮の違いの図解

外側人中短縮が人中外側のドライリップ部分を切開するのに対し、内側人中短縮では鼻の直下から小鼻の直下にかけての皮膚を切開します。
そのため、傷跡が残ったとしても、外側人中短縮の傷跡よりも目立たない仕上がりになります。
なお、内側人中短縮では、人中の長さを身近に整えたり、人中にCカールを形成したりできますが、口角の引き上げという点では少々弱い可能性があります。
口角をキュッと引き上げたいとお考えなら、口角部分を切開する口角挙上との併用がおすすめできる場合がありますので、詳細については医師に相談してみることをおすすめします。

人中短縮ボトックス

ボトックスビスタのアンプル

ボトックス注射とは、筋弛緩作用を持つ製剤を、人中部分に注射して、人中短縮効果を得る方法です。つまり、人中部分の筋肉の働きを弱めることで、自然な人中短縮効果を狙える施術だということですね。この方法では、注射のみでの施術となるため、傷跡が残る心配がありません。ただし、ボトックス注射の効果は数か月間と短いため、施術を受け続けることが苦痛ではない方に向いてる方法だといえますが、変化が大きく出ない場合があるため、人中を短くしたいのであれば、やはり手術がお勧めです。

M字リップ形成

M字リップ形成とは、上唇の内側の組織を加工して、上唇にアルファベットのM字を形成する方法です。
この方法では、M字を形成することで上唇が持ち上がるため、人中の短縮効果を得られます。
また、口角の引き上げ効果も得られます。
そして気になる傷跡ですが、M字リップ形成では上唇の内側にある粘膜部分を切開するため、抜糸完了後に腫れがすっかり引けば、傷跡はほとんど目立ちません。
つまり、傷跡が気になる方におすすめの手術だということです。

この症例は内側人中短縮と口角挙上とM字リップを併用して行った半年後症例です。わかりやすく口を開けていただいておりますが、傷跡はほとんど分かりません。

外側人中短縮で得られる効果

外側人中短縮とは、人中の外側部分の皮膚(ドライリップ部分)を切開して余分な皮膚を切除する手術で、以下の効果を期待できます。

口角の引き上げ効果

外側人中短縮では、人中の外側、口角寄りの組織を切除するため、自然な口角引き上げ効果が生まれます。
口角が下がっていると、そのせいで表情が暗く見えたり、不機嫌そうに見えたりすることがありますが、外側人中短縮で口角が引き上がれば、これらの悩みを解消できます。

エイジングケア効果

口角が下がっていると、頬全体も下がって見えて、老け顔になる、疲れた印象になるといったトラブルが起こりやすくなります。
しかし、このような状態も、外側人中短縮を受けることで改善を目指せます。

人中の短縮効果

外側人中短縮では人中の外側部分の短縮効果を得られます。
人中が長いと、顔全体が引き締まらない印象になることがありますが、外側人中短縮で人中が短くなれば、そのような印象を払拭できます。

上唇のふっくら効果

外側人中短縮を受けると、上保唇がやや上に持ち上がり、上唇のふっくら効果が生まれます。
ただし、もともと上唇が厚い方の場合では、外側人中短縮を受けることで口元のバランスが悪くなる可能性があります。
そのようなときには、唇の厚みを調節できる口唇縮小との併用での対応となる可能性があります。

ダウンタイムの過ごし方に注意

外側人中短縮手術のダウンタイム表

外側人中短縮を受ける際には医師選びが大きなカギを握りますが、実は、お客さのご自身のダウンタイムの過ごし方で、綺麗な仕上がりになったり、傷跡が目立つ仕上がりになったりすることがあるのです。
それでは、傷跡をなるべく残さないためのダウンタイムの過ごし方をご紹介しましょう。

