M字リップって生まれつき?わかりやすく医師が解説

M字リップで唇を形成した症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

もしも唇が生まれつきのM字リップだったら…などという妄想をしたことはないでしょうか。実は、生まれつきM字リップの方は実在しているのですが、その中には、M字リップがコンプレックスになってしまっている方もいるのです。
こちらのコラムでは、生まれつきM字リップの方の特徴やコンプレックスになっている理由、M字リップを自力で形成する方法、美容整形でM字リップを形成する方法についてご紹介しています。

▶▶M字リップ形成

目次

M字リップは生まれつき形成されることがある?

生まれつきM字リップが形成されている方は本当にいます。
そして、その多くは唇にボリュームがあるという特徴がありますが、中にはやや薄い唇でもM字リップが形成されている方もいます。
このような生まれつきのM字リップは、もともとの骨格や、唇を構成している成分によって形成されていると考えられています。
なお、M字のレベルについては個人差があり、はっきりとしたM字が形成されている方や、緩いM字が形成されている方など、実にさまざまです。

生まれつきのM字リップがコンプレックスに!?

生まれつきのM字リップと聞けば、多くの方がうらやましい!と感じることでしょう。
しかし、人によっては生まれつきのM字リップがコンプレックスになっている場合もあるようです。
それでは、生まれつきのM字リップがコンプレックスになる理由についてご紹介しましょう。

唇の厚みでM字が目立ちすぎる

上下の唇が厚い方の場合では、M字が目立ちすぎると感じ、この状態がコンプレックスになっていることがあるようです。
美的感覚は人それぞれで、他人から見れば魅力的に見えるM字リップでも、ご本人にとってはコンプレックスになっていることがあるということですね。

上唇が厚いことでバランスが悪い唇に

上下の唇の厚みに差があり、下唇よりも上唇のほうが厚い方の場合では、M字部分が突出しているように見えることが、コンプレックスになることがあるようです。

M字リップは自力で形成できるのか?方法をご紹介

口紅でM字リップを作っている女性

M字リップはコンプレックスになることもあるようですが、生まれつきM字リップが形成されていない方から見ると、何とも羨ましい話だと感じるでしょう。
では、M字リップは自力で形成できるものなのでしょうか。
こちらでは、エクササイズでM字リップ形成を目指す方法と、メイクによる視覚的効果でM字リップを形成する方法をご紹介しています。
ただ、やはり自力でM字リップを目指すことは難しく、美容整形を行うことが、M字リップになる近道です。

エクササイズでM字リップ形成を目指す

口の周辺には、口輪筋をはじめとする筋肉がいくつも存在しており、これらの筋肉を鍛えることがM字リップ形成につながるという話があります。
なお、エクササイズは長期間続けないと効果を実感できない、場合によっては効果を実感できない可能性があるというデメリットがあります。
とはいえ、口周辺にある筋肉を鍛えることは、口角の引き上げ対策にもなりますので、実践して損をするようなことはありません。
それでは、M字リップ形成を目指すための2種類のエクササイズをご紹介します。

あいうえエクササイズ

「あいうえ」の口を作りながら行うエクササイズで、1日2回程度で効果を得られるとされています。

【あいうえエクササイズのやり方】

  1. 大きな口を開けて思い切り「あー」と発音する
  2. 「いー」と発音しながら、人差し指で頬の筋肉を持ち上げる
  3. 両胸の前で腕をクロスさせた形で上を向き、「うー」と発音する
  4. 口を横に広げて思い切り舌を出し、「えー」と発音する

このエクササイズを2回繰り返します。
また、基本的には発音しながら行うのが良いとされていますが、誰にも知られずに実践したいなら、口も形を作るだけでもかまいません。

口輪筋エクササイズ

口輪筋エクササイズは、人中の短縮にも役立つエクササイズですので、長い人中で実年齢よりも年上に見える方にもおすすめです。

【口輪筋エクササイズのやり方】

  1. 上唇を内側に巻き込み、口を「い」の形にしたら左右交互に口角を引き上げると井生草サイズを1分間続ける
  2. 人中に力を入れる、力を抜くというエクササイズを1分間続ける
  3. 人差し指で片方の上唇を抑えて固定したら、反対側の指でもう片方の上唇を1分間マッサージする
  4. 3.を反対側でも行う

このエクササイズは3分間で行えますので、まずは1日1回行う琴を目標にすると良いでしょう。

メイクでM字リップを形成する

今すぐにM字リップを形成したいなら、メイクにひと工夫加える方法がおすすめできるでしょう。
用意するものは、リッププランパー、リップブラシ、ベースのリップ、ベースと同系色のやや濃い色のリップ、リップグロスです。

【メイクでM字リップを形成する手順】

  1. 唇全体にリップランパーを塗る
  2. ベースのリップをリップブラシで塗る
  3. ベースのリップで口角部分を強調するように描く
  4. 下唇の中央部部分にやや濃い色のリップを乗せる(広げないように注意)
  5. M字の山になる部分の内側に濃い色のリップを乗せて、M字を作る
  6. リップグロスでツヤ感を出す

この方法は、実際にやってみないとイメージが湧かないかもしれません。
M字に見えるコツとしては、濃い色を上手に使って、M字の影を作るということです。

M字リップを自力で作れない!そんなときには?