傷口を触らない

手術直後から抜糸までの間は、縫合部分に糸がついたままの状態のため、とにかく気になります。
また、口を動かしにくい、引きつれ感が強いなどで自由さを感じることもあります。
そして、このような状態になると傷口を触りたくなるかもしれませんが、傷口がふさがる前に触ってしまうと、糸が外れたり傷口が開いたりするリスクが高まります。
こうなると、一度糸を抜去してから縫合し直すという処置が必要になります。
つまり、体への負担が大きくなるだけでなく、傷跡が残るリスクが高まるということなのです。
術後1週間の傷口はとても不安定な状態ですので、気になったとしても触らないよう注意してください。

最低限の会話に留める

抜糸が完了する前では、縫合部分が引きつれてうまく話せない状態になることがあります。
そして、この状態で無理に話そうとすると、傷口が開くリスクが高まるのです。
話せない状態というのは辛いですし、生活のいたるところで不自由さを感じるでしょう。
しかし、ダウンタイム中に無理に話してしまうと傷口に悪影響が及ぶ可能性がありますので、会話をするのなら最低限に留めることを心がけましょう。

サイズが大きい食品は控える

糸による引きつれ感があると大きな口を開けられなくなりますので、サイズが大きな食品は控えるか、小さなサイズにカットしてから食べるようにしましょう。
なお、抜糸が完了しても腫れや内出血はまだ残っていますので、これらが改善するまでは、なるべく大きな口を開けないように注意してください。

入浴や運動は医師の指示を守ること

入浴している女性

入浴や運動は血行を促進させる行動で、抜糸が完了する前に行ってしまうと出血する可能性があります。
すると、ふさがりかけていた傷口が開いてしまうリスクが高まるのです。
また、激しい運動を行うと口元にも刺激が伝わる可能性がありますので、抜糸完了後もしばらく控える必要があります。
入浴や運動については医師から指示がありますので、指示をしっかりと守りながらダウンタイムを過ごしましょう。

歯科治療について

歯科医院の内装

抜糸完了後には、患部の引きつれ感がなくなり、不自由さからは解放されます。しかし、患部の組織はまだ落ち着いていないため、大きな口を開けなければならない歯科治療は、術後1カ月が経過するまでは受けられません。虫歯などで歯科治療が必要な方は、なるべく外側人中短縮を受ける前に済ませておくことが望ましいでしょう。

外側人中短縮の傷跡はいつまで残る?

口角挙上と外側人中短縮を同時に行った3か月後の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

外側人中短縮の傷跡は、抜糸直後は赤い線として残りますが、1カ月、2カ月と経過するうちに少しずつ色が薄くなり、やがて白い線から自然な肌色へと変化します。
このような変化のスピードは人によって差が生じますが、この症例のように術後3ヶ月は薄っすらと傷の赤みがありますが、術後6カ月~1年で薄くなる方が多いです。
また、お客様の年齢や体質によっては、1年以上かけて自然な仕上がりに落ち着くこともあります。
いずれの場合でも、外側人中短縮の傷跡はいつまでも赤い線のままではありませんので、多少治りが遅いと感じたとしても、焦らずに回復を待つことが大切です。

▶▶外側人中短縮の失敗例とは?失敗を回避する方法もご紹介

人中短縮手術ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

口は顔の印象を司る大事な部分です。他の美容外科医の先生とお話ししていても口元の整形って想像がつかない…とよく言われますが、口の整形は教科書とかにも情報はなくやり方も確立してない分野です。
eクリニックの円戸統括院長は昔、目鼻輪郭の総合整形を極めたいと思う中で、口の形の壁にぶつかり、そこから口元整形を独学で学び始めました。お客様の声を聞きながら、世間が何を求めてるのかを勉強し、手術方法を研究し、最後は自分の美学を取り入れて今に至ります。
口元の整形は人中を短くすればいいとか唇を薄くすればいい、厚くすればいいなどの様に単純なものではなく、3次元的に一人一人に合った形を提供する事が大切だと感じます。センスが次第なのと、傷が目立ちやすい場所なので慎重な説明、丁寧な手技が、体質の見極めがシビアな手術になります。

eクリニックには、外側人中短縮手術を得意とする医師が大勢在籍しており、修正手術についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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このページの監修医師

eクリニックグループ統括院長
円戸 望

美容外科医師の飯田秀夫

eクリニック統括技術指導医
飯田 秀夫

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