エクササイズでM字リップ形成を目指すためには、長期間を要する可能性があります。
また、メイクでM字リップを形成する方法はお手軽ではありますが、唇の形は元のままです。
それなら、美容医療でM字リップを形成してみてはいかがでしょうか。
文字リップを形成する方法はM字リップ形成と呼ばれ、2種類の方法から選択して受けることができます。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸を唇に注入して、M字リップを形成する方法です。
この方法は注射1本で受けられ、しかもその場でM字リップ形成効果を期待できるというメリットがあります。
ただし、M字リップ効果は2年以内には失せますので、どちらかというと継続して施術を受けられる方向きのM字リップ形成だといえるでしょう。

▶▶ヒアルロン酸注入

切開法

人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップと眼瞼下垂と下瞼拡大を同時に行った症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

切開法では、上唇の内側にある粘膜部分を切開し、一部の組織を切除することでM字リップを形成できる方法です。
切開法では、皮膚を切開したり組織を切除したりしなければならないため、やや長いダウンタイムが必要になります。
しかし、一度の手術で唇には立体感が生まれ、半永久的な美しいM字リップ効果を期待できるというメリットがあります。
何度も施術を受けられない、ダウンタイムがあってもしっかりとしたM字リップを形成したいという方は、切開法で検討を進めることをおすすめします。

M字リップとの併用が可能な手術や施術をご紹介

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

M字リップ形成は、それだけで理想的なM字リップの形成を行えますが、より理想的な口元に整えたい、鼻とのバランスを改善したいなどでは、別の手術や施術との併用がおすすめできる場合があります。
それでは、M字リップ形成との併用が可能な手術や施術4選をご紹介しましょう。

口角挙上

内側人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップ形成を同時に行った症例写真
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口角挙上とは、上唇の口角部分を切開し、一部の皮膚や筋肉を切除することで口角を皮下上げられる手術です。
M字リップ形成には自然な口角引き上げ効果も期待できますが、年齢などによって口角の下がりが目立つ場合では、M字リップ形成だけでは十分に口角が引きあがらない可能性があります。
そして、このような状態を避けるために併用すると良いとされるのが、口角挙上なのです。
なお、口角挙上にもダウンタイムがあり、抜糸完了後も傷跡が目立つことがありますが、手術によってできた傷跡は数カ月かけて白っぽい線に変化し、やがて目立たなくなります。
また、口角挙上は基本的に手術で行われることが多いですが、手術に抵抗があるという場合では、ボトックス注入でも対応できます。
ボトックス注射とは、アラガン社提供の筋弛緩剤を人中に注入することで、人中にある筋肉の働きを弱める方法で、皮膚を切開しない分、お手軽に受けられるというメリットがあります。
ただし、ボトックス注入はヒアルロン酸注入と同様に、長期的な効果は期待できません。
詳細については、カウンセリング時に医師と相談してみると良いでしょう。

▶▶口角挙上

口唇縮小

唇が厚いことでタラコ唇のような印象になってしまっている方には、唇を今よりも薄く整えられる口唇縮小との併用がおすすめです。
また、生まれつきM字リップが形成されてはいても、唇が厚いことでM字が目立ちすぎている方は、口唇縮小を単独で受けるという方法がおすすめできるでしょう。
口唇縮小はM字リップと同様に唇の内側を切開しますので、表面に傷跡が残る心配はありません。

▶▶口唇縮小

人中短縮

人中短縮とM字リップを行った術後3週間の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

人中短縮とは、鼻の下から小鼻下にかけての皮膚を切開し、人中の長さを短く整える方法です。
M字リップ形成には人中短縮効果も期待できますが、もともと人中が長すぎる、人中部分がこんもりと盛り上がって見えるなどの場合では、人中短縮との併用が必要になることがあります。
なお、当院の人中短縮では、切開方法に工夫を加えることで、人中のCカール形成効果も得られます。
人中は、目立たないようでいて、実は目立ちやすい部分です。
つまり、人中が長い、盛り上がっているなどの状態が目立つなら、M字リップ形成との併用が望ましいということです。

▶▶人中短縮

ボトックス注射

上記では、ボトックス注入で口角挙上を行えるとお伝えしましたが、実は、ボトックス注入では人中を短縮することもできるのです。
この方法では、薬剤の作用によって筋肉の働きが弱まることで自然に上唇が引き上がり、それによって人中が短く見えるようになります。
ボトックス注入では根本的な人中短縮は行えませんが、M字リップとの併用で体に大きな負担をかけたくないという場合では、この方法での人中短縮を考えてみると良いでしょう。
なお、ボトックス注射の持続期間はヒアルロン酸よりも短いので、この点についてはあらかじめ頭に入れておく必要があります。

▶▶ボトックス注射

当院でのM字リップ形成の症例をご紹介

内側人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップ形成を同時に行って口を引っ込めた症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
人中短縮と小鼻縮小と口角挙上とM字リップ形成を同時に行った症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
内側人中短縮と外側人中短縮と口角挙上とM字リップ形成を同時に行って口を引っ込めた症例の横から見た写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

M字リップ形成ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

M字リップ形成の取り扱いがある美容外科が多いため、医師選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
名医に出会うためにはeクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。
eクリニックには、M字リップ形成を得意とする医師が大勢在籍しており、修正手術についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶M字リップ形成術

▶▶口角挙上

▶▶口唇縮小

▶▶人中短縮

▶▶ボトックス注射

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